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ロシアは冬の攻撃を仕掛けなくとも戦争に勝てそうだ

<記事原文 寺島先生推薦>

It Seems Russia Won’t Require a Winter Offensive to Win the War

筆者:ポール・クレイグ・ロバーツ(Paul Craig Roberts)

2022年11月25日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2022年12月8日

 ムーン・オブ・アラバマは、ウクライナでの紛争を伝える情報源として信頼できるものであることを証明した。23日に投稿した記事からすると、ロシア政府やロシア軍の一部が、ついに自国が戦争中であることに気づいたようだ。その理由は、以下のリンク先を読めば分かるだろう。https://www.moonofalabama.org/2022/11/ukraine-lights-out-no-water-and-soon-no-heat-.html

 ここ8ヶ月間、クレムリンの政策は、ウクライナを攻撃から守ろうという意図のあるものだった。そうすることで、ウクライナによるロシア軍に対する戦争の遂行を可能にしてきたのだ。しかしそのような政策はもう終わりを迎えたようだ。 生活の基盤施設である、ウクライナの電力と交通と水が止められつつある。ウクライナの国家機能能力に対するロシアの真の攻撃が次第に激化しているのだ。その結果、損害がさらに広範囲に渡り、さらに深刻になっている。ただ、ロシアは、西側陣営とその操り人形であるウクライナ政府が正気を取り戻してくれれば、全てを破壊してしまうつもりはないにように思える。

 言うまでもなく、西側の愚かなメディアは、本当の状況は報じない。西側の御用メディアは、喧伝省さながら、ロシアが負けるという絵物語を描いてきた。 ただ、西側メディアで誰が一番の嘘つきかを決めるのは困難だろう。というのも候補者が掃いて捨てるほどいるからだ。しかし、英国のテレグラフ紙のチャールズ・ムーアは、その先頭を走っている。彼は最もとんでもない記事を書いているからだ。例えばこんな記事だ。「ウラジミール・プーチンの唯一の望みは、西側を恐れさせて、ウクライナの勝利を交渉の条件から取り除くことだ」https://www.telegraph.co.uk/news/2022/11/18/vladimir-putins-hope-now-terrify-west-negotiating-away-ukraines/ 。さらにテレグラフ紙は、こんな記事まで出している。「ウクライナはクリスマスまでにクリミアまで到達する可能性がある」https://www.telegraph.co.uk/world-news/2022/11/19/ukraine-news-russia-war-latest-putin-missiles-severodonetsk/?li_source=LI&li_medium=liftigniter-rhr
 
 米国のいわゆる「ロシア専門家」たちも同じような妄想を広めている。

 その結果、西側諸国の市民たちは完全に偽りの現状を見せられている。しかしロシアなら核兵器を使わなくとも、一日でウクライナを破壊できるだろう。クレムリンが制限をかけている(こんな制限は、私から見れば戦略的な大失態で、この戦争に西側が加担し、戦争の規模を広げることを可能にすることにしかなっていないのだが)のは、ウクライナについては無数の正当な理由があるからだ。ウクライナ領土も、ウクライナ国民も、何世紀もの間ずっと、ロシアの一部だった。多くの人がお互いの国境を越えて結婚してきた。ウクライナ国民のほとんどは、2014年の米国による政権転覆からずっとウクライナを支配しているネオナチ勢力に好感をもっていない。その政権下で、ウクライナ国民はずっと苦しめられてきたからだ。クレムリンは、国境を接するウクライナがジリ貧に苦しむ廃墟となることは望んでいない。ただクレムリンは、ウクライナの生活基盤施設の復旧の責任を取りたいとは思っていない。

 私には信じられないことなのだが、西側の「専門家」や「記者」たちが、非常に愚かで、堕落していて、自分の名前を冠して紛争についての馬鹿げた記事を書いている。こんな行為は完全に無意味だし、ロシアは打倒できる、とか「ウクライナはクリスマスまでにクリミアに到達できる」などという間違った考えを広めることにしかならない。

 こんな馬鹿げた喧伝がうまくいってしまえば、米/NATO連合が地上軍を派遣することになりかねない。そうなれば、その先に待ち受けるのは、第3次世界大戦だ。

 ワシントン側から見れば、ウクライナが破壊されればされるほど都合がいい。ついにプーチンが中途半端なやり方をやめ、本気で戦争を起こす気になれば、この戦争は即座に終わるだろう。もしワシントンが、ウクライナが破壊されるまでゼレンスキーが降伏するのを阻止できれば、ロシアはウクライナの再建に経済的・財政的な負担を強いられることになり、ワシントンは利益を得られる。ワシントン側から見れば、ロシアにとって問題が多くあればあるほど都合がいいのだ。そして、ウクライナ国民が払う犠牲などどうでもいいことだ。

 いま私たちの目前で繰り広げられていることは、ワシントンやNATO加盟各国当局による、とてつもなく大きな非人道的行為だ。全く不条理なことは、西側によるその非人道的行為の犠牲となるのがウクライナ国民であって、ワシントンや西側諸国政府ではないことだ。
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