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ジュリアン・アサンジ、米国への身柄引き渡しを不服とする訴えを起こす

<記事原文 寺島先生推薦>

Assange files appeal against US extradition
Lawyers tell a UK court the WikiLeaks co-founder is being “punished for his political opinions”

弁護団:英国法廷はウィキリークス共同設立者であるジュリアン・アサンジを「政治的意見を理由に処罰」している。

出典:RT

2022年8月27日

<記事原文 寺島メソッド翻訳グループ>

2022年9月26日


ジュリアン・アサンジの引き渡しに抗議するデモで、内務省の建物の前でプラカードを掲げるデモ参加者たち(2022年7月1日、ロンドン)。© Niklas HALLE'N / AFP Japan

 ジュリアン・アサンジ(Julian Assange)の弁護団は金曜日(8月27日)、彼の米国への身柄引き渡しを止めるよう上告した。米国に引き渡されれば、最高175年の刑期が彼を待っている。

 ウィキリークスによると、アサンジの弁護団は、米国政府と6月中旬に彼の引き渡しを承認したプリティ・パテル(Priti Patel)英国内務大臣に反論する「完全な上告理由」を、英国高等法院に提出した。

 上告文では、「ジュリアン・アサンジは政治的意見を理由に起訴され、処罰されている」と主張する一方、米国政府は英国司法当局に対し、この事件の「核心的事実を誤って伝えている」と述べている。また、ウィキリークスの共同創設者であるアサンジの引き渡し要請は、米英間の関連条約や国際法に違反していると付け加えている。

 また、この文書には、2021年初頭に英国の裁判所がアサンジの引き渡しに関する判決を下して以来、新たにまとめられた証拠も含まれていると言われている。


関連記事:Julian Assange appeals extradition to US―WSJ

 彼の妻、ステラ・アサンジ(Stella Assange):「私の夫に対する米国の起訴が犯罪的虐待であることを証明する圧倒的な証拠が出てきた」と述べ、上告審で夫が公開法廷の前で米国に対して主張する機会を与えられるかどうかは、今後高裁が決定することになると付け加えた。

 6月上旬、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、アサンジの弁護士団が、米国への身柄引き渡しを争うために、法的措置の期限が切れる前日に、2つの訴えを起こしたと報じた。しかし、上告の正確な内容は不明であった。

 アサンジは2012年以来事実上の監禁状態にあるが、それは、性的暴行の容疑をかけられ、スウェーデンに送還されることを回避するために、ロンドンのエクアドル大使館に亡命を求めてからのことだ。(性的暴行については訴えはその後取り下げられている)。エクアドルは2019年にアサンジの亡命資格を取り消し、英国警察は彼を大使館から、警備体制が最大級のベルマーシュ刑務所に移送した。それ以来彼はここを動いていない。

 英国の裁判所は当初、非人道的な扱いを受ける恐れがあるとして、アサンジを米国に引き渡すことを拒否していた。その後、ワシントンは、ジャーナリストであるアサンジの権利は尊重されると英国の裁判官を何とか説得できた。その結果、英国のプリティ・パテル内務大臣は、6月中旬にアサンジの米国への引き渡しに軽率な承認を与えた。

 アサンジは、2010年にウィキリークスがイラク戦争とアフガニスタン戦争で米軍が犯したとされる戦争犯罪を描写した機密文書を公開したときから、アメリカの標的になっている。それ以来、彼は国防総省のコンピュータをハッキングした陰謀で告発され、機密資料の公開をめぐって米国の1917年スパイ活動法により起訴されている。
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