トランプ大統領は、人工呼吸器の製造に「時間の浪費」をしているとGM(ゼネラル・モーターズ)を非難し、国防生産法を発令。
<記事原文 寺島先生推薦>
Trump invokes Defense Production Act, accusing General Motors of ‘wasting time’ on producing ventilators
RT USA News 2020年3月27日
<記事翻訳>寺島メソッド翻訳グループ
2020年4月19日
ドナルド・トランプ大統領は、戦時の国家権力を持ち出し、Covid-19患者を治療するための人工呼吸器を製造するようゼネラル・モーターズに命じた。それは、トランプ氏が、人工呼吸器の生産を遅らせたゼネラル・モーターズ(GM)を強く非難した後のことだ。
3月26日に署名されたトランプ氏の国防生産法に基づく命令は、GMがホワイトハウスの声明に従って「連邦政府からの呼吸器に関する命令を受け入れ、実行し、優先的に行う」ことを要求している。トランプ氏は、以前GMに医療機器会社のベンテック・ライフ・システムと提携して4万台の人工呼吸器を製造するよう協力を要請していた。しかし、GMがその数を6,000台に修正したことをうけ、トランプ氏は26日、「時間の浪費だ」とGMを非難した。
「GMなら人工呼吸器を供給できるという交渉は、有意義だった」。トランプ氏は、声明でこう述べた。「しかし、ウイルスに対する我々の戦いは喫緊の課題であり、通常時の契約プロセスのようなギブアンドテイクではいかない。GMは時間を浪費していた。」
その数時間前、トランプ氏は、GMに怒りをぶつけ、ツイートでこんな要求をしていた。「愚かにも閉鎖していたオハイオ州のローズタウン工場を」再開して「今すぐ、呼吸器を作れ!」
Also On RT. COM
Open your STUPIDLY abandoned plant’: Trump lashes out at GM & Ford over ventilator delay
トランプ氏はまた、GMが設定した10億ドルの値札が高すぎることにも不満を示し、今週、もっとよい条件を求めて、他のメーカーにアプローチしたとも伝えられている。
トランプ氏による発令を受けて、保健福祉省のアレックス・アザール長官が、GMが製造する人工呼吸器の数を決定することになる。
朝鮮戦争の始まりにまでさかのぼる国防生産法は、大統領が、民間産業に連邦政府に必要な物資を製造するよう命じる権限を与えている。トランプ氏は先週、その法律を発効させたが、それまでは使用することには消極的であり、つい最近の3月25日には、「我々はその法律を必要としない」と記者団に伝えていた。
3月26日に、米国でのCovid-19の症例がほぼ10万人に達し、複数の州知事は、最重症患者の生存を維持するために不可欠な人工呼吸器を提供するよう連邦政府に懇願し続けている。ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は、国内のCovid-19症例の約半分をニューヨーク州が占めている中、3万台を超える呼吸器を要求している。ルイジアナ州のジョン・エドワーズ知事は、今週、ルイジアナ州の症例数が10倍に増加したため、さらに多くの呼吸器を要求した。
呼吸器の製造注文をGMに命じた後、トランプ氏は2.2兆ドルの景気刺激法案に署名した。この法案は、①病院への資金と②米国人のほぼ全員への一時的な1,200ドルの支給、を割り当てているが、企業にも5,000億ドルの支給を確保している。これは、アメリカ史上最大の企業救済策だ。
Also on rt.com
‘US Congress approves $2.2 trillion stimulus bill, sends to White House
Trump invokes Defense Production Act, accusing General Motors of ‘wasting time’ on producing ventilators
RT USA News 2020年3月27日
<記事翻訳>寺島メソッド翻訳グループ
2020年4月19日
ドナルド・トランプ大統領は、戦時の国家権力を持ち出し、Covid-19患者を治療するための人工呼吸器を製造するようゼネラル・モーターズに命じた。それは、トランプ氏が、人工呼吸器の生産を遅らせたゼネラル・モーターズ(GM)を強く非難した後のことだ。
3月26日に署名されたトランプ氏の国防生産法に基づく命令は、GMがホワイトハウスの声明に従って「連邦政府からの呼吸器に関する命令を受け入れ、実行し、優先的に行う」ことを要求している。トランプ氏は、以前GMに医療機器会社のベンテック・ライフ・システムと提携して4万台の人工呼吸器を製造するよう協力を要請していた。しかし、GMがその数を6,000台に修正したことをうけ、トランプ氏は26日、「時間の浪費だ」とGMを非難した。
「GMなら人工呼吸器を供給できるという交渉は、有意義だった」。トランプ氏は、声明でこう述べた。「しかし、ウイルスに対する我々の戦いは喫緊の課題であり、通常時の契約プロセスのようなギブアンドテイクではいかない。GMは時間を浪費していた。」
その数時間前、トランプ氏は、GMに怒りをぶつけ、ツイートでこんな要求をしていた。「愚かにも閉鎖していたオハイオ州のローズタウン工場を」再開して「今すぐ、呼吸器を作れ!」
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トランプ氏はまた、GMが設定した10億ドルの値札が高すぎることにも不満を示し、今週、もっとよい条件を求めて、他のメーカーにアプローチしたとも伝えられている。
トランプ氏による発令を受けて、保健福祉省のアレックス・アザール長官が、GMが製造する人工呼吸器の数を決定することになる。
朝鮮戦争の始まりにまでさかのぼる国防生産法は、大統領が、民間産業に連邦政府に必要な物資を製造するよう命じる権限を与えている。トランプ氏は先週、その法律を発効させたが、それまでは使用することには消極的であり、つい最近の3月25日には、「我々はその法律を必要としない」と記者団に伝えていた。
3月26日に、米国でのCovid-19の症例がほぼ10万人に達し、複数の州知事は、最重症患者の生存を維持するために不可欠な人工呼吸器を提供するよう連邦政府に懇願し続けている。ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は、国内のCovid-19症例の約半分をニューヨーク州が占めている中、3万台を超える呼吸器を要求している。ルイジアナ州のジョン・エドワーズ知事は、今週、ルイジアナ州の症例数が10倍に増加したため、さらに多くの呼吸器を要求した。
呼吸器の製造注文をGMに命じた後、トランプ氏は2.2兆ドルの景気刺激法案に署名した。この法案は、①病院への資金と②米国人のほぼ全員への一時的な1,200ドルの支給、を割り当てているが、企業にも5,000億ドルの支給を確保している。これは、アメリカ史上最大の企業救済策だ。
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