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オランダ人ジャーナリスト:私たちは今、ドンバスにいる。プロパガンダに惑わされた西洋人を目覚めさせるために

オランダ人ジャーナリスト:私たちは今、ドンバスにいる。プロパガンダに惑わされた西洋人を目覚めさせるために

<記事原文 寺島先生推薦>
Dutch Journalist: ‘We are Here, in Donbass, to Awaken Westerners Deluded by Propaganda’


投稿者: 国際主義者360°( INTERNATIONALIST 360°)

著者;エカテリーナ・ブリノーバ (Ekaterina Blinova)

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2022年4月30日



 ドンバスの現場にいる西側ジャーナリストの数はほんのわずかだが、その一方で西側の主流報道機関のメンバーは、リビア、シリアで悪用したのと同じテンプレートを使って、ウクライナ危機に関するフェイクニュースをゴム印で押すように書いている、とオランダの独立ジャーナリスト、ソニヤ・ヴァン・デン・エンデ(冒頭の写真)は語る。

 オランダのロッテルダム出身の独立系ジャーナリスト、ソーニャ・ヴァン・デン・エンデは、ロシア軍の従軍記者としてドネツクとルガンスク人民共和国に行き、特別作戦がどのように展開されているかを自分の目で見てきた。

 砲撃や爆発音も彼女をたじろがせることはない。もう慣れてしまっているからだ。7年前、彼女はシリアで仕事をしていた。バシャール・アル=アサド大統領の要請でロシア軍が介入し、流れが変わる数カ月前という時期だった。彼女によれば、シリアとウクライナの紛争に関する西側主流メディアの報道は、驚くほど類似しているという。

 「彼らは自分たちの意図を実現するために、あらゆることについて嘘をつき続けている」とヴァン・デン・エンデは語る。「シリアでアサド大統領が ”殺人者 ”だったように、プーチン大統領は "虐殺者" にされている。彼らは、イラク、ベネズエラ、そして自分たちの予定表に従わない(他の)国々で長年この脚本を使ってきた。彼らは悪い”男”を必要としている。でも、彼ら(メディア)は現地にいることさえないのだから、判断などできるはずがない。西側諸国からは、ほんの一握りのジャーナリストだけがここにいる。グラハム・フィリップス、パトリック・ランカスター、アンヌ=ロール・ボネル、そして私です」。

 しかし、このオランダ人ジャーナリストによれば、これだけが類似点というわけでもない。彼女はキエフの偽報告や「偽旗」作戦に注目してきた。例えば、スネークアイランドのデマ、ザポロジエ原子力発電所(NPP)をロシアが「攻撃」したとする誇大宣伝、マリウポルの病院をロシアが「攻撃」したという今では否定されている話、最近のブチャの挑発など、挙げれば切りがない。ヴァン・デン・エンデは、これらの事例はジハード主義者の偽旗やホワイトヘルメットの演出した「ガス攻撃」に酷似していると言う。彼女はとくに2017年4月4日のイドリブのカン・シェイクフンで起きた化学兵器攻撃のことを思い起こすと言う。この攻撃はシリア政府によるものだとされたが、ピューリッツァー賞受賞ジャーナリスト、シーモア・ハーシュを含む調査記者によって捏造だったことが明らかにされている。

 「同じことがブチャでも起きた」とこのオランダ人ジャーナリストは言う。「多くの目撃者が、ロシア軍は3月30日に退去したと言っている。4月1日に入ってきたウクライナ軍でさえ、路上の死体については報告しなかった。西側メディアによれば、それは4月3日に起こったということだ。また、死体には白い腕章がついていたという証拠がある。それはロシア軍の証で、ロシア兵が身につけているものだ。ということは、ロシア兵がロシア系ウクライナ人を殺しているということなの? まさかね。」

ウクライナのネオ・ナチズムは神話ではない

 ヴァン・デン・エンデはドンバスを移動中に多くのウクライナ人と話をした。彼女によると、ほぼ全員がキエフ政府を非難していた。彼らがロシア語を禁止し、多くの文化的・国内的人権を自分たちから奪っているからだ。

 「私が話した人々の大半は、(ロシアの)特別作戦が始まったことをとても喜んでいた」とこのオランダ人ジャーナリストは言う。「もちろん、誰も暴力や戦争を望んではいない。しかし、彼らはすでに8年間、ウクライナ軍による戦争、殺戮、破壊に苦しめられてきた。一番ひどいのは、正規軍と一緒に戦っていたナチス大隊だった。」

 「ウクライナのネオ・ナチズムは神話ではない」とデン・エンデは強調する。2016年と2017年にウクライナの港町オデッサを訪れたとき、彼女はかなり前からファシスト的な雰囲気が国中に広がっていることに気づいていた。「実は、ウクライナのナチズムは第二次世界大戦中からずっとあった」とオランダ人ジャーナリストは言う。

 「ステパン・バンデラの思想的後継者であるウクライナ民族主義者組織(OUN)、第14-SS義勇軍師団 “ガリシア” 、ナハティガル大隊はソ連時代に地下に潜った。しかし、これらの勢力は長い年月を経て再び生き返って、米国、英国、EUがウクライナを不安定化させるために利用されている」と彼女は言う。「以前は、これら西側の地政学的役者が、アサドを失脚させるためにイスラム教徒を利用したのと同じようなものだ」とこのジャーナリストは付け加えた。

 ヴァン・デン・エンデによれば、「2014年のウクライナでのクーデターの後、少数派のネオナチが権力を握り、8年間、主に東部をナチス的な非常に悪質かつ残酷な方法で恐怖に陥れてきた」ということだ。

ようやく守られているという実感

 「西側諸国は、ウクライナの村や町に加えられたすべての被害について、絶えずロシアを非難している。しかし、東ウクライナの人は、民間地域の破壊のほとんどは、撤退するウクライナ軍と悪名高いアゾフ大隊を含むネオナチ隊によって引き起こされたものだと証言する」とオランダのジャーナリストは言う。「ウクライナ軍は民間施設を盾として利用しただけでなく、撤退してロシア軍に譲った陣地を無差別に砲撃したと報告されている。」

 ヴァン・デン・エンデは自分の意見を説明するために、ドネツク人民共和国のヴォルノヴァハにある病院が砲撃された話をする。「ヴォルノヴァハの住民に聞くと、空からの爆撃ではなく、手榴弾やロケット弾による攻撃があった」と彼女は言う。

 「西側はロシア軍によって爆撃されたと言っているが、ある女性の話を聞くと、彼女はその病院でずっと働いていたが、病院に陣取ったウクライナ(軍)が病院施設とその隣にあった彼女の家を砲撃して破壊したと言っています。」

 このオランダ人ジャーナリストは「東ウクライナ人はロシア軍から非常に良い扱いを受けており、ほとんどの場所で定期的に人道的支援を受けている」と述べ、さらに「しかも、地元の人たちは、ようやく守られていると感じている」と付け加えた。

 ウクライナ軍とネオナチの大隊、ロシアが支援する民兵組織DPRとLPRとの激しい戦闘で、多くの家屋が破壊された。しかし、ドンバスの人々はあきらめていない、とそのジャーナリストは強調する。

 「ある女性は ”私たちは負けない。私たちはここを再建する。私たちの子供や孫のために必ず平和を取り戻す” と言っている」。ヴァン・デン・エンデはそう語った。

ロシアは情報戦争に負けているのか?

 ロシアは西側との情報戦に負けている、という見方もある。西側の巨大報道装置は巨大IT企業の支援を受けて日夜活動しているが、ロシアの報道機関の大半は西側諸国においては検閲を受けるか、あるいは完全に沈黙させられてしまっている。

 「そんなことはない。ロシアは情報戦に完全に負けているわけではない」とヴァン・デン・エンデは主張する。「それは私たち次第だと思う。一握りの西洋人だが、私たちこそが、まだ眠ったままで、来る日も来る日も偽情報や作り話にさらされている大多数の西洋人の目を覚まさせるのです。」

 そもそもこの紛争は、欧米の政治家によって煽られていることを念頭に置くべきだと、このジャーナリストは言う。彼女によれば、欧米はシリアでも同じことをしたが、その戦争はほとんど負けたも同然だった、という。

 世界は変化しており、西側諸国は多極化する世界秩序とまだ折り合いをつけていないと、ファンデンエンデは指摘する。ロシアのプーチン大統領は、2007年のミュンヘン演説で、この変化の始まりについて概説している、と彼女は指摘する。

 当時、西側諸国は彼の言葉の無視を決め込んだが、一極集中の世界が永久になくなることは明白になりつつある、と同ジャーナリストは結論づけている。
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