ポーランド前外相、ロシアのガス・パイプラインの破壊を米国に感謝
<記事原文 寺島先生推薦>
Ex-Polish FM thanks US for destruction of Russian gas pipeline
Moscow has called the incidents a 'terrorist attack'
モスクワは一連の出来事を「テロリストの攻撃」と呼んだ。
出典:RT
2022年9月27日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2023年3月17日

© Twitter/screenshot
米国、ロシア、そしてヨーロッパのほとんどの政府が、ノルド・ストリーム1、2を破損させた月曜日(9月26日)の爆発事故の背後に誰がいるのかについて判断を保留しているのに対し、ポーランドの元外相ラドスワフ・シコルスキはそのようなそんな躊躇いは一切持たなかった。
シコルスキーは火曜日(9月27日)、バルト海の海域で発生した大規模なガス漏れの写真とともに、「ありがとう、アメリカ」とツイートした。デンマークのボーンホルム島沖で、2つのパイプラインが大きく損傷した。今ではそれを計画的な行為と呼ぶ者が多い。
シコルスキーはその後、ポーランド語で、ノルド・ストリームが被害を受けたことで、ロシアがヨーロッパへのガス供給を継続したいのであれば、「ブラザーフッド・ガス・パイプラインとヤマル・ガス・パイプラインを支配する国々、つまりウクライナやポーランドと話し合う」必要がでてくる、とツイートし、それを「よくやった」と締めくくった。
ノルド・ストリーム 1とノルド・ストリーム 2は、スウェーデンとデンマーク当局が後に一連の海底爆発があったと発表した後、月曜日(9月26日)にすべての圧力を失った。ノルド・ストリーム1は、ロシアが技術的な問題であると発表した後、容量を減らして運転され、ノルド・ストリーム2は、ドイツが(運転)認証を拒否したため、加圧は十分だったが運転に至らなかった。
ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、シコルスキーのツイートが「テロ攻撃であるとの公式声明」に相当するのかどうかの判断に、迷っていた。一方、モスクワの国連副大使ドミトリー・ポリアンスキーは、シコルスキーが 「民間インフラを標的としたこのテロスタイルの背後に誰が立っているのかを明確にした!」と感謝した。
ポーランドのマテウス・モラヴィエツキ首相は、シコルスキー元外相ほどは踏み込まず、ノルド・ストリーム事件を 「ウクライナ情勢の趨勢を激化させる次のステップに繋がる破壊工作」と表現することを選択した。

関連記事:ロシアのガス・パイプラインが前代未聞の規模の被害を受けた(技師からの報告)
ただの欧州議会議員ではなく、シコルスキーは元イギリス国籍で、数多くの米国やNATOのシンクタンクでフェロー(特別研究員)を務め、ポーランドの元国防相(2005~2007年)、外相(2007~2014年)でもあった。2014年10月、ロシアのプーチン大統領がウクライナをワルシャワと分割したいと考えているという主張を捏造したことが発覚し、その発言の撤回に追い込まれた。
シコルスキーは2022年1月にロシアを「連続強姦魔」と呼び、6月にはウクライナのエスプレッソTVで「NATOはキエフに核兵器を与える権利がある」と述べた。彼はアメリカの評論家アン・アップルバウムと結婚しており、彼女もまたロシアを露骨に敵視している。
シコルスキーがノルド・ストリーム破壊工作について米国に感謝したのに対し、キエフはロシアを非難した。ウラジーミル・ゼレンスキー大統領の顧問ミハイル・ポドリアックは「ロシアが計画したテロ攻撃であり、EUに対する侵略行為」と呼び、最善の対応はウクライナ軍にドイツの戦車を送ることであると主張した。
Ex-Polish FM thanks US for destruction of Russian gas pipeline
Moscow has called the incidents a 'terrorist attack'
モスクワは一連の出来事を「テロリストの攻撃」と呼んだ。
出典:RT
2022年9月27日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2023年3月17日

© Twitter/screenshot
米国、ロシア、そしてヨーロッパのほとんどの政府が、ノルド・ストリーム1、2を破損させた月曜日(9月26日)の爆発事故の背後に誰がいるのかについて判断を保留しているのに対し、ポーランドの元外相ラドスワフ・シコルスキはそのようなそんな躊躇いは一切持たなかった。
シコルスキーは火曜日(9月27日)、バルト海の海域で発生した大規模なガス漏れの写真とともに、「ありがとう、アメリカ」とツイートした。デンマークのボーンホルム島沖で、2つのパイプラインが大きく損傷した。今ではそれを計画的な行為と呼ぶ者が多い。
シコルスキーはその後、ポーランド語で、ノルド・ストリームが被害を受けたことで、ロシアがヨーロッパへのガス供給を継続したいのであれば、「ブラザーフッド・ガス・パイプラインとヤマル・ガス・パイプラインを支配する国々、つまりウクライナやポーランドと話し合う」必要がでてくる、とツイートし、それを「よくやった」と締めくくった。
ノルド・ストリーム 1とノルド・ストリーム 2は、スウェーデンとデンマーク当局が後に一連の海底爆発があったと発表した後、月曜日(9月26日)にすべての圧力を失った。ノルド・ストリーム1は、ロシアが技術的な問題であると発表した後、容量を減らして運転され、ノルド・ストリーム2は、ドイツが(運転)認証を拒否したため、加圧は十分だったが運転に至らなかった。
ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、シコルスキーのツイートが「テロ攻撃であるとの公式声明」に相当するのかどうかの判断に、迷っていた。一方、モスクワの国連副大使ドミトリー・ポリアンスキーは、シコルスキーが 「民間インフラを標的としたこのテロスタイルの背後に誰が立っているのかを明確にした!」と感謝した。
Thank you, @radeksikorski for making it crystal clear who stands behind this terrorist-style targeting of civilian infrastructure! #NordStream2 #Nordstream https://t.co/ir6LV7qWVE
— Dmitry Polyanskiy (@Dpol_un) September 27, 2022
ポーランドのマテウス・モラヴィエツキ首相は、シコルスキー元外相ほどは踏み込まず、ノルド・ストリーム事件を 「ウクライナ情勢の趨勢を激化させる次のステップに繋がる破壊工作」と表現することを選択した。

関連記事:ロシアのガス・パイプラインが前代未聞の規模の被害を受けた(技師からの報告)
ただの欧州議会議員ではなく、シコルスキーは元イギリス国籍で、数多くの米国やNATOのシンクタンクでフェロー(特別研究員)を務め、ポーランドの元国防相(2005~2007年)、外相(2007~2014年)でもあった。2014年10月、ロシアのプーチン大統領がウクライナをワルシャワと分割したいと考えているという主張を捏造したことが発覚し、その発言の撤回に追い込まれた。
シコルスキーは2022年1月にロシアを「連続強姦魔」と呼び、6月にはウクライナのエスプレッソTVで「NATOはキエフに核兵器を与える権利がある」と述べた。彼はアメリカの評論家アン・アップルバウムと結婚しており、彼女もまたロシアを露骨に敵視している。
シコルスキーがノルド・ストリーム破壊工作について米国に感謝したのに対し、キエフはロシアを非難した。ウラジーミル・ゼレンスキー大統領の顧問ミハイル・ポドリアックは「ロシアが計画したテロ攻撃であり、EUに対する侵略行為」と呼び、最善の対応はウクライナ軍にドイツの戦車を送ることであると主張した。
- 関連記事
-
- ノルド・ストリームにおける環境的大惨事 (2023/04/06)
- 西側はノルド・ストリーム爆破犯人を知っている(タイムズ紙) (2023/04/06)
- ポーランド大統領、ノルド・ストリームの爆破は欧州にとって「有益」と発言 (2023/04/06)
- CIAの隠れ蓑・前衛部隊がジョージア(旧名グルジア)のカラー革命をそそのかす。 (2023/03/31)
- ドイツ:「巨大ストライキ」で交通停止―生活費上昇で大幅な賃上げ要求 (2023/03/28)
- マクロン大統領の年金改悪に反対する100万人以上のデモで、警察がデモ隊と衝突 (2023/03/27)
- フランス全土で 「年金改悪は止めろ!」 と巨大なデモと集会 (2023/03/26)
- ポーランド前外相、ロシアのガス・パイプラインの破壊を米国に感謝 (2023/03/17)
- 「武器を送るな、NATOから脱退せよ」 フランスでも各地で大規模な抗議集会 (2023/03/14)
- 「武器を送るな、賃金を上げよ」 イタリアで平和を願う数千人の集会。 (2023/03/14)
- ウクライナへの武器供与に反対するベルリン集会、数万人が参加 (2023/03/02)
- ホワイトハウス記者会見で予告されていた「ノルドストーム破壊工作」:独首相も事前承認 (2023/02/25)
- ドイツ、「明かりを灯し続ける」ために5,000億ドル支出---ベルリンの巨額の燃料補助金は、ウクライナ危機による経済的影響に対処するには十分でない可能性(ロイター通信) (2023/01/11)
- 英国の看護師組合が過去最大のストライキを実施。イングランド、ウェールズ、北アイルランドの施設で、医療従事者が長年の低賃金に抗議して仕事を放棄した。 (2023/01/09)
- EUの停電は避けられない、とオーストリアの防衛相が主張 (2022/12/30)
スポンサーサイト