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ドイツはトイレットペーパー不足に直面

<記事原文 寺島先生推薦>

Germany faces toilet paper shortage
Manufacturers say the energy crisis is leading to higher prices and limited supplies

(ドイツはトイレットペーパー不足に直面
製造業者はエネルギー危機のせいで、価格の高騰と 供給制限が引き起こされていると主張)

出典:RT

2022年9月23日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2022年10月4日


©  Getty Images / Image Source

 ドイツのトイレットペーパーの生産は、ヨーロッパのガス危機に強く煽られて、製品不足に直面する可能性がある。エネルギー価格の高騰により、一部の企業はすでに倒産を宣言したり、生産を削減したりしている。

 「聞いたところによると、この危機はコロナ禍のときよりも、製造業にとって深刻なものになる可能性が高いそうです」とドイツ産業連合のエネルギーおよび気候政策の責任者であるカルシュテン・ロレ氏は、9月23日金曜日、ファイナンシャル・タイムズ紙の取材に答えた。

 ロシアからの天然ガス供給が減少する中、電力不足とエネルギー費用の上昇に対する懸念が高まっているため、ゼワ・リブレッセ・ロータスなどのトイレットペーパーのブランド商品を所有するエシティ社は、すでに価格を18%も引き上げる必要があり、代替燃料による供給源の使用を検討している、と発表している。

 一方、デュッセルドルフに本拠を置く、操業開始1928年のハックル社など他のトイレットペーパー製作会社は破産宣告を出している。その理由として、エネルギー価格の高騰、パルプの価格高騰、および輸送費の高騰により、財政的に事業の遂行が不可能になったためだ、としている。

 「非常に短期間で、電気とガスの価格があまりに急速に高騰したため、これに合わせて迅速に顧客に対応できない、ということです」とハックル社の流通責任者であるカレン・ユング氏は、ロイター通信の取材に答えている。


関連記事: German producer prices hit all-time high – data

 ドイツのハレ経済研究所によると、8月に約718社のドイツ企業が倒産したが、これは前年より26%増加したことになる、という。この数字は、9月には約 25%に留まるが、10 月には33%に上昇する、と予想されている。

 ドイツの製紙業界は現在、オラフ・ショルツ政府にエネルギー価格の上限を制定するよう求めており、それが倒産を止めることができる唯一の策であると主張している。「(エネルギー価格の)上限を設けない限り、倒産の波を止めることはできないと思います」と ハックル社のフォルカー・ユング専務取締役はファイナンシャル・タイムズ紙の取材に答えた。

 一方、製紙業協会のマーティン・クレンゲル副会長は声明を出し、「最優先事項」は「人々に生活必需品であるトイレットペーパーという商品を確実に供給すること」であると述べた。

 ドイツだけでなくEU の多くの国でも、価格は数か月前から急騰している。ドイツ連邦統計局 (Destatis) は今週、同国のエネルギー価格がここ12 か月間で約 139% 、さらに電気料金は174.9%急騰した、と報告した。 

 ドイツ経済は景気後退に向かっており、来年のGDPは0.7% 減少すると予想される、と警告している経済評論家もいる。
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