マクロン大統領の年金改悪に反対する100万人以上のデモで、警察がデモ隊と衝突
<記事原文 寺島先生推薦記事>
Violent protests grip France — RT World News
フランスで暴力的なデモが発生
出典 RT
2023年3月23日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2023年3月27日

© Twitter
フランス当局は木曜日(3月23日)、エマニュエル・マクロン大統領の年金改革に反対する全国的な抗議デモを抑えるのに悪戦苦闘した。100万人を超えるデモ隊が全国で街頭に繰り出し、一部の治安筋はパリの政府に対する「暴動」と表現した。
数万人の労働者がストライキを行い、デモ隊は公共交通機関、学校、石油精製所を封鎖した。デモ隊を追い払うために、警察は催涙ガス、高圧放水銃、閃光弾、警棒などを使った。ソーシャルメディアでは動画が出回り、重装備の警官が非武装のデモ参加者を棍棒で殴っている様子を映し出していた。
他の映像では、パリの路上でバリケードが燃えている様子が映し出された。ヌーヴェル・アキテーヌの州都ボルドーでは、市庁舎の入り口が燃やされる事態も生じた。
少なくとも消防士の一部隊が寝返って、デモ隊に合流した。複数の目撃者は、この状況を 「制御不能」と表現している。
「パリは戦争状態だ、投稿する暇はない、気をつけろ」と、ある独立系メディアはツイートしている。
150人近い警察官と国家公務員が負傷し、ラルド・ダルマナン内相は23日夜、この状況を「絶対に容認できない」とし、犯人の厳しい処罰を要求したと発表した。
またダルマニン内相が記者団に語ったところによると、パリでの「略奪と放火」に関する尋問のため172人が拘束され、フランスの首都で190件の火災が発生し、そのうち50件は現地時間午後10時の時点でまだ燃えているとのことだ。
内相は、暴力の中でも特にひどいのは「極左」と「ブラックブロック」(黒装束をまとった過激派アナキスト主体の連合体、もしくは抗議の戦術)の無政府主義者であると非難した。
警察は100万人以上の抗議者が街頭にいたと推定している。
国民の不満の爆発の引き金は、マクロン大統領が来年から定年を62歳から64歳に引き上げると発表したことだった。マクロン大統領は、国民年金制度の破綻を防ぐために、この変更が必要であると主張している。
エリゼ宮(フランス大統領官邸)は、1月以来、物議を醸すこの提案を検討しようとしていた議員に相談することなく、この変更を行った。これに対し、デモ隊はマクロン大統領に辞任を要求した。
水曜日(3月22日)にテレビに出演したマクロン大統領は、自分の唯一の過ちは、この決定の利点を「人々に納得させることができなかった」ことだと述べ、たとえそれが「不評を買う」ことになったとしても、自分は引き下がらないと主張した。
憲法で保護された抗議する権利はあるが、不満分子が暴力を行使するならば、「それはもはや民主主義ではない」とマクロン大統領は述べた。
マクロン大統領はコロナウイルス対策としての過酷な封鎖や命令により激しく批判されたが、2022年には容易に再選を果たし、最終的には17ポイント差でマリーヌ・ルペンを破って当選した。なお決選投票では、1969年以来最低の投票率を記録した。
Violent protests grip France — RT World News
フランスで暴力的なデモが発生
出典 RT
2023年3月23日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2023年3月27日

フランス当局は木曜日(3月23日)、エマニュエル・マクロン大統領の年金改革に反対する全国的な抗議デモを抑えるのに悪戦苦闘した。100万人を超えるデモ隊が全国で街頭に繰り出し、一部の治安筋はパリの政府に対する「暴動」と表現した。
数万人の労働者がストライキを行い、デモ隊は公共交通機関、学校、石油精製所を封鎖した。デモ隊を追い払うために、警察は催涙ガス、高圧放水銃、閃光弾、警棒などを使った。ソーシャルメディアでは動画が出回り、重装備の警官が非武装のデモ参加者を棍棒で殴っている様子を映し出していた。
La police procède à de nombreuses charges et matraque les manifestants dans le cortège parisien.#manif23mars #reformedeseetraites pic.twitter.com/CfBHJ4G4pz
— Amar Taoualit (@TaoualitAmar) March 23, 2023
他の映像では、パリの路上でバリケードが燃えている様子が映し出された。ヌーヴェル・アキテーヌの州都ボルドーでは、市庁舎の入り口が燃やされる事態も生じた。
少なくとも消防士の一部隊が寝返って、デモ隊に合流した。複数の目撃者は、この状況を 「制御不能」と表現している。
「パリは戦争状態だ、投稿する暇はない、気をつけろ」と、ある独立系メディアはツイートしている。
JUST IN: Protests in France are NOT LETTING UP, videos from Paris emerge showing what looks like a war zone..
— Chuck Callesto (@ChuckCallesto) March 23, 2023
WHY IS THE MEDIA HIDING CIVIL UNREST?
pic.twitter.com/OP64Km1UCT
150人近い警察官と国家公務員が負傷し、ラルド・ダルマナン内相は23日夜、この状況を「絶対に容認できない」とし、犯人の厳しい処罰を要求したと発表した。
またダルマニン内相が記者団に語ったところによると、パリでの「略奪と放火」に関する尋問のため172人が拘束され、フランスの首都で190件の火災が発生し、そのうち50件は現地時間午後10時の時点でまだ燃えているとのことだ。
内相は、暴力の中でも特にひどいのは「極左」と「ブラックブロック」(黒装束をまとった過激派アナキスト主体の連合体、もしくは抗議の戦術)の無政府主義者であると非難した。
警察は100万人以上の抗議者が街頭にいたと推定している。
国民の不満の爆発の引き金は、マクロン大統領が来年から定年を62歳から64歳に引き上げると発表したことだった。マクロン大統領は、国民年金制度の破綻を防ぐために、この変更が必要であると主張している。
エリゼ宮(フランス大統領官邸)は、1月以来、物議を醸すこの提案を検討しようとしていた議員に相談することなく、この変更を行った。これに対し、デモ隊はマクロン大統領に辞任を要求した。
水曜日(3月22日)にテレビに出演したマクロン大統領は、自分の唯一の過ちは、この決定の利点を「人々に納得させることができなかった」ことだと述べ、たとえそれが「不評を買う」ことになったとしても、自分は引き下がらないと主張した。
憲法で保護された抗議する権利はあるが、不満分子が暴力を行使するならば、「それはもはや民主主義ではない」とマクロン大統領は述べた。
マクロン大統領はコロナウイルス対策としての過酷な封鎖や命令により激しく批判されたが、2022年には容易に再選を果たし、最終的には17ポイント差でマリーヌ・ルペンを破って当選した。なお決選投票では、1969年以来最低の投票率を記録した。
- 関連記事
-
- ノルド・ストリーム近辺で発見された謎の物体は何か? (2023/04/07)
- 米国スパイの言葉:「親ウクライナ集団」がノルド・ストリームを破壊した(ニューヨーク・タイムズ紙) (2023/04/06)
- ノルド・ストリームにおける環境的大惨事 (2023/04/06)
- 西側はノルド・ストリーム爆破犯人を知っている(タイムズ紙) (2023/04/06)
- ポーランド大統領、ノルド・ストリームの爆破は欧州にとって「有益」と発言 (2023/04/06)
- CIAの隠れ蓑・前衛部隊がジョージア(旧名グルジア)のカラー革命をそそのかす。 (2023/03/31)
- ドイツ:「巨大ストライキ」で交通停止―生活費上昇で大幅な賃上げ要求 (2023/03/28)
- マクロン大統領の年金改悪に反対する100万人以上のデモで、警察がデモ隊と衝突 (2023/03/27)
- フランス全土で 「年金改悪は止めろ!」 と巨大なデモと集会 (2023/03/26)
- ポーランド前外相、ロシアのガス・パイプラインの破壊を米国に感謝 (2023/03/17)
- 「武器を送るな、NATOから脱退せよ」 フランスでも各地で大規模な抗議集会 (2023/03/14)
- 「武器を送るな、賃金を上げよ」 イタリアで平和を願う数千人の集会。 (2023/03/14)
- ウクライナへの武器供与に反対するベルリン集会、数万人が参加 (2023/03/02)
- ホワイトハウス記者会見で予告されていた「ノルドストーム破壊工作」:独首相も事前承認 (2023/02/25)
- ドイツ、「明かりを灯し続ける」ために5,000億ドル支出---ベルリンの巨額の燃料補助金は、ウクライナ危機による経済的影響に対処するには十分でない可能性(ロイター通信) (2023/01/11)
スポンサーサイト