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イーロン・マスク、ウクライナの「殺害リスト」を発見

  <記事原文 寺島先生推薦>

Elon Musk discovers Ukrainian ‘kill list’
The US billionaire said it is “concerning” that the database of public enemies exists

米国の億万長者のマスク氏は、敵と見なされた人々の情報が掲載されるサイトの存在に「懸念」を表明

出典:RT

2022年10月16日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2022年10月22日



 イーロン・マスク氏が、物議を醸しているウェブサイト、ミロトウォレッツに関する懸念を表明した。このサイトはウクライナの敵であると見なされた人々の一覧を表示しているサイトなのだが、マスク氏自身の名が、そのサイトに一時的に掲載されたことを受けてのことだった。それはマスク氏が人工衛星を使ったインターネット接続サービスの「スターリンク」への資金援助を停止する、と警告を発した後のことだった。

 このサイトは、キエフ政権の国家機構と繋がるものとして知られている。「本当ですか? URLは何ですか?」と、 SpaceX社のCEOのマスク氏は、記者のエバ・バートレットさんのツイートに反応して、問いかけた。 バートレットさんは、10月14日(金)に、ネット上で広く拡散していた、とあるスクリーンショットを投稿していた。そのスクリーンショットには、あの悪名高いサイトにマスク氏の名前が掲載されたことを示していた。

 「私はこのリストのことを、2019年以来、もう何年も話題にし、記事にしてきました。そして今、マスク氏の名前が掲載されました。これは、ロジャー・ウォーターなどの人々に続くものです。おそらくこの件により、この“平和創造”リストは自壊するのではないでしょうか」とバートレット記者は書いていた。

 マスク氏の名前は、翌土曜日にはリストにはなく、一時的にでも、本当に彼の名前がミロトウォレッツに載せられたのかは、不明のままだ。いくつかの報道によると、マスク氏の紹介欄が、サイトから素早く消去され、ウクライナの活動家たちは、その画像は偽物で、ロシアによる挑発行為だと主張していた、という。

 マスク氏のツイッターのフォロワーの多くの人々が驚愕したのは、マスク氏がミロトウォレッツのことを知らなかったことがわかったからだった。そのためフォロワーたちが、その一覧に掲載されている著名人たちの例をどんどんと挙げ、さらにその中には既に「消された」人々もいることを伝えた。マスク氏は、ウィキペディアで、このサイトの実在と、このサイトが、2014年からオンライン上で存続している事実を確認したのち、このことについて「懸念」を表明した。


関連記事:Rock legend says he’s on Ukrainian ‘kill list’

 ミロトウォレッツ (“ 平和創造者“”という意味)は、政府から独立しているとされる情報集積サイトだとされていて、匿名の編集者たちが、ウクライナの国家安全の脅威と見なした個人の情報を提示しているサイトだ。このサイトは、自分のサイトが暗殺リストであることは否定しており、ここに記載されている情報は、警察や特殊業務のための、親ロシアのテロリストや、分離主義者たちや、戦争犯罪者たちについての情報源である、と主張している。このサイトは、ウクライナ内務省と繋がっている、と言われている。

 ミロトウォレッツが悪名を馳せたのは、2015年のことだ。作家であり歴史家でもあるオレシ・ブジナ氏と、政治家のオレグ・カラシニコフ氏がウクライナで暗殺されたのだが、その暗殺は、両名の紹介欄がこのサイトに掲載された後のことだったからだ。2016年、EUの代表団や記者団は、メディア関連の4000名以上の人々の個人情報を晒しているとして、ミロトウォレッツを強く非難していた。


関連記事: Western media continues to ignore Ukraine's public 'kill list' aimed at those who question the Kiev regime

 人権活動家たちの調べにより、このウェブサイトが、327名の子どもたちの個人情報を晒していることが判明し、これらの活動家たちがこの「大きな不誠実行為」に関して抱いている懸念を、アントニオ・グテーレス国連事務総長に伝えるよう、ロシア当局に促した。このサイトは、子どもたちの氏名、住所、画像、ソーシャルメディアのページなど詳細な個人情報を公表していて、公表されていた中で最年少だった子どもは10歳にさえなっていなかった、と人権団体の「抑圧との闘い財団」の代表が述べている。

 マスク氏が一時的にこの「暗殺リスト」に掲載されたのではないかという話題は、ここ2日間、ネット上で大きな反響を呼んでいる。それは、マスク氏が、米国防総省がマスク氏の受けた損失の補填をしないのであれば、ウクライナに対するスターリンクのサービスの無償提供を打ち切ろうとしている、という報道があったからだった。10月15日(土)、マスク氏は突然180度方向転換をして、こう語っている。「大変失礼しました。ウクライナ政府への無償提供は継続します。」
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