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エフゲニー・プリゴージン:アメリカは私のワグネル組織を恐れている。私たちが彼らをこてんぱんに痛めつけることを知っているからだ。

<記事原文 寺島先生推薦>

Yevgeny Prigozhin: The Americans fear my Wagner organization, because they know we can kick their asses
The founder of the Russian PMC replies to a US decision to include his company in a list of transnational criminal organizations

ロシアの民間軍事会社の創設者が、国際犯罪組織のリストに自分の会社を含めるという米国の決定に対して返答している。

筆者:エフゲニー・プリゴージン(Yevgeny Prigozhin)
    ワグネルPMC(軍事会社)の創設者

出典:RT

2023年1月23日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2023年2月11日


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実業家エフゲニー・プリゴージン。© AP Photo/Alexander Zemlianichenko


 米国政府がワグネルPMCを国際犯罪組織のリストに正式に加えたのは、同組織がソレダルの戦場で成功を収めたわずか数日後のことだった。これは、米国が数年前からワグネル社に対して様々な非難を浴びせてきた内容とは相容れない。RTは、民間軍事会社の創設者であるエフゲニー・プリゴージンに、米国のこうした最新の動きについてどう考えるか尋ねた。以下が彼の答えである。

 この世界では、善は常に悪と戦っています。ワグネルPMCは力です。それはロシアの軍事力の一部です。そして、この力は常に善の側にある。

 もちろん、哲学的に考えれば、ワグネルPMCは善であるという人もいれば、悪であるという人もいるわけです。しかし、敵にとっては悪なのです。アメリカとロシアは不倶戴天の敵であり、これはあなたの見解がどうであれ、確立された事実です。

 アメリカは、ロシアを細かく分割したのち、中国やその他のライバルと争おうとしています。自国が地球上で最も大きく強力な国であり続けるためにです。これはすべて、多極化する世界か一極化する世界かをめぐる議論の一部である。そして、これまでのところ、米国は非常にうまくやっています。旧ソ連を例にとってみればおわかりでしょう。

 ワグネルPMCは何も犯罪を犯していません。ところが、世界の様々な場所で様々な犯罪を我々になすりつけようと日々を過ごしている人たちがいます。しかし、アメリカの準軍事組織とは異なり、ワグネルPMCは平和の敵だけを排除し、犯罪は犯していません。もちろん、二重基準を採用すれば、誰にでも汚点を掘り起こすことができますが。


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関連記事:「町中が死体だらけ」:ロシアの執拗な攻撃で、ウクライナはどのようにしてソレダルで屈辱的な敗北を喫したか。


 しかし、それならこんな質問をしてみるのもいいでしょう。自分たちには正当な理由がないのに広島と長崎に原爆を投下したのは誰なのか? 韓国、ベトナム、アフガニスタン、リビア、シリア、モザンビーク、中央アフリカなどでの戦争や革命を手配したのは誰なのだろうか? これらの国のいくつかは、後にワグネルPMCを頼り、鉄拳でこれらの戦争に終止符を打っています。つまり、ワグネルPMCを犯罪組織と言うならば、アメリカは全世界の金で生きている強力な犯罪組織結合(シンジケート)なのです。したがって、この犯罪組織に比べれば、ワグネルPMCは警察の代理組織のようなものです。

 私は、アメリカ人にとって非常に腹立たしい秘密をたくさん知っています。CIA職員がオサマ・ビン・ラディンを訓練し、シリアや他の国のISISに金や武器の入ったバッグを持ち込んだことを覚えている目撃者がいます。彼らは、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、南米など、どこでも紛争が起こるように、世界中で無法者やテロリストを準備していたのです。そしてアメリカという夢のような青い島だけは平和が保たれる算段でした。

 ほとんどの世界の大国は、アメリカと衝突しないように努めています。反撃に出た政権は、たいてい反民主主義、次に犯罪者、そしてテロリストと断定されます。PMCワグネルは国でも政権でもなく、むしろ若く奔放な力であり、それゆえにアメリカから恐れられているのです。彼らは2018年のデイル・エズゾール(シリア東部の最大都市)でこの力を破壊しようとしました。しかし、PMCワグネルはその精神を取り戻し、世界悪の体現者の目を恐れることなく見ることができるようになったのです。

 非常に重要なことは、わたしたちがアメリカ人に対して攻撃的に振る舞ったことは一度もないが、それにもかかわらず、彼らからの無礼を受け入れたことはない、ということです。わたしたちは、ワグネルPMCに危害を加えたり、暗殺を企てようとした武装集団やアメリカの諜報部員を捕まえたことが何度もあります。そのたびに、私たちは彼らを罰した後は 、穏やかに帰国させ(映像はたくさんある)、帰す前には昼食と夕食までふるまっています。

 だからアメリカ人は当惑するのです。我々は彼らに手を出さないが、彼らに振り回されることもないのです。だから、アメリカ人は怒っているのです。彼らのものはいらないが、我々のものは譲らない。いやはや、こんなことを言うと、彼らは本当に神経を逆なでされるでしょうね。まあこれで、質問にはすべて答えたと思います。
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