シーモア・ハーシュ、匿名情報を使ったとの声に反論、大手メディアの御用機関化を批判
<記事原文 寺島先生推薦>
Nord Stream blast story was ‘not hard to find’ – author
Media outlets like the NYT and WaPo “don’t seem to have anyone inside” among their sources, Seymour Hersh claims
ノルド・ストリーム破壊の真相を見つけるのは「難しくなかった」 (筆者)
ニューヨーク・タイムズ紙やワシントン・ポスト紙のようなメディアでは、彼らの情報源の中に 「内部の者は1人もいないようだ」 とシーモア・ハーシュは主張している。
出典:RT
2023年2月13日
<記事翻訳グループ>
2023年3月13日

シーモア・ハーシュ© Bernard Weil / Toronto Star via Getty Images
伝説的な調査ジャーナリストであるシーモア・ハーシュは土曜日(2月11日)、9月のノルド・ストリーム・パイプラインの破壊にCIAが関与していたとする最新の爆弾報告書について、その真相を見つけるのは難しくなかったと述べた。この問題については、大半のメディアが報じている以上のことがあることは明らかだ、とハーシュは語った。
先週水曜日(2月8日)、Substack*に記事を掲載して以来、初めてのインタビューに応じたピューリッツァー賞受賞ジャーナリストであるシーモア・ハーシュは、Radio War Nerd から、まだ匿名のままである記事の情報源についてコメントするよう求められた。
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ハーシュは、誰に話を聞いたかについて詳細を明かすことを拒否し、情報源を保護し、記事が公開されたときに批判に耐えることが自分の仕事であると述べた。しかし、匿名の情報源を使ったことを批判するメディア関係者は、「もう少しメディアという仕事を理解した方がいいのです」とハーシュは指摘した。
「問題は、メディアという仕事が安っぽいものにされてしまっていることです。ニューヨーク・タイムズ紙とワシントン・ポスト紙は、無名の情報源は、メディア関係者や報道官が横で何かを囁くものだと考えているからです。私にはわからないが、この2紙の情報源には内部の情報を知るものは誰も入っていないようです」とハーシュは言った。
また彼は、モスクワとキエフの間で進行中の紛争について、主要報道機関が十分な報道をしていないことにも言及した。「私が知っている戦争は、あなた方が(新聞などを通して)読んでいる戦争ではありません」とハーシュは述べた。
関連記事: 米国、ノルド・ストリームを爆破したことを公然と認める(ロシア外相)
「私には驚きなんです、同業のみなさん、なんで横並びになるのですか?」と彼は言葉を続けニューヨーク・タイムズ紙、ワシントン・ポスト紙、CNN、そしてMSNなど多くの報道機関が、ホワイトハウスやバイデン政権の広報機関になってしまっていると嘆いた。
ノルド・ストリーム爆破を暴露したことに関して、その話は「簡単に見つけられた」し、ある特定のNATO加盟国が絡んでいることは、バイデン大統領を含む米国の首脳が明確な脅威を発したことも含めてはっきりしている、とハーシュは主張する。彼らは2022年2月にモスクワがウクライナに軍隊を派遣することを選択した場合、ロシアとドイツの共同事業はいずれにしても」止められるだろうと警告していたのだ。
ハーシュはまた、国際的なパイプライン業界全体が 「誰が何をしたのか」を知っているが、現実には「誰もそれについて考えようとしない」と指摘した。「しかし、私は考えてみた。話はこれで終わりです」と彼は締めくくった。
ホワイトハウスをはじめ、CIAや国務省の関係者は、ハーシュの報告書が発表されて以来、いずれも猛烈に拒絶している。一方、モスクワは、この攻撃について公開の国際調査を要求している。「犯人を見つけ、罰することなしにこれを放置することは不可能である」と述べている。
Nord Stream blast story was ‘not hard to find’ – author
Media outlets like the NYT and WaPo “don’t seem to have anyone inside” among their sources, Seymour Hersh claims
ノルド・ストリーム破壊の真相を見つけるのは「難しくなかった」 (筆者)
ニューヨーク・タイムズ紙やワシントン・ポスト紙のようなメディアでは、彼らの情報源の中に 「内部の者は1人もいないようだ」 とシーモア・ハーシュは主張している。
出典:RT
2023年2月13日
<記事翻訳グループ>
2023年3月13日

シーモア・ハーシュ© Bernard Weil / Toronto Star via Getty Images
伝説的な調査ジャーナリストであるシーモア・ハーシュは土曜日(2月11日)、9月のノルド・ストリーム・パイプラインの破壊にCIAが関与していたとする最新の爆弾報告書について、その真相を見つけるのは難しくなかったと述べた。この問題については、大半のメディアが報じている以上のことがあることは明らかだ、とハーシュは語った。
先週水曜日(2月8日)、Substack*に記事を掲載して以来、初めてのインタビューに応じたピューリッツァー賞受賞ジャーナリストであるシーモア・ハーシュは、Radio War Nerd から、まだ匿名のままである記事の情報源についてコメントするよう求められた。
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ハーシュは、誰に話を聞いたかについて詳細を明かすことを拒否し、情報源を保護し、記事が公開されたときに批判に耐えることが自分の仕事であると述べた。しかし、匿名の情報源を使ったことを批判するメディア関係者は、「もう少しメディアという仕事を理解した方がいいのです」とハーシュは指摘した。
「問題は、メディアという仕事が安っぽいものにされてしまっていることです。ニューヨーク・タイムズ紙とワシントン・ポスト紙は、無名の情報源は、メディア関係者や報道官が横で何かを囁くものだと考えているからです。私にはわからないが、この2紙の情報源には内部の情報を知るものは誰も入っていないようです」とハーシュは言った。
また彼は、モスクワとキエフの間で進行中の紛争について、主要報道機関が十分な報道をしていないことにも言及した。「私が知っている戦争は、あなた方が(新聞などを通して)読んでいる戦争ではありません」とハーシュは述べた。
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「私には驚きなんです、同業のみなさん、なんで横並びになるのですか?」と彼は言葉を続けニューヨーク・タイムズ紙、ワシントン・ポスト紙、CNN、そしてMSNなど多くの報道機関が、ホワイトハウスやバイデン政権の広報機関になってしまっていると嘆いた。
ノルド・ストリーム爆破を暴露したことに関して、その話は「簡単に見つけられた」し、ある特定のNATO加盟国が絡んでいることは、バイデン大統領を含む米国の首脳が明確な脅威を発したことも含めてはっきりしている、とハーシュは主張する。彼らは2022年2月にモスクワがウクライナに軍隊を派遣することを選択した場合、ロシアとドイツの共同事業はいずれにしても」止められるだろうと警告していたのだ。
ハーシュはまた、国際的なパイプライン業界全体が 「誰が何をしたのか」を知っているが、現実には「誰もそれについて考えようとしない」と指摘した。「しかし、私は考えてみた。話はこれで終わりです」と彼は締めくくった。
ホワイトハウスをはじめ、CIAや国務省の関係者は、ハーシュの報告書が発表されて以来、いずれも猛烈に拒絶している。一方、モスクワは、この攻撃について公開の国際調査を要求している。「犯人を見つけ、罰することなしにこれを放置することは不可能である」と述べている。
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