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調査の結果、言論の自由という観点において、ハーバード大学が最低だと判明

<記事原文 寺島先生推薦>
Survey reveals ‘worst’ US university for free speech
ハーバード大学がFIRE(「個人の権利と表現」財団)の新たな調査により、最下位となった
出典:RT  2023年9月7日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>  2023年9月20日



資料写真:2023年6月29日、マサチューセッツ州ケンブリッジのハーバード大学キャンパスにあるハーバードヤードの門© Scott Eyesen/Getty Images


 今週発表された「「個人の権利と表現」財団(FIRE)」の調査によると、米国最古の高等教育機関であるハーバード大学は、言論の自由に関して、最下位の評価を受けた、という。
 
 この調査によると、ハーバード大学を評価する回答は全くなく、実際の累積ポイントはマイナス10.69という結果に終わった、とFIREのショーン・スティーブンス投票・分析部長がニューヨーク・ポスト紙に語った。

 「どこかの学校でポイントがゼロ以下になることは全くあり得ない、と考えていましたが、ハーバード大学は学術上の制裁を数多く課していたことがわかりました」とスティーブンス部長は述べた。発言や記載内容を理由に制裁を受けた研究者や教授9人のうち7人がハーバード大学の人々だった。

 ハーバード大学内にはこのように検閲をおこなう風潮があるため、100を超える学部が今年初旬、「学問の自由についての委員会」を立ち上げている。

 スティーブンス部長によると、この結果に対して「大きな驚き」はなかった、という。というのも、ハーバード大学はFIREによる調査が4年前に開始されて以来「ずっとほぼ底辺」に位置していたからだ、という。ハーバード大学だけが、FIREが「非常に悪い状況である」と評価づけた大学だったからだ。

 「『間違った』科学的思想を有しているとされて問題が生じるような環境では、信頼のおける知識を生み出す場所として信頼される学びの場にはなれません。とくに頭が痛いのは、最低の結果を出している大学の中に、米国で最も影響力のある大学が入っていることです。具体的には、ハーバード大学やジョージタウン大学、ノースウェスタン大学、ダートマス大学です」とこの調査結果を受けて、FIREのグレッグ・ルキアノフの財団長兼最高責任者は述べた。


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 マサチューセッツ州ケンブリッジ市内(ボストンのすぐ北)に位置するこの大学(ハーバード大学)は、1650年に開学し、北アメリカで最も著名な大学のひとつと考えられている。

 この調査の下位5大学を挙げると、フィラデルフィアのペンシルバニア大学、コロンビア州のサウス・カリフォルニア大学、ワシントンDCのジョージタウン大学、ニューヨーク市のフォードハム大学だ。

 昨年度言論の自由部門において最下位だったニューヨークのコロンビア大学は、今回の調査では214位につけた。なお対象とされた単科大学や大学の数は全部で248だ。

 今年度の調査で最上位につけた学校は、ホートンのミシガン工科大学で、点数は78.01ポイントだった。アラバマのオーバーン大学、ニューハンプシャー大学、オレゴン州立大学、フロリダ州立大学が、残りの上位5大学だ。

 FIREによると、この順位を大きく左右する要因は、各大学がおこなっている言論規制や、ディプラットフォーミング*の要求に対する対応によるところが大きい、という。5万5千人の学生を対象にした調査でも明らかになったことは、56%の学生が自分たちの発言した内容により「排除される」ことを心配しており、27%の学生が、状況によってはキャンパス内での演説を止めさせるのに暴力を使うことを容認する、と考えていることだった。
*情報やアイデアを共有するために使用されるプラットフォーム(講演会場やウェブサイトなど)を削除することでグループや個人をボイコットしようとする試み」、あるいは「容認できない、または不快と見なされる見解を持っている人を特定のウェブサイトなどでブロックすることにより、フォーラムや討論に参加することを防止する行動や慣行のこと。(ウィキペディアより)

 この結果からは、キャンパス内で話し合う際の最も困難な話題というのは、「中絶、銃規制、人種による不平等、トランスジェンダーの人権」であることが分かった。

 FIREが設立されたのは1999年のことであり、その使命は、「すべての米国民の表現の自由と思想の自由を保護し維持すること。この権利は自由権において最も重大なものである」とされている。
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イーロン・マスク、クリミアのスターリンク停止を命令 – CNN

<記事原文 寺島先生推薦>
Musk ordered shutdown of Starlink in Crimea – CNN
海上を飛ぶウクライナの無人偵察機が、ロシア艦隊を攻撃するためクリミアに接近した際、信号が途絶えたと報じられている
出典:RT  2023年 9月 7日
<記事飜訳 寺島メソッド翻訳グループ>  2023年9月20日


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ファイル写真: X、スペースX、テスラの代表イーロン・マスク氏 © Alain JOCARD / AFP


 イーロン・マスクが昨年、核戦争の恐れからウクライナのクリミア攻撃を阻止するために自ら介入したと、CNNがスペースXとテスラの創業者の近刊の伝記からの抜粋を引用して木曜日(9月14日)に報じた。

 来週出版される予定のウォルター・アイザックソンの本によると、ウクライナの無人機がクリミアの海岸に近づいたとき、「接続が途切れ、被害を与えることなく海岸に流れ着いた」という。

 この記述によれば、マスクはスペースXの技術者にクリミア付近でスターリンクの信号を遮断するよう密かに命じたという。それは彼が、ロシアがウクライナ側の「小型のパール・ハーバー作戦」に対応して核兵器を使うかもしれないと懸念したからだ。

 ウクライナのデジタル変革担当大臣ミハイル・フェドロフはその後、マスクにテキストメッセージで信号をオンに戻すよう懇願し、海上ドローンの能力について説明した。マスクは「ノー」と答え、ウクライナは「やり過ぎで、戦略的敗北を招いているからだ」とマスクは説明した。

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Read more:Moscow responds to Pentagon sending uranium ammo to Kiev

 このドローンによる攻撃失敗は、7月にニューヨーク・タイムズ紙によって最初に報じられたが、フェドロフとのやり取りの詳細は含まれていなかった。

 スペースXは2022年2月以来、民間人にインターネットアクセスと通信を提供する目的で、キエフに2万台以上のスターリンク端末を寄贈してきた。しかし、このシステムはほとんど即座に兵器化され、マスクはモスクワとワシントンの両方に彼の真意を説明しなければならなくなった。

 「私はこの戦争にどう関わっているのか?」とアイザックソンは、ある会話の中でマスクが言った言葉を引用している。「スターリンクは戦争に参加するためのものではありません。人々がネットフリックスを見てくつろいだり、学校の勉強のためにネットに接続したり、平和的な良いことをするためのものであって、ドローンによる攻撃のためではないのです」。

 クリミアへの攻撃未遂事件後、マスクは国防総省に対し、スターリンクはウクライナへのサービス提供を継続しないと伝えた。このことがCNNにリークされると、マスクは公然と方針を転換し、「ウクライナ政府に無償で資金を提供し続ける」とツイートした。

 スペースXのグウィン・ショットウェル社長はアイザックソンに語った。「国防総省は1億4500万ドルの小切手を私に用意していた。そして、イーロンはツイッター上のデタラメと、この話をリークしたペンタゴンの嫌われ者たちに屈したのだ」、と。

 伝記によれば、スペースXは最終的にアメリカとEUのいくつかの政府に、2023年初頭にウクライナのためにさらに10万台の衛星アンテナを購入する費用を支払わせた、という。マスクはそれ以来、スペースXはスターリンクの長距離無人機攻撃への使用を含め、「第三次世界大戦につながりかねない紛争の拡大を可能にさせない」と述べている。

 マスクはCNNの記事には反応せず、その日のうちにX(旧Twitter)に投稿し、何が起こったのかを明らかにした。

 「スペースXは何も解除していない」とマスクは述べた。ウクライナは 「セヴァストポリまで スターリンク信号の起動を要求していた。停泊中のロシア艦隊の大半を沈めるという明らかな意図があった」と彼は説明した。「もし私が彼らの要求に同意していたら、スペースXは重大な戦争行為と紛争激化に明確に加担することになるだろう。」

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アイザックソンは「TIME誌」の元編集者であり、チューレーン大学の歴史学教授。ベンジャミン・フランクリン、アルバート・アインシュタイン、ヘンリー・キッシンジャー、スティーブ・ジョブズの伝記作家でもある。
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