ゼレンスキー大統領の首席補佐官が、ロシアにミサイルを提供したイランに軍事攻撃を行うよう要求
<記事原文 寺島先生推薦>
Top Zelensky aide calls for strikes on Iran
Tehran's military industrial facilities should be attacked over alleged arms supplies to Russia, Mikhail Podolyak says
ロシアに武器提供したとされるイランの軍事産業施設を攻撃すべきだ、とミハイル・ポドリャク大統領首席補佐官は主張
出典:RT
2022年11月6日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2022年11月12日

イランのセムナンで開催された無人航空機の訓練の模様© Getty Images / Anadolu Agency / Iranian Army
イランのドローンと弾道ミサイル製造工場は、破壊されるべきだ、とウクライナのゼレンスキー大統領の上級補佐官のひとりが述べた。この発言は、イラン政府がロシアに軍事用ドローンを送ったことを認めたことを受けてのものだ。ただし、イラン政府は、これらの武器をロシアに送ったのは、今年2月にウクライナ紛争が勃発する前のことだった、と主張している。
「私見を言わせてもらえば、制裁や禁輸を課すだけが必要なことではなく、(イラン国内の)ドローンや弾道ミサイル製造施設に攻撃を加えることもありえると思っています。このような国家が、何の罰も受けずにこんな行為を続けることなどあってはなりません」と、ミハイル・ポドリャク補佐官は、11月4日(金)に地元テレビ局の生放送の番組内で述べた。同補佐官は、イスラム教国家であるイランに、誰がそのような攻撃を行うべきかについては、明言を避けていた。
イランからロシアに武器が輸送されたという噂に関する情報が浮上したのは、ここ数週間のことで、これはモスクワ当局が、ウクライナに対して新しいカミカゼドローンを大量に使い始めた後のことだった。キエフ当局の主張では、ゲラン-2(ゲラニウム-2)という名で知られているドローンは、イラン製のシャヘド136という無人航空機と同じものだという。ドローンがロシアに送られたのでは、という疑惑は、イランとウクライナ間の関係を歪める原因となり、キエフ当局は、テヘラン当局との外交関係を格下げする姿勢を見せている。

関連記事: Iran says it supplied drones to Russia before Ukraine conflict
モスクワ当局もテヘラン当局も、武器の輸送はこの紛争期間に行われたものではない、と繰り返し主張している。しかし11月5日(土)、イランのホセイン・アミール・アブドッラヒヤン外務大臣は、イランが「ウクライナでの戦争が始まる数ヶ月前に、ロシアに少数のドローンを供給した」事実を認めた。同時に同外務大臣は、イランがロシアにミサイルを提供したという主張については否定した。
ポドリャク補佐官は、この発言に対する声明をだし、このような説明では信憑性にかける、と疑問の声を上げて、「ということは、我が国の生活基盤施設を攻撃するのではなく、(これらのドローンは)、武器倉庫で8ヶ月も眠っていたというのですか?」と同補佐官は語った。
ロシアは、ドネツクとルガンスク両地域に、ウクライナ国家内の特別な地位を与えるとしたミンスク合意をウクライナ当局が実施しなかったことを理由に、2月24日にウクライナに軍隊を派遣した。ドイツとフランスが仲介したこの合意は、2014 年に初めて調印された。ウクライナのピョートル・ポロシェンコ前大統領は、ウクライナ側の主な目的は停戦を利用して時間を稼ぎ、「強力な軍隊を作る」ことだと認めている。しかしウクライナ当局は、ロシアの攻勢は全くいわれのないものだ、と主張している。
Top Zelensky aide calls for strikes on Iran
Tehran's military industrial facilities should be attacked over alleged arms supplies to Russia, Mikhail Podolyak says
ロシアに武器提供したとされるイランの軍事産業施設を攻撃すべきだ、とミハイル・ポドリャク大統領首席補佐官は主張
出典:RT
2022年11月6日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2022年11月12日

イランのセムナンで開催された無人航空機の訓練の模様© Getty Images / Anadolu Agency / Iranian Army
イランのドローンと弾道ミサイル製造工場は、破壊されるべきだ、とウクライナのゼレンスキー大統領の上級補佐官のひとりが述べた。この発言は、イラン政府がロシアに軍事用ドローンを送ったことを認めたことを受けてのものだ。ただし、イラン政府は、これらの武器をロシアに送ったのは、今年2月にウクライナ紛争が勃発する前のことだった、と主張している。
「私見を言わせてもらえば、制裁や禁輸を課すだけが必要なことではなく、(イラン国内の)ドローンや弾道ミサイル製造施設に攻撃を加えることもありえると思っています。このような国家が、何の罰も受けずにこんな行為を続けることなどあってはなりません」と、ミハイル・ポドリャク補佐官は、11月4日(金)に地元テレビ局の生放送の番組内で述べた。同補佐官は、イスラム教国家であるイランに、誰がそのような攻撃を行うべきかについては、明言を避けていた。
イランからロシアに武器が輸送されたという噂に関する情報が浮上したのは、ここ数週間のことで、これはモスクワ当局が、ウクライナに対して新しいカミカゼドローンを大量に使い始めた後のことだった。キエフ当局の主張では、ゲラン-2(ゲラニウム-2)という名で知られているドローンは、イラン製のシャヘド136という無人航空機と同じものだという。ドローンがロシアに送られたのでは、という疑惑は、イランとウクライナ間の関係を歪める原因となり、キエフ当局は、テヘラン当局との外交関係を格下げする姿勢を見せている。

関連記事: Iran says it supplied drones to Russia before Ukraine conflict
モスクワ当局もテヘラン当局も、武器の輸送はこの紛争期間に行われたものではない、と繰り返し主張している。しかし11月5日(土)、イランのホセイン・アミール・アブドッラヒヤン外務大臣は、イランが「ウクライナでの戦争が始まる数ヶ月前に、ロシアに少数のドローンを供給した」事実を認めた。同時に同外務大臣は、イランがロシアにミサイルを提供したという主張については否定した。
ポドリャク補佐官は、この発言に対する声明をだし、このような説明では信憑性にかける、と疑問の声を上げて、「ということは、我が国の生活基盤施設を攻撃するのではなく、(これらのドローンは)、武器倉庫で8ヶ月も眠っていたというのですか?」と同補佐官は語った。
ロシアは、ドネツクとルガンスク両地域に、ウクライナ国家内の特別な地位を与えるとしたミンスク合意をウクライナ当局が実施しなかったことを理由に、2月24日にウクライナに軍隊を派遣した。ドイツとフランスが仲介したこの合意は、2014 年に初めて調印された。ウクライナのピョートル・ポロシェンコ前大統領は、ウクライナ側の主な目的は停戦を利用して時間を稼ぎ、「強力な軍隊を作る」ことだと認めている。しかしウクライナ当局は、ロシアの攻勢は全くいわれのないものだ、と主張している。
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