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米国ドローンが、ロシア近辺を飛行する必要はない

<記事原文 寺島先生推薦>

US drones have no business near Russia – ambassador

出典:RT

2023年3月15日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2023年4月3日

アナトリー・アントノフ(露駐米大使)は、米国も自国の沖合にロシアの無人飛行機を飛ばせたくないだろう、と語った


資料写真: 米国税関・国境警備局のドローンパイロットが、米国とメキシコの国境上空でMQ-9リーパーを飛行させている(2022年11月4日撮影)© John Moore / Getty Images

 ワシントンの国務省に呼び出されたアナトリー・アントノフ大使は、3月14日(火)にアメリカの無人機が黒海に墜落した事件を、モスクワは挑発行為とみなしていると述べた。

 アントノフは、欧州・ユーラシア問題担当国務次官補のカレン・ドンフリードと会談し、次官補はドローンの損失を招いた「安全でなく専門的でない迎撃」に対して抗議した。

 アントノフは会談後、記者団に「我々はこの事件を挑発だと考えている」と述べた。彼はドンフリードに、米国の無人機、飛行機、そして船はロシアの国境にあんなに近づく必要はないと話したという。

 「ニューヨークやサンフランシスコの近くにこのようなドローンが現れたら、アメリカのメディアやペンタゴンはどのような反応を示すか想像できますか?」と彼は尋ねた。



関連記事:黒海でのドローン事件について分かっていること


 アントノフは、ドンフリードとの会談を「建設的」と評し、双方が懸念を共有していると述べた。また、東欧の現状を踏まえ、米国とロシアは「極めて慎重に」行動する必要がある、と付け加えた。また、モスクワは米国と対立することなく、「実務的な関係」を求めているとドンフリードに語った。

 米軍によると、ロシアのSu-27迎撃機2機が火曜日の朝、MQ-9リーパーに危険なほど接近して飛行し、ドローンに燃料をこぼし、ある時点でプロペラを損傷させ、UAVを墜落させた。無人偵察機は国際海域で平和的な監視任務についていた、と米軍は語っている。

 これに対し、ロシア国防省は、米国ドローンは過激な操縦を実行した後に失速し、 迎撃機は「米国ドローンに接触していない」 と述べた。



関連記事:ロシアは黒海でのドローン墜落事件について声明を発表


 アントノフは、このドローンが複数のミサイルや爆弾を搭載できる機種であることを指摘していた。MQ-9は、MQ-1プレデター(無人偵察機)の「ハンターキラー」の亜種として開発された。

 米国は1年以上前からロシア国境付近で無人機や偵察機を飛ばし、武器、弾薬、資金とともにウクライナ政府に諜報活動や標的情報を提供しているが、自らは紛争の当事者ではないこと主張している。

 正確な位置は、どちらの政府からも提供されていない。ロシアのメディアは、ドローンの最後の位置はクリミアのセバストポリ港の南西約60キロと伝えている。
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