米国はノルド・ストリームを破壊したと公に認めている(ロシア外相)
<記事原文 寺島先生推薦>
US openly admits it blew up Nord Stream – Russian FM
The pipelines were sabotaged because Washington saw Russian-German cooperation as a threat, Sergey Lavrov has claimed
ノルド・ストリームが破壊されたのは、ワシントンが露・独協力を脅威と考えたからだと、セルゲイ・ラブロフ露外相は主張
出典:RT
2023年2月14日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2023年3月13日
バルト海のノルド・ストリーム2から噴出するガス© AFP / エアバスDS 2022
米国高官が基本的に認めているのは、モスクワとベルリンを和解させないために行われたノルド・ストリーム破壊工作の背後に米国がいたことだ、とロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は述べている。
「米国は、我々(ロシア)が、過去20年、30年にわたり、ドイツに対して協力し過ぎている、と判断したのです。いや、ドイツがロシアに対して協力し過ぎていると言うべきでしょうか」と、ラブロフは日曜日(2月12日)外務省サイトに公表したインタビューで述べている。
ロシアのエネルギー資源とドイツの技術に基づく「強力な同盟」は、「多くのアメリカ企業の独占的な地位を脅かし始めました」とラブロフは説明する。
そこで、ワシントンはモスクワとベルリンのこの同盟を破壊することを決め、ロシアのガスをドイツを通じてヨーロッパに送るために建設されたパイプラインを攻撃することで「実際に」それを実行したと、彼は付け加えた。
「アメリカ政府は、ノルド・ストリーム1と2で起きた爆破が自分たちの仕業であることを基本的に認めています。しかも、そのことを嬉しそうに話しています」と外相は述べた。

関連記事:米国高官がノルド・ストリーム2爆破事件を歓迎
ラブロフは、1月下旬に上院の公聴会でヴィクトリア・ヌーランド米国務次官(政治担当)が行った告白を言及しているのだろう。「ノルド・ストリーム2が今や...海の底の金属の塊になっていることを知り、私は、そして政権も非常に喜んでいると思います」と、彼女はそのとき語った。
「西側の政治家の卑劣さは周知のことです」とラブロフは続けた。そして、「ウクライナを“扇動”してロシアに敵対させる。そして今度はウクライナを手段にして西側全体がロシアに戦争を挑むという現在実行されている計画は、ドイツとロシアの関係改善を阻止することが大きな目的です」と遠回しに語った。
ロシアのトップ外交官であるラブロフのコメントは、米国の代表的な調査ジャーナリストであるシーモア・ハーシュが、昨年ノルド・ストリーム・パイプラインの破壊工作の実行者はワシントンだ、とする爆弾的な報告書を発表した数日後に発表された。
ハーシュに語った情報筋によると、2022年6月、NATOの演習を隠れ蓑にして米海軍のダイバーが、バルト海に敷設されているノルド・ストリームの複数個所に爆発物を仕掛けたという。9月下旬に爆破され、ヨーロッパの重要なエネルギーインフラが使用不能になった。
米国家安全保障会議のアドリアン・ワトソン報道官は、ピューリッツァー賞受賞ジャーナリストであるシーモア・ハーシュの記事を「全くの虚偽、完全なフィクション」と言って否定した。アメリカの高官たちの誰一人、このハーシュの告発についてコメントした者はいない。
関連記事:ノルド・ストリーム爆発事件に関する報告について中国が声明を発表
数ヶ月前からロシア当局が指摘しているのは、ノルド・ストリームが破壊されたことで利益を得たのは米国だけであり、米国は爆破以来、欧州への高価な液化天然ガスの供給が大幅に増加したことだ。
US openly admits it blew up Nord Stream – Russian FM
The pipelines were sabotaged because Washington saw Russian-German cooperation as a threat, Sergey Lavrov has claimed
ノルド・ストリームが破壊されたのは、ワシントンが露・独協力を脅威と考えたからだと、セルゲイ・ラブロフ露外相は主張
出典:RT
2023年2月14日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2023年3月13日

バルト海のノルド・ストリーム2から噴出するガス© AFP / エアバスDS 2022
米国高官が基本的に認めているのは、モスクワとベルリンを和解させないために行われたノルド・ストリーム破壊工作の背後に米国がいたことだ、とロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は述べている。
「米国は、我々(ロシア)が、過去20年、30年にわたり、ドイツに対して協力し過ぎている、と判断したのです。いや、ドイツがロシアに対して協力し過ぎていると言うべきでしょうか」と、ラブロフは日曜日(2月12日)外務省サイトに公表したインタビューで述べている。
ロシアのエネルギー資源とドイツの技術に基づく「強力な同盟」は、「多くのアメリカ企業の独占的な地位を脅かし始めました」とラブロフは説明する。
そこで、ワシントンはモスクワとベルリンのこの同盟を破壊することを決め、ロシアのガスをドイツを通じてヨーロッパに送るために建設されたパイプラインを攻撃することで「実際に」それを実行したと、彼は付け加えた。
「アメリカ政府は、ノルド・ストリーム1と2で起きた爆破が自分たちの仕業であることを基本的に認めています。しかも、そのことを嬉しそうに話しています」と外相は述べた。

関連記事:米国高官がノルド・ストリーム2爆破事件を歓迎
ラブロフは、1月下旬に上院の公聴会でヴィクトリア・ヌーランド米国務次官(政治担当)が行った告白を言及しているのだろう。「ノルド・ストリーム2が今や...海の底の金属の塊になっていることを知り、私は、そして政権も非常に喜んでいると思います」と、彼女はそのとき語った。
「西側の政治家の卑劣さは周知のことです」とラブロフは続けた。そして、「ウクライナを“扇動”してロシアに敵対させる。そして今度はウクライナを手段にして西側全体がロシアに戦争を挑むという現在実行されている計画は、ドイツとロシアの関係改善を阻止することが大きな目的です」と遠回しに語った。
ロシアのトップ外交官であるラブロフのコメントは、米国の代表的な調査ジャーナリストであるシーモア・ハーシュが、昨年ノルド・ストリーム・パイプラインの破壊工作の実行者はワシントンだ、とする爆弾的な報告書を発表した数日後に発表された。
ハーシュに語った情報筋によると、2022年6月、NATOの演習を隠れ蓑にして米海軍のダイバーが、バルト海に敷設されているノルド・ストリームの複数個所に爆発物を仕掛けたという。9月下旬に爆破され、ヨーロッパの重要なエネルギーインフラが使用不能になった。
米国家安全保障会議のアドリアン・ワトソン報道官は、ピューリッツァー賞受賞ジャーナリストであるシーモア・ハーシュの記事を「全くの虚偽、完全なフィクション」と言って否定した。アメリカの高官たちの誰一人、このハーシュの告発についてコメントした者はいない。
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