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ハイチ、大規模脱獄事件後に非常事態宣言発令

<記事原文 寺島先生推薦>
State of emergency declared after massive jailbreak in Haiti
このカリブ海の国の2大刑務所から武装集団襲撃により数千人の受刑者が解放された
出典:RT 2024年3月4日
<記事原文 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年3月11日


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フランスのAFPTV通信局の報道から入手した静止画。2024年3月3日にハイチのポルトープランスにある主要刑務所近くで、数千人の受刑者による脱獄後にタイヤが燃えている様子が映されている。© AFP / ラッケンソン・ジーン / AFPTV / AFP


ハイチ政府は、週末に武装集団がこのカリブ海の国の2大刑務所を襲撃し、数千人の囚人が逃亡したことを受けて、3日間の非常事態と夜間外出禁止令を発令した。このギャングの幹部らはケニアを外遊中のアリエル・アンリ首相の辞任を要求している。

日曜日(3月3日)の政府発表を引用した複数の報道機関による報道によると、襲撃された刑務所は首都ポルトープランスにあるハイチの国立刑務所と、近くのクロワ・デ・ブーケにある別の刑務所だ、という。ポルトープランスにある施設の推定4000人の受刑者ほぼ全員が逃亡したと報告されている。この攻撃により、警察官を含む少なくとも12人が死亡した、と報じられている。

首相の海外滞在中に政府の責任者を務めるパトリック・ボワヴェール財務大臣は警察に対し、捕虜の奪還と外出禁止令の執行に「あらゆる法的手段を自由に使う」よう呼び掛けた。

最近の暴力行為の激化は、木曜日(2月29日)にヘンリー首相がハイチのギャングと戦うための国連支援の治安部隊を確保するためにナイロビを訪れたときから始まった。アンリ首相出発後、元警察の高官で、現在はギャング連合を運営し「バーベキュー」のあだ名を持つ人物が、アンリ首相の帰国を阻止するためにこの組織的な攻撃をおこなった、と発表した。このギャングの主導者は、急増している暴力行為の犯行声明を既に出している。

関連記事:Kenya ready for peacekeeping mission in Haiti

メディア報道によると、ポルトープランスで投獄された者の中には、2021年のハイチのジョヴネル・モイーズ元大統領殺害に関連して起訴された容疑者も含まれていた。アンリ首相はモイーズ大統領暗殺後に首相の座を引き継ぎ、議会選挙と大統領選挙の実施計画を繰り返し延期してきたので、これらは10年近く実施されていない。

統計によると、ギャング勢力がハイチの首都の最大 80% を支配している、という。国連は最近、昨年、殺害や負傷、誘拐を含むハイチのギャング暴力の犠牲者は8400人以上だった、と発表した。この数字は2022年の2倍以上だ。
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米国は日本をアジアのNATOに引き込みたがっている、との報道

<記事原文 寺島先生推薦>
US reportedly wants to drag Japan in to Asian NATO
米国政府は防衛技術分野での協力に日本政府を引き込む協議を開始した、と関係者が日経アジアに語った
出典:RT  2024年3月4日
<記事原文 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年3月11日


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Kiyoshi Ota / Getty Images


日経アジア紙は土曜日(3月2日)、米国当局者の話として、米国がAUKUS安全保障連合の下での兵器開発に日本を招待することについて英国および豪州と協議している、と報じた。

この提携の公式発表は、来月の岸田文雄首相のワシントン訪問中に行われる予定である、と同紙は報じ、日本は2021年に設立された三国間軍事技術共有枠組み「AUKUS」に協力するよう、豪・英・米から招待される最初の国になる、と指摘した。

この報道により強調されていたのは、日本がこの軍事同盟に正式に加盟するという話は現時点ではなく、日本の参入はこの同盟のいわゆる第2柱に基づく最先端防衛技術の開発に関連した非常に特殊な事業に限定される予定であるという点だ。

AUKUS協定によると、第1の柱の焦点は豪州による通常武装原子力潜水艦の取得の支援であり、第2の柱の焦点は人工知能や量子計算、海底ドローン、極超音速ミサイル、電子戦技術などの戦闘能力を備えた先端技術の開発と共有にある、という。

ホワイトハウスと国防総省は日経アジアの報道を肯定も否定もしていないが、米国家安全保障会議のミラ・ラップフーパー東アジア・オセアニア担当部長は先月、米国政府が「非常に近いうちに」第2柱に新たな国を招待する意向があることを示唆していた。

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関連記事:China issues nuclear warning over AUKUS pact

先月、豪州のリチャード・マールズ国防大臣は、技術開発に関して日本とより緊密に協力したい、と述べたが、原子力潜水艦事業への日本の関与については否定し、協力関係が確立されるまでには時間がかかることを示唆した。さらに、第2柱計画も、まだ形成段階にある、とも述べた。

日経アジアの情報筋によると、豪州はAUKUS協定に追加諸国を含めることに懐疑的であり、そうすることで技術共有が複雑になり開発が遅れることを懸念している、とのことだ。

特に日本に関しては、AUKUSの下で兵器開発に全面的に貢献する前に、サイバーセキュリティ分野で大幅な進歩を遂げる必要があるのではないかとの懸念がある、と報じられている。

ある国務省高官は同紙に対し、サイバーセキュリティが「最重要」であると説明し、その理由は「(中国)などの敵対国が確実に好機を見出していることを我が国は理解しており…(そして)防衛の貿易を通じて我が国の防衛情報を入手しようとすることに多大な関心を持っているからである」と述べたという。

いっぽう、中国はAUKUS協定の成立以来、この協定を非難し続けているが、その理由として、豪州に原子力潜水艦を装備するという目的は「原子力を拡散する深刻な危険性」もたらし、アジア太平洋地域を脅かすことなるからだ、主張している。
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「視聴者が多すぎる」 – 英国国会議員がRT禁止の理由を説明

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‘Too many people watched’ – UK MP explains why RT was banned
英国の言論の自由への取り組みは茶番だとジョージ・ギャロウェイ国会議員が主張
出典:RT  2024年3月5日
<記事原文 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年3月11日


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© RT


英国議会議員に選出されたばかりのジョージ・ギャロウェイ議員は火曜日(3月5日)、英国の報道の自由の状況と、中東とウクライナにおける英国政府の破滅的な政策についてRTと語った。

ギャロウェイ議員は先週のロッチデール補欠選挙で保守党と労働党の両候補を破り、両主要政党の合計の2倍の票を獲得した。リシ・スナク首相は、この結果はこの結果を「憂慮に堪えない」ものであり、「我が国の民主主義そのもの」を脅かすものだと非難した。

しかし、ギャロウェイ議員が指摘したように、彼は合計7回議会に選出されており、その当選回数はスナク首相や労働党のキア・スターマー党首をはるかに上回っている。

「この人たちは偽善者です。彼らが口にする民主主義、人権、法の支配、ルールに基づく国際秩序など、『豚に口紅』(豚のように醜いものを綺麗に見せようと努力しても無駄に終わるだけ_英辞郎)にすぎません。より美しく見せる必要を感じなくなったときはいつでも、そんな口紅は拭き取るでしょう」と彼は主張した。

「金曜(3月1日)の(ダウニング街10番地での)スナク首相の私の選挙に関する演説で明らかなように、選挙結果を取り消すことさえ彼らには不可能ではないのです」と同議員は付け加えた。

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関連記事:George Galloway is not a threat to democracy – only to the elite hypocrites running the UK

英国当局はRTとイランのPressTVを完全に禁止し、中国のCGTNのライセンス更新を拒否し、ベネズエラのTeleSurなどの放送局を遮断した。

「考えてみれば、理由は非常に簡単です。あまりにも多くの人がこれらのテレビチャンネルを見ていたからです。RTの視聴者が多かったからです。英国だけではなく、ドイツではなおさらです。だからRTは禁止されたのです。あまりにも多くの国民がそれを見ていたからです。どこが自由のため、なのでしょう?」とギャロウェイ議員は述べた。

英国における報道の自由の現状を最もよく表しているのは、「私の親友がベルマーシュ最高警備刑務所の地下牢に横たわっていることです」とギャロウェイ議員は語った。

「彼の名前はジュリアン・アサンジです。彼は無罪なのに有罪判決を受けています。それにも関わらず、彼は大量殺人犯やテロリストとともに最悪の人々のための英国最悪の刑務所に拘留されています。罪状は? 出版人として真実を伝えてくれたことです。」

同議員はRTとの対話に対して政府が報復する可能性があることを認めたが、「気にしません」と述べた。

「私は誰とのインタビューにも応じています。私は自由人であり、選挙で選ばれた自由人です。私には話す権利があり、話を聞きたい人になら誰でも話し続けるつもりです。物事を隠しても何も解決しません。国民が異なる視点を見聞きすることを遮ることでは、何の解決にもならないのです。」とギャロウェイ議員はRTの長年の呼びかけ文句である「もっと質問せよ」を思いおこしながら語った。

ギャロウェイ議員がRTの取材に応じるのはこれが初めてではない。同議員はRTに多くの論説を執筆し、議員を離れている期間に「世界を駆け巡るスプートニク」と呼ばれる自身のテレビ番組の司会を務めたこともある。


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マレーシア首相、イスラエルの「殺人的暴走」に対する西側諸国の偽善を非難

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Malaysian PM slams West’s hypocrisy over Israel’s ‘murderous rampage’
アンワル・イブラヒム首相、ウクライナでのロシアの軍事作戦を非難しながらガザでの停戦は支持しないという西側の二重基準を指摘
出典:RT  2024年3月7日
<記事原文 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年3月11日


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マレーシア首相アンワル ・イブラヒム© Getty Images / Annice Lyn / Stringer


マレーシアのアンワル・イブラヒム首相は、国際法を選択的に適用している、と西側諸国の指導者らを非難し、ウクライナでのロシアの軍事作戦を非難しながら、イスラエル・ガザ戦争での停戦には応じない点を指摘した。

アンワル首相は木曜日(3月7日)、キャンベラにあるオーストラリア国立大学で講演し、西側諸国は60年にわたりイスラエルに「パレスチナ人に対する殺人的暴行」を続ける「白紙委任状」を与えてきた、と述べた。

「残念ながら、ガザ地区で展開し続けている胸が張り裂けるような悲劇は、非常に重要視され、もてはやされてきた、『規則に基づく秩序』がもつ利己的な性質を露呈させることになりました」と同首相は主張した。

ロシア・ウクライナ紛争、イスラエル・ガザ紛争に対する西側諸国の対応の違いや一貫性のなさは「理にかなっていません」と同首相は強調した。さらに、インド太平洋諸国を含む他の国々がこの西側による国際法の適用における矛盾に気付いていないのだろうと信じようとすることは「無駄足だったのです」とも述べた。

アンワル首相はまた、オーストラリアに対し、ガザ地区の国連援助機関UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)への資金提供を復活するよう求めた。

オーストラリアやカナダ、ドイツ、米国、英国、日本、オランダなどが今年初めにUNRWAへの資金提供を停止したのは、UNRWAが10月7日のハマスのイスラエル攻撃に同機関の職員12人が参加した疑惑について調査を開始したことを受けてのことだった。

関連記事:Israel’s total victory is ‘weeks away’ – Netanyahu

ガザ紛争は10月7日、パレスチナ過激派組織ハマスがイスラエルに国境を越えて奇襲攻撃を開始し、約1200人が死亡、約250人が誘拐されたことを受けて激化した。これに応じて、イスラエルはこのパレスチナ飛び地であるガザ地区に大規模な空爆と地上作戦を開始した。ガザ保健省によると、この猛攻撃で3万人以上が死亡したとのことであり、国連は食糧と医薬品の深刻な不足による前例のない人道危機を警告した。
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国防総省は、ウクライナへの軍事支援は米国にとって経済的に大きな恩恵になる、と主張

<記事原文 寺島先生推薦>
Pentagon claims economic bonanza from arming Ukraine
テキサスからオハイオまで、全米の労働者は、ウクライナのために武器を調達する米国政府の施策により恩恵を受けている、とロイド・オースティン国防長官は主張
出典:RT 2024年3月6日
<記事原文 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年3月11日


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2024年2月29日にワシントンDCで行われた下院軍事委員会の公聴会で証言するロイド・オースティン米国防長官。© アレックス・ウォン/ゲッティイメージズ/AFP


ロイド・オースティン国防長官は、ウクライナ紛争は米国の軍産部門でより多くの雇用創出を可能にし、米国経済にとって恩恵である、と述べた。

火曜日(3月5日)のホワイトハウス競争審議会の会合で演説した同国防総省長官は、特にウクライナとロシアの紛争を考慮して、米国は引き続き防衛産業の強化を推進する、と約束した。

オースティン国防長官は、ウクライナに対する米国の軍事援助は「命を救い」、ウクライナの戦いを継続させただけでなく、米国経済の強化にもつながった、と主張した。

「これらの投資により施設が拡張され、米国民労働者の雇用が創出されました。そして、ウクライナを守るために私たちがウクライナに送った武器は、テキサスからオハイオ、アリゾナに至るまで、全米の米国民労働者によって米国で作られたものです」と付け加えた。

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関連記事:Most Ukraine aid ‘goes right back’ to US – Nuland

オースティン国防長官は、ウクライナ紛争は軍事生産を改善する必要性も浮き彫りにしているとし、米国の同盟諸国との連携を強調した。同国防長官はさらに、ウクライナに600億ドルを充当する国家安全保障予算案を採択するよう米国議員らに要請した。ホワイトハウスにメキシコ国境の治安危機への対応を要求してきた共和党の反対により、この法案の可決は議会で未だに停滞している。

キール世界経済研究所によると、米国はウクライナの主要な軍事支援者であり、2022年1月から2024年1月までにキエフに約450億ドル相当の兵器を提供しており、その総額は700億ドル以上に達している、という。同研究所の報告書では、米国によるウクライナへの武器供与の推進が、米国の武器の備蓄に重大な負担をかけていることが示唆されている。

ジョー・バイデン大統領政権の高官らは、ウクライナ資金のほとんどが米国内で使われていると主張しているが、一部の共和党議員は、ホワイトハウスが税金を外国のために使い、国内で生じている問題に直接使われていない、と批判している。

ピュー・リサーチ・センターの12月の世論調査によると、米国人の31%は米国が提供しているウクライナ支援は多すぎであると考えており、29%は現在の支援規模がほぼ適切だと答えている。

ロシアは西側諸国のウクライナへの武器輸送を繰り返し非難し、紛争を長引かせるだけだと警告している。ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は12月、米国は米国の納税者から資金を引き出せる状況が続く限り、2024年もウクライナ紛争を煽り続ける可能性が高い、と述べた。
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アヴディエフカを超えて

<記事原文 寺島先生推薦>
Transcending Adveevka
筆者:ペペ・エスコバル (Pepe Escobar)
出典:ストラジック・カルチャー・ファウンデイション 2024年2月17日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年3月11日

もちろん、ウクライナの代理戦争はアヴディエフカで終わることはなく、10年近く続くドネツク山麓での戦いは続く。

船酔いした船員たちは、故郷へ漕ぎ出す。
手ぶらの軍隊は、家に帰る
(Your empty-handed armies are going home)


アヴディエフカ。まるで呪文のような名前だ。デバルツェボ*やバフムート**のように。呪文は煮えたぎる大釜の姿を呼び起こす。
*デバルツェボの戦いは、ウクライナのドンバス地域での内戦中の2015年1月14日から2月20日までの間、ドネツク人民共和国 の親ロシア派分離主義勢力がドネツィク州のデバルツェボ市の再奪回を試みた戦い。2015年2月18日にウクライナ軍が撤退し、分離主義勢力が勝利した。
**バフムートの戦いは、2022年8月1日~2023年5月21日まで続いたロシアによるウクライナ侵攻のうち、ドネツィク州バフムートの支配権をめぐるロシア連邦軍及びワグネル・グループとウクライナ軍による一連の軍事衝突。ロシア軍は5月21日時点でバフムート市のほぼ全域を占領。


現状では、すべてが電光石火のスピードで動いているため、包囲の大釜が閉じられるためにはあとわずか2キロだ。事実上、すべての道路とぬかるんだ小道は、ロシアの大規模な銃火器の統制下にある。ウクライナ軍(AFU)の兵士は6000人ほど残っているかもしれない。彼らはどこにも行くところがない。彼らはすでに地獄にいる。

キエフでのやっかいな権力争いで、AFU総司令官に任命されたばかりの 「虐殺者」シルスキーは、さっそく新しい大釜に着手した。古い習慣はなかなか消えない。

AFU戦闘員の士気と心理状態はボロボロだ。アゾフ大隊のネオナチは、大砲、FPV*、FAB**によって壊滅させられている。
*FPVは、First Person Viewの頭字語、「一人称視点」のドローン。
**FAB-3000は、3,000キログラムの無誘導発射体は、主にバンカーなどの堅牢な施設の破壊を目的として設計された。爆発質量は1,400キログラム、潜在的な破壊半径は46メートル。


それでも、AFUの将兵たちは、イロヴァイスク*とデバルツェボの再演という、もうひとつの「勝利」のための宣伝の舞台を用意している。実際の退却、避難、「引き抜き」が地獄の回廊を通して進行するだろうが。
*イロヴァイスクの戦い(Battle of Ilovaisk)は、2014年8月7日、ウクライナ軍と親ウクライナ準軍事組織が、親ロシア派に占領されているドネツィク州イロヴァイスク市の奪回を試みた戦闘である。

実際、時間ぎりぎりで地獄からの脱出に成功した兵士はザルジニー元将軍だけだった。ディランの言葉を借りれば、
「Strike another match/ go start anew. (もう一つの闘いを、そして新たな開始を)」
である。


抵抗の枢軸とスラブの鏡

ほんの数日前、ドンバスを横断する目が回るような旅をしていたとき、*アヴディエフカという呪文がいたる所から聞こえてきた。ドネツク西郊外の暗闇に包まれた秘密施設での会合で、正教徒大隊の2人の最高指揮官が戦術を議論しながら、アヴディエフカの陥落は数日から最大でも数週間の問題だと指摘した。
*アヴディエフカは、ウクライナのドネツィク州ポクロウシク地区にある都市。カームヤンカ川の河岸に位置する。

その象徴は極めて超越的だ。キエフは10年近く、アヴディエフカをノンストップで要塞化してきた。基本的には、ドネツクやドンバスの他の地域の市民を無差別に、無限に砲撃し続けるためだ。ドネツクは依然として極めて脆弱であり、砲撃は続いている。この歴史的な鉱山の町、そして周辺の田園地帯の住民の強さ、回復力、信念には深く心を動かされる。

アレクサンドル・ドゥーギン*との特別な対話の中で、私たちはノボロシア**の労働者階級がパレスチナやイエメンの抑圧された人々の精神的な兄弟であることを、直接的にも間接的にも明らかにした。そう、西アジアにおける抵抗の枢軸は、草原の黒い土壌におけるスラブの抵抗の枢軸と鏡のように重なる。
*アレクサンドル・ゲーリエヴィチ・ドゥーギンは、ロシアの政治活動家、地政学者、政治思想家、哲学者。 ソビエト連邦モスクワ出身。2008年から2014年までモスクワ大学で教授を務めた。クレムリンに影響力を持つ存在とされ、レフ・グミリョフに始まるネオ・ユーラシア主義の代表的な思想家の一人とされる。
**ノボロシア (新ロシア)。 ウクライナからの分離独立を宣言した同国東部の分離・独立運動でできた国家。ノボロシア人民共和国連邦、またはノボロシア連邦。ロシア政府は「ノボロシア」と呼んでいる。


ロシアは集団的な西側に対する文明戦争に引き込まれたかもしれないが、それは精神的な戦争でもある。ウクライナにおける覇権国によるロシアへの代理戦争は、ロシア正教に対する西側の虚無主義の戦争と同様に、地政学的な賭けである。

私はある司令官に、正教とシーア主義の平行性について言及したことがある。彼は戸惑ったかもしれないが、確かに意図を理解してくれた。

結局のところ、正統派キリスト教とイスラム教を信じるがゆえに拒絶され、嫌がらせを受け、爆撃を受けた人々が、超越的な生存戦争のために正統派とイスラム文明を再び目覚めさせた(信仰を支えとして)と、彼は本能的に気づいたに違いない。

アヴディエフカの呪文、それは聖母マリアがやがて慰めを与えてくれるように、このような困難な時代の触媒のようなものであるが、それをはるかに超えている。ドンバスのこの目まぐるしい旅で私に衝撃を与えたのは、全能の民衆の力である。パレスチナ、シリア、レバノン、イラク、イエメンを含む大シリア全域に散らばる人々と同様に、ドンバスの住民こそがノボロシア完全解放の真の英雄なのだ。

彼らは、シオニズムと、その終末論的な駐屯地入植者である植民地支配の子孫が聖地を占領して以来、アヴディエフカの煮えたぎる大釜よりもずっと有毒で、ずっと長い間、地上の地獄に耐えてきた魂なのだ。

ノボロシアの人々は、イエメンのフーシ派と同様に、そのDNAに信仰を刻み込まれている。私が前線に近いノボロシアで出会った、深く献身的な指揮官や兵士たちは、民衆の総意を反映している。


希望の本道を行く冒険者たち

ベビーブーマーの欧米人にとって、私たちが旅に戻るときにディランに言及せざるをえない。
「本道は冒険者のためにある。感覚を磨け」。
ノボロシアの黒い大地を横断する究極の冒険者は、なぜか、自分たちの土地を守るために不滅の信念の力を呼び起こす志願兵であり、契約兵である。

包囲の大鍋が極限まで煮えたぎったときに、滅びるか降伏するかの西側ゲームの駒たちには、「空もあなたの下に崩れ落ちてくる」ということだ。

シェリー*は直感的に、私たちは誰もが忘却に反抗していること、つまり死が私たちを断罪していることを理解していた。しかし、この反逆は2つのまったく異なる道筋をたどることがある。
*パーシー・ビッシ・シェリー(Percy Bysshe Shelley、1792年~1822年)は、イングランドのロマン派詩人。小説家のメアリー・シェリーは妻。ここでは夫の方を言うのか?

権力に酔いしれた人間は、目の前のすべてを破壊し、そして順番に破壊されていく(それが現在の「嘘の帝国」の運命である)。

そして、詩人や精神的な戦士がたどる道もある。その魂はエオリアン・ハープ*であり、目に見えない巨大な奇跡の力を呼び起こす。
*エオリアン・ハープは弦楽器の一種。ウインド・ハープとも。自然に吹く風により音を鳴らす。ギリシャ神話の風神アイオロスに由来する。

もちろん、ウクライナの代理戦争はアヴディエフカで終わることはなく、10年近く続くドネツク山麓での戦いは続くだろう。

プロパガンダによるテロ攻撃はさらに続くだろうし、市民の窮状はかなり長期化するかもしれない。しかし、すでにはっきりしているのは、千年の歴史を持つロシアの土地でロシアの魂を打ち負かすことを夢見る、下劣な「ルールに基づく秩序」のチェスプレイヤーは、どうしようもなく破滅の運命をたどるだろうということだ。
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