ウクライナ軍がIAEA(国際原子力機関)の査察員の予定移動経路付近を砲撃
<記事原文 寺島先生推薦>
Ukraine accused of targeting possible route of nuclear inspectors
Kiev’s forces have hit the Zaporozhye plant’s resort house where the delegation could stay, a local council member has claimed
(核調査団の移動経路となる可能性のあった地域を攻標の標的にしたことで、ウクライナは非難の対象となっている。
ウクライナ軍は、代表団が滞在する可能性のあった保養所を攻撃したと、地元議会の議員が主張)
出典:RT
2022年8月30日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2022年9月4日

ロシア支配地域にあるエネルホダル市内に位置するザポリージャ原子力発電所の全体図。2022年4月27日、ニコポリからの撮影© Ed JONES/AFP
ウクライナ軍は、国際原子力機関(IAEA)の調査団が今週、ザポリージャ原子力発電所に向かう際の移動経路と予想される場所を、砲撃している、と8月30日(火)、地元議会の議員が主張した。
ザポリージャ地区議会のウラジミール・ロゴフ(Vladimir Rogov)議員は、RIAノボースチ通信に以下のように語った。「ウクライナの国家主義者勢力は、IAEA調査団が訪問する可能性のある(原発が位置する)エネルホダル市内の複数の地域を標的にしています」と。 さらに同議員は付け加えて、「[ウクライナの大統領のウォロディミル]ゼレンスキー政権はウクライナ南部での軍事作戦を開始して」おり、IAEA調査団の身の安全が懸念される、とも語った。
ロゴフ議員がさらに語ったところによると、ウクライナ軍が、IAEAの代表団の宿泊場所となる可能性のあった原発内の保養施設を砲撃したとのことだ。
8月29日(月)、IAEAのラファエル・グロッシ(Rafael Grossi)長官は、今週、専門家による調査団が同原発を訪問し、原発が受けた被害の規模を査定し、安全性と保安体制の確認を行う、と発表した。ザポリージャ原発は3月からロシアの管理下にある。

関連記事:Ukrainian attempt at counter-offensive has failed – Russia
ロシア当局は、ウクライナ軍が原発を攻撃していることを繰り返し非難しており、この砲撃によりチェルノブイリ事故を凌ぐ大惨事が引き起こされる可能性を警告し続けている。しかしウクライナ当局は、この砲撃を行っているのは、軍設備を原発内に配置しているロシア軍の方である、と主張している。
8月28日(日)の夜、ウクライナ軍は原発の所在地であるエネルホダル市を砲撃したと、地元行政当局役員が伝えた。その主張によると、その砲撃で9人が負傷し、多くの家屋が破壊されたが、この砲撃の目的は、これから訪問することになっているIAEAの調査団の妨害にあるのでは、とのことだ。 「ウクライナ当局の管理下にある民兵隊がこのような挑発行為を行っている目的は、IAEAの長官のザポリージャ原発現地入りを妨害することです」と同役員は語っていた。
さらに8月29日(月)にロシアの国防相は、ウクライナ軍がウクライナ南部のヘルソン州で反撃に出ようとしたが、「大失敗に終わった」と発表した。同国防相はさらに、ウクライナ軍は3地域で攻撃を行おうとしたが、戦果は上げられず、「大きな損失」を被ったとも述べた。具体的には、数十台の戦車や武装戦闘車両を失ったとのことだ。
Ukraine accused of targeting possible route of nuclear inspectors
Kiev’s forces have hit the Zaporozhye plant’s resort house where the delegation could stay, a local council member has claimed
(核調査団の移動経路となる可能性のあった地域を攻標の標的にしたことで、ウクライナは非難の対象となっている。
ウクライナ軍は、代表団が滞在する可能性のあった保養所を攻撃したと、地元議会の議員が主張)
出典:RT
2022年8月30日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2022年9月4日

ロシア支配地域にあるエネルホダル市内に位置するザポリージャ原子力発電所の全体図。2022年4月27日、ニコポリからの撮影© Ed JONES/AFP
ウクライナ軍は、国際原子力機関(IAEA)の調査団が今週、ザポリージャ原子力発電所に向かう際の移動経路と予想される場所を、砲撃している、と8月30日(火)、地元議会の議員が主張した。
ザポリージャ地区議会のウラジミール・ロゴフ(Vladimir Rogov)議員は、RIAノボースチ通信に以下のように語った。「ウクライナの国家主義者勢力は、IAEA調査団が訪問する可能性のある(原発が位置する)エネルホダル市内の複数の地域を標的にしています」と。 さらに同議員は付け加えて、「[ウクライナの大統領のウォロディミル]ゼレンスキー政権はウクライナ南部での軍事作戦を開始して」おり、IAEA調査団の身の安全が懸念される、とも語った。
ロゴフ議員がさらに語ったところによると、ウクライナ軍が、IAEAの代表団の宿泊場所となる可能性のあった原発内の保養施設を砲撃したとのことだ。
8月29日(月)、IAEAのラファエル・グロッシ(Rafael Grossi)長官は、今週、専門家による調査団が同原発を訪問し、原発が受けた被害の規模を査定し、安全性と保安体制の確認を行う、と発表した。ザポリージャ原発は3月からロシアの管理下にある。

関連記事:Ukrainian attempt at counter-offensive has failed – Russia
ロシア当局は、ウクライナ軍が原発を攻撃していることを繰り返し非難しており、この砲撃によりチェルノブイリ事故を凌ぐ大惨事が引き起こされる可能性を警告し続けている。しかしウクライナ当局は、この砲撃を行っているのは、軍設備を原発内に配置しているロシア軍の方である、と主張している。
8月28日(日)の夜、ウクライナ軍は原発の所在地であるエネルホダル市を砲撃したと、地元行政当局役員が伝えた。その主張によると、その砲撃で9人が負傷し、多くの家屋が破壊されたが、この砲撃の目的は、これから訪問することになっているIAEAの調査団の妨害にあるのでは、とのことだ。 「ウクライナ当局の管理下にある民兵隊がこのような挑発行為を行っている目的は、IAEAの長官のザポリージャ原発現地入りを妨害することです」と同役員は語っていた。
さらに8月29日(月)にロシアの国防相は、ウクライナ軍がウクライナ南部のヘルソン州で反撃に出ようとしたが、「大失敗に終わった」と発表した。同国防相はさらに、ウクライナ軍は3地域で攻撃を行おうとしたが、戦果は上げられず、「大きな損失」を被ったとも述べた。具体的には、数十台の戦車や武装戦闘車両を失ったとのことだ。
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