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米国、ニジェールのクーデター指導者の暗殺を検討(モスクワ)

<記事原文 寺島先生推薦>
US considering assassination of Niger coup leaders – Moscow
ワシントンのスパイが昔のやり口に戻っている、とロシアの対外情報機関が主張
出典:RT  2023年 9月 7日
<記事飜訳 寺島メソッド翻訳グループ>  2023年 9月 22日


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写真 ニジェールの暫定首相アリ・マハマネ・ラミン・ゼイネ © Balima Boureima / Anadolu Agency via Getty Images


 アメリカ政府が、7月下旬に政権を奪取したニジェールの新軍政の指導者を暗殺するかどうかを検討している、とロシア対外情報庁(SVR)は警告した。

 ロシア対外情報庁が木曜日(9月7日)に発表した評価では、ホワイトハウスはニジェールの旧フランス植民地での出来事に「満足していない」としながらも、ニジェールの近隣諸国による軍事介入には頼りたくないという。ワシントンは、西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)による軍事行動よりも、代理人による「暗殺指令」方式の方が望ましいと考えているようだ。

 ECOWASは、追放されたモハメド・バズーム大統領を復職させるため、ニジェールに侵攻すると脅しているが、まだ行動を起こしていない。エマニュエル・マクロン仏大統領は先週、ECOWASによる軍事行動を支持すると述べた。

 「アメリカの特殊部隊の代表が、ニジェールで殺人を実行できる相手と直接話し合っている」と、ロシア対外情報庁(SVR)は主張している。「ペンタゴンの学校で特別な訓練を受け」、暫定指導者の側近に属する人物が候補に挙がっているという。


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READ MORE: Ukraine has secret assassination squad – ex-security chief

 CIAには、海外での暗殺未遂の経歴がある。コンゴの指導者パトリス・ルムンバとキューバの指導者フィデル・カストロは、1970年代にチャーチ委員会によって明らかにされたように、米国の度重なる殺人計画の標的だった。

 ジェラルド・フォード大統領は1976年の大統領令で、アメリカ政府の職員が政治的暗殺計画に加わることを明確に禁止した。ジミー・カーター大統領は1978年にこの禁止令を拡大し、ワシントン「のために行動する」人々を加えたが、ロナルド・レーガン大統領は1981年にこの表現から 「政治的」という言葉を削除した。

 「ホワイトハウスは、アフリカの驚くべき、不愉快な地政学的覚醒に直面したので、昔から使い古された解決策に頼ることにしたようだ」、とロシア調査庁は主張した。

 アメリカ政府はニジェール政権に対するいかなる行動も、「民主主義の強化」を装って行なうだろうと、ロシア調査庁はほのめかした。
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