スタンフォード大学教授「データが示す、コロナウイルスに対する過剰反応」
<記事原文 寺島先生推薦>
Data Indicates We’re Severely Overreacting To Coronavirus
The American Institute of Stress
2020年3月30日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2020年4月23日
3月17日に発表された分析で、スタンフォード大学のジョン・P・A・ヨアニディス氏(スタンフォード大学のメタリサーチ・イノベーションセンターの共同センター長であり、医学、生物医学データサイエンス、統計学、疫学および公衆衛生の教授)は、こう述べている。現在のコロナウイルスCovid-19は世紀に一度のパンデミックと呼ばれてきた。しかし、それは世紀に一度の明らかな大失敗とも呼べるかもしれない。なぜなら、私たちは全く当てにならないデータによって地殻変動的な決断を行っているからである、とヨアニディス氏は述べている。私たちが持っているデータによれば、我々はかなり過剰反応をしていることがわかる。
現在のコロナウイルスCovid-19は世紀に一度のパンデミックと呼ばれてきた。しかし、それは世紀に一度の明らかな大失敗であると3月17日にニュースレターSTATの主張欄でヨアニディス氏は書いている。
滑稽なほど過酷な対策が多くの国々でとられてきた。もしパンデミックが(自然消滅かまたはこれらの対策の結果として)消滅したなら、短期的な極端な社会的隔離やロックダウンは耐えられるものかもしれないとこの統計学者は言う。しかし、このパンデミックが地球上で弱まることなく吹き荒れるなら、どれくらいの間このような対応が継続されるのであろうか。政治家は害より益をなしていると果たしていえるのだろうか。
我々がもっている痛ましいほどの不適切なデータをみれば、多くの国でとられている極端な対策は常軌を逸しており、尋常でない不必要で悲劇的な結末となる様相を呈している。極端に制限された検査により、我々はCovid-19による極めて大多数の感染を見逃しているようである。したがってWHOの報告による致死率は意味のないものであると、彼は述べている。
SARS-CoV-2(コロナウイルス)の検査を受けた患者は、重篤な症状と経過が悪い患者だけであり、これでは均衡を欠いたデータであるとヨアニディス氏は説明する。多くの医療システムでの検査件数は非常に限られているため、「特定の傾向を持つ集団だけを選択するバイアス」は今後さらに悪化する可能性がある、と彼は示唆下線文している。
次に、ヨアニディス氏は、「閉鎖された中で乗客全体が検査された」、あるケースに注目した。そう、「クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号で隔離された乗客たち」のケースだ。「船内での死亡率は1.0%だったが、乗客の多くは高齢者であり、最も死亡リスクが高くなるケースだった。米国の人口の年齢構造にあてはめて考えると、私の計算では、死亡率は0.125%程度になり、サンプル規模から考えると、誤差は0.025%から0.625%の範囲になる」と、ヨアニディス氏は指摘している:
「ダイアモンド・プリンセス号の死亡率をアメリカの人口構成に当てはめると、Covid-19に感染した人の致死率は0.125%である。しかし、この推定は極端に少ないデータ(700名の感染乗客と乗組員の間でわずか7人の死亡数)に基づくものであるから、本当の死亡率は5倍低いもの(0.025%)から5倍高いもの(0.625%)の間であると言える。そしてまた、感染した乗客の幾人かは後になって死亡するかもしれないし、乗客はさまざまな慢性疾患をもっていた可能性もある(そのことはSARS-CoV-2による感染結果が一般的な人口動静に比べてより悪い結果となる危険要因となる)。これらの不確定な変数を付け加えれば、一般的なアメリカの人口構成における妥当な致死率は0.05%から1%の範囲内である。」
「致死率の推定値に大きな幅があるせいで、どの推定値が正しいと考えるかによって、パンデミックがどれだけ深刻で、どんな対策をとるべきなのかのとらえ方が、大きく変わってくる」、とヨアニディス氏は強調している。「人口全体で0.05%という致死率は季節性インフルエンザよりも低い。それが本当の致死率であったなら、社会的にも経済的にも途方もない結果を招く可能性のある、世界を「ロックダウン」するという政策は、まったく非合理的な対策であるとも言える。まるで、象が飼い猫に襲われているようなものだ。欲求不満が募り、飼い猫を避けようと、ゾウが、崖から飛び降りて死んでしまうのだ。」
高齢者での高い致死率が0.05%のように低いものであるはずがないと主張する人々に対して、教授は、過去何十年もの間知られてきた、いわゆる穏やかで一般的な風邪のタイプのコロナウイルスでさえ、それらが療養施設の高齢者の間で感染すれば致死率が8%にまでのぼる、と注意している。
( 意見書の全文はこちら。)
元の投稿:James Barrett DailyWire.com
Data Indicates We’re Severely Overreacting To Coronavirus
The American Institute of Stress
2020年3月30日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2020年4月23日
3月17日に発表された分析で、スタンフォード大学のジョン・P・A・ヨアニディス氏(スタンフォード大学のメタリサーチ・イノベーションセンターの共同センター長であり、医学、生物医学データサイエンス、統計学、疫学および公衆衛生の教授)は、こう述べている。現在のコロナウイルスCovid-19は世紀に一度のパンデミックと呼ばれてきた。しかし、それは世紀に一度の明らかな大失敗とも呼べるかもしれない。なぜなら、私たちは全く当てにならないデータによって地殻変動的な決断を行っているからである、とヨアニディス氏は述べている。私たちが持っているデータによれば、我々はかなり過剰反応をしていることがわかる。
現在のコロナウイルスCovid-19は世紀に一度のパンデミックと呼ばれてきた。しかし、それは世紀に一度の明らかな大失敗であると3月17日にニュースレターSTATの主張欄でヨアニディス氏は書いている。
滑稽なほど過酷な対策が多くの国々でとられてきた。もしパンデミックが(自然消滅かまたはこれらの対策の結果として)消滅したなら、短期的な極端な社会的隔離やロックダウンは耐えられるものかもしれないとこの統計学者は言う。しかし、このパンデミックが地球上で弱まることなく吹き荒れるなら、どれくらいの間このような対応が継続されるのであろうか。政治家は害より益をなしていると果たしていえるのだろうか。
我々がもっている痛ましいほどの不適切なデータをみれば、多くの国でとられている極端な対策は常軌を逸しており、尋常でない不必要で悲劇的な結末となる様相を呈している。極端に制限された検査により、我々はCovid-19による極めて大多数の感染を見逃しているようである。したがってWHOの報告による致死率は意味のないものであると、彼は述べている。
SARS-CoV-2(コロナウイルス)の検査を受けた患者は、重篤な症状と経過が悪い患者だけであり、これでは均衡を欠いたデータであるとヨアニディス氏は説明する。多くの医療システムでの検査件数は非常に限られているため、「特定の傾向を持つ集団だけを選択するバイアス」は今後さらに悪化する可能性がある、と彼は示唆下線文している。
次に、ヨアニディス氏は、「閉鎖された中で乗客全体が検査された」、あるケースに注目した。そう、「クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号で隔離された乗客たち」のケースだ。「船内での死亡率は1.0%だったが、乗客の多くは高齢者であり、最も死亡リスクが高くなるケースだった。米国の人口の年齢構造にあてはめて考えると、私の計算では、死亡率は0.125%程度になり、サンプル規模から考えると、誤差は0.025%から0.625%の範囲になる」と、ヨアニディス氏は指摘している:
「ダイアモンド・プリンセス号の死亡率をアメリカの人口構成に当てはめると、Covid-19に感染した人の致死率は0.125%である。しかし、この推定は極端に少ないデータ(700名の感染乗客と乗組員の間でわずか7人の死亡数)に基づくものであるから、本当の死亡率は5倍低いもの(0.025%)から5倍高いもの(0.625%)の間であると言える。そしてまた、感染した乗客の幾人かは後になって死亡するかもしれないし、乗客はさまざまな慢性疾患をもっていた可能性もある(そのことはSARS-CoV-2による感染結果が一般的な人口動静に比べてより悪い結果となる危険要因となる)。これらの不確定な変数を付け加えれば、一般的なアメリカの人口構成における妥当な致死率は0.05%から1%の範囲内である。」
「致死率の推定値に大きな幅があるせいで、どの推定値が正しいと考えるかによって、パンデミックがどれだけ深刻で、どんな対策をとるべきなのかのとらえ方が、大きく変わってくる」、とヨアニディス氏は強調している。「人口全体で0.05%という致死率は季節性インフルエンザよりも低い。それが本当の致死率であったなら、社会的にも経済的にも途方もない結果を招く可能性のある、世界を「ロックダウン」するという政策は、まったく非合理的な対策であるとも言える。まるで、象が飼い猫に襲われているようなものだ。欲求不満が募り、飼い猫を避けようと、ゾウが、崖から飛び降りて死んでしまうのだ。」
高齢者での高い致死率が0.05%のように低いものであるはずがないと主張する人々に対して、教授は、過去何十年もの間知られてきた、いわゆる穏やかで一般的な風邪のタイプのコロナウイルスでさえ、それらが療養施設の高齢者の間で感染すれば致死率が8%にまでのぼる、と注意している。
( 意見書の全文はこちら。)
元の投稿:James Barrett DailyWire.com
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