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ボストンでの最近の番狂わせ、進歩派の波が民主党を襲う

Boston the latest upset as progressive wave sweeps Democratic party

RT  Home/US News/
2018年9月5日

(翻訳:新見明 2018年10月25日)
<記事原文>https://www.rt.com/usa/437723-ayanna-pressley-boston-victory/
アヤンナ・プレスリー、予備選勝利を祝う
© Brian Snyder © Reuters

アメリカ中で、若い非白人の候補者たちが、多くは極左的綱領を携えて、民主党を作り直している。しかしリベラルなボストンでは、進歩主義は目新しいことではない。 

話は見慣れたものになりつつある。若い黒人女性が、資金が少なく、事前調査で負けていたにもかかわらず、長年その地位を楽に維持してきた年配の白人男性を打ち破る話である。



(マイク・キャプアーノ)
進歩派民主党員アヤンナ・プレスリーが、火曜日のマサチューセッツ州予備選挙で10期連続現職のマイク・キャプアーノを破った。
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(アンドリュー・ギラム)
また先週このことの前に、民主党のタラハシー市長アンドリュー・ギラムが、リードするグウェン・グラハムを破って、フロリダで最初の黒人知事候補となる偉業を成し遂げた。

(グエン・グラハム)


共和党マイク・キャプアーノは、20年のベテラン議員だが、火曜日夜、最初の予備選挙で彼が就任して以来始めて敗北を認めた。44歳のアフリカ系アメリカ人女性のプレスリーは、国民皆保険を与えることや、移民法の執行や本国送還をやめさせ、学生ローンを廃止し、最低賃金を引き上げるなど進歩的な綱領を掲げて運動した。

プレスリーはオカシオ・コルテスの推薦もらっていた。オカシオ・コルテスは今年の夏に民主党全国委員会議長トム・ペレスに、彼女は「党の未来だ」と宣言させた。党は、気の抜けた体制主義のヒラリー・クリントンやその同類が牛耳っていたが、左派的に変わってきているのだ。

(アヤンナ・プレスリー))


プレスリーはオカシオ・コルテスと多くの点で立場を同じくするが、彼女自身は社会主義者と称するまでには至っていない。しかし主流メディアは彼女の勝利を、古き民主党保守に対する若き進歩派の勝利と描くが、プレスリーのボストン地区は、深くリベラルな地区で、彼女やキャプアーの綱領も左派的に鋭く傾斜した。

(オカシオ・コルテス)


キャプアーノはイラク戦争や愛国者法に反対投票をし、全員のためのメディケアや福祉都市を、それらが主流の考えになる前から支持した。彼はまた、去年からのトランプ大統領弾劾に関しては考えが揺れている。そして両候補とも、重要問題に対しては同一歩調をとることを認めた。

オカシオ・コルテスとは違って、プレスリーの民主党内での地位上昇は慣例にそったものである。プレスリーは、ジョン・ケリー上院議員や共和党員ジョウ・ケネディの職員として働き、ボストン市委員会で最初の黒人女性として選ばれた後、2015年民主党活動家グループEMILY Listによって「ライジング・スター」賞を与えられた。そこで当時大統領候補だったヒラリー・クリントンと並んでグループの受賞祭典セレモニーでスピーチをした。

キャプアーノは、自分の議員経験の豊富さや、国のお金をボストンにもたらす事が出来る能力を売り物に選挙運動をした。一方プレスリーは自分を活動家候補として売り込んだ。彼女は黒人女性として自分のアイデンティティを頼りに、多様な人種がいる地区を代表するにふさわしいことを訴えた。

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プレスリーの選挙運動は、「構造的人種差別」を問題にした。そして彼女の勝利演説で、政治や政府に反映されない人々のおかげで勝利できた、と支援者たちに語った。

彼女はまたすぐさまトランプ大統領を非難した。「われわれの大統領は、人種差別主義者で女性嫌悪性で、本当に共感に欠けた人である」と支援者に語った。「ワシントンD.C.に登場するときだ。我が民主党員が、我々と共に戦うことを私は希望する。そして共和党員は、我々の道に立ちはだかる・・・ 変化はやってきている、そして未来は、我々みんなのものである。」

彼女の地区で共和党員の対立候補がいないため、11月プレスリーの議会への道は確実である。民主党は、体制派も進歩派も含めて、下院23議席を取り返す必要がある。
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民主党内「進歩派」の大きなうねり

Party at war with itself: DNC facing insurgency from its progressive base

RT Op-Ed 2018年9月13日
Dave Lindorff

(翻訳:寺島メソッド翻訳グループ 2018年10月23日)
<記事原文>https://www.rt.com/op-ed/438371-democrats-liberals-progressive-election/


デイブ・リンドルフはアメリカの受賞ジャーナリストで、元ビジネス・ウィークのアジア特派員。共同所有のジャーナリストニュースサイトThisCantBeHappening.netの創設者でもある。


シカゴ民主党全国委員会会合の外で抗議集会、2018年8月23日 © Scott Olson / Getty Images

ベテラン民主党議員マイケル・キャプアーノ氏(マサチューセッツ州)が最近惨敗したことは、有権者がリベラル派にうんざりし、もっと進歩的な候補者を求めていることを示している。

民主党の指導層は中道保守派で構成され、彼らはウォールストリートの大銀行、兵器産業そして医薬・医療業界からの献金を喉から手が出るほど欲しがっている。 その彼らが仰天したのは、無名で若いプエルトリコ人女性のアレクサンドリア・オカシオ・コルテスが、6月、ブロンクス・クイーンズ選挙区で10期務めた現職を予備選で打ち破ったことだ。 指導層をびっくりさせたのはそればかりではない。 アメリカ国内の様々な州議会、地方予備選で左翼と社会主義者の候補者が次々と勝利したのだ。

しかし、彼らの驚きは、今、激怒に変わっている。 先週ボストンでAyanna Pressleyが勝利を収めた。 彼女は社会主義者に支援された市会議員で、またしても10期目の現職、ただし今回は古典的なリベラル主流派国会議員である共和党のMichael Capuano氏に打ち勝った。

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ボストンの最近の番狂わせ、進歩派の波が民主党を襲う。


もし民主党の活動家たちが、彼らこそ選挙で自党への投票を期待できる層だが、筋金入りのリベラル派に見切りをつけ、超急進派、あろうことか社会主義者を支持したということになれば、1992年の選挙でビル・クリントン民主党候補が「第三の道」を掲げて以来、党を主導してきた新自由主義的な考え方である「コーポラティズム」の土台が揺らぐことになる。

党首脳部の昨今の苛立ちは隠しようもなくなっている。

8月23日、民主党全国委員会(DNC)はシカゴで3日間の会合を持った。 この会合の主要な議題は11月6日に予定されている議会選挙をどう勝利につなげるのか、ではなかった。党内左翼・進歩主義者たちの影響拡大をどう弱め、ストップさせるか、だったのだ。

最優先議題は止まらない進歩派の数々の勝利のことだった。 進歩派はこの間2つの特別選挙で勝利を物にしている。 ひとつは任期終了前に辞職したか、死亡した議員の補欠選挙、もうひとつは11月の議会選挙の州議会、連邦議会の党候補者を決める予備選においてである。

進歩派の応援を受け、さらには独立系社会主義者で2016年の大統領予備選でヒラリー・クリントン上院議員と闘ったバーニー・サンダース上院議員が生み出した運動から資金を仰ぐことまでしている候補者達がすべて、これらの補欠選挙、予備選挙で勝利しているわけではない。しかし、一部の候補者は党指導層がひやっとする所まで行ったし、オカシオ・コルテスを先頭に、勝利した候補者は数としては十分だ。近々のことでは、社会主義者ラシダ・トレイブがいる。彼女は予備選で勝利し、長年下院議員(デトロイト州選出)を務めたジョン・コニャーズ氏に取って代わり民主党指名候補となった。このことで党指導層の内心は穏やかでなくなった。進歩派は、さらに、ベテラン民主党上院議員(カリフォルニア州)ダイアン・ファインスタインを、州予備選の支援をしないことで、同議員を狼狽させることまでやってのけた。

オカシオ・コルテスの場合、憤慨した党指導層(バラク・オバマ前大統領も含む)は勝利した彼女への支援を拒否した。一部の党指導層は予備選で大敗したクローリーが第三党として11月の選挙に出馬するという思いつきを軽く考えていた。クローリーのこの思いつきは進歩派の大きな怒りを買った。なぜなら、そうなればこの選挙区の有権者の圧倒的多数が民主党支持であるにも拘わらず、みすみす共和党に議席を譲る危険性が出てくるからである。(この思いつきは必要最低支持票も得られずボツになったようだ) 

しかし、事態は一つの党が真っ二つに分裂する方向に進んでいる。一方は進歩派の活動家を基礎とするグループ。このグループが望んでいるのは、
    ① 国民的なヘルスケア
    ② 化石燃料の使用を減らす積極的行動と国の経済の基盤を非炭素エネル
      ギー源に切り替えること
    ③ 国の永久戦争経済体制を終結し、オカシオ・コルテスが言っている「平和
      経済」に転換すること
    ④ 国の最低賃金を少なくとも時給15ドル(現行のほぼ2倍)にすること
    ⑤ 企業が選挙候補者を支援することはやめること 
もう一つのグループは硬化し、老齢化した党のエリート層で、党が選出した役員の多くがこの中に含まれる。彼らは進歩派グループが掲げる上記の要求のどれひとつも望んではいない。ただ、企業や金持ちから巨額の献金を集めるという点では足並みを揃える。そして多くの場合、同じ献金者が共和党の候補者たちにも巨額の融資をしているのだ。  

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アメリカの若者は資本主義にうんざりしている。だからトランプが選ばれたのだ---- スラボイ・ジジェク


数週間前、DNC(民主党全国委員会)は、まだ2ヶ月も経っていないのに、化石燃料産業から民主党への献金を禁止する決議を撤回する票決をした。これには進歩派の活動家たちも激怒した。「環境行動グループ350」の共同創設者であるジェイミー・ヘン氏が、この撤回について怒りを込めて書いている:「こんな風にふにゃふにゃと企業に擦り寄るから、民主党は選挙に勝てないんだ。」

ジャーナリスト、メディア批評家、そして草の根運動の進歩的活動組織である「RootsAction」の創設者の肩書きを持つジェフ・コーエン氏は民主党内のこの抗争の説明として、次のように語っている。

    「2つの民主党があるようです。ひとつは党内エリート層です。彼らは献金企
     業と企業メディアとの繋がりがあるので、要職に就き党を支配しています。
     もうひとつは進歩的造反層で、民主党有権者の大半(共和党、民主党のい
     ずれも支持しない無党派層を含む有権者の大半を含む)を代表しています。 
     経済・社会政策の大胆な変化を強く望んでいます。この2つの党派が今激
     しく戦っているわけです。」

彼はこう予言しています。「1月、民主党内進歩的造反派は議会で議席を獲得することになるでしょう。これは前代未聞のことです。オカシオ・コルテス(ニューヨーク州), トレイブ(デトロイト州), イルハン・オマール(ミネソタ州)そして プレスリーらが新人として当選することになるからです。」

コーエン氏のグループは民主党の指導層の会議が行われているシカゴのホテルの外でピケを組織した。その会議で、恐らくこのピケに狼狽したのだろう、指導層は2020年の次期大統領候補指名プロセスにおいていわゆるスーパー代議員の投票は党大会の第一回投票では誰も行わない票決をした。2016年には714人ほぼすべてのスーパー代議員が党大会でクリントンに投票することになっていたので714票はすべて、州予備選が始まらない内に、彼女の票となった。それはそのまま彼女の総得票数に加算された。メディアは予備選挙の期間中、サンダース候補支援者に投票を手控えさせ、彼の総得票と予備選代議員の数が伸びないような役回りを演じた。結果は民主党員にとっては目を覆うばかりのものだった。共和党ドナルド・トランプが大統領に当選したのだ。それも当然のことで、サンダースが大統領候補者になっていたら、トランプに圧勝しただろう、というのが当時の世論調査だったのだのだから。

スーパー代議員の決定は進歩派活動家にとって小さいが重要な勝利だった。何故なら次回の党大会の大統領候補指名は、党の指導層ではなく、予備選有権者と党員集会の参加者が決めた大統領候補を代議員が投票することがベースになるからだ。

一方、州レベルで言えば、相当数の進歩派(中には公然と社会主義者を名乗る者も)候補者がこの選挙シーズンで予備選を勝ち抜いた。たとえば4人の社会主義者が選出され、民主党候補としてこの11月ペンシルバニア州議会に立候補する。ペンシルバニアは2016年の大統領選において僅差でトランプ氏に勝利をもたらした州だ。登録有権者数で言えば、民主党が共和党を上回っているにもかかわらず、だ。
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バーニー・サンダースは新たなアメリカ社会主義運動のとびらを開いたか?


民主党が2016年に政権を取れず、僅差ではありながら上下両院で多数派になれなかった理由は、候補者に本気でやる気がなかったからだ、と党内進歩派は言う。ヒラリー・クリントン大統領候補しかり。議会候補者たちもその選挙資金を、銀行、軍事産業、ヘルスケア産業、通信業界、さらには化石燃料業界からの献金に頼り過ぎていたため、結局は「票は私たちに!私たちは共和党でもトランプでもありません!」みたいな、すかすかな選挙運動になってしまった、というのが進歩派の議論だ。

直近の経済不況で仕事を無くしていたブルーカラー層は怒り、いら立ち、怯え、何かもっと前向きで心が奮い立つようなものを探していたのだ。その多くは、長年民主党に投票していたにも拘わらず、民主党に背を向け、2016年にはトランプと彼が支援する議員候補者に票を入れた。海外に流出した仕事を「取り戻す」というトランプの公約が現実になってほしい、というはかない期待を抱きながら。一方、進歩派の多数はクリントンの歯切れの悪い「漸進的変化」という言い方に絶望するか、あるいは彼女の陣営の卑劣な攻撃に腹を立て、緑の党に票を入れるか、きっぱり棄権する決定を下したのだった。クリントン陣営は、民主党全国委員会(DNC)の黙認の下、進歩派バーニー・サンダース候補の造反的な選挙運動を弱体化させる動きをしていた。こんな事情があり、トランプは、ウィスコンシン、ミシガンそしてペンシルバニアのような、通常は民主党州と言われるいくつかの州で、僅差だが、決め手となる勝利を手にすることができた。
 
進歩派グループの心に今あるのは、民主党はもっとずっと左よりに政策の舵を切る必要があるという自分たちの主張が証明出来るかもしれない、という期待だ。そのためにはこの秋、中西部とおそらくは南部も含め、民主党支配層に属する候補者が敗北した州で、選挙に勝つ必要がある。  

大きな試金石はテキサス州となるだろう。テキサス州の世論調査では、民主党進歩派のベト・オルークが共和党現職の上院議員テッド・クルーズと互角状態で、11月には勝利する可能性が十分にある、となっている。しかし、DNCの巻き返しもあり、予備選で進歩派の有力候補が予備選で敗退している。それはより保守的な現職、あるいは一番の対立候補に潤沢な支援資金が流れたからであり、またジョー・バイデン前副大統領やオバマ前大統領のような党指導者をより保守的な候補者の選挙応援に積極的に投入したからである。(オルークの場合、民主党は彼の立候補を支援しなければ、来年上院で多数派を取り戻すことなど望みうべくもない)

こういったことがすべて11月にどういう展開になるかはまだわからない。もし進歩派が言うように、民主党へ票を投じてくれる基盤となる人たちが望むのはもっと左寄りのきっぱりと反対を口にできる民主党であり、①医療費の社会負担、②最低賃金の引き上げ、③国の軍国主義政策と、国内で必要とされる社会的支出を犠牲にしたペンタゴン予算の止まることを知らない増額を止めること、などを前面打ち出すことを待っているのだ、というのが本当ならば、秋の選挙で進歩派候補者は大勝利を収め、民主党の伝統的保守派は、現職の一部も含め、敗北の憂き目をみることになるだろう。

それがどんな風に民主党の上下両院多数派奪回へのインパクトになるのか、現時点では予想は難しい。
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ホワイトヘルメットは深い落とし穴(ロジャー・ウォーターズinterview)

Roger Waters: White Helmets is a deep rabbit hole

RT HomeShowsSophieCo (2018年9月7日)
(翻訳: 寺島メソッド翻訳グループ  2018年10月22日)
<記事原文>https://www.rt.com/shows/sophieco/437840-pink-floyd-music-politics/

(別のRTインタビュー画像を採用)

これまで約40年間、ピンク・フロイドの画期的な音楽はフレッシュでディープなサウンドを奏で、ロジャー・ウォーターズの詩は今日的な意味を失っていない。 音楽活動と政治活動のバランスを取ることはどれほど困難なことなのだろうか? 番組では、伝説的なミュージシャンとなっているロジャー・ウォーターズご本人からお話しを伺った。 彼はミュージシャン、活動家、そしてピンク・フロイドを結成した人物のひとりである。

Sophie Shevardnadze: 本日は番組にお越しいただき本当にありがとうございます。 ロシアへようこそ!

Roger Waters: どういたしまして。

SS: お目にかかれて本当にうれしいです。あなたのツアーも楽しみだし、ここでお話しできることも楽しみにしていました。まずは、昔から繰り返される質問になります。 というのもピンクフロイドは音楽の領域を広げている。あなたの書く詩はいつの時代にあっても非常にパワフルだからです。お聞きします。詩と音楽、どちらがパワフルですか?

RW: そうですね、私は詩も音楽も同じように重要だと思います。つまり、歌の仕掛け、それがどこから来るのかよくわかりませんが、歌の仕掛けというのは歌の歌詞にあるいろいろな感情といろいろな想念が、音楽の拍子と否応なく関連づけられることで、聴衆により受け入れられやすくしているところに関係があります。どうなんでしょうね。マジックみたいなものです。蝶の羽根をあれこれひっぱり、ひっぱりしてやっと蝶の羽根について語れる、そんな感じです。 そのくらい蝶の羽根って、ミステリーなんです。そうですね、詩を書くことはミステリーじみています。どんな風に詩が出てくるのか。なぜ詩というのは心、魂が関わり合う中で出てくるのか。もし自分が住んでいる世界を知的に探究しようとすれば、頭脳、知性、自然との関わり合いの中で、どうして詩が出てくるのか。などなどみんなミステリーです。

SS: あなたはこの質問を違った形でたくさん受けられています。ですが、私には本当のところその答をまったく理解できていません。たとえば、ポール・マッカートニーは偉大な音楽家で、あなたの友人でもあるそうですが、もしあなたが、そのポールのコンサートに行ったとして、あなたはシリアや制裁措置について一晩忘れることになります。彼のコンサートという小さなスペースの中で、愛とか失意、家族、友情などについて考えます。あなたのコンサートだったら、来たくれた聴衆にそれだけ、ということは絶対ないでしょう。この点どうなんですか?音楽にはいつも何らかのメッセージを溶け込ませる必要があるのですか?そのメッセージがナンセンスだったり、重要性があまりない場合は別ですが。 

RW: いや、「必要性がある」とか「必要性がない」ということではないと思います。父は亡くなっていて、父のことは実のところ何も知りません。しかし、母は私が子どもの時すばらしい贈り物をくれました。母はこう言ったのです。「私の根っこの部分で一番大事なたった一つのことは、自分以外の人間を気遣うことと、他の人の気持ちに寄り沿うことなのだよ」と。 

具体的になりますが、母は学校の教師をしていました。女手ひとつで私兄弟を育ててくれました。彼女はとても政治的な女性でした。夕方になるとたびたび政治的な集会があり、私たち兄弟もそこへ連れていかれました。「英中友好協会」とかいう組織の集会でした。ありきたりのものではなかったのです。映画をよく見せられました。毛沢東の英雄的な戦いや長征、そして中国民衆の日本人や汪兆銘傀儡政権との戦いの映画でした。

しかし、私がしばしば連れて行かれたケンブリッジでの集会はフレンド派の集会所で行われ、クエーカー教徒の本拠となっていました。ある日、集会が終わったあと母が私に言った言葉を今でもよく覚えています。 「お前、私たちが何だか分かってるかい?」 「うん」と私は言いました。でも本当のところは分かっていませんでした。「あれはフレンド派の集会所と呼ばれている。クエーカー教徒で、 キリスト教の一派だよ」と母は言いました。「お前も知っているように、私は無神論者だ。だからあの人達の信仰に同意するわけにはいかない。でもみんな本当にいい人たちなんだ。」 そして私は思ったのです、「ああ、すげーかっこいい!」  母は今でもそんなことを言っています。 

SS: お母様の影響がとてもあったということですね。

RW: ええ、彼女の影響があります。

SS: ええ、そしてあなたは言葉がとても率直です。考えたことをいつもそのまま言葉にします。毅然とご自分のメッセージを伝えようとします。音楽活動を始めた最初の日からずっと政治的でした。ウォーターズはもう音楽だけに専念したらいいんじゃないか、という声が聞かれます。以前そんな声はありませんでした。そうした声がどうしてこんなにも広まったのでしょうか?あなたのメッセージに変化はありますか?あなたのメッセージは以前よりも鋭くなったということですか?どうして、ここに来て突然、ロジャー・ウォーターズは偉大な音楽家であると同時に政治的な動きもする、という認識が世の中に広まっているのですか?

RW: みんな夢中歩行しているからです。みんな目が覚めていません。 みんな新自由主義の犠牲者です。新自由主義はロナルド・レーガンとマーガレット・サッチャーがこの世界に持ち込みました。それは世界の隅々にまで広まりました。西側の文化、西側の政治や西側のいろいろな物を通してであることははっきりしています。 

その手口のひとつは人々に麻酔をかけ、ほんとうのことに目を向けると気分が悪くなるようにさせるのです。でも、そうはいかない人たちもいます。私は人々の心をぐいっと掴みます。 アメリカではショーが終わった後、あまり多くはありませんが、たぶん2万人に4,5人だと思いますが、会場から外に出て、「あいつ、なんで余計なことをしゃべらずに音楽だけやらないんだ?」と言います。そういう人たちに話しかけることもあるんですよ。というのも私は自分が演奏する会場では、今はだいたい聴衆に話しかけるのです。 冗談を言うこともあります。

SS: そういう人たちはどの程度あなたのメッセージに耳を傾けますか?だって、大半の人は、たとえば「ブリーズ」)を聞いていい気持ちになりたいから会場にいるわけでしょう?それであなたは聴衆に話しかける、つまり、やっていることは聴衆を「快適ゾーン」から外へ引っ張り出すことですよね・・・

RW: 残念なことに、私たちは自分達の教育も子ども達の教育も十分うまくやっているとは言えません。私はアメリカ合衆国に住んでいますが、アメリカ合衆国は公教育には使うお金がありません。どうしてそうなのかと言うと、これは私の見方です。ま、間違っているかもしれませんが、どんなことでも間違ったら訂正すればいいだけの話です。私が見るところ、国は選挙民を無知で、心を持たず、何も考えず、従順で、自分の頭で考えず、消費主義やプロパガンダの作用に無防備のままでいてもらい、国民をコントロール下に置こうとしたり、ジョージ・オーウェルの従順な羊とか何とかいう考え方を維持したいと思っているからです。

SS: 西側主流の動きのことですが、それについてあなたのご意見を伺いたいのです。ですが、その前に少しだけあなたご自身のことについて。イラク戦争が起こった時、アルバム「The Wall」の中の言葉は今日的な意味を失っていない、とあなたは言いました。そして今回のツアーのタイトルは「Us+Them」です。これはアルバム「Dark Side」からのものですが、あなたがそこに今日的な意味を感じていらっしゃることは明らかです。ところで、どうなんですか、本当にこの40年間何の変化もなかったのですか?iphone 135000も、人々が宗教や石油、ガソリン、あるいはお金のために互いを殺し合う事実を変えることは絶対ないでしょう。殺し合いは今でもありますし、2000年前と同じです。がっかりしないですか?やる気なくしませんか?何があなたを駆り立て続けているのですか?あなたはそういった場面に身を置いて40年になります。あなたの歌はすべてその時代を反映し、今の時代も反映しています。でも事態が変化することはありませんが・・・  

RW: その通りです。でも忘れていけないのは、40年という年月はホモ・サピエンスの歴史という観点で見れば、まあ、どうってことはありません。思想そして物事がこれまで発展してきたあり方、また私たちが制度を変革するために持っている潜在能力という観点からしてもそう言えます。 まず、「私が嬉しいと思うのは、啓蒙時代以降に生を受けたことです」という表現に、差し支えなければ、戻る必要があります。私が嬉しいのはフランス革命が数百年前に起こり、その結果「人権宣言」を、もし望めば私たちのズボンの後ろポケットに持てることです。「人権宣言」に私は同意します。あれはいいものです。これなら、自分をしっかりそこで支えることができます。 

しかし、何か様子が変わってきています。お前は政治から離れろとか、ロックンロールはどうたらこうたら、言われます。何だって言うんですか?こうあるべきだ、あるべきでない、そんなことは大きなお世話です。コンサートに来る、来ないはみなさんができること。 でも私の持つ意見に影響を与えることはできません。音楽はみなさんのものでなく、私のものです。みなさんに関係ありません。私がやっていることです。これは私の人生なのです。今やっていることです、これまでずっと常にやってきたことです。
もしみなさんがご自分をピンクフロイドのファンだと考え、私がピンクフロイドとしてやっていることに気づかないとしたら、馬鹿です。でも聞きたくはありません。人生は短すぎて馬鹿の言うことに耳を傾けることはできません。馬鹿の言うことに興味はありません。私が興味を持っているのは思慮深いか、思いやりがあるか、自分で何かを持っている人の意見です。そういう人は皆さんがふだん出会い、話しかける人たちの中に必ずいます。それは古典を読むようなものです。

SS: あなたのことと、あなたの信じていること、そしてあなたが歯に衣着せない物言いをしていることについてお話ししましょう。あなたは「ボイコット、投資撤収、制裁」運動 (BDS運動)の熱心な支持者です。その運動は、イスラエルに対し、国際法に違反するとみられる行為を中止させるための政治的・経済的圧力の形成と強化を目的としたグローバルなキャンペーンを展開しています。あなたは仕事仲間に行動を共にするよう強く働きかけます。最近の例ではシンガーソングライターのLana Del Reyです。あなたが何か発言をし、それをご自分で信じていたり、それに100%の責任を持つことに何の問題もありません。しかし、お仕事仲間にもきつい言葉でイスラエルには行かないように誘導したり、あなたと同じ考えを持つように圧力をかけるのはフェアと言えるのでしょうか?あなたはあなたご自身であって、完全な資格を持って考える・・・

RW: そうですね、私は全く発言しないこともできます。しかしパレスチナの市民社会は2004年にイスラエルを除く国際社会に助けを求めました。具体的にはパレスチナの学者、知識人によって2004年4月に立ち上げられたイスラエル学術・文化ボイコットのためのパレスチナ運動(PACBI)です。彼らは文化人、学者そしてイスラエル以外の国際社会に明確に助けを求め、次のように言いました。「私たちは死にそうです。ここで死にそうです。どうか助けてください!イスラエルに行って演奏することは止めてください。もしイスラエルが学術的な褒賞をすると言ってもどうか拒否してください。今私たちが考えつくのはこれだけです。イスラエルに実力反撃した『インティファーダ』は今できないのですから。」

SS: それでイスラエル政府の心は変わるのですか?

RW: いいですか、イスラエルは今アメリカ、フランス、ドイツでBDS(ボイコット、投資撤収、制裁)運動を一定程度非合法化しようとしています。BDS運動 がイスラエルの実際やっていることに光を当てたからです。しかしイスラエルは今のところ学習しているようにはみえません。かえって世界中の世論を揺さぶっています。刑務所周辺のフェンス近くで行われた「大行進」抗議運動で150人の子どもたちを殺しました。人々は仰天しました。当然です。目があるならそれから目を逸らせてはいけません。BDS運動は人々がそういったことに目を向けさせる手助けをしています。私も同じことをしています。私はこの抗議の行進のことを伝えられる時はいつでも伝えます。私にとってはとても大事なことなのです。
  *BDS運動:「ボイコット、投資撤収、制裁」運動 (Boycott, Divestment, and Sanctions:頭文字をとってBDSまたはBDS運動など)は、イスラエルに対し、国際法に違反するとみられる行為を中止させるための政治的・経済的圧力の形成と増強を目的としたグローバルなキャンペーンである。  

ですが、お話には別の面もありますね。それは公正な立場を取る正規のイスラエル人のことです。彼らの中には今でもあなたのコンサートに来る人もいます。ネタニヤフに投票することなんかしませんでした。入植には反対しています。そういう人も罰するというのはどの程度フェアと言えるのですか?

RW: 私が耳にするのは、残念だけれど大多数のイスラエルのユダヤ人は、ガザ地区への政策や入植や住宅建設を許可する政策はすばらしいと信じている、ということです。彼らにはその問題点が目に入りません。これが大大多数のイスラエル人です。たぶん人口の20%を占めるアラブ系イスラエル人は違います。このアラブ系イスラエル人の80%の中に抵抗運動があります。彼らの多くと私は知り合いであり、友人です。しかしその数は知れています。

SS: あなたは他の事柄についてもしっかりとしたご意見をお持ちです。手持ちの情報ですと、あなたはホワイトヘルメットがある時点であなたに支援を求めました。そしてあなたはノーと言ったのです。あの組織は怪しげだ、ということで・・・

RW: ホワイト・ヘルメットが私に近づいたのは二度あります。一度目はthe Syria Campaignによって組織された資金調達の場でした。私はそれを見て考えました。「この連中はどんな人間なんだ?」 それで少し調査をしてみたのですが・・・

SS: その組織の中にあなたが見て、西側の主流派が見ていないものは何なのですか?というのも、西側は明らかに彼らを理想化しています・・・

RW: 2,3点だけ申し上げます。と言うのも、ホワイトヘルメットのことを話し出したら日が暮れてしまいます。この話はアリスが落ち込んだウサギの穴みたいにとても深いのです。まずホワイト・ヘルメットがシリアの反政府地域で起こった草の根運動だという証拠が一切ありません。この組織が、ただ国外に出たい、爆撃された建物から外に出ようとする市民を手助けしたいという人々だという証拠が全くありません。これが先ずひとつの点です。 

私がバルセロナでちょっとスピーチをした時のことが、ふたつ目です。フランス人でホワイト・ヘルメットの支持者がいました。 彼は世界中を回りながら、白いヘルメットを被って高いビルを登っています。その彼がこう言いました。「あなたのステージで『私たちは君たちのことを忘れてはいない』、とシリアの子どもたちに言ってもらえませんか?」 私の答えは「お断りします」でした。彼は本気だったと思いますよ。私は申し出を受けられない理由を説明しました。私のコンサートは4月14日のバルセロナでした。4月7日にシリアのドゥーマで毒ガス攻撃があったと言われていました。 

それから顔にマスクをした子どもたちに、ホースで水をかける人々が映ったビデオが出てきたのです。すべてホワイトヘルメットが作成したものでした。そしてホワイト・ヘルメットがこのビデオを送信し、SNSで広まりました。そのビデオを唯一の証拠にアメリカ、イギリスそしてフランス政府はシリアを爆撃する決定を下しました。決定の根拠はそれだけだったのです!ステージで私は、「何が起こったのか分からないうちに、シリアへ空爆を仕掛けるのはたいへんな間違いになると思う」と言いました。アメリカ、イギリスそしてフランスはシリアへ100発の巡航ミサイルの発射を強行しました。被害はそれほどでもなかったと思います。死者が出なくて幸いでした。そうは言っても攻撃はあったのです。それから人々の避難もありました。

翌日二人のジャーナリストが現地に入りました。一人はイギリスで定評のある高級紙、The Independentというタブロイド紙の記者のRobert Fisk。もう一人は保守系テレビ局で働いていたテキサス出身のジャーナリスト。名前はPearson Sharpです。二人ともドゥーマ全域を歩き回りました。二人ともビデオが撮影された病院に行きました。人々の話はすべて同じでした。だれ一人毒ガス攻撃について知っている者はいなかったのです。医師たちは言いました。「毒ガス攻撃はまったくありませんでした。喉に粉塵がついた人はいました。が、その日ドゥーマでの死者はゼロです」。だれ一人死んでいませんでした。いかなる種類の毒ガスにも影響を受けた人がいなかったことは確実です。 

これが現地入りした二人の独立系ジャーナリストであり、明快な報告を配信しています。彼らの報告は絶対正しいと思います。そして、公式の化学兵器調査団が4、5週間後にあらゆる資材を携えて現地に入り、調査結果を発表しました。おかしな事に、「神経ガスの痕跡は全くなかった」というのが調査報告です。彼らは塩化なんとかいうものを発見したのです。この用語全部は思い出せないのですが、塩か何かに関係しています。だから、公式報告は現在発表されています。だれもそれを読んでいません。ニュースではないからです。CNNでも流れませんでした。CNNが追いかけるような話ではないからです。CNNが普段伝えるお話は政府軍の毒ガス攻撃があって、ホワイト・ヘルメットはすばらしい、というものです。

もうひとつこれはきちんと申し上げなければなりません。このことはオスロで強調しました。これからも話題になる時はいつでも申し上げるつもりです。つまり、もしホワイト・ヘルメットと呼ばれるボランティアの草の根運動があって、でもこの運動母体はイスタンブールで実際に組織を立ち上げた人々と接点がありません。えーと、つまりこの組織はシリアで立ち上げられたのではなく、イスタンブールでイギリスの軍人が立ち上げたものです。しかし、もしこのホワイト・ヘルメットという組織がきちんと実在し、アサド、やロシア、あるいは他の誰かが爆弾を投下した後に人々を救援するために現地に行くのであれば、全身全霊をかけて彼らの支援をします。でもどんな証拠を見てもそんな事実はないのです。あなたはアカデミー賞を受賞したドキュメンタリーを見ましたか?

SS: ええ、見ました。

RW: つまり、これほど明らかに台本があって、注意深く撮影され、戦禍を被った場所からのドキュメンタリーだと、これ見よがしに
設定されたものをこれまで見たことが・・・

SS: 別のことでお話を伺いたいのです。 「注意深い台本があった」とあなたは言っています。「それは主流メディアの流す話に合わない、それが調査団の報告がアメリカの主流メディアにまで届かなかった理由だ」という表現をあなたは使いました。例えばあなたが「私はアメリカのシリア空爆に批判的だ」とか、「調べてみたらホワイトヘルメットは怪しげな組織だと私は確信している、私の情報源からですが」とか、「ロシアの手によって毒を盛られたとされるスクリパル事件は、申し訳ないが、変です」とかあなたが発言する時、すぐにあなたはプーチンの共感者だ、ロシア当局と手を組んでうそを言っていると言われますが・・・

RW: もちろん言われています。

SS: 私が強く思うのは、もしあなたが今のようでなければ、ちょっと変わった奴だと言われるくらいでしょう・・・

RW: RTの番組に出ていることで私が攻撃の対象となっているのに、言葉のトーンを抑えるぐらいであれこれ言われなくなると思いますか?

SS: あなたがプーチンを好きか嫌いか知りようもありません。でもどうして国務省に沿った意見を表明しないあなたのような人が、「ロシアのスパイ」だとか「クレムリンに肩入れをしている人間」だというようなレッテルを貼られるのでしょう。ご自分では思いもよらないことなのですよね。

RW: はっきりしています。戦争屋たちがこんなことをするのは、まずイランと、たぶん次はロシアと戦争をするんだという考えを前に進めたいからです。戦争ではたくさん金が飛び交います。こんな言い方がきちがいじみた陰謀論の類いに聞こえることはわかっています。でも、そうじゃありません。どうして彼らは年間6千億ドルも使い、自分には何の関係もない国へ行って、肌が茶色の人やイスラム教徒たちを殺害するのです?どうしてなんですか?何のためですか?いいですか、人々が疑問を発し始め、「どうして?」を加えたら・・・ それは人々が攻撃をされる可能性があることを恐れているからなのか、もしくは連中が人々の自由が気にくわないからなのですか。つまり、アメリカのメディアが何を言おうと、どうってことはありません。そうです、連中はおそらく最終的には私をアメリカから放逐するでしょう。

SS: そうお考えなのですか?

RW:ま ったく分かりません。

SS: その危険性を感じていますか?

RW: 私を黙らせようとする動きがあることは感じています。BDS運動に関しては明らかにそうです。連中は私を黙らせようとしてきました。脅迫もあります。

SS: どこへ行かれますか?イギリスに戻られますか?

RW:もしアメリカで生活しなければ、ですか?分かりませんイギリスには戻りません。 たぶんポルトガルです。

SS: ロシアはどうですか?ロシアに来ませんか?

RW: で、どうしてロシア?

SS: 偉大な国だからですよ。

RW: たぶんおっしゃる通りでしょう。私には分かりません。

SS: もうひとつお伺いします。アメリカの役人がロシアについて語ろうとする時、一般的な方針や許容範囲があることにあなたは気づいていましたか?アメリカの政治家がこんなことを言っていました。「ロシア人というのは遺伝的にどうしても(集団に)吸収され易く、(集団の意思が)貫徹し易い民族なんだね。」 それを聞きながら思っていたのは、「何ということを言うのかしら?もしアメリカ人が、特に役人がユダヤ人あるいはアフリカ系アメリカ人についてこんな発言をしたら、それで自分の職業生命は終わりでしょうに」 どうしてOKなんですか?どうしてロシア人についてはそんな言い方をしても許されるのですか?

RW: それはアメリカの主流メディアがそんな言い方を一般大衆に過去、何年でしたっけ?ま、過去4年の間売り込んできたからですよ。どのくらい前からでしたっけ?たぶん4年前・・・

SS: オバマ政権時に始まったのだと思います。2016年の大統領選では本当にひどいことになりました。トランプが大統領になってからさらに悪くなりました。

RW: そうですよね。 昨年(2017年)、「Is this the life we really want?」のレコードを作っている時、制作仲間が「RTはプロパガンダばかりで、ウソの塊だって言い始めたのです。ええ、私はRTを視聴しています。アメリカのテレビでは「(天然ガスの)水圧破砕」のドキュメンタリーなんかやらないでしょう。連中は何であれ何かを人々に伝えることに関心はありません。いいですか、今でははっきりしています。CNNも他の局もみんな同じです。 MSNBCからFoxまで、そしてその中間にある局もいっしょです。 Discoveryは違うかもしれません。Discoveryはアメリカの小さなテレビ局で、人間らしい状態は何かを時々垣間見せてくれます。他はみんなプロパガンダばかりです。   

今でも分からないのですが、どうしてみんなロシアを十把一絡げにして・・・ 私は次のことを外国でもアメリカでも聴衆に語ることがあります。「だれがロシア人だかわかりますか?だれかロシア人に会ったことはありますか?私がこんなことを言うのも私はたくさんのロシア人と会っているからです。たくさんロシア人非常によく知っていると言っている訳ではありません。ただこれだけはよく分かっています。ロシア人は第二次世界大戦で2000万人の国民を犠牲にしてナチスからアメリカ人を守ったのです。それなのにアメリカ人は杖でロシア人を突っ突きに行きたいと思っています。正気ですか?アメリカ人は自分が何を話しているのか分かっていません。同時にロシアの国のこともロシアの国民のことも何ひとつ分かっていません。ただ非難するだけです。」

SS: どうして選挙に出ないのですか?

RW: 生きているうちにやらなければいけない大事なことがいろいろあるからです。

SS: ええ、分かりました。その大事なことを巡っていろいろお話しいただきました。RTは引き続きご視聴くださいね。あなたがRWの視聴者だとうれしいです。

RW: わかりました。

SS: ご幸運を祈ります。

RW:ありがとう。
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沖縄における米軍基地縮小に向けてーNYTimes社説

Opinion
Toward a Smaller American Footprint on Okinawa
.
日本の島の新たな知事は、米軍が撤退することを望んでいる。今やワシントンと東京が妥協案を見いだすときだ。

ニューヨークタイムズ社説

2018年10月1日

(翻訳:新見明 2018年10月9日)
<記事原文>https://www.nytimes.com/2018/10/01/opinion/okinawa-military-bases.html#commentsContainer


I沖縄県庁は8月、米軍施設建設の埋め立て作業許可を取り消した。(読売新聞、AP経由)

日本は長年、人口密地の古い米軍基地を移転させて、大きな米海兵隊基地を新たに海岸に建設することに、沖縄が同意するよう努力してきた。日本政府は、島にディズニーリゾート建設を支援するという‘ニンジン’を与えようとしてきた。一方で、彼らは鞭も与えようとした。基地に対する地域の抵抗を抑えるために訴訟を起こし、新基地に賛成する候補者を支援した。しかし沖縄は何度も何度も、基地はいらないと答えた。沖縄は明確に米軍負担を相応以上に負担してきていると思っている。

玉城デニーが知事に選ばれたとき、彼のメッセージは特に明瞭に響き渡った。島での他のほとんどの選挙同様、この選挙は少なくとも米軍基地に関する国民投票の面があった。玉城氏は基地反対連合を代表していて、基地賛成の彼の対立候補は、与党自由民主党の全面的支援を受けていた。特に今回の選択で注目されたのは、58歳の玉城氏が、日本人の母と米軍海兵隊の父の子であることだ。その父は彼が生まれる前に沖縄を去った。


玉城デニー氏、中央右。先週、沖縄の支援者と共に

安倍晋三首相に迫られた決断は、最高裁で玉城氏が司法の場に訴える『反対』を全て退けるか、(もっと前にやるべきだったが)沖縄の正当な不満を受け入れ、負担を軽減する、あまり面倒でない方法を探すことだ。

ほとんどの日本人は、中国が力を誇示しているので、日米同盟を支持している。問題は、日本で最も貧しい県に、あまりにも不均衡な負担を強いていることである。沖縄は第二次世界大戦末期の三ヶ月ほどできわめて血まみれの激戦が行われた場所である。いまなお、33の米軍施設があり、在日米軍5万人の半分が沖縄に配備されている。軍事装置と軍隊の集中は、騒音、汚染、致命的な事故、暴行の歴史をもたらした。その最もひどい悲劇は、1995年に12歳の少女が3人の軍人によって強姦されたことである。

この事件があって、アメリカと日本は宜野湾市の中心部に広がる大きな海兵隊空軍基地をよりへんぴな地域に移転させ、いくらかの部隊をグァムとハワイに配置換えすることに同意した。しかし、まだ何も進んでいない。地元の抵抗が新基地建設を阻止した。とても自然豊かな辺野古湾に滑走路を建設することが環境を破壊するからである。

米軍の主張は、沖縄の兵站や陸空軍を日本の他の地域に散在させることは、東シナ海において即応能力を低下させることになるという。しかし、米軍が日本やその地域にもたらす安全保障は、日本の最も貧しい県の市民に、不公平で望まれない、しばしば危険な負担を負わせるという犠牲なしには成り立たない。安倍首相と米軍司令官は、公平な解決を見つけるように共に協力すべきである。
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アメリカの制裁は転換点に! 脱ドル化とアメリカに対する結託

US Sanctions Reach a Turning Point. De-Dollarization and Collusion against the U.S.

カルステン・リーゼ
グローバル・リサーチ 2018年9月20日

(翻訳:新見明 2018年10月10日)
<記事原文>
https://www.globalresearch.ca/us-sanctions-reach-a-turning-point-de-dollarization-and-collusion-against-the-u-s/5654643

アメリカ制裁体制の決定的瞬間


毎年、アメリカは制裁する新しい国を見つける。毎年、アメリカは約100人を膨大な制裁リストに加える。今アメリカの制裁は転換点に来ている。 

これまでEUは、アメリカとほぼ同じ比率で世界経済を担ってきた。そしてEUは、アメリカが以前より異様な比率で制裁体制を増大させのに従ってきた。アメリカとEUはともに世界経済のほぼ半分を構成してきて、アメリカの制裁は以前は世界経済の他の半分を標的にしてきた「だけ」だった。これまでEUはアメリカの制裁に影響されることはないので、アメリカとの関係を無理に変える理由がなかった。

しかし今は、イランに関して「二次的制裁」がEUの戦略的会社や金融機関にもかなり打撃を与えた。そしてペルシャ湾からのエネルギーも、EUの世界戦略利害に否定的影響を与えている。要するにアメリカの制裁は、最大の仲間であるEUの自由や安保や主権を攻撃しているのだ。

それ故、いまや我々はアメリカが行う制裁体制のために決定的瞬間に至っているのだ。

アメリカ経済は、すでにUSドルで世界のGDPの4分の1以下である。そして2023年には、世界の約5分の1に落ちるだろう(IMF資料)。アメリカ以外が、世界経済の5分の4(今はEUや中国を含む)を占め、はますます先進国グループになっている。そして彼らはアメリカ制裁体制に対して陰で手をつなごうとしている。この結託は共通の利害の結果である。しかしEUは実際は(又は少なくとも)他の主要勢力の反制裁に協調しないかもしれない。 

私達はここで、根本的変化に向かっている世界最強の複雑な政治経済構造のことを話している。

だから私達は より大きな構図を分析する必要がある。現在のそして将来あり得るアメリカの制裁に対して、反制裁の完全な体制が、世界の協力な勢力によってどのように計画されていて、実行されるのかという構図を分析する必要がある。それは全てアメリカに対して向けられたものである(しかし時々アメリカと共謀するかもしれないが)。これらの対抗戦略体制は次のことを含むが、それに限定されたものではない。
 
金融

振替システムはアメリカの銀行を回避するようになり、アメリカの主要「成長産業」の世界的位置を傷つけるだろう。それはEU、中国、日本、インド、その他全てにとって、アメリカの銀行を捨てて、国際的システムの「自国の」銀行を国際的に展開するチャンスとなる。

長期的傾向を見ると、アメリカの金融業は、アメリカ経済を押し上げている実に「唯一」の巨大成長産業になった。アメリカ経済の他のどの部門も、規模や成長率で金融業に並ぶものはない(武器は少し似ているが、金融は規模において飛び抜けているのだ)。だからこれはアメリカにとってとても厳しいことになるだろう。 

アメリカの銀行はこれまで全世界の振替の便宜に中心的な役割を果たしてきた。そして第3国間の多くの振替は、どういうわけか技術的にアメリカを経由して行われている。このシステム構造はもう終わるだろう。中国によってだけでなく、EUや恐らくインドによっても。

アメリカ以外の誰もが、自分たちのお金をアメリカ金融機関によって触れられるのを嫌がるだろう。もしくは彼らのお金がほんの少しでもアメリカに上陸するのを嫌がるだろう。そしてもちろん、EUと中国はこれに対して合法的で技術的な解決策を知っている。

アメリカのクレジット・カード・システムの成長は妨げられるだろう。その代わり中国やEUのカードが、この儲かる急成長の世界市場に割り込むだろう。ロシアはこの傾向に最初に気づいた国で、アメリカのクレジット・カード会社を全て追い出し、中国のクレジット・カード・システムを導入したのだ。EUは、EUのクレジット・カードの役割を強めて、「偶然」(おおっと!?)、EU市場におけるアメリカのクレジット・カードに損害を与えることもありうる。金融センターであるイギリスのロンドンはBrexitの後、EUとアメリカの間の板挟みにあった。もしイギリスがEUの反制裁運動に対抗して、アメリカに味方すれば、EUはイギリスのクレジットカード・ビジネスをEU司法に訴える強い道具を作り出すかもしれない。

READ MORE:Dollar Hegemony in the Empire of the Damned
 「呪われた帝国におけるドルの支配力」


新たな世界IT振替体制は、SWIFT(国際銀行間通信協会)に対するアメリカの影響を妨害し、アメリカの政治的影響力を減じるだろう。SWIFTシステムはブリュッセルに基盤をおいているが、アメリカの強い影響下にある。ロシアはすでにその代替機関を作った。EUはもはや、アメリカがSWIFT振替を通じてEU企業を傷つけるのを受け入れられない。EUはそれ故、SWIFTをアメリカ支配から解放するか、別のEUシステムを作り出すかどちらかの行動を取らなければならない。

ウォール街を避けよ

中国かEUからでさえ将来制裁の危険のない同じローンを借りられるなら、どうしてアメリカでローンを借りる必要があるのか。

サウジARAMCO石油会社のIPO(新規株式公開)は引き延ばされた。未確認情報では、9・11後、アメリカ司法がサウジ資産をねらった恐れが原因の一部であるということだ。すでにその傾向は、世界で最大のIPO(新規株式公開)がアジアに移動いているということに現れている。  

脱ドル化

EUは今エネルギー貿易をドルからユーロに換えようとしている。この傾向は他の国際貿易においてもドルを減少させるだろう。国際貿易における何兆ドルもが、アメリカに戻ってきて、インフレの危機や、経済危機を起こすかもしれない。未確認情報によれば、金はロシア政府や中国政府によってばかりでなく、トルコ政府によってさえ、急いで買い上げられている。

戦略的供給

エアバスがイランに飛行機を届けることができないのは、とりわけ重要な部品をアメリカから仕入れるからである。これは変化するだろう。戦略的供給チェーンは変化し、アメリカの下請け供給業者や輸送媒体(船、飛行機、IT)や技術、サービスパートナーなどを避けるだろう。それは根本的にアメリカの世界的地位を傷つけることになる。私達はここで中古車のことを話しているのではなく、戦略的ビジネス部門のことを話しているのだ。EUと中国はこの反アメリカ調達を、公式の政策として公然と述べてはいないかもしれないが、彼らは「きわめて」効果的に戦略部門においてそうなるように仕向けるだろう。

また食料のような他の戦略部門(アメリカ農業の穀物や大豆)におけるアメリカの出荷やアメリカのエネルギーは、反制裁によって影響を受けるだろう。中国はアメリカ大豆を減らし、その価格を下げる。そのときEUは(これにあまり依存していないので)、アメリカからの寄せ集めの安い余剰大豆を安売りとして使うかもしれない。液化天然ガスをアメリカがEUに大量に送るという考えは、恐らくほとんど言葉だけで、アメリカからEUへの液化天然ガスの総量はかろうじて増加するに過ぎないかもしれない。EUは冷めた計算さえしていて、ガス部門におけるEUは、アメリカよりロシアというもっと運用しやすいパートナーを持つことができる。EUは様々な面で、アメリカよりロシアに、規模の面でも実質的に有利な関係を持っている。そしてロシアが中国と良好な関係を保っているにもかかわらず、ロシアはバランスを保つことに関心があるようだ。

観光と教育

観光は世界で最も急速に成長する産業の一つである。そしてアメリカは文化的影響力を訪問する観光客全てに売る。大学教育は国家研究に財政支援する戦略的ビジネスであるだけでなく、大学はまたアメリカが世界中の世代に将来影響を及ぼす土台でもある。観光客や学生をアメリカ以外の他の場所に送ったらどうか。中国人観光客と学生はアメリカにとってかなり重要であるが、中国は観光客や学生をアメリカ以外にもたくさん送っている。

ビジネスを保護するために国を使うこと

反制裁として、いまEUは中央銀行や国有企業を、資金調達、ビジネス・パートナー、仲介パートナーの面で、イランの扱いをめぐって騒ぎに巻き込んでいる。EUの国有企業統一体に対するアメリカの制裁は、そのときアメリカの(経済)戦争宣言となり、それはEU私企業に対してだけでなく、直接EU国家にたいする戦争宣言となる。

アメリカの武器以外を買うこと

EUはアメリカに依存せず独自の兵器産業を増大させる壮大で野心的な戦略を実行している。EUの兵器製造業の力を増大させるために、EUはアメリカからの兵器輸入を最小限にする必要がある。EUは自分のものを作り、アメリカからの輸入はできる限り少なくしなければならない。サウジアラビアはこれまで世界最大の武器購入国の一つであり、ほとんど全てアメリカから購入している。しかしサウジアラビアとアメリカの指導者間の兄弟愛は冷めてきて、サウジアラビアは兵器購入先の多様性も求められるだろう。そしてサウジアラビアはすでにEUのユーロ・ファイター[戦闘機]さえもっていて、ロシアと萌芽的な武器購入関係にあり、拡大している。

アメリカに対抗する共謀

アメリカの貿易戦争は、アメリカの利害に対抗するEU、中国、インド、世界のその他(イギリスさえ)を結束させている。アメリカによって始められた侵略的で一方的な貿易戦争で、世界のその他の国々は全て、アメリカの制裁体制に対して対抗戦略に共謀するさらなる動機さえ今やもつだろう。

EUはゆっくり反応しているように思われるかもしれない。そしてこれは自信過剰のアメリカの政治家が、EUはできないだろうとか、しないだろうと思いがちかもしれない。しかし私を信じてください、EUは反応するだろう。なぜならこれは戦略的に必須事項なのだからです。EUはアメリカ制裁に災いの前兆を見てきた。彼らは、アメリカ支配からEUの主権を取り戻すためにこれを十分考慮し、計画し、じっくり準備するだろう。EU委員会大統領ジャン・クロード・ユンカーの最近のEUでのスピーチの文章を読んでください。EUがアメリカに対抗する制裁手段を展開するとき、それは大きく、包括的で、「きわめて」効果的になるだろう。

アメリカにとって否定的な変化は続くだろう

アメリカの銀行、金融、米ドルなどに対する代替システムがいったん開発され、成熟したら、それらは決して消えることはないだろう。

アメリカは自信過剰で、自身の世界的な経済的ヘゲモニーの資格を打ち壊そうとしている。そしてそれは結構なことだ。

*

カルステン・リーゼはコペンハーゲン・ビジネス・スクールの科学(経済)修士である。そしてコペンハーゲン大学からスペイン文化やスペイン語の学位を得ている。10億米ドル職責で、デンマークとスエーデンのメルセデスベンツの元副会長で主任財政委員(CEO)であった。着任当時、メルセデスベンツの世界販売組織内で最も若く、ドイツ人以外で最初の最高の地位にあった。
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カウ(牛)ボーイからソイ(豆)・ボーイへ:アメリカの消費者は肉もどき、乳製品もどきの消費が増加

Cowboy to soy boy: Americans consuming more fake meat & dairy than ever

RT Business News 2018年9月16日
(翻訳: 寺島メソッド翻訳グループ 2018年10月5日)
<記事原文>
https://www.rt.com/business/438565-americans-fake-meat-milk/



植物性食品産業の顔となっている「グッド・フード・インスティテュート(GFI)」(※)の新しい研究によれば、動物性食品の代替物の販売量は37億ドルを超えたとのことだ。アメリカの小売り総売上高は過去12ヶ月でちょうど2%の増加だったが、植物性食品は同時期17%の伸びを見せた。

    ※[訳者注] The Good Food Institute(GFI): 植物性の肉(フェイク・
      ミート)や植物性の乳製品の普及をめざしている非営利団体でアメ
      リカを拠点としている。同協会のホームページは以下にある。 https://www.gfi.org/


「植物性食品産業は、どちらかと言えば『ニッチ(隙間)市場』だったのが、十分に主流と言える流れに入ったということです」と「植物性食品協会(PBFA)」の専務理事ミシェル・サイモン氏は語った。


サイモン氏の説明によれば、植物性の肉と植物性の乳製品の消費者は今やベジタリアンだけではない。「(以前は)消費の主流にいた人々ですら」「いま市場に出回っている、味もよく、革新的なこの植物性食品に手を伸ばしている」とのことだ。

GFIの研究によると、植物性の「肉」の売上高はこの1年間で23%延びた。昨年は6%の増加だった。植物性製品の売り上げ高はアメリカ国内9箇所の国勢調査地域で二桁の伸びを見せた。

GFIの下した予想は、植物性の肉の世界市場は今後2023年までに63億ドルに達するだろうというものだ。現在の市場規模は46億3千万ドルだ。

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「消費者の目が肉の消費を減らす方向に向く中、植物性の肉を選択する人がますます増えています。 実際、全米12%の一般家庭は現在植物性の肉を購入しています」とGFI企業担当専務のアリソン・ラブシュナック氏は語った。

「昨年からこれだけの増加があったことは決して無視できません。 この傾向がこのまま続いてほしいと思っています」とラブシュナック氏は付け加えた。

GFIの研究報告ではまた、「今日の植物性の肉は約10年前の植物性ミルクと同じことになるのでは、という見方がある」ことにも気づいていた。

※[訳者注] 植物性ミルクとは、植物から採れるミルクで、豆乳、アーモンドミルク、ライスミルクなどがある。 

植物性ミルク(18億ドル市場)は「牛乳」アメリカ国内総売り上げ高の13%もの割合を占めている。 これと対照的に植物性の肉の場合は、「肉」アメリカ国内売り上げ高の約1%にしか過ぎない。

GFIは指摘しているが、植物性の牛乳はますますごく普通の家庭食品となっており、他の植物性の乳製品も需要がある、ということだ。 こういった「他の植物性の乳製品」は、最大GFIによると、最大の売り上げ幅を見せた他の製品と肩を並べそうだ。
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