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ウクライナの民家を直撃したミサイルは米国供与のものだった(NYTの記事)

<記事原文 寺島先生推薦>

US-supplied missile hit Ukrainian home – NYT

米国提供のミサイルがウクライナの民家を直撃(ニューヨーク・タイムズ紙の報道)
同紙によると、対レーダー弾に関わる事件は9月下旬にクラマトルスクで発生した。

出典:RT

2022年11月24日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2022年12月10日



戦闘機に搭載されたHARMミサイルを固定する米空軍の飛行士。© AFP/米空軍

 米国からキエフに供与されていた米国製の対レーダーミサイルが9月、ウクライナの住宅を直撃し、3人が負傷したとニューヨーク・タイムズ紙(NYT)が報じた。

 AGM-88B高速対レーダーミサイル(HARM)による攻撃は、9月26日に同国東部のウクライナ支配下の都市クラマトルスクで発生したと、同紙は11月24日に報じた。

 ウクライナ軍のジェット機が発射したとされるミサイルは、目標を外れて誤作動を起こした可能性が高く、5階建ての住宅ビルの最上階に命中した。直撃されたアパートは人が住んでおらず廃墟になっていたが、その近くの階に住む3人が負傷する結果となったという。

 NYT紙によれば、同紙記者は現場で榴散弾の一部を目視で確認することができた、その破片には組立番号が残っていた、その番号はその破片が、AGM-88Bミサイルにのみ使用される電子回路板の組立番号と関連しているのに気づいた、とのことだ。また、記者が見た爆発した弾薬の他の破片は、古い米国製ミサイルと一致したとも付け加えた。

 HARMミサイルの標的は不明だが、ロシアのレーダーを発見できず、燃料がなくなった後、クラマトルスクの住宅に命中した可能性があると、同紙は示唆した。


関連記事:米ミサイル用に改造されたソ連機、ウクライナで撃墜される―ロシア

 ウクライナ国防省の広報担当者は、同紙が事件について問い合わせた際、回答をしなかった。

 また、ある米軍将校は匿名で、米軍は現在、より新しいHARMが配備されているため、問題のミサイルは古い余剰在庫から来たものであることは「確か」だと、NYT紙に語った。

 ニューヨーク・タイムズ紙は、クラマトルスクでのミサイル攻撃は、「ウクライナに送られた何十億ドルもの米国の軍事援助が、場合によってはどこにたどり着くかを教えてくれる窓」になると指摘した。

 ロシアとの紛争の中でウクライナの主要な支援者である米国が、いつキエフにHARMミサイルを供給し始めたかは不明である。ただ、ワシントンの当局者は、ウクライナ軍がこの種の軍需品を8月には使用していたことを今回はじめて認めた。

 モスクワは以前から、西側諸国がウラジーミル・ゼレンスキー政権に武器を供給することを批判して、それは、戦闘を長引かせ、ロシアとNATOが直接衝突するリスクを高めるだけだと主張してきた。
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