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ハルマゲドン将軍をゲラシモフ将軍に交代させたロシア:戦いはもう終わった。

<記事原文 寺島先生推薦>

General Armageddon Makes Way

Russia’s decision to replace General Armageddon with the even more formidable General Valery Gerasimov, should be a cause of concern for Clown Prince Zelensky and his over-dressed wife.

ハルマゲドン将軍をさらに空恐ろしいヴァレリー・ゲラシモフ将軍に交代させるロシアの決断は、道化王子ゼレンスキーと着飾り過ぎた彼の妻にとっては心配の種となるだろう。

筆者:デクラン・ヘイエス(Declan Hayes)

出典:Strategic Culture

2023年1月18日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2023年3月1日

アルマゲドン


 ロシアは、ハルマゲドン将軍の後任に、現在ロシア参謀本部長を務めるさらに空恐ろしいヴァレリー・ゲラシモフ将軍を選んだが、道化王子ゼレンスキーとその着飾りすぎた妻にとっては、心配の種になるだろう。セルゲイ・スロヴィキン陸軍大将がいなくなったわけではない。とんでもない! ゲラシモフ将軍の副官として「ハルマゲドン将軍」セルゲイ・スロヴィキン陸軍大将が続投するのだから、ゼレンスキーと彼のペテン師内閣全体にとってはさらに悪いニュースとなる。

 ゼレンスキーは、私やロシアの言葉を鵜呑みにする必要はない。彼は、キエフの最高司令官であるヴァレリー・ザルジニーに聞いてみればいい。ザルジニーは、NATOべったりのタイム誌に、「ゲラシモフから学んだ」「ゲラシモフは最も賢い男であり、彼への期待は非常に大きかった」と語った記録が残っているのだから。

 しかし、これはウクライナの弟子がロシアの大師匠より優れているとか、パットン*が資金不足なのに戦線をどんどん拡大したロンメルの著作を読んでロンメル**に勝てると思った、とかいう問題ではない。これはザルジニーとその残党軍がロシアの流れを止めようとしているのだ。彼らは勝つことができない。不可能なのだ。
* アメリカの陸軍軍人。モットーは「大胆不敵であれ!(Be audacious!)」。(ウィキペディア)
** ドイツの軍人。第二次世界大戦のフランスや北アフリカでの戦闘指揮において驚異的な戦果を挙げた、傑出した指揮官として知られる。(同上)


 ワグネル軍団は、ゲラシモフ戦術に手袋のようにすっと適合し、ソレダールを占領し、それによって、バフムートの目前の解放とザルフニーのドネツク戦線全体の崩壊への道を開いたのだ。ハルマゲドン将軍の容赦ない作戦により、ウクライナの大部分は無力化され、窮地に追い込まれた。ゲラシモフ将軍は、オーケストラの指揮者のように、ロシアのバラバラな弦を束ねることを得意とし、特にロシア空軍の金管と打楽器セクションはハルマゲドン将軍の有能な手に委ねられていることを知っている。

 ゲラシモフ将軍が着任すると、ゼレンスキー帝国の残党は、彼らの最悪の悪夢でも想像されなかったような形で、ロシア当局の視線にすべて晒されることになる。彼の着任は、ロシア国防省がやんわりと言うように、「軍隊の様々な部門や支部の間でより緊密な調整が行われる」ことを意味する。ゼレンスキーは自分の船のハッチを閉じるのが一番だ。なぜなら、悪い知らせが彼の帝国の残党の行く手にもたらされ、彼はその嵐の目の真ん中にいるのだから。

 ゲラシモフ戦略は、私の理解では、ロシアが戦争に勝つために必要なハードパワーとソフトパワーをすべて投入する、一種の総力戦を意味するものである。ベトナム戦争を雛形とするならば、ロシアは、十分な民衆の支持を得られない傀儡政権を樹立するというアメリカの失敗を犯さないだろうし、またベトコンのテト攻勢の失敗も犯さないはずだ。その戦いでは、ベトナムに対する情報戦としては大勝利だったが、軍事的には大失敗した。彼らが冷戦型のガチンコ勝負でアメリカと戦ったためだ。この戦いはアメリカ軍が適切な訓練を受けて戦った唯一の戦争だった。

 英雄的なシリア・アラブ軍は、NATOの代理軍に対して、当初、後手に回っていたとき、同じような失敗を犯していた。イランとロシアが専門知識を提供する前は、訓練を受けていない戦争を戦っていた。ヒズボラの勇敢な戦士たちが、彼ら自身の豊富な専門知識を生かして、カラムーン丘陵を確保して初めて、シリア軍は前進することができたのである。そして、イランについては、さらにどれだけの悪魔的無人機をゲラシモフ将軍に与えるために隠し持っているか、神のみぞ知る、である。将軍は手直しされたゼレンスキー帝国に最後の締めを与えることになる。

  ゲラシモフはそのすべてから学んだだけでなく、ロシア当局の全面的、明確かつ積極的な支持を得ており、非常に有能な副官たちもいるのである。彼が任命されたということは、ロシアが、今、全力で、事態に対処していることを示している。ゲラシモフは、盾を持って意気揚々と勝利の帰還をするか、あるいは盾に乗り遺体となってロシアに戻ってくる、そのどちらかになる。しかし、ウクライナは今、全ロシアに喧嘩を売っているが、そのどちらのシナリオも、兵士たちの若い命を犠牲にしているウクライナのヴァレリー・ザルジニー将軍と、卑劣なギャングたちにとって、良い兆候とはならないだろう。

 ザルジニーの当面の仕事は、ゲラシモフを学習することはやめ、救えるものを救うことだ。第一に、ゼレンスキーとその酔狂な取り巻き連中は去らなければならない。第二に、ウクライナの西部地域をルーマニアとポーランドに割譲すること、第三に、ウクライナ軍を東部から避難させ、彼らの命を救うことである。

 そして最後に、ウクライナ人は自分たちで新しい図書館を作らなければならない。ゲラシモフの著作集がどうであれ、本当に本を燃やさなければならないのなら、ナチスの過去を美化し、来るべき輝かしい日々をうそぶくNATOの出版物をすべて処分すべきだ。同時に、ゼレンスキーと彼の仲間の詐欺師たちは、この12ヶ月間に兄弟、息子、夫たちをレミングみたいにたくさん死なせている。それも彼らの愛する者のために新しく掘った墓地の前で延々と祈り続けるために、だけだ。

 NATOべったりのメディア、The GuardianAl Jazeeraなどは、奇妙なことに、戦場での損失と挫折のためにスロヴィキンを交代させたと、この件に関して違う見方を示している。しかし、これはロシアの監督が勝利の組み合わせを得るために選手を入れ替えるような、無害なサッカーの試合とは訳が違う。これは、ゼレンスキーと彼のペテン師内閣にとって、非常に悪いニュースである。私やロシアの言葉を鵜呑みにする必要はない。彼は、キエフの最高司令官であるヴァレリー・ザルジニーに尋ねればよい。彼は、残された部下とともに、ゲラシモフが「最も賢い男」であるだけでなく、人員と物資の面で圧倒的な優位に立ち、NATOが進んで認めているように、同時に勝利する軍事戦略術も持っていることを知ることになるだろう。

 ゲラシモフが懸案とする地上作戦は、高度に機械化された60万の地上軍と、ハルマゲドン将軍の航空作戦、ワグネル軍団、チェチェン人、黒海に潜むロシア船団の支援により、この無用な戦争には一つの可能性しかないことが、ザルジニーには、クラウゼヴィッツならずとも、わかっているのだ。また、ヒトラーの野戦司令官ワルター・モデルのようになる必要もない。彼はB軍を解散させ、ミツバチの大群、副官テオドール・ピリング大佐、そして最後の一人まで戦えというアドルフ・ヒトラーの狂った叫びが無線で流れている中、何も持たず誰も相手にしてくれず、自分の頭を吹き飛ばしたのだ。

 戦争は終わったのだ。ザルジニーはそれを受け入れ、ゼレンスキー一味、仲間のギャングたち、外国の傭兵、ナチの執行者を一網打尽にし、自分の部下や家族のために、ゲラシモフ、ラブロフ、そしてプーチンにどんな条件であれ和平を求めるべきだ。それ以外の選択肢はない。
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Re: 初めまして。

拝復 のんちゃんパパ様
本ブログにコメントをいただきありがとうございます。
翻訳チームのメンバーにも紹介させていただきました。
今後ともよろしくお願いいたします。

初めまして。

 ゼレンスキーが「最後の一人まで戦う」と言った瞬間、私は彼が一億玉砕を考えていると気付きました。
 結果的に先生のような信頼できる情報源にたどり着き、ウクライナ戦争はネオナチとロシア、欧米とロシアの戦いであったと知りました。
 ウクライナでは国民の子供達に大日本帝国同様の洗脳を徹底していますから、おそらく50%強の国民は、大半の日本人のようにゼレンスキー政権を支持している可能性があります。
 私の父は徴兵されましたが、当時の日本人は一億玉砕する気でしたから、ウクライナの国民が本当にネオナチ礼賛の悪夢から解放されるかどうかは不明です。そうならないなら、ネオナチと運命を共にする事になるでしょうが、戦争を望む人間が全滅しないかぎり、戦争は終わらないと思っています。かつての大日本帝国同様、生き残るのは天皇であり、ゼレンスキーはヨーロッパかイスラエルに逃亡するだけです。ウクライナの国民がロシア系市民虐殺を支持した以上、同じことをされてもそれは因果応報でしかありません。

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