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EU圏の経済成長率がゼロパーセンになる可能性

<記事原文 寺島先生推薦>

Eurozone economic growth may drop to zero – ECB
Economic output has been suffering due to rising energy costs

(EU圏の経済成長はゼロになる可能性――ヨーロッパ中央銀行の発表
 エネルギー価格の高騰により、経済状況は悪化)

出典:RT

2022年9月27日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2022年10月3日


© Getty Images / Nenad Stojanovic / EyeEm


 EU圏の経済成長が伸び悩み、成長率がゼロにまで落ち込む可能性がある、とヨーロッパ中央銀行(ECB)の副銀行長が、9月26日月曜日、ある会議の席でに語った。
 
 「第3四半期と第4四半期に大幅な減速が見られるため、成長率がゼロに近づく可能性があります」とルイス・デ・ギンドス副銀行長が語ったと、ロイター通信は報じている。

 エネルギー価格の高騰と、ロシアからの天然ガスの輸入停止により、経済生産は苦境に置かれ、暖房が必要になる季節が迫る中、エネルギーの配給危機が生じる危険が高まっている。エネルギー価格の高騰により、EU圏の年間インフレ率は8月には9.1%を記録し、 今月(9月)は9.6%にまで上昇すると見込まれている。これはEU圏において過去になかった高い値だ。

 今月初旬、ヨーロッパ中央銀行は利上げを行ったが、その数値は0.75%というこれまでにないものだった。しかも、つい数週間前にインフレ対策として、 0.5%の利上げを行ったばかりのことだ。 同副銀行長は、この先も更なる利上げが行われることになるとし、10月にも利率の変更が見込まれるという分析のもと、来春までのどの会議でも利上げが決められていくだろう、と語った。

 デ・ギンドス副銀行長は、この先の利上げがどのくらい積極的なものになるかは言及せず、「数値に基づいて」決められると述べるにとどめたが、インフレによる圧力はここ数ヶ月非常に高まっていることを強調した。

関連記事:ECB unleashes historic rate hike

 先週の同行の公式発表によると、ヨーロッパ中央銀行はこの先もインフレに対抗する策を講じ続ける必要がある、というのも経済の減速が消費者価格の引き下げには不十分であるため、とのことだった。

 「市場には、経済の減速がインフレを緩和するという考え方があります。しかし現実はそうはなっていません。何らかの金融政策が取られなければなりません」と同副銀行長は先週語っていた。
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