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英国国会を取り囲むアサンジ支持者たち

<記事原文 寺島先生推薦>

Assange supporters surround UK Parliament

活動家たちは、ウィキリークス共同創始者アサンジの、差し迫った米国への引き渡しに反対して声をあげた。

出典:RT

2022年10月9日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2022年10月17日


ジュリアン・アサンジの支持者たちは「アサンジを解放しろ」のプラカードを掲げて抗議している。© Vuk Valcic / SOPA Images / LightRocket via Getty Images

 ウィキリークスの共同創設者であるジュリアン・アサンジの支持者たちは土曜日(10月8日)、ロンドンの英国議会の外に集まり、彼が米国への引き渡されることが目前に迫っていることに抗議した。米国に引き渡されれば、彼には、スパイ容疑で最大175年の実刑判決が待ち受けている。

 ソーシャルメディアの動画には、ジェレミー・コービン(Jeremy Corbyn)前英国労働党党首を含む数百人の人々が、国会周辺を取り囲み、近くのウェストミンスター橋を渡ってテムズ川の対岸にまで及ぶ人間の鎖を形成したことが投稿されている。

 デモ参加者は「アサンジを解放せよ、引き渡しはだめだ」「ジャーナリズムは犯罪ではない」「アサンジではなく、戦争犯罪を訴追せよ」と書かれた看板を掲げた。


 アサンジの妻であるステラ・アサンジ(Stella Assange)もデモに参加した。彼女は、英国政府は米国当局と連絡を取り合い、2019年に提出された身柄引き渡し要求に終止符を打つべきだと述べた。

 「すでに3年半も続いている。イギリスの汚点であり、バイデン政権の汚点でもある」と、彼女は強調した。


 現在、無所属議員となったコービンも、アサンジが引き渡されれば、真実を知ろうとする「他のジャーナリストの間に恐怖を植え付けることになる」とデモの輪に入って発言した。

 「そうなれば、世界中のジャーナリストが自己検閲を始める。ジュリアン・アサンジがどうなったかを見れば、『ちょっと待て、俺はそのことには触れないぞ』と言うだろう」とも述べた。

 ワシントンDCでも同様のデモが行われた。活動家たちは司法省の建物の前に集まり、アサンジが司法によって公平に扱われないとして、政府に身柄引き渡しの取り下げを求めた。

 アサンジは、性的暴行容疑(後に取り下げられた)で起訴されていたスウェーデンへの送還を回避するために、ロンドンのエクアドル大使館に亡命を求めた2012年以来、事実上の監禁状態にある。2019年、エクアドルはアサンジの亡命資格を取り消し、その後、彼は監視体制が最も厳重なベルマーシュ(Belmarsh)刑務所に移送され、それ以来、ここに拘留されている。

関連記事: Assange files appeal against US extradition

 英国の裁判所は当初、アサンジが非人道的な扱いを受ける恐れがあるとして、米国への引き渡しを拒否していた。その後、ワシントンが、アサンジの権利は尊重されると英国の裁判官を説得することに成功し、その結果、英国は6月中旬に引き渡しを許可した。その後、報道によると、アサンジ氏の弁護団は、この決定を不服として2度にわたって控訴している。

 アサンジは、2010年にウィキリークスがイラクとアフガニスタンでの米軍によって犯されたと思われる戦争犯罪の数々を描いた機密文書を公開したときから、米国の標的になっている。それ以来、彼は国防総省のコンピュータをハッキングした陰謀で告発され、機密資料の公開に関する米国のスパイ活動法により起訴されている。

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