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イベルメクチンに仕掛けられた虚偽情報作戦。実行者はアンソニー・ファウチ、FDAそしてCDCか?

<記事原文 寺島先生推薦>
Disinformation Campaign Launched Against Ivermectin Led by Anthony Fauci, the FDA and the CDC?
筆者:リチャード・ゲイル(Richard Gale)&ゲアリー・ナル博士(Dr.Gary Null)
出典:Global Research  2023年10月12日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>  2023年10月31日


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私たちの機関や、制度、そして民主政府の仕組みなどが利益を追求する集団に乗っ取られ、人々に対して武器として機能している場合、私たちは何をしたらいいのか? 新たなニュルンベルク裁判*を要求するのだ。
ニュルンベルク*裁判・・・第二次世界大戦において連合国によって行われたナチス・ドイツの戦争犯罪を裁く国際軍事裁判である。国家社会主義ドイツ労働者党の党大会開催地であるニュルンベルクで開かれた。日本の極東国際軍事裁判と並ぶ二大国際軍事裁判の一つ。(ウィキペディア)

過去3年間にわたり、FDA(食品医薬品局)や、CDC(疾病対策予防センター)、NIH(国立衛生研究所)、NIAID(国立アレルギー・感染症研究所)、AMA(アメリカ医師会)、アメリカ公衆衛生局、および3900以上のアメリカの地方メディアと時代遅れとなったメディア随伴者などが[1 2 3]、誤情報と目くらまし情報伝達を共謀した。それが原因で約340万人の人々が予防可能だったのに[4]死亡し、数百万または数十億人の人々が予防可能だったのに健康被害や入院を余儀なくされた。それは、ワクチンとして世界の市場に出回ったものの中で最も致死性の高い製品を135億回以上接種させる道を切り開いた[5]。

この誤情報陰謀作戦の一環として、イベルメクチンを意図的に抑えることが一部で行われた。 FDAが主導する意識的な偽情報作戦は、人間用のイベルメクチンと動物用のイベルメクチンの区別を取り去ってしまうことだった。 FDAの広報チームの「成功した」新しい戦略として、次のようなツイートがある[6 7 8 9]:「あなたは馬ではありません。あなたは牛ではありません。まじめな話です、みなさん。やめてください」。

この「戦略」は、医療[11]機関や、薬局委員会、および病院などに影響を与えた。彼らのプロパガンダは新聞や、雑誌、デジタルメディアの記事、医療および専門的注意書きなどで広く引用された。さらに、アメリカ全土で行われたイベルメクチンに関連する事件で、連邦および州の裁判所がこれらの投稿を引用し、訴訟関連の文書や裁判の意見書で言及したのだ。[12]

このキャンペーンは、明白な悪意を持った事前計画の上で実施された。これらの行為は、医療的な虐殺としか言いようのない結果に至った。近年の歴史の中で、これほどの規模と致死性を持つ詐欺が行われたことはない

アメリカのBryan Tyson博士George Fareed博士は、イベルメクチンで20,000人を治療し、99.9パーセントの改善率を報告し、これらの患者の誰もが病院に入院しなかったと報告した。南アフリカのShankara Chetty博士は、8,000人を治療し、死亡者はゼロで、改善率は100パーセントであると報告した。アメリカのJeff Davis博士は、6,000人を治療し、100パーセントの改善率とゼロの死亡者を報告した。アメリカのBen Marble博士は、150,000人を治療し、死亡者はゼロで、改善率は99.9パーセントであると報告した。

世界中からの39人の医師とそのチームに関する一連の症例[13]では、イベルメクチンを早期治療の一部として使用したすべての人々(先に挙げた医師を含む)合計237,521人の治療において、平均して94%以上の改善が見られたことが分かった[14]。

メアリー・タリー・ボーデン博士はCOVID-19のために3,900人以上の患者を治療し、成功率は99.97%以上だった。彼女が早期に治療した人々は、誰ひとり入院を必要としなかった。彼女や他の成功した医師たちは称賛されただろうか? いいえ。その成功の結果、ボーデン博士は病院の特権的な役割を辞任せざるを得なくなった[15]。

ウェブサイトc19early.orgは、異なる早期治療法の安全性と効果に関する証拠の総体を表示し、5,674種類の治療法データベースからの3,335の研究に関するリアルタイムの分析を提供している。これらの研究は、56件のCOVID早期治療法について行われている。

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資料: c19early.org

このウェブサイトによれば、COVID-19に対するイベルメクチンの研究が222件行われ、そのうち172件は同僚査読を受け、99件は治療を対照群と比較したものだ。これら99件の研究は、総計1089人の科学者によって行われ、28か国で137,255人の患者が参加した。

イベルメクチンは、死亡率と、人工呼吸器使用、集中治療室入院率、入院率、および感染症のリスクなど統計的に有意に低いことが分かった。全般的に、イベルメクチンを早期に使用した研究では、リスクが62%減少した。イベルメクチンを早期に使用した場合、死亡率は49%減少した。[16]

しかし、イベルメクチンを勧める代わりに、保健機関はそれを非難し、「馬の駆虫薬」と呼んだ。その代わり、アンソニー・ファウチは、ジリアドの薬物レムデシビルが標準治療となるだろうと述べた。c19early.orgによれば、レムデシビルは20か国で155,923人の患者を対象に、合計946人の科学者によって行われた58件の公表された[17]研究がある。全般的に、レムデシビルの研究は10%の改善を示している。明らかに、効果においてレムデシビルはイベルメクチンには及ばない。[18]

ただし、問題は効果だけではない。イベルメクチンは非常に高い安全性を持っている。一方、レムデシビルは一貫して急性腎不全を引き起こすことがわかっている[19 20 21 22 23]。また、後期治療として服用した場合に危険があるようだ。これに関する証拠が以下に示されている。イベルメクチンの研究では、レムデシビルのリスクに匹敵するリスクは示されていない。

シドニー・ウルフ(公共の利益を擁護する団体であるパブリック・シチズンに所属)は、2021年4月、FDAに宛てて手紙を書いた。その手紙で彼は、FDAが適切な審査手続きを迂回し、公開諮問委員会による審査を省略してレムデシビルの承認を急いでいると非難した[24]。

しかし、FDA(食品医薬品局)や、CDC(疾病対策予防センター)、NIAID(国立アレルギー・感染症研究所)、NIH(国立衛生研究所)、HHS(保健福祉省)および彼らの雇用したメディア随伴者たちなどは、イベルメクチンが危険で命を奪う可能性があると主張した。FDA/CDCが提携したアメリカ全土の毒物情報センターがイベルメクチンによる急増する「暴露」をうまく処理しているとの「ニュース」を大々的に報道した。偶然にも、それはCDCがイベルメクチンの処方箋が急増していることに懸念を示している「ニュース」にもなってしまった[25]。

「暴露」は「毒を飲んだ」ことにはならない。詳細の報告のない電話は、それ自体が有毒を示す事例であることを意味しない[26]。電話をかけた人は、ただイベルメクチンを他の5つの薬と一緒に摂取したか、または自分の犬に動物用のイベルメクチンを与え、指についてしまったかもしれない。ある人が「イベルメクチンを服用した後に入院した」と言っても、それはその人がイベルメクチンを服用したために入院したことを意味するわけではない。

私たちの調査によると、イベルメクチンに対する彼らのプロパガンダ[27]の根拠は、統計的な偽造に基づいていたと判断できる。実際、この記事を準備する際に、イベルメクチンに起因する中立で偏りのない情報源から報告された毒物中毒は一つとしてその証拠を見つけることはできなかった(詳細な分析は付録を参照)。一方で、アセトアミノフェン、またはタイレノールは、アメリカ合衆国では年間56,000回の緊急外来受診、2,600回の入院、および[28 29]500人の死亡を引き起こしている。[30]

3人のイベルメクチンを処方した医師が、FDAとHHS(アメリカ合衆国保健福祉省)および3人の保健官に対して、「馬の腸管虫薬」キャンペーンに関して訴訟を起こした。その訴訟で彼らの評判とキャリアに与えた損害、例えば停職や病院の権限喪失などを詳細に述べた。この事件に関して最近新たな判決が提示された。

裁判官たちは、FDA(米国食品医薬品局)の反イベルメクチン[31]メッセージが、「医学の実践」の領域に足を踏み込んだと判断し、健康機関としては許可されていない行為であると述べた。COVID-19を治療するためにFDAが反イベルメクチンキャンペーンをすることは、「国家主権による免責特権」(FDAが職務執行する間、訴訟の対象にされることを守る)によって保護されていなかった。

ここでは、FDA(米国食品医薬品局)やCDC(疾病対策予防センター)、HHS(米国保健福祉省)およびその共犯者たちがイベルメクチンに対する不法なプロパガンダ戦を仕掛けたことにより、全世界で340万人の人々が不当な死亡を被り、何百万人または何十億人もの人々が不当な健康被害や入院を経験してしまった証拠を提出する。イベルメクチンがブラックリスト化され実効性を持たなければ、早期治療での使用によって何百万人もの命が救われた可能性があっただろう。

イベルメクチンが安全かつ効果的な薬物療法であることを示す国立医学図書館の同僚査読済みの科学研究をここに提供する。これらの研究によれば、イベルメクチンの使用は疾患を最大62%まで減少させ、死亡率を49%減少させる可能性があることが示されている。[32]

私たちは、緊急使用が認可された処方(例えば腎毒性のある薬物であるレムデシビルを含む)が致死的であって、安全かつ効果的であると考えるべきではなかった(これは科学によってはっきり示されている)という証拠も提示する。

以下は、イベルメクチンがもたらす利点に関する、同僚査定学術論文からのいくつかの例だ。

イベルメクチンの効果、統計的に有意な結果を示した研究から

■Akhtarらは、イベルメクチンが死亡率を90パーセント減少させ、ICUへの入院率を72パーセント低減し、入院後の退院率を80パーセント向上させることと、結びついていることを発見した[33]。
■Thairuらは、イベルメクチンが入院後の退院率を55パーセント向上させることと、結びついていることを発見した[34]。
■Kerrらは、イベルメクチン治療が死亡率を92%低下させることと、別の研究では、同じ著者が[35]病院でのイベルメクチン治療が死亡率を45%低下させることが有意に関連していることを見出した。第三の研究では、Kerrら[36]は、イベルメクチン治療が死亡率を70%低下させ、入院率を67%低下させ、症例数を44%減少させることと関連していることを発見した。[37]
■Ascencio-Montielらは、イベルメクチン治療が死亡率/入院率を59%有意に低下させることと関連していることを見出した。
■Shimizuらは、イベルメクチンが死亡率を100%有意に低下させ、人工呼吸を48%低減し、ICU入院を43%低減し、一度入院した後のICU滞在時間を38%短縮し、人工呼吸時の胃腸合併症を78%減少させることと関連していることを見出した。[39]
■Zeinらは、イベルメクチンで治療された人々の死亡率が有意に低かったことを見つけた(61パーセント)。[41]
■Mayerらはイベルメクチンで治療された人々の死亡率が55パーセント低かったことを発見した。[41]
■Samajdarらはイベルメクチンで治療された人々の症例数が有意に低かった(80パーセント)ことを発見した。


同僚査読された文献から、レムデシビル後期治療の危険性のいくつかの例を以下に示す:

■レムデシビルの後期治療の危険性、統計的に有意な結果のある研究からの事例:日本で入院した18,566人の人々を対象とした、Mitsushimaらによる過去に遡った解析では、レムデシビルを後期使用した場合の死亡率が44%高いことが見つかった。[43]
■Leoらの発見では、レムデシビルを使った後期治療だと病気の進行は416パーセント高くなる。[44]
■Bowenらの発見では、レムデシビルを使った後期治療は死亡率が57パーセント有意に高くなる。
■Alshamraniらの発見では、レムデシビルを使った後期治療ではICU治療期間が43パーセント長くなる。[46]
■Archらの発見では、レムデシビルを使った後期治療の換気が必要な割合が68%高くなる。[47]
■Ohlらの発見では、レムデシビルを使った後期治療では入院日数が100パーセント延びる。
■Schmidtらの発見では、レムデシビルを使った後期治療では重症例(p=.000015)が509パーセント高くなる。[49]
■Kurniyantoらの発見では、レムデシビルを使った後期治療では死亡率(p = .0009)が460パーセント高くなる。
■Kimの発見では、レムデシビルを使った後期治療では死亡リスクは1612.4パーセント高くなる。ただし、この研究結果は統計的に有意ではなかった。[51]


これらの研究結果は、FDAやCDCの公式見解を科学的根拠(あったかもしれない)もまったく添えず、日々棒読みする共犯的メディアの視野に入らなかったのだろうか?

何千ものメディア機関が、公式に指示されたCovidの医療介入が安全で効果的であるという健康機関の主張を鵜呑みにし、イベルメクチンやその他の安全な早期治療が安全で効果がないと伝えた。真実はまったく逆だ。これらのジャーナリストや編集者の何人かは、わずか2時間でも調査すれば、私たちが見つけたことを見つけることができたのだ。

しかし、彼らはそうしなかった。代わりに、彼らは上からの命令に従い、暴君的で破滅をもたらす乖離した政府に足並みを揃えたのだ。明白な悪意を持った事前計画の上で、自身の職務を放棄し、アメリカ人に対する陰謀に加担し、それぞれがそれぞれのやり方で何百万もの不必要な死や健康被害をもたらした。

人工気道挿管、うそが暴かれた予防策、致死的なmRNA注射の緊急使用許可 (EUA)

腎毒性のあるレムデシビルが、不要かつ致命的な気管挿管治療と併用された。気管挿管を受けたほとんどの人が亡くなった。ある研究によれば、気管挿管の後に76%の人が亡くなったと記録されている。[52]

レムデシビルは、詐欺的な「予防策」に義務的に従って病気になり、体力を消耗した人々にも使用された。この「予防策」は熱狂的に推進され、イベルメクチンは逆に同じように熱狂的に非難された。こういったことのうそはすべて暴露されている。

「予防策」にはマスク着用や社会的距離(ソーシャル・ディスタンス)の確保、健康な人々の隔離、そしてロックダウンなどが含まれていた。イベルメクチンが抑圧されたのは、何よりも決定的に、緊急使用許可(EUA)としてのCOVID-19「ワクチン」として知られるmRNA遺伝子療法の注射の道を切り開くためだった。

これらの「ワクチン」は、伝統的なワクチンとはまったく異なる新しい技術だ。このmRNAの注射は、何百万人もの健康被害や死亡の原因となった。[53]

2023年3月時点で、元ブラックロック社の資産管理担当者であるエドワード・ダウドと博士号取得者およびデータサイエンティストから成る彼のチームによる障害や保険数理、およびその他の公式データソースの分析によれば、新型コロナウイルスのワクチンは30万人の超過死亡、2,660万件の健康被害、および136万件の障害を引き起こしている。また、彼はこれらのワクチンが2021年第3四半期にアメリカのミレニアル世代における死亡率の84%増加の原因であると考えている。

公式な死亡数: 注意点

世界中で合わせて約700万人が新型コロナウイルス(Covid-19)による死亡と推定されている。この数字は、新型コロナウイルスが前例のない規模の健康危機であったという説を正当化するために、時代遅れとなったメディアと健康機関によってぐいぐいと、かつうんざりするほど前面に押し出されている。

この言説が使われ、今も使われているのは、人々を恐怖に陥れ、人々の注意をあらぬ方向に逸らし、そして人々の動きを止めるためだ。何としても反乱を起こし、民主的政府や市民社会、および憲法的権利によって与えられる、わずかに糸くずのように残った保護を守ろうとする人々の動きを止めるためだ。

その後、人々はおとなしく立ちすくみ、他方、医療産業複合体は政府と他の自己利益を追求する関係者と協力して、わずかに残っていた社会的な保護措置や民主的な機関をさらに侵害し、解体した。そして、以前に存在していたものをはるかに上回る生物医学的ファシズムと専制主義の新しい総体制を導入した。

これらCOVIDに帰された700万の死は、細心の注意を払って検討される必要がある。これらの死者は、完全に欺瞞的な手法によって評価され、到底信じることができないものだ。最も重要なことは、これらの数値は、診断テストではなく、体内の遺伝子物質の断片を増幅するために設計されたPCR検査という詐欺的な検査に基づいて決められたことだ。

この(PCR)検査で、病原体活動や感染、または疾患の有無はわからない。この事実だけでも、この検査によって判定された死亡はCovid-19が原因だという考えは雲散霧消する。

ただし、この注意点を考慮に入れ、公式なCovid死亡数をそのまま受け入れると仮定する。本当にCovid-19による700万人の死亡があったと仮定するのだ。その場合、イベルメクチンは、最も深刻な結果に至る危険性を62%減少させ、死亡率を49%減少させている。

イベルメクチンの早期使用だけで最も深刻な結果の4,340,000件の事例を回避することができた。 3,430,000人の命が救えた。重要で心に留めておくべきことは、 実際にCovidを患った人や、入院した人、死亡した人などの正確な統計は実際にはない点だ。

保健当局やメディアはなぜこの薬を中傷したのだろうか? イベルメクチンは安全性と使用の長い履歴があり、ノーベル賞を受賞し、世界保健機関の[58 59 60]必須薬物リストに掲載されていた。これは、1988年にメルク社によって初めて市場に導入されて以来、人間に安全に処方されてきた。

健康機関は、この薬が、これまでは比較的安全かつ効果的な薬と考えられていたのに、今はその程度が劣るとどうやって人々を説得したのか?

彼らが使ったのは意図的な陰謀だ。虚偽のプロパガンダと「情報の氾濫」として知られるマーケティング手法を通じて、彼らはイベルメクチンが「馬の駆虫薬」であり、人間が摂取するのは危険だという誤った言説を広げた。

彼らは、偽の記事を大量にメディアに流し、誤解を招く矛盾した統計データを喧伝した。これらの統計データは、多くの人々がイベルメクチン中毒で病院に運ばれているかのように見せかけるために考え出された。しかし、実際にはこの記事の調査中に偏見のない情報源からは、一つの中毒例すら、ましてや入院や死亡例の証拠は提示されなかった。

その後、彼らは医師が患者にイベルメクチンを処方することをほぼ不可能にするために、その薬を薬局での提供を禁止するよう要求した。医師と薬剤師は、医療産業複合体のロビー団体であるアメリカ医学会(AMA)や、アメリカ薬剤師協会(APhA)、およびアメリカヘルスシステム薬剤師協会(ASHP)による威圧に屈服せざるを得なかった。

アメリカ医学会(AMA)は、アメリカ合衆国のすべての医師に関するデータを収集し、完全な処方履歴を把握している。医師がイベルメクチンを処方したときにはそれがわかるようになっている。医師の資格認定機関は、「誤情報と偽情報」に関与した医師の免許を取り消す脅迫をかけていた[62]。

彼らは、メリル・ナスピエール・コリー、そしてポール・マリックなどの何人かの医師の資格認定を取り消したり、免許を一時停止したりした。これは、他の「異端的な」医師が同じようなことをすれば、どんなことになるかを知らしめる意味があった。[63 64 65]

こういったことは、歴史的に終結し、もはや脅威が一切なくなった孤立した出来事ではない。公式に「Covid-19 パンデミック」は終了と宣言されたが、新たな「公衆衛生」および医療専制の仕組みは進行中であり、これらの惨状を簡単に引き起こす世界的な枠組みはいつでも復活し、新たな用途に供される可能性がある。これをどのように止めることができるのだろうか?

ここにその証明がある:緊急使用許可施策の下で、FDAが実験的などんなワクチンも迅速に承認する合法的な理由は一切存在しなかった。なぜなら、FDA自身の文献によれば、ある疾患に使用できるFDA承認済みの薬剤が存在する場合、その緊急使用許可を得るための他の薬剤やワクチンを持つことはできないとされているからだ。

しかしながら、イベルメクチンやヒドロキシクロロキン、モノクロナル抗体、アジスロマイシン、ビタミンC、ビタミンD3、亜鉛、およびクエルセチンなどの商業的な価値は、いずれもCovidの感染から病気や死亡への進行を防ぐ際に組み合わせて使用される際に支えになっている。しかしながら、これらの治療法は個人や、産業、または病院にとっては収益性がない。

これまでのところ、我々の知る限り、連邦政府の機構全体が、何十億回も寄生虫駆除薬として使用され、何十年にもわたって人間に提供されてきた薬物を攻撃し、中立的で高く尊敬されている主要な医師や科学者がその薬物を患者に成功裏に使用したことに対して攻撃し、中傷し、彼らの評判を台無しにしようとこれほど極端な手法を講じたことはない。

イベルメクチンおよびこれらの他の治療法は、同僚査読のある科学文献の中で多くの支持を受けている。しかし、イベルメクチンや他の治療法を台無しにしようとしたのは、それが利益を生まないし、それが自分たちの自由になる範囲を越えるものだったからだ。彼らがしたことは、悪意を持ってのことであり、私たちの意見では、とめどない貪欲、ということになる。

しかし、これら高官たちがこれらの選択を行なった際、メディアや政府機関には「やめろ、これは意味がない。私たちは数十万人の命を救うためにクリニックや医師が使用できる薬について話しているのだ。これに注意を払い、臨床研究を行うべきだ」と主張する声は存在しなかった。

その結果、科学を代表すると言った男、アンソニー・ファウチは、イベルメクチンやヒドロキシクロロキン、アジスロマイシン、単クローナル抗体、ビタミンC、ビタミンD、亜鉛、およびクワセチンなどを使用した臨床研究の資金を調達するあらゆる試みを妨害した。しかし、その後2年間、統計的に有意な、特筆に値すると言ってもいいような生命を救った結果を示す研究を、それぞれが個別的に行なう人々もいた。

これは、抜群の資産を有する支配的メディアに在籍する、非常に有能で知識豊富なジャーナリストたちは、私たちが行なったのと同じくらい簡単にこの情報を見つけることができたということを意味する。したがって、数百万人の防げた死亡や数千万人の防げた入院や健康被害、およびその他の苦しみに対して、メディア全体とワシントンの健康機関全体の責任を私たちは考えざるをえないのだ。

このコメントに含まれるすべての脚注や技術的な補足情報は、さらに進展させたいと考えている人々、特に集団訴訟のために利用できる。この情報は慎重に再検討されんことを。
*リチャード・ゲイルはプログレッシブ・ラジオ・ネットワークのエグゼクティブ・プロデューサーであり、バイオテクノロジーとゲノミクス産業における上級調査研究員の経験を持っています。
ゲイリー・ヌル博士は、代替と栄養健康に関する国内最長寿の公共ラジオ番組のホストであり、最新作「Last Call to Tomorrow」を含む、多くの賞を受賞したドキュメンタリー映画監督でもあります。 彼らはグローバルリサーチへの定期的な寄稿者です。

Notes
<注>
1 Media Partners. We Can Do This Campaign. U.S. Department of Health and Human Services. Accessed September 25, 2023. https://wecandothis.hhs.gov/sites/default/files/documents/ Paid%20Media%20List%20for%20Posting%207.12.22_508c.pdf
2 www.wecandothis.hhs.gov.
3 Celia Farber. THEY KNEW–FOIA Emails Sent To Daily Clout Team Reveal WH/CDC/NIH KNEW Covid Shots Were Causing Deadly Blood Clots And Myocarditis In MAY 2021—Senior WH Team Colluded To LIE To The American People. The Truth Barrier Substack. September 22, 2023. https://celiafarber.substack.com/p/they-knew-foia-emails- sent-to-daily
4 APTER v. DEPARTMENT OF HEALTH HUMAN SERVICES No. 22-40802 (U.S. District Court, Southern District of Texas Galveston Division, 2023). https://caselaw.findlaw.com/court/us-5th-circuit/115011736.html; No. 3:22-cv-184, June 2022 https://www.courthousenews.com/wp-content/uploads/2023/08/322cv184-three-doctors-sue-fda-over- ivermectin.pdf
5 “Globally, as of 6:32pm CEST, 27 September 2023, there have been 770,875,433 confirmed cases of COVID-19, including 6,959,316 deaths, reported to WHO. As of 19 September 2023, a total of 13,505,262,477 vaccine
doses have been administered”.WHO Coronavirus Dashboard. Accessed September 29, 2023. https:// covid19.who.int/?mapFilter=deaths
6 Why You Should Not Use Ivermectin to Treat or Prevent COVID-19. U.S. Food and Drug Administration. Content Current as of 12/10/2021. Accessed September 22, 2023. https:// www.fda.gov/consumers/consumer-updates/why-you-should-not-use-ivermectin-treat-or- prevent-covid-19
7 FAQ: COVID-19 and Ivermectin Intended for Animals. Content current as of April 26, 2021. archive.org Wayback Machine. Archived from the website of the U.S. Food and Drug Administration on December 1, 2021. https://web.archive.org/web/20211201192728/https:// www.fda.gov/animal-veterinary/product-safety-information/faq-covid-19-and-ivermectin- intended-animals?utm_medium=email&utm_source=govdelivery
8 August 21, 2021. U.S. FDA (fda): https://www.instagram.com/p/CS1giIfJ0sa/?hl=en
9 April 26, 2022. U.S. FDA (@US_FDA). https://twitter.com/US_FDA/status/ 1518942739639017472
10 APTER v. DEPARTMENT OF HEALTH HUMAN SERVICES No. 22-40802 (U.S. District Court, Southern District of Texas Galveston Division, 2023). https://caselaw.findlaw.com/court/us-5th-circuit/115011736.html; No. 3:22-cv-184, June 2022 https://www.courthousenews.com/wp-content/uploads/2023/08/322cv184-three-doctors-sue-fda-over- ivermectin.pdf
11 August 21, 2021. U.S. FDA (@US_FDA). https://twitter.com/US_FDA/status/ 1429050070243192839
12 APTER v. DEPARTMENT OF HEALTH HUMAN SERVICES No. 22-40802 (U.S. District Court, Southern District of Texas Galveston Division, 2023). https://caselaw.findlaw.com/court/us-5th- circuit/115011736.html; No. 3:22-cv-184, June 2022 https://www.courthousenews.com/wp- content/uploads/2023/08/322cv184-three-doctors-sue-fda-over-ivermectin.pdf
13 Physician Case Series Results. Version 215. August 10, 2023. Covid-19 Treatment Research. Accessed September 21, 2023. https://c19ivm.org/meta.html#fig_fpv
14 Physician Case Series Results. Version 215. August 10, 2023. Covid-19 Treatment Research. Accessed September 21, 2023. https://c19ivm.org/meta.html#fig_fpv
15 APTER v. DEPARTMENT OF HEALTH HUMAN SERVICES No. 22-40802 (U.S. District Court, Southern District of Texas Galveston Division, 2023). p. 6. https://caselaw.findlaw.com/court/us-5th-circuit/115011736.html; No. 3:22- cv-184, June 2022 https://www.courthousenews.com/wp-content/uploads/2023/08/322cv184-three-doctors-sue- fda-over-ivermectin.pdf
16 225 ivermectin COVID-19 studies, 175 peer reviewed, 99 comparing treatment and control groups. Covid-19 Treatment Research. Last accessed October 2, 2023. https://c19ivm.org/ meta.html#fig_fpv
17 Sue Hughes, Remdesivir Now ‘Standard of Care’ for COVID-19, Fauci Says, Medscape, Apr. 29, 2020, https:// www.medscape.com/viewarticle/929685 (accessed Aug. 5, 2020).
18 Remdesivir for COVID-19: real-time meta analysis of 58 studies. September 2023. Covid-19 Treatment Research. Accessed September 22, 2023. https://c19early.org/smeta.html
19 Zhou et al., Acute Kidney Injury and Drugs Prescribed for COVID-19 in Diabetes Patients: A Real-World Disproportionality Analysis, Frontiers in Pharmacology, frontiersin.org, doi.org.
20 Wu et al., Acute Kidney Injury Associated With Remdesivir: A Comprehensive Pharmacovigilance Analysis of COVID-19 Reports in FAERS, Frontiers in Pharmacology, frontiersin.org, doi.org.
21 Gérard et al., Remdesivir and Acute Renal Failure: A Potential Safety Signal From Disproportionality Analysis of the WHO Safety Database, Clinical Pharmacology & Therapeutics, wiley.com, doi.org.
22 Charan J, Kaur RJ, Bhardwaj P, Haque M, Sharma P, Misra S, Godman B. Rapid review of suspected adverse drug events due to remdesivir in the WHO database; findings and implications. Expert Rev Clin Pharmacol. 2021 Jan;14(1):95-103. doi: 10.1080/17512433.2021.1856655. Epub 2020 Dec 29. PMID: 33252992; PMCID: PMC7784780.
23 Veklury 100 mg powder for concentrate for solution for infusion remdesivir. Last revised in 01/2023. https:// www.medicines.org.uk/emc/files/pil.11597.pdf
24 https://www.trialsitenews.com/a/did-the-u-s-fda-improperly-expedite-remdesivirs-approval- the-public-citizen-demand-letter-to-fda-plus-a-trialsite-perspective
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イベルメクチンには少なくとも15の抗がん作用機序がある

<記事原文 寺島先生推薦>
COVID-19 mRNAワクチンが誘発したターボがんを治療できるか?
イベルメクチンに関する9つの論文を概観する
Ivermectin Has at Least 15 Anti-cancer Mechanisms of Action. Can It Treat COVID-19 mRNA Vaccine-Induced Turbo Cancers?
Nine Ivermectin papers reviewed

筆者:ウィリアム・マキス (William Makis)
出典:Global Research  2023年10月2日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>  2023年10月13日


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2023年9月23日 - Man-Yuan Li他 - イベルメクチンは腺がん細胞においてPAK1およびアポトーシス(細胞の自然死)を下方制御することにより非保護的自食作用を誘発する
2023 年 5 月 – Samy他 - エプリノメクチン:このイベルメクチンの誘導体は、β-カテニンシグナル伝達経路を標的として前立腺がん細胞の増殖と転移表現型(遺伝子型と環境との相互作用により、遺伝子型の一部が目に見える形で現れる生物組織の特質_英辞郎)を抑制する
2022 11月 - Lotfalizadeh 他―イベルメクチンの抗がん潜在能力: 作用機序と治療的意義
2022 年 10 月 - Jian Liu 他:イベルメクチンの抗腫瘍効果を支える分子メカニズムの解明の進展
2022 年 6 月 - Daeun Lee 他:イベルメクチンはミトコンドリア機能障害を介して膵臓がんを抑制する
2021 年 8 月 - Shican Zhou 他:イベルメクチンには大腸がん細胞増殖抑制に役立つ新たな実用性がある
2021 年 1 月 Mingyang Tang 他-イベルメクチンは抗寄生虫薬から派生した抗がん剤の可能性がある
2019 年 9 月 Intuyod 他- 抗寄生虫薬イベルメクチンがゲムシタビン耐性胆管がんに対して試験管内で強力な抗がん活性を示す
2018 年 2 月 - Juarez 他 ―マルチターゲット(多標的)薬イベルメクチン:抗寄生虫薬から再配置された抗がん剤へ

2018 年 2 月 - Juarez et al - マルチターゲット薬イベルメクチン:抗寄生虫薬から再配置されたがん治療薬へ

北里研究所の大村智氏は1979年にイベルメクチンを発見し、この発見により2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。
▪ イベルメクチンは、クロバエ媒介寄生虫回旋糸状虫によって引き起こされるオンコセルカ症(河川盲目症としても知られる)の経治療薬として、1987年にFDA(米国食品医薬品局)からヒトへの使用が承認された。 ▪ イベルメクチンは毎年ほぼ2億5千万の人々によって服用されている。
▪ イベルメクチンで治療されたほとんどの患者には、発熱、そう痒症、皮疹、倦怠感など、寄生虫に対する免疫反応や炎症反応によるもの以外に副作用はない
▪ 血漿中濃度は経口投与後4~5時間で最大になる。
半減期は約19時間で、肝臓でチトクロームCYP1AおよびCYP3A4複合体によって代謝され、主に脱メチル化および水酸化された10種類の代謝物が生成される。
▪ その排泄は主に糞便であり、尿中に排泄されるのはわずか1%である。 ▪ イベルメクチンは様々なタイプのがんで抗腫瘍効果を発揮する。



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これは医学的にどういう意味を持つのか:

▪ 塩素チャネル ― 急性骨髄性白血病 -が細胞死を 誘発した。
▪ Akt/mTOR経路 ―グリオブラストーマ、腎がん細胞株―ミトコンドリアの生合成または機能の抑制、酸化ストレス、DNA損傷
▪ P2X7(ICD)の過剰発現は、腫瘍の成長と転移を促進する―イベルメクチンは三重陰性乳がん細胞における免疫原性細胞死(ICD)を増強する。
▪ PAK1(自食作用)-神経膠芽腫および卵巣がん細胞株-イベルメクチンはこの経路を通じて自食作用を促進する。
▪ WNT-TCF経路-神経膠芽腫、結腸がん、黒色腫-イベルメクチンはこの経路を通して抗増殖機能を発揮する(乳がん、皮膚がん、肺がんのようなWNT-TCF依存性のがんを遮断するためにイベルメクチンが使用できる可能性)。
▪ SIN3ドメイン-乳がん(イベルメクチンは後生的変調装置として作用し、遺伝子発現を変化させ、腫瘍の増殖を減少させる)
▪ NS3ヘリカーゼ-グリオーマ細胞-イベルメクチンはヘリカーゼ阻害剤として作用し抗腫瘍効果を示した。


試験管内研究:

乳がん、卵巣がん、前立腺がん、結腸がん、膵臓がん、頭頸部がん、メラノーマ ― 細胞増殖抑制、アポトーシス誘発、自食作用、タモキシフェン耐性の回復、転移抑制
膠芽腫(こうがしゅ) -成長抑制、アポトーシス、血管新生阻害

インビボ(生体)研究(免疫不全マウスで実施):
急性骨髄芽球性白血病 — 腫瘍体積を最大70%減少させる
膠芽腫 - 腫瘍量を最大50%減少させる。
乳がん-腫瘍量を最大60%減少させる。
神経膠腫-腫瘍体積を最大50%減少させる(0.24mg/kgの場合)が、0.8mg/kgに相当するヒト投与量では腫瘍は検出されなかった!
結腸がん - 腫瘍量を最大85%減少させる。
▪ 10~42日間(経口、腹腔内または腫瘍内)投与した場合の中央値はヒトで0.4mg/kgに相当した。
▪ イベルメクチンの試験管内および生体内での抗腫瘍活性は、健康な患者および寄生虫感染患者を対象としたヒト薬物動態試験に基づき、臨床的に到達可能な濃度で達成される。


2019 年 9 月 Intuyod et al 抗寄生虫薬イベルメクチンがゲムシタビン耐性胆管がんに対して試験管内で強力な抗がん活性を示す

▪ 化学療法(ゲムシタビン)耐性の胆管がん細胞でイベルメクチンを研究
イベルメクチンは用量と時間に依存して(!)がん細胞の増殖とコロニー形成を阻害した。
▪ イベルメクチンはS期細胞周期停止と細胞死を引き起こした。

結論 「イベルメクチンは、胆管がんの代替治療として、特に化学療法に反応しない患者に有用かもしれない」。


2021 年 1 月 - Mingyang Tang 他イベルメクチン、抗寄生虫薬から派生した抗がん剤の可能性

腫瘍細胞におけるIVM(イベルメクチン)による細胞毒性の具体的な機序(メカニズム)は不明である;それは、IVMがさまざまな信号伝達経路に及ぼす影響に関係しているのかもしれない。
IVMは腫瘍細胞において混合細胞死を誘発するようだ。


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結論: イベルメクチンは正常細胞に毒性を示さない用量で腫瘍の増殖を選択的に阻害し、腫瘍のMDR(多剤耐性)を逆転させることができる。
▪ 健康な志願被験者では、投与量を2mg/kgに増量したが、重篤な副作用は認められなかった。
▪ 残念ながら、抗がん剤としてのIVMの臨床試験の報告はない
▪ 多くの研究結果が示唆しているところによれば、イベルメクチン(IVM)は腫瘍細胞内の複数の信号伝達経路に影響を与え、増殖を抑制する。IVMは特定の標的を介して腫瘍細胞で抗腫瘍活性を引き起こす可能性がある。
イベルメクチンは腫瘍の微小環境を調節し、腫瘍幹細胞の活動を抑制し、腫瘍の血管新生と腫瘍の転移を減少させる。
IVMが細胞の状態とがんの種類に依存して、アポトーシス、自食作用、およびパイロプトーシスを含む混合細胞死モードを誘発できることがますます明らかになっている。
IVMは化学療法薬の感受性を高め、耐性の発生を減少させることができる。それゆえIVMは他の薬剤と組み合わせて使用するべきだ。これにより最良の効果が得られる。


2022 年 6 月 - Daeun Lee他 ―イベルメクチンはミトコンドリア機能障害を介して膵臓がんを抑制する

▪ 韓国のポスター発表
▪ イベルメクチンが膵がんにおいてゲムシタビンと併用された。
▪ イベルメクチンとゲムシタビンの組み合わせは、膵臓がん細胞の増殖を細胞周期のG1期での停止を通じて抑制した。
▪ 生体実験では、ゲムシタビン単独と比較して、イベルメクチン—ゲムシタビンが膵臓がんの腫瘍成長を有意に抑制した。
▪ 結論:「イベルメクチンは膵臓がん治療のための反腫瘍薬として機能する可能性がある」



2021 年 8 月 - Shican Zhou 他:イベルメクチンは大腸がん細胞増殖抑制に新たな応用性を持つ

▪大腸がんは世界で3番目に最も一般的ながんであり、効果的な治療が不足している。
▪大腸がん株で実験したイベルメクチン
イベルメクチンは用量に応じて大腸がんの成長を抑制した。
    ▪細胞アポトーシスを促進した
    ▪全体的そしてミトコンドリアROS(reactive oxygen species活性酸素種)産生を促進した
    ▪大腸がん細胞S-phase停止を誘発した
結論:イベルメクチンは人間の大腸がんにとって新しい抗がん治療薬となるかもしれない。


2022 年 10 月 - Jian Liu 他:イベルメクチンの抗腫瘍効果を支える分子メカニズムの解明の進展

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PAK1(自食作用) - イベルメクチンは、PAK1阻害剤として作用し、乳がん、卵巣がん、グリオブラスチョーマとNF2腫瘍の成長を抑制し、鼻咽頭癌とメラノーマにおける細胞死に関与している。
▪ アポトーシス(カスパーゼ依存性)-イベルメクチンは、グリオブラストーマ、慢性骨髄性白血病細胞、また乳がん、卵巣がんにおいてアポトーシスを誘発する。
▪ 免疫原性細胞死(ICD - P2X7シグナリング)-イベルメクチンは三重陰性乳がんにおいて細胞死を誘発する。
▪ YAP1の阻害-肝細胞がん、胆管がん、大腸がん、卵巣がん、胃がん-イベルメクチンは抗腫瘍効果を発揮する。
▪ WNT経路(がんの進行-分化、転移、細胞の老化、腫瘍の発生、腫瘍の成長)-イベルメクチンはこの経路を阻害する-結腸がんと肺がんを阻害し、イベルメクチンはがん幹細胞の形成も制限する。
▪ TF3 Path – イベルメクチンはメラノーマ細胞のアポトーシスを促進する。
▪ RNAヘリケースの阻害 - イベルメクチンはグリオーマ細胞の浸潤と増殖を抑制する
▪ SIDペプチド(SIN3A/B)-イベルメクチンが乳がんの進行を抑制、タモキシフェン感受性も回復
▪ Akt/mTOR阻害-イベルメクチンはミトコンドリア呼吸を阻害する- 神経膠芽腫、CML白血病(乳がん、白血病、リンパ腫のような一部のがんは代謝が活発でミトコンドリアに依存している -イベルメクチン阻害に対してより反応性が高い)
▪ イベルメクチンは血管新生阻害剤である。
▪ イベルメクチンには抗微生物活性がある。


ヒトにおいて、イベルメクチンの毒性は非常に低く、健康な志願被験者を対象に行なわれた研究では、最大で120 mg(体重2 kgあたり約2 mg)の用量まで摂取しても重大な有害反応は見られなかった(参考文献: Guzzo CA、Furtek CI、Porras AG、他。安全性、忍容性、および健康な成人対象のイベルメクチンの高用量を増やす際の薬物動態。J Clin Pharmacol. 2002; 42(10): 1122-1133)。

2023 年 5 月 – Samy他 エプリノメクチン:このイベルメクチンの誘導体は、β-カテニンシグナル伝達経路を標的として前立腺がん細胞の増殖と転移表現型(遺伝子型と環境との相互作用により、遺伝子型の一部が目に見える形で現れる生物組織の特質_英辞郎)を抑制する。

▪ イベルメクチン(誘導体)は前立腺がん細胞の生存率、遊走能を阻害する。
▪ イベルメクチンはアポトーシス、自食作用を誘発する(ROS活性酸素種を通して)
▪ イベルメクチンはがん幹細胞マーカーの発現を低下させる。
▪ 結論: イベルメクチンは転移性前立腺がん細胞を標的とする大きな可能性を持っており、進行前立腺がんに対する治療方法に新たな道を提供する。


2023年9月23日 - Man-Yuan Li他 - イベルメクチンは肺腺がん細胞においてPAK1およびアポトーシス(細胞の自然死)を下方制御することにより非保護的自食作用を誘導する。

▪イベルメクチンは肺腺がん細胞に関して研究された。
▪イベルメクチンは、がん細胞のコロニー形成と生存能力を著しく阻害し、細胞増殖とともにアポトーシスを引き起こし、自食作用を促進した
▪イベルメクチンはヌードマウスの生体内で肺腺がん細胞の細胞増殖を効率的に抑制した


私見

イベルメクチンは、試験管内と生体の両方で、医学文献で証明されている少なくとも15の異なる経路を通じて抗がん作用を発揮する!

これら15の経路についてすばらしい要約は Mingyang Tang 他による2021年論文で入手できる)

まず、抗がんメカニズムを簡単にまとめてみよう(簡単な要約はLoftalizadeh他の2022年の論文にある):

イベルメクチンは腫瘍細胞の死を誘発する:アポトーシス、自食作用、ピロプトーシス
イベルメクチンは腫瘍の発生と進行を阻害する(WNT阻害、YAP1阻害を介して)
イベルメクチンは腫瘍の成長と増殖を阻害する(Akt/mTOR阻害、MAPK阻害を介して)
イベルメクチンは、がん細胞の遊走、浸潤、転移を阻止する(PAK1阻害(全がんの70%に見られる)、EMT阻害、RNAヘリカーゼ阻害を介して)
イベルメクチンはがん細胞のミトコンドリア機能障害を引き起こす(ミトコンドリアの生合成を阻害し、がん細胞でのみ選択的に活性酸素種を増加させる)
イベルメクチンは腫瘍微小環境を制御する(P2X7経路、ICD-免疫原性細胞死を介し、腫瘍の成長と進行を抑制する)
イベルメクチンはがん幹細胞(腫瘍の発生、進行、再発の原因となる)を阻害する。
イベルメクチンは腫瘍の血管新生(腫瘍の血管が作られること)を阻害する。
イベルメクチンには抗有糸分裂活性がある(哺乳類のチューブリンと相互作用する)
イベルメクチンは、がんの後成的制御因子であり、がんの進行を抑制する(がんの進行を抑制するために遺伝子発現を変化させる、SIN3A、EMT)
イベルメクチンは腫瘍の多剤耐性を克服できる。



どんな癌(がん)をイベルメクチンは治療できるのか?

COVID-19 mRNAワクチンによって誘発されるターボがんの上位5つ:リンパ腫、脳腫瘍、乳がん、大腸がん、および肺がん(白血病、肝胆管がん、精巣がん、肉腫、および悪性黒色腫でも兆候が見られた)

イベルメクチンはこれらのがん細胞を殺すことが示されている(試験管内または生体で):

乳がん、特に三重陰性がんはCOVID-19 mRNAワクチン接種女性にしばしば見られ、予後が最悪である。
膠芽腫および神経膠腫(膠芽腫はCOVID-19 mRNAワクチン接種者にしばしば認められる)
白血病、AMLとCMLの両方(これらは最も攻撃的で致死性の早いmRNAターボ癌である)
大腸がん(COVID-19 mRNAワクチン接種者に多いステージ4の大腸がん)
肝胆膵がん:肝頭蓋がん、胆管がん、膵がん(COVID-19 mRNAワクチンとの主要な関連兆候)
肺がん(COVID-19 mRNAワクチン接種者のステージ4の肺がん)
▪ メラノーマ(COVID-19 mRNAワクチン接種者の明確な兆候)
腎細胞がん(mRNAターボがん兆候の可能性)および尿路上皮がん
卵巣がん(mRNAターボがん兆候の可能性)
胃がん ▪ 前立腺癌
上咽頭がん



イベルメクチンと、おそらくCOVID-19 mRNAワクチンのターボがんとして最も一般的なリンパ腫に関する文献はほとんどない。これは調査する必要がある。

COVID-19 mRNAワクチンターボ癌を治療するためのイベルメクチンの投与量は?

Guzzo 他は2022年に「健康成人被験者におけるイベルメクチンの漸増高用量の安全性、忍容性、薬物動態」に関する論文を発表した。
▪ 副作用がなく安全であると試験された最高用量は2mg/kgであった。
▪ 血漿中の最大濃度は経口摂取後4時間
半減期は18時間
バージニア州ブラックスバーグのDavid E. Scheim博士も2021年9月7日にイベルメクチンの安全性について興味深い記事を書いている。(出典
▪ いくつかの研究で、イベルメクチンの抗がん作用には用量依存性があることが示されている(用量が多いほど反応がよい)


警告:医学的アドバイスとして受け取られないように-仮定の状況:もし私がCOVID-19ワクチン誘発ターボがんまたは進行期のがんに直面した場合、イベルメクチンの投与量2mg/kgを毎日または2日おきに経口投与することを考えている。

ジャスタス・ホープ医学博士は2023年8月29日の論文で、ステージ4の大腸がん、ステージ4の卵巣がんがイベルメクチンに反応し、腫瘍マーカーが劇的に低下した劇的症例について論じた。

また、ステージ4の胆嚢がんの医師が1日2mg/kgの「イベルメクチン大量投与」を1年以上続けたが、当初は数日間の視覚的副作用があり、その後、消失したことも紹介した。

また、がんが疑われる前立腺肥大の症例で、イベルメクチン45mg/日を5週間投与したところ、PSAが89.1から10.9に低下し、夜間頻尿も解消した症例も紹介されている。体重100kgの男性の場合、これは0.45mg/kgの投与量であり、Guzzoらが発表した2mg/kgの安全量よりかなり低い。

この論文では、頸部腫瘍と肺転移を有し、1日2.45mg/kg高用量イベルメクチンを投与されているがん患者について述べている。

私は、COVID-19 mRNAワクチンターボがん患者が、2mg/kgのような高用量イベルメクチンによる治療から恩恵を受ける可能性があるというのは妥当な仮説であり、この分野でのさらなる研究が緊急に必要であると考えている。

(mRNAワクチン誘発ターボがん、例えば白血病、神経膠芽腫、乳がん(三重陰性乳がんを含む)、大腸がん、肝胆膵がん、肺がん、メラノーマ、腎細胞がん、卵巣がん、前立腺がんなど-すでに文献に証拠があるように)。
*
ウィリアム・マキス博士は、放射線学、腫瘍学、免疫学を専門とするカナダ人医師。トロント大学奨学生。100以上の査読付き医学論文の筆者。

私たちは2度と欺されない

<記事原文 寺島先生推薦>
We Won’t Be Fooled Again
出典:ジェームス・クンスラー(James Kunsle)氏の個人ブログ 2023年8月21日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>2023年10月3日


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 「善き信念を持つ人々は間違いを訂正されることを厭わない(というのも、このような人々にとって大切なことは真実だからだ); もちろん嘘つきはそんなことはない(自分が間違っていることを承知しているからだ)し、夢想家もそうだ。したがって、夢想家は善き信念のもとで行動しているわけではないことになる。自分では善き信念にもとづいて動いていると思ってはいるのだが」―トルーマン・ベルド

  COVID-19工作に関する悪質な全ての嘘の中で最も有害なものは、イベルメクチンを中傷しようという企みだった。この薬はノーベル賞を取った真の魔法の薬であり、これまでに知られている医薬品の中で最も安全であり、病気の原因となる寄生虫に効果があり、抗ウイルス薬の効能もある。これらの点こそが、CDC(米国疾病予防管理センター)やFDA(食品医薬品局)が厄介者扱いした理由だった。COVID-19の感染の封じ込めに効果のある薬だ。

 つまり、イベルメクチンは効く、ということだ。 そしてそのことが理由となって、これらの機関はイベルメクチンには価値がなく有害であることにしておかないといけなかった。そうすることであの素晴らしいmRNA諸ワクチンを緊急使用許可(EUA)で使えるようにしてきたのだ。しかしそのワクチンといえば、効果はなく、多くの人々に害や障害、ときには死さえ与えることにしかならなかったのだが。 効果があると証明されたどんな治療法も、緊急使用許可の承認は受けず、EUAによって付与される信頼を得られることなく、ワクチン製造業者が訴訟を起こされることは回避されてきた。

 1週間前、COVID-19に対する治療法に関する制限をかけたことに対して、3名の医師がFDAに対して起こした裁判において、司法省のアシュリー・オノルド弁護士は、ルイジアナ州第5巡回区控訴院に対してこう述べた。「FDAが、医師はCOVIDの治療法としてイベルメクチンを処方する権限を有している、と認識していることは明らかです」と。本当なのか? 一般向け広報では、この3年間ずっと悪く言われてきたあのイベルメクチンが。馬や牛のための駆虫剤であり、人間は使うべきではない!とされてきたあの薬が。米国医師会に使用しないよう、処方箋を書かないように言われていたあの薬が。その結果、多くの州では使用することが、公的には許されず、… 多くの不誠実な事象を呼ぶことになった。一例を挙げると、メイン州医事当局による生物兵器の専門家であり疫学者でもあるメリル・ナス医師に対する、理解に苦しむ狂気のような迫害行為(ナス博士はその行為に対して裁判を起こしている) … さらには他の多くの州で医師免許の剥奪行為がおこなわれている….

 司法省のオノルド弁護士による大放言の数日後、ワシントンDCにいるFDAの幹部らは同弁護士の発言内容を撤回し、こう述べた。「...FDAはCOVID-19の予防や治療としてイベルメクチンを使用することを認可あるいは承認したわけではありませんし、FDAはイベルメクチンをそのように使用することが安全であり、効果があるとは述べていません」と。その後FDAは、この裁判に対して以下のような一連の嘘の言い訳をおこなった:イベルメクチンの効果の研究はまだ結論が出ていないと・・こんな言い訳は本当に馬鹿げている。というのも、ご存知のとおり、FDAがイベルメクチンに緊急使用許可を出すことは決してなく、COVID-19ワクチンを様々な手段を駆使して守ろうとするということは決定事項だからだ。さらにFDAは、その立場を守るために、嘘の公式発表を駆使するつもりだろう。

 2019年にCOVID-19が発生したときも、同じようなことが起こった。当時アンソニー・ファウチ博士が所長だったNIAID(国立アレルギー感染症研究所)やフランシス・コリンズが所長をしていたNIH(国立衛生研究所)という2つの機関が、武漢ウイルス研究所でのコロナウイルスの機能獲得研究に資金を出し支援をおこなっていたのだが、この武漢ウイルス研究所は、COVID-19病原菌に対するmRNAワクチンの開発に一役噛んでいた「使用料」として何百万ドル(噂では総額3億ドル[約450億円])を受けとっていた、という。その鼻薬の効果はご覧の通りだ。

 まだ知性をなくしていない側に所属している人であれば、公共医療当局には全く権威がないことを見抜いているだろう。当局はCOVID-19に関する全てのことについてとんでもない嘘をついてきた。そしてその嘘がばれたなら、また嘘に嘘を重ねて、もともとの嘘を隠そうという無駄な努力をしてきた。だからこそ、連中が今から言おうとしていることをきちんと捉えることなど馬鹿げたことになる。関連者の一掃には手を付けず、まっとうな裁判も行なわれるなどなかったのだから。連中の言い分を聞く必要も、連中に従う必要などもない。

 ご承知のとおり、権威とは、信頼できる人々にのみ生じるものだ。なんと単純なことか。権威が嘘ばかりついていて、そのうそがばれているのであれば、その権威からは、権威が失なわれることになる。いまそのことが、巨大組織であり大きな予算が使われている米国の公共医療当局で発生しているのだが、この機関はさらに大きな機関であり、さらに多額の予算が使われている米国政府の一部門にすぎない。その米国政府と言えば、もう何年ものあいだ、政府の他の全ての組織から権威を奪うような仕事に明け暮れてきて、いまや政府関連の全ての業務が信頼をなくしてしまっていて、大規模な入れ替えが必要なところにまでその権威は失墜している。選挙が政府関係者を入れ替える良い機会だとこれまでされてきたのだが、我が国の選挙制度までもが権威を失墜させている。そう? どんな手口で? 選挙を取り仕切っている信頼のおけない当局が、投票を集めるのに、怪しげな方法を利用しているのだ:それが郵便投票制度であり、この制度を使えば、不正をおこなったり、ネットに繋がった投票集計機のハッキングも簡単におこなえる。

 これらの選挙制度の欠陥はあまりに明らかであるため、無視するわけにはいかない。その対応策も一目瞭然で簡単だ:紙媒体の投票を人間の手で票を数えられるくらいの小さな規模の選挙区ごとにおこない、投票日を1日ですますようにして、その日を「投票日」とすればよい(さらにその日を国民の祭日にすればよい、そうすれば働いている人々も投票所に来られるから)。 しかしなぜか、このような対応策をとることができなくなっている。その理由はおそらく、そんな真っ当な選挙制度にしてしまえば、信頼を置けないような人たちがこれまで享受してきた職や権力の座から追われてしまうことになるからだ。だから、そんなことはしないでおこう、と連中が決めたのだ。

 信頼のおけない医療当局は、秋に向けて、新しく新鮮味のあるCOVID-19による恐怖をでっち上げようとしているようだ。その目的は、特別な郵便投票制度を強化するためだ。この制度は(連中にとって)都合がいいし、人々の知性をそこなわせることにより、人々を恐れさせ、政府の他の全ての機関が本当に堕落しているという事実から目をそらさせようとするためのものだ。これらの機関はこの国の人々に対して果たすべき責任を放棄している。 新たなCOVID変異種とそれを見事にやっつけられる(実際はそんなことはないのだが)素敵なワクチンを使う気だな。やってみるがいい。上等だ。同じ手に二度は引っかからないぞ。

 2023年4月、認定看護助産師であるキャシー・ブレオーさんがアメリカ合衆国連邦東部裁判所に、「米国を欺く陰謀をおこなった」として起訴された。彼女は、ワクチン接種証明書をCOVID-19のワクチンを打っていない人々に渡したのだ。キャシーさんの反論は、このワクチンには効果がなく、有害であり、このようなワクチンを接種させれば、医療従事者が守るべき(何よりも患者に害を与えてはいけないという)ヒポクラテスの誓いに背くことになると考えたからだ、というものだった。不誠実で執拗な連邦政府に対して起こしたキャシーさんの訴訟においては、彼女自身が用意できる金額以上の弁護士費用を出すよう求められている。「訴訟を起こすこと自体が、罰を受けているのと同じことだ」と思わせるためだ。

 さらにキャシーさんは、ニューヨーク州の医師免許委員会から、遠隔治療でイベルメクチンを処方するという「業務上過失」を起こしたとして非難されてきた。他の多くの米国じゅうの医療従事者も、同じように迫害を受け、医療に従事する免許を失効させられたりしている。キャシーさんは、2022年3月から、ニューヨーク州の「専門領域委員会」から捜査を受けているが、2023年5月の時点で何の決定も下されていない。

キャシー・ブレオーさんを訴訟から守る基金への登録先はこちら。
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イベルメクチンは効果があった:査読済みの新研究がそれを証明

<記事原文 寺島先生推薦>
Ivermectin Worked: New Peer-Reviewed Study Proves It
筆者:ジョーゼフ・マーコラ (Joseph Mercola)
出典:The Liberty Daily   2023年8月30日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>  2023年10月3日


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・ペルーでのイベルメクチンのCOVID-19の有効性を示す査読前論文により、医師団は、2020年10月のパンデミックはイベルメクチンの広範な配布で終息したことを確信した。
・この論文はまだ査読前の論文であったため、無視された。COVID-19治療としてのイベルメクチンは非難され、イベルメクチンを敢えて処方した医師たちも非難された。
・現在、その研究は査読を経てCureusに掲載され、イベルメクチンはCOVID-19の治療法として正当なものとされている。
・イベルメクチンはCOVID-19に対してのみ効果的であるだけでなく、イベルメクチンが最も強力に使用されたペルーの10つの州では、過剰死亡率が74%減少したほど非常に効果的だ。
・イベルメクチンが広く利用可能であった時期には、国全体で過剰死亡が14倍減少し、イベルメクチンの使用が制限された後の2か月間には過剰死亡が13倍増加した。


 新型コロナウイルスのパンデミックが進行中で、潜在的な治療法が不明とされる中、ニューヨークの呼吸器科医、ピエール・コリー博士を含む他の医師たちは、イベルメクチンについて情報を広めようとした。イベルメクチンは、世界保健機関の必須薬物リストに掲載されており、アメリカ食品医薬品局によって承認されている寄生虫薬で、幅広く使用され、入手が容易でコストが低く、安全に使用されている長い歴史がある。

 実際、1987年以来、世界中の人間に37億回以上のイベルメクチンの投与が行なわれたが、それはすぐに非難された。イベルメクチンを処方した者たちも同様だ。しかし、今では状況は逆転した。イベルメクチンはCOVID-19に対して効果的であり、最も強力に使用された10州では、超過死者数が74%減少した。


イベルメクチンは劇的にCOVID死者数を減らした

 コリーと他の医師たちは、パンデミックの最中、イベルメクチンや他の治療法を用いて患者を早期に治療することで成功を収めた。彼のこの治療手続きに関する情報を広めようとする試みは、検閲や嘲笑、そして公的な見解に洗脳され、科学を受け入れることを拒んだ同僚たちによる抵抗によって阻まれた。

 ペルーにおけるイベルメクチンのCOVID-19への効果を示す査読前論文は、「2020年10月のパンデミックが広範なイベルメクチンの配布で終結させることができたと、私やポール[Marik]、およびFLCCCを確信させる最後の証拠となった」とコリーはツイートした。 「2年かかったが、今は同僚の査読を経て主要な学会誌で公表されている」。

 この研究は、Cureusで発表され、COVID-19の治療としてイベルメクチンが正当であることを立証している。「ピーク死亡後の30日間の過剰死亡率は、イベルメクチンを最も積極的に使用している10つの州で平均74%減少した」。これはこの研究の発見だ。この研究では、ペルーの25州からのペルー国民健康データを使用して、イベルメクチンの効果を評価した。

 2020年5月、ペルーがCOVID-19の治療にイベルメクチンを認可したことで、自然の実験が始まった。研究者は、「過剰死亡の著しい減少は、イベルメクチンの使用の程度と密接に相関している」と述べた。


世界中での成功例で、イベルメクチンの潜在力に焦点が当たっている

 ほとんどの人が知らないのは、インドのウッタルプラデーシュ州でのイベルメクチンの驚くべき成功だ。ウッタルプラデーシュ州では、COVID-19患者や、患者の身近な接触者、および医療従事者に対して、大規模な予防的および治療的なイベルメクチンの使用が採用された。

 イベルメクチン(IVM)の予防効果と治療効果の両方の可能性は、COVID-19の危険にさらされた人々にイベルメクチンが大規模に配布されたもう一つ地域の結果によって高められた。このイベルメクチンの配布は、インドの最大の州であるウッタルプラデーシュ州(人口が2億2900万人)で行なわれた」とこの研究は付言した

 この州では、広範なイベルメクチンの配布で、イベルメクチンを使用していない地域と比較して、COVID-19の死亡率が著しく低くなったようだ:9

「2021年7月7日から2023年4月1日までの期間における人口百万当たりのCOVID-19死亡累積総数は、ウッタルプラデーシュ州では4.3。これに対してインド全体では70.4、アメリカ合衆国では1,596.3だった・・・この期間におけるインド全体とアメリカ合衆国の人口当たりのCOVID-19死亡数の大幅な差は、インドの一部の他の州でも同じくイベルメクチンや、ドキシサイクリン、そして亜鉛などを含む自宅治療キットを使用していたことが反映しているのかもしれない」。

 同様の出来事がブラジルのイタジャイ市で発生した。イタジャイ市は人口22万人の都市。2020年6月、同市はイベルメクチンを使用した予防計画を導入した。この計画は地元メディアで宣伝され、人々は参加を奨励され、1日、2日、15日、16日の4回、イベルメクチンを摂取するように促された。

 決められた日に、彼らはテントやセンターを設置し、人々が薬を手に入れることができるようにした。実施状況は全て電子データベースに注意深く記録された。合計で、15万9千人のブラジル人が参加し、そのうち11万3千人がイベルメクチンを摂取することを選択した。

 コリーと8人の共同執筆者は、その結果を示す論文を発表した。その論文によれば、「イベルメクチンの定期的かつ予防的な使用で、COVID-19の感染率や入院率、および死亡率などが著しく低下した」という結果が示された。10

 イベルメクチンを使用した人々は、使用しなかった人々と比較してCOVID-19感染率が44%減少、COVID-19死亡率が68%減少、そして入院率が56%減少した。11

 一方、日本のある研究では、COVID-19患者に医師がイベルメクチンを法的に処方できるようになってからわずか12日後、症例が急激に減少したことが示された12。東京医師会13の会長は、アフリカではCOVID-19による感染症と死亡者が少ないことに気付いた。そこでは多くの地域で、オンコセルカ症(河川盲目症)を治療するための主要戦略としてイベルメクチンを予防的に使用していた14


政府のイベルメクチン制限が死者を増加させた

 驚くべきことに、イベルメクチンはペルーでCOVID-19に対して4か月間使用されたが、新大統領はその使用に制限を設けた。その間に「全国的な過剰死亡数が14倍減少していたのが、その後イベルメクチンの使用が制限された2か月間で13倍増加した」15という結果がある。

 アメリカ食品医薬品局(FDA)は、その有名なツイートで「あなたは馬ではありません。あなたは牛ではありません。本当に、みんな、やめてください」16と述べながら、イベルメクチンを適用外使用しないようにアメリカの一般市民や医師に命じてきた。皮肉なことに、アメリカの処方箋の約40%が適用外使用されている。17

 しかし、イベルメクチンを長年にわたって非難してきたFDAは、いまや、正しいことは正しいと認めざるを得なくなった。つまり、医師はCOVID-19の治療としてイベルメクチンを処方する権限を持っていると認めたのだ。Boyden Gray & Associatesの弁護士であり、医師たちが医療行為に干渉するFDAを訴えている代表のジャレド・ケルソン(Jared Kelson)は、これについて説明した:18

「根本的な問題は明快です。FDAが人間用の薬を販売承認した後、その薬が医師と患者の関係内でどのように使用されるかに対して影響を及ぼす権限を持っているか? 答えは「持っていない」です」

 それにもかかわらずFDAはその持っていない権限を振るい続けていたが、しかし最終的には、2023年8月16日に真実を認め、次のようにツイートした。「一般的に、医療専門家は、未承認の用途が個々の患者にとって医学的に適切であると判断した場合、承認された人間用薬を未承認の用途に処方することを選択することがある」19

 2021年9月に、アメリカ医学会(AMA)は医師たちに対してCOVID-19の治療にイベルメクチンの処方を停止するように指示した。AMAは、アメリカ薬剤師協会(APhA)およびアメリカ健康システム薬剤師協会(ASHP)と共同で発表し、次のように警告した:20

「パンデミック前から外来でのイベルメクチンの処方および配布が24倍増加し、過去数か月で指数関数的に増加しているとの報告に驚いている。そのため、臨床試験の外でのCOVID-19の予防および治療におけるイベルメクチンの処方、配布、使用を即時に中止するよう呼びかけている。

さらに、我々は医師、薬剤師、および他の処方医療専門家である地域社会の信頼される健康ケア専門家に対して、FDAが承認した適応およびガイダンスの外でのイベルメクチンの使用、人間または動物用として意図された場合を問わず、オンラインストアでのイベルメクチンの購入について患者に警告するよう促している」。


 これらの命令の結果、何人、死ぬ必要もないのに死んだのか? ジャーナリストのキム・アイバーセンによると、FDAが医師にCOVID-19の治療にイベルメクチンを処方することを許可するという動きさえ、あまりにも遅すぎると指摘している。「今、2、3年後、あまりにも(情報が)少なすぎる、あまりにも遅すぎる・・・結局、公的に査読されたこの研究があり、それにはCOVID-19[の死亡率]が有意に、有意に、有意に低下することが示されている」21


イベルメクチンはCOVIDにどのように作用するのか?

 イベルメクチンはSARS-CoV-2のスパイクタンパク質に結びつき、ウイルスの病原性と感染力を制限する。22 イベルメクチンは、その抗寄生虫効果で最も知られているが、抗ウイルスおよび抗炎症の特性も示している。試験管の研究では、イベルメクチンの単回治療が48時間の細胞培養でウイルスの量を効果的に5,000倍減少させることが示された。23

 複数の研究によれば、イベルメクチンはウイルスの複製を抑制することによりウイルス量を低減させるのに役立つことが示されている。24イベルメクチンの単回投与は、48時間以内にウイルスの99.8%を殺すことができる。25また、アメリカン・ジャーナル・オブ・セラピューティクス(アメリカ治療学誌)に掲載されたメタ分析でも、イベルメクチンを予防的に使用した場合、感染を平均して86%減少させることが示された。26

 イベルメクチンはまた、一部では炎症を抑制し、臓器の損傷を防ぐことによって回復を促進することが示されている。27この点で入院や死亡のリスクも低下させる。メタ分析では、死亡率の平均減少率は75%28から83%29,30の間となっている。

 さらに、イベルメクチンは、感染前または感染後31に摂取した場合にもSARS-CoV-2の伝播を防ぐ。Cureusの研究が指摘したように、最新のデータは、イベルメクチンがCOVID-19の治療において重要な役割を果たすという証拠をさらに補強している:32

「これらのデーター、すなわち、ペルーでのイベルメクチン治療の元気が出る結果とインドのウッタルプラデーシュ州からの似たような前向きな兆候は――人口はそれぞれ3300万人と2億2900万人であるが――COVID-19の治療と予防のためのさらなる大規模なイベルメクチンの展開に向けて有望なひな形を提供している」。

 また、イベルメクチンは著しい抗腫瘍効果も持っており、これにはがん細胞の増殖、転移、および血管新生活動の抑制が含まれている。33それはがん細胞を制御することによって腫瘍細胞の増殖を抑制するようであり、薬理学研究誌(Pharmacological Research journal)で研究者が説明したように、「イベルメクチンは非常に大きな潜在能力を持つ抗がん薬である可能性がある」34と示唆されている。


なぜイベルメクチンは抑圧されたのか?

(※訳者:ここに動画があります。原サイトからご覧下さい。)

 イベルメクチンの平均治療費は58.35ドル35。これはイベルメクチンが誹謗中傷されること何か関係があると思われるだろうか? Cureusの研究の著者たちは間違いなくそう考えている。36

「イベルメクチン(IVM)の優れた安全性と低コストは、ペルーのメガオペレーション・タイタ(Mega-Operación Tayta)およびウッタルプラデーシュでのCOVID-19の緩和のための魅力的な国家政策としての使用を支えている。ペルーとウッタルプラデーシュで実現した死亡率の著しい低下は、国内でのIVMの展開の影響が比較的短期間内に観察可能であることを示唆している。

しかしながら、過去の数十年において、特許付きの医薬品に対する競争でジェネリック薬はしばしば不利な状況に置かれてきた。これは、科学が不幸にして商品化や規制の固定観念に対して弱いことに基づいている・・・イベルメクチンについて偏った見方が潜在的にあることは、メルク社の2021年2月4日の新聞発表によって示唆された。当時、メルク社は独自の特許付きCOVID-19治療薬を開発しているから、イベルメクチンには「安全性データについて懸念すべき不足」があると言っていたのだ。

しかし、イベルメクチンはメルク社が開発した薬物であり、いくつかの研究で標準用量よりもはるかに高い用量でも安全であることが確認されている。COVID-19のIVM治療の背景についての章でも引用されている。また、ノーベル賞委員会は、この薬物の発見を称えて2015年の医学賞でイベルメクチンの安全記録を特に指摘した。


 COVID-19の使用可能性について詳しく知りたい場合、FLCCCのI-CAREプロトコルを完全にダウンロードできる。37これにより、COVID-19の初期症状を予防および治療する方法についての段階的な指示が提供される。

<原注>
1 WHO March 31, 2021
2, 5, 6, 8, 9, 15, 22, 32, 36 Cureus August 8, 2023
3 WND August 19, 2023
4 Substack, The Vigilant Fox August 15, 2023
7 Indian Express May 12, 2021
10, 11 Cureus. 2022 Jan; 14(1): e21272
12 YouTube, November 23, 2021 Min 1:25
13 Tokyo Web, August 13, 2021
14 World Health Organization, Onchocerciasis
16 Twitter, Broken Truth August 13, 2023
17, 18 Courthouse News Service August 8, 2023
19 Twitter, U.S. FDA August 16, 2023
20 AMA September 1, 2021
21 Twitter, FLCCC August 15, 2023
23 Antiviral Research, 2020;178(104787)
24, 31 FLCCC Summary of Clinical Trials Evidence for Ivermectin in COVID-19 (PDF)
25 News-Medical.net, April 6, 2020
26 American Journal of Therapeutics, 2021;28(4) Therapeutic Advances
27 Front Line COVID-19 Critical Care Alliance, August 29, 2021
28 FLCCC January 7, 2021 Press Release (PDF)
29 Swiss Policy Research December 31, 2020
30 Evidence-Based Medicine Consultancy Ltd. Rapid Review and Meta-Analysis January 3, 2021 (PDF)
33, 34 Pharmacol Res. 2021 Jan; 163: 105207
35 JAMA 2022;327(6):584-587
37 FLCCC Alliance, I-CARE
Article cross-posted from Dr. Mercola’s site

アメリカ食品医薬品局によるイベルメクチンについてのオーウェル的嘘を暴く―Facts Matter

<記事原文 寺島先生推薦>
Exposing the FDA’s Orwellian Lie About Ivermectin | Facts Matter
出典:the epochtimes  2023年6月5日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>  2023年9月14日


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動画「Facts Matter(重要なのは事実)」の日本語音声、日本語字幕付き映像
https://embed.nicovideo.jp/watch/sm42525049?persistence=1&oldScript=1&referer=https%3A%2F%2Fshanti-phula.net%2F&from=0&allowProgrammaticFullScreen=1

訳註:なおこの動画は、寺島隆吉先生のブログ「『百峰だより』「コロナ騒ぎ「第2幕」が始まるのか――だがそれは「イベルメクチン再登場」の絶好の機会だ、その2」(2023/09/11)において、以下のような要約付きで紹介されています。
http://tacktaka.blog.fc2.com/blog-entry-628.html

 FDA(アメリカ食品医薬品局)は、国立医学図書館が管理する89個ものイベルメクチン関連論文を公開している。
 が、それを調べてみると、そのうちの32個の研究が完了済みであり、その69%が、イベルメクチンは新型コロナに有効、あるいは有効かもしれないとしていることが分かった。
 にもかかわらずFDAは、この研究結果から「ゆえにイベルメクチンは新型コロナに有効ではない」と結論づけた。
 つまり、オーウェル的に言うと、「戦争は平和である」のと同じように、「有効は無効の証しだ」というわけだ。




 アメリカ市民に向けて降りてくる連邦政府からのメッセージは、ますますジョージ・オーウェルの『1984年』の世界に似ているように思える。

 具体例:FDAのウェブサイトには、「COVID-19の治療や予防にイベルメクチンを使用してはならない理由」というページがある。

 ただし、詳細を調査すると、FDAが指摘している臨床試験(該当ページにリストされている)はまったく逆の結論を示していることがわかる。

 支離滅裂:FDAはイベルメクチンがCOVID-19に効果がないと主張しているが、それを証明するために、イベルメクチンは効果があると述べている研究へのリンクを提供している。

われわれの分析:
https://ept.ms/3C7QG5R

89の研究例
https://ept.ms/3qqz2HT

FDAの推薦:
https://ept.ms/3qgU5fI

イベルメクチンはCovid治療薬として証明されたものだ。それ以外の説明を誰にもさせてはいけない。

<記事原文 寺島先生推薦>
Ivermectin Is a Proven Cure for Covid. Don’t Let Anyone Tell You Different.
筆者:ポール・クレイグ・ロバーツ(Paul Craig Roberts)
出典:本人ブログ  2023年9月1日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>  2023年9月7日


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 Covid-19の欺瞞が続いていた頃、私が報告したのは、河川盲目症予防のためにイベルメクチンを毎週服用していたり、マラリア予防のためにHCQ(ヒドロキシクロロキン)が使われていたアフリカの地域では、 ほとんどCovidにかかる人はいなかったことだった。さらに私が報告したのは、インドの大部分はイベルメクチンを予防薬と治療薬として使ったため、Covidにはほとんど悩まされなかったことだった。ブラジルやペルーでも同じようなことが起こった。イベルメクチンが使われた地域ではどこでも、過剰死はなかった。日本は最終的にイベルメクチンの効用を認め、広く宣伝された「ワクチン」と並んで、イベルメクチンを公式な治療薬として採用した*。なおこの「ワクチン」は、何の保護にもならず、命や健康に大きな危険を与える効果しかないことがわかっている。
*訳註:2021年8月に東京都医師会の尾崎治夫会長がイベルメクチンの効果を訴える発表をしているが、日本の医療界ではいまだに、イベルメクチンをCovid治療薬に使うことは稀である。

 こんにち、医療行政当局はいまだにイベルメクチンやHCQを抑制している。いわゆる「パンデミック期」にも同じ理由で抑制されてきた。予防薬であり治療薬 でもあるこの廉価な薬品は、巨大製薬業界が利益を得ることやワクチン接種の強制、マスク着用、ロックダウンの邪魔になるからだ。

 Covid禍が続いたここ数年で私が学んだことは、有能で、自分の頭で考えることができ、イベルメクチンのような新しい病原体に効果的である承認済み医薬品を探すことに関心が持てる医師はほとんどいない、ということだった。患者たちの命を救った医師たちは、医療行政当局から疫病神扱いされ、このように患者たちの命を救った医師たちは、いまだにそうしたことで罰を受けている。

 2021年9月、腐敗した米国医師会(AMA)は、医師たちにCovid-19に対する治療薬としてイベルメクチンを使用することをやめるよう告げた。AMAは米国薬剤師会(APhA)や米国医療システム薬剤師協会(ASHP)とともに出した声明において、こう警告した:

「私たちが心配しているのは、イベルメクチンの外来処方と調剤がパンデミックの前から24倍に増加し、ここ数ヶ月で飛躍的に急増しているという報告が出ていることです。そのような状況ですので、Covid-19の予防と治療のための臨床実験を受けていないイベルメクチンについては、その処方、調剤、使用を即座に中止することを求めています。

 さらに、私たちは医師や薬剤師、処方師—地域で信頼されている医療専門家たち— に、FDAの承認を受けていない用法や指針のもとでイベルメクチンを患者に使用しないよう警告しています。人間に対して使用する場合も、動物に対して使用する場合も関係ありません。さらに、オンライン・ストアでイベルメクチンを購入しないよう警告しています」と。

 ジョセフ・メルコラ博士は以下のように問いかけている。「このような命令のせいで、どれだけの命が無駄にされたことだろう?」
https://thelibertydaily.com/ivermectin-worked-new-peer-reviewed-study-proves-it/

 メルコラ博士のこの問いは的を射ている。Covidで亡くなった人々の死因は、治療不足だ。治験を受けていないワクチンを「緊急使用許可」という名のもとに使用できるようにするためには、治療法があってはならないのだ。したがって、巨大製薬業界の代理店のような仕事をしている医療行政当局は、治療法が存在することを否定し、医師らがイベルメクチンやHCQを使って患者を治療することを防がなければならなかった。その治療法のことが世間に広まる前に、だ。そうしなければ、「死の注射」を使ったよからぬ企みを前進させられなくなるからだろう。

 医療行政当局が新たなCovidの変異種を手にし、その変異種を使って人々を恐れさせ、それに対応する新たな恐ろしいワクチンを用意している今、ワクチン、マスク、ロックダウンの強制という一連の新たな騒ぎがまた起こるという話が出てきている。

 これらの措置は非常に危険で、完全に不必要なものだ。しかし、連中は自分たちの利益や支配を最大限に取ろうとしている。それが、連中の目的なのだから。

 私からの助言をお伝えしよう。貴殿がかかった医師が、イベルメクチンを使用しないよう警告してくる医師であれば、それはダメ医師か腐敗した医師であり、そんな医師にかかれば、貴殿の命と健康があやうくなる。すぐに、別の医師を探そう。事実を知ろうとすることに関心があり、巨大製薬業界の利益よりも自分の患者たちのことを優先してくれる医師だ。もうひとつ。私企業が経営する病院は絶対に信頼しないように。

Covidの世界的流行:お金が誠実さに打ち勝つ事例研究―イベルメクチンが処方禁止になった裏にある恐るべき陰謀とは?

<記事原文 寺島先生推薦>
The Covid Pandemic: A Case Study of Money Trumping Integrity
出典:サイト「Paul Craig Roberts」  2023年8月16日
著者:ポール・クレイグ・ロバーツ(Paul Craig Roberts)
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>  2023年8月24日


 いわゆる「Covidの世界的流行(今では、この流行は利益や他の種々の目論見を達成するための操作だったと見る向きがあるが)」のあいだ、医師たちは、イベルメクチンを処方することが禁じられた。この薬品は、FDA(食品医薬品局)が1966年にヒトへの使用を認可していたが、NIH(国立衛生研究所)のトニー・ファウチもCDC(疾病管理予防センター)もFDAも売女報道機関も、すべてイベルメクチンの使用に反対の立場を取った。巨大製薬業界の「医療当局」や無知な売女報道機関は、イベルメクチンに関する冗談を流していた。この薬は世界中で半世紀以上も安全に使用されてきたのに、「馬用の薬」であり、人間が使えば危険で死ぬ可能性がある、と騒ぎ立てた。巨大製薬業界に所有されたFDAが言った冗談の一例は以下の通り。「お前らは馬じゃない。牛でもない。マジだ。やめときな。」

 企業に勤める医師たちがイベルメクチンを処方すると雇い主から警告を受け、巨大製薬業界の利益追求ではなく、患者らを守ることに固執したらクビになった。個人病院の医師たちは、医療当局から攻撃を受け、医師免許を一時停止されたり剥奪されたりした。

 迫害され、地位を失った世界で最も有名で著名な医師や研究者も相当数いる。薬局はイベルメクチンを処方した医師の処方箋の受け取りを拒否した。報道による強力な運動により、イベルメクチンを推薦したり、処方したりする人は全て攻撃された。

 ところが、イベルメクチンに反対する運動には科学的、医学的根拠は全くなかった。ではなぜイベルメクチンに反対する運動が起こったのだろう?

 その答えは、巨大製薬業界がすでに「ワクチン」を準備していた(このことのほうが、「世界的流行」のでっちあげが起こった証拠になる)からだ。しかし、この「ワクチン」は治験もされず、承認もされていなかった。この「ワクチン」が使えるのは、「緊急使用許可」のもとでのみであり、緊急使用許可が出されるのは、他に治療法がない場合に限られていた。したがって、治療法があるという事実は抑え込まれなければならなかった。イベルメクチンが使用されて、患者が治療されれば、mRNA「ワクチン」をもとにした巨大製薬業界の利益がおじゃんになるからだ。

 巨大製薬業界は医療界において巨大な金づるだ。医学研究者らには助成金を出し、医科大学にも助成金を出し、医療関連委員会所属議員の上院・下院選挙への選挙資金の献金をし、報道機関には広告費を出し、NIHのファウチとは特許権を共有し、FDAなど規制当局との間には回転ドアがあり、さらには巨大製薬業界とともに利益をむさぼろうという金の亡者たちも控えている。

 全ての死の原因を「Covidが死因である」と分類した病院には報酬金が用意されたが、その目的は高い致死率を生み出すことで、人々が「ワクチン」を求めようとする潮流を作るためだった。PCR検査がCovidの診断に使われた理由は、高い確率で疑陽性を出すからだった。不適切なPCR検査を使うことが、「世界的流行」をでっちあげる基本だった。

 すべてのことが、世界全体から「ワクチン」で大もうけするために実行された。その前に立ちはだかったのが、廉価で予防力もある治療法だった。この治療法が、製薬業界による大もうけや市民が持つべき自由権を完全に無視するような政府の権力を止めようとしたのだ。mRNA「ワクチン」が死や不妊を引き起こすことで、人口削減などのたくらみに貢献しているのでは、と考える人々も少なくなかった。

 イベルメクチンに疑問をもつことはありえないため、この治療法を貶(おとし)めるための嘘が使われた。

 腐敗した米国政府と腐敗した巨大製薬業界、報道機関、医療機関がよってたかって、全力で内部告発者たちを脅し、他に治療法があることを一般市民たちに知られないようにし、試用もされていない注射を打つという行為を馬鹿げた行為だと思わせないようにしていた。

 巨大製薬業界とトニー・ファウチは、医科大学の多数の教授らに頼ることができた。というのも、これらの教授らは、巨大製薬業界やNIHからの多額の研究補助金で生活できていたからだ。さらには、巨大製薬業界の選挙運動資金のもとで議員に選ばれた下院・上院議員たち、巨大製薬業界が広告費を出している報道諸機関、巨大製薬業界との間に回転ドアが存在し、Covidの公式見解を打ち立て統制する力をもつFDAの高官たちにも依存していた。真摯で高潔な専門家たちや真実を報道した代替報道機関は起訴された。

 お金が誠実さに打ち勝つ国に住むとはどういうことか、お考えいただきたい。誠実さがなければ、信頼もありえない。Covidワクチンや都市封鎖措置で自分の健康が害された人々や、親戚や友人が健康を害された人々、また、試用もされていないワクチンにより家族を亡くした人々などは、医師や病院や報道機関や政治家たちをもう一度信頼するだろうか? 連れ合いや子どもの命を救ったであろう処方箋の受け取りを断った薬剤師のことを再び信頼するだろうか?イベルメクチンで患者たちの命を救った医師の医師免許を剥奪した医療当局に誰が再び敬意を払うだろうか?

 なぜCovidの世界的流行がでっちあげられたのだろうか? 金のためだけだったのだろうか? 一般市民が市民の自由権を差し出すかどうかの試験だったのだろうか? 本当の怖ろしい疫病を世界中に流行させ、人口を減らすための実地試験だったのだろうか? ビル・ゲイツやクラウス・シュワブのような人たちが人口削減についてこんなにも多く語っている理由は、彼らがそうしたいという意図がある以外考えられるだろうか?

 悪は常に人類の最大の敵だ。しかし西側のリベラル派は100年かけて、悪を軽くみてきた。そんなものは迷信で、教育や行動矯正で善に変えることができるものだ、と。その結果、西側のリベラル派は悪を解き放ってしまった。もはや宗教は人間の魂を救済しない。宗教は社会の再建に使われている。いま私たちの生きている世界に悪が存在することを人々に理解させることさえ可能かどうか…

 おそらく、それは可能だ。ときには真実が頭をもちあげる。イベルメクチンにより患者たちの命を救ったことで迫害された3名の医師たちからの訴訟を受けた腐敗したFDAは、巨大製薬業界からのお小遣いで賄われている「規制」当局だが、このFDAが言い方を変えたのだ。

 FDAの弁護士が、医師たちが、イベルメクチンを含めて、FDAが承認したいかなる薬も処方する権利を有していることは当然だ、としたのだ。FDAが医師の処方を妨げたことはなかった。医師たちにはそうする法的根拠がある。

 ではなぜ、医師たちの医師免許が奪われたのか?なぜ薬剤師たちは処方箋の受け取りを拒否したのか? FDAは、イベルメクチンを使うなというのは、ただの推奨だった、と嘘をついている。ではいったいどんな根拠に基づいて、FDAはそんな推奨をおこなったのか? それが医学的知識に基づくものでないことはあきらかだった。

 イベルメクチンやイベルメクチンを処方した医師たちを貶めるたくらみがおこなわれた理由は、治療法があるという事実を隠し、試用されていない恐ろしい「ワクチン」の「緊急使用許可」の発行が認められなくなることを妨げるためだった。医療界全体が、巨大製薬業界の利益や、それ以外の実行中だった工作のために、大量の障害者や死人を生むことに手を貸してきたのだ。

 以下の10分の動画で、エポックテレビのロマン・バルマコフが、腐敗したFDAに対して訴訟を起こした三人の迫害された医師の裁判について報じている。見れば、有意義な10分間を過ごせるだろう: https://www.theepochtimes.com/mkt_app/epochtv/fda-drops-ivermectin-truth-that-we-knew-all-along-facts-matter-5460635?utm_source=News&src_src=News&utm_campaign=breaking-2023-08-15-2&src_cmp=breaking-2023-08-15-2&utm_medium=email&est=7EeWk%2BXwIscEeBRa%2FVpfn6qgDeIZsdV9nUj5qmdfdIM4K0nsPxtIbg%3D%3D

 若年層で前代未聞の数の突然死が起こっていることが「ただの偶然」だという医療当局を、どうやって信じろというのか?

 腐敗した医療当局は、Covidワクチンは恐ろしいものであるという事実を未だに隠そうとし続けている。https://www.globalresearch.ca/teenagers-dying-suddenly-australia-uk-ireland/5828985

「イベルメクチンは、COVID治療薬として効果がある」という研究結果を日本の製薬会社が発表

「イベルメクチンは、COVID治療薬として効果がある」という研究結果を日本の製薬会社が発表

<記事原文  寺島先生推薦>

Ivermectin Shows Antiviral Effect Against Omicron: Japanese Pharma Firm

The Epock Time  2022年1月31日(続報は2月2日)

<記事翻訳  寺島メソッド翻訳グループ>

2022年2月5日



 抗寄生虫薬イベルメクチンの研究を行っている日本の複合企業は、イベルメクチンは、オミクロン株に対して抗ウイルス効果があることを発見した。これは臨床実験ではない共同研究の結果わかったことだ。

 医療や、医薬品以外にも、貿易、接客、電子機器、などを取り扱う複合企業である興和株式会社が1月31日に発表した報道発表(PDF)によると、試験管レベルの研究において、イベルメクチンはオミクロン株に対して効果があることが分かった、とのことだ。同社はさらに、COVID-19の患者治療にイベルメクチンの使用に関する第3相の臨床実験を実施中であることも発表した。ただし同社によると、効果があることが認められたのはまだ研究室レベルだとのことだ。

 興和株式会社の代表者は、この記者発表に関するコメントを求められていたが、それには応じてはいない。

 東京の北里大学と提携している興和株式会社によると、イベルメクチンには、すべての「変異種」に対して「同様の抗ウイルス効果」があるとのことだ。この変異種には、アルファ株、デルタ株、オミクロン株が含まれる。さらに興和株式会社によると、イベルメクチンはウイルスの侵入を抑え、ウイルスの複製も抑える効果があるとのことだ。

 「[イベルメクチン]は、コロナウイルスのすべての新しい感染に対する治療薬(錠剤)として使用することが期待される」とそのPDFには記されていた。

 イベルメクチンは、世界保健機構が30年以上抗寄生虫感染薬として使用してきた医薬品だ。「ボランティアたちの手によってアフリカ諸国の人々に配布されたのだが、大きな効果が見られた」と、興和株式会社は記している。

 しかしイベルメクチンを使用した治療法の是非については、議論の対象になっている。それは米国FDAが抗COVID-19薬として、イベルメクチンの使用を承認していないからだ。イベルメクチンは、人間用に使用されて、多くの症状の治療に使われているのではあるが。

 FDAは情報公開法に基づく開示要請に応じていない。その要請は、COVID-19の治療のためにイベルメクチンを使用した際に生じた副反応の報告の詳細の開示を求めているものだ。現状イベルメクチンをCOVID-19治療薬として使用することは、公式には否定されている。

 連邦政府は、COVID-19の患者の治療に当たっている病院に補助金を出しているが、その補助金が受け取れる条件は、承認された治療手順に従うこととなっており、イベルメクチンはその治療手順として認められていない。

 しかし愛する家族のいのちを救いたい一心の人々は、最後の手段としてこっそりとイベルメクチンを病院で処方してもらい、その結果、感染した家族が回復したということもよくある話だ。

 イベルメクチンをCOVID-19の治療薬として全面的、あるいは部分的に認可している国は世界で22カ国あることが、多くの研究から分かっている。日本はまだイベルメクチンをCOVID-19の治療薬としては認めていない。

 法案が提出されているので、ニューハンプシャー州がイベルメクチンをCOVID-19の治療薬として承認する米国で最初の州になるかもしれない。法案が通れば、イベルメクチンを薬局のカウンターで買えるようになるようだ。

 「私は、人間用のイベルメクチンがCOVID患者に処方されるのであれば、多くのいのちが救われるということに何の疑いも持っていません」と、共和党員で、正式な看護師でもあるリー・カッシュマン州議会議員は、当エポック・タイムズ紙に彼女が提案したHB3005法案について語っている。

 イベルメクチンを使うことを中傷する人々は、「イベルメクチンは非常に危険だ」と主張している。「自分や、自分の家族にこんな薬を絶対処方してもらいたくないし、私が愛する人にこの薬を処方しようとするのであれば、法的措置に出るつもりです」とダートマウスーヒッチコック医療センターのディビッド・リバイン(David Levine)医師は、この法案に対する証言書に記している。

 イベルメクチンを使うことを支持しているポール・マリク博士の証言によれば、イベルメクチンは、「地球上で最も安全な医薬品のひとつだ」とのことだ。

 医師たちで構成されている団体「コロナと闘う最前線医師の会」の創設者の一人であるマリク博士によると、イベルメクチンは79カ国でウイルスに対する治療薬として承認されているとのことだ。

 「つまり、日本や、インドや、ブラジルの人々には、安全なこのイベルメクチンの使用が許されているのです。しかし、米国民にとっては、イベルメクチンは毒なのです。そんな冗談は止めて欲しいです」とマリク博士は語っている。

 マリク博士は東バージニア医療大学から離職せざるをえなくなった。それは同博士が、COVID-19の治療法として代替的な治療法を使用したことで裁判を起こされたからだ。その治療法にイベルメクチンも含まれていた。

 


  <訂正>この記事の続報が出された理由は、興和株式会社が発表した研究結果が「臨床実験段階のものではない」ことをはっきりと伝えるためです。前回の記事の誤報について当サイトエポックタイムズは、お詫びいたします。

神話はこうして生み出された。CDCとFDAとメディアがイベルメクチンに濡れ衣を着せ、真実を見えなくしてしまった手口とは。

神話はこうして生まれた。CDC、FDAと、メディアがイベルメクチンに濡れ衣を着せ、真実を見えなくした手口とは。

<記事原文 寺島先生推薦>

A Myth is Born: How CDC, FDA, and Media Wove a Web of Ivermectin Lies That Outlives The Truth

Global Research 2022年1月3日

メアリー・ベス・ファイファー(Mary Beth Pfeiffer)

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2022年1月26日



 ニューメキシコ州の医療当局は、間違いを認めた。亡くなった2二人の死因はCOVIDであって、イベルメクチンではなかった。それでもCDCは国家最大級の警戒態勢を取り、間違った事例に対して無数の嘘の情報を流していた。

<編集部からのコメント>

 当サイト、グローバル・リサーチは、読者の皆さんに注目すべき、また慎重に取材された、リンダ・ボンビー(Linda Bonvie)記者と、メアリー・ベス・ファイファー(Mary Beth Pfeiffer)記者によるこの記事をお届けします。この記事は、ニュースサイトの「レスキュー」と「トライアル・サイト・ニュース」が共同で出している記事の一つです。

<編集部からのコメントはここまで>

 テキサスの79歳の酪農家が、ニューメキシコ州で昨年9月に亡くなったとき、遺族はこのニュースがその後世界中で報じられることになるとは思ってもいなかった。ごたいそうな記者会見において、ニューメキシコ州の医療当局のトップであるデビッド・スクレース(David Scrase)ニューメキシコ州保健省長官は、「これは同州でイベルメクチンの“過剰投与”による初めての死亡事例です」と発表し、さらに「イベルメクチンの毒性」が死因とされた二人目の死者が出たことも明らかにした。

 現在スクレース長官は、自身が何度も繰り返した「ぶしつけな」決めつけに何の根拠もなかったことに気づいていることだろう。二人の死者の死因はイベルメクチンのせいではなかった。イベルメクチンは、長年使われているジェネリック薬でCOVID治療薬の一つとして取り上げられてきた薬だ。同長官が伝えたのは、この2名が亡くなったのは、「両者のCOVID治療を始めるのが遅かったため」という事実だった。

 この違いは大きい。

 スクレース長官が行った12月1日のこの訂正についての記者会見については、オンラインニュースに大まかな記事が少し載った程度だった。それも私たちが代理人に圧力をかけ、「イベルメクチンが理由で亡くなった死である」という証拠を提出するよう求めた後、やっと訂正したのだ。当局が何度も繰り返し伝えていたのは、この酪農家の死が毒物によるものだと証明されるのを待っているという。しかし、そのような報告を行うよう命じられることも、そのような報告がなされることさえなかったということである。さらに、この人が亡くなった原因は「自然死である」という州の検死官の判断も出ていたのだ。

 しかしスクレース長官のこの告白を報じたメディアはひとつもなかった。ヒル誌やニューヨーク・タイムズ紙などの何十ものメディアが、最初の同長官の決めつけを熱心に報じたのとはえらいちがいだ。同長官は2015年にノーベル医学賞を獲得した、抗寄生虫薬のイベルメクチンに濡れ衣を着せていたのだ。「もうこれ以上人が亡くなるのを見たくありません」というスクレース長官のことばを早すぎる見出しにした記事もあった。「本当に危険な状況を引き起こす間違った薬です」とスクレース長官はタイム誌の記事で語っていた。

 世界中の医師も、科学者も、毒物学者も、長官のこの決めつけに困惑していた。というのもイベルメクチンは極めて安全な、FDA承認済みの薬だからだ。WHOが掲げている、すべての医療体制が所持することが推奨される必要不可欠な100の薬品のひとつであり、ここ40年間で40億錠近くが処方された薬だ。

 ニューメキシコ州は、昨年夏に展開された政府による欺瞞を行う重要な地区となった。その目論見は、イベルメクチンを危険な薬であると人々に思わせることだ。その背景には以下の3点があった。①多くの科学者たちが、イベルメクチンがCOVID治療薬として効果があることを強く支持していた。②処方箋を求める要求が急増していた③公的医療当局はただただ治療法はワクチンしかないと思いこんでいた。

 以前私たちが報じたように、米国のFDAが昨年の8月、イベルメクチンを使用することに対する警告のツイートを発していた。理由は、イベルメクチンは家畜用の薬だから、ということだった。その情報を流すために、ミシシッピ州の不正確で、よく確かめられていない事象を持ち出していた。FDAが出したツイートの内容は、ミシシッピ州の毒物管理センターが家畜用のイベルメクチンを求める人々でてんやわんやになったということだった。しかし私たちがつかんだ真実では、そのような届けが毒物管理センターに出されたのはたったの4件だった。

 それなのに、こんなちょっとした証拠を燃料にして、反イベルメクチンの貨車は勢いを増していったのだ。今になって分かったことは、人間や動物の抗寄生虫薬として長年使われてきたイベルメクチンは「驚くべき安全な薬」であるという評判に蓋をしようと躍起になっていたのは、FDAだけではなかったという事実だ。

 私たちが米国CDCから入手したメールによると、8月26日に出された米国の医療に関する影響力の強い警告に、拍車がかけられていったことがわかる。上記のFDAのツイート同様、鬼の首でもとったかのようにイベルメクチンの副反応とされた事例に飛びついたのだ。たった3例しかなかったのにである。そのうち2例は動物用のイベルメクチンを服用していた。また、その3例とも死者は一人も出なかった。一人は入院したようで、もう一人は病院での治療には応じなかった。

 それなのにこれらの3件の報告が、ジョージア州の毒物管理センターからアトランタに拠点をおくCDCに届いた際、CDCはこの件に対して国家最大級の警告を発することを決めたと、私たちが入手したメールには記載されていた。


 3例が分かった直後に、CDCのマイケル・イエー(Michael Yeh)はこう記していた。「私たちは重大な毒性がある証拠を発見しました。」

 医療に関する警告を発する準備について、「私たちの共通理解では、イベルメクチンによる悪い副反応が出ない限りはそのままにしておく、ということでした」と、CDCの医療毒物担当官のマイケル・イエー氏は8月17日のメールで記載していた。「しかし、イベルメクチンには重大な毒性があるという証拠を手にしたようです。」

 このメールが書かれたのは、先述の3件の副作用のそれぞれの報告が届いた72分後だった。

 CDCの意向は人々を保護することにあると思うが、この警告は国家機関であるCDCがどういう機関に成り下がってしまったかを示す象徴のような事象だった。この警告は、(動物用としての薬品としても、人間用の薬品としても)COVIDの初期治療として有効な薬品を、「毒物の可能性があるもの」として描くことになったのだ。

 CDCはさらに歩を進めた。

 同日の後に届いたメールで、イエー氏は或る証拠を示していた。それは、もっとも重篤な副反応が起こった77歳の男性についての件で、その男性は「およそ1800ポンドある牛用の」イベルメクチンを服用したとのことだった。さらにその男性は、「幻覚症状や、体の震えがあり、その後悪化し、最後にはCOVID-19に罹患していると診断され」、酸素補給を行うしかなくなった、とイエー氏は記載していた。

 他の2件においては、人間用のイベルメクチンを服用した女性が、ある種の「精神錯乱」状態に陥った、とのことだった。もう一人の女性は「羊用」のイベルメクチン服用後、「自覚症状のある視覚障害」になったが、病院での治療は望まなかった、ということだった。これらの副反応は、米国保健省が、「抗寄生虫薬の副反応でよくある軽い副反応」だとしているものと一致する。そこに記載されているのは、「めまい、かゆみ、吐き気、下痢」などだ。

 フランスの研究者が昨年3月に出した、医療文献にある350件のイベルメクチンに関する研究を考察した研究によると、イベルメクチンによる副反応は、「頻繁に発生することはなく、たいてい軽症あるいは中程度の症状である」とのことだった。フランスの製薬会社メディンセル(MedinCell)社の研究によると、イベルメクチンを誤って過剰服用したり、自殺を図って使用した後でも、死亡した報告はない、とのことだった。

 これまで長年にわたり積み上げてきたイベルメクチンの安全性から鑑みて、私たちは情報公開法に基づき、CDCに文書の開示を請求したのだが、その目的は、CDCが発したイベルメクチンに関する医療上の警告に合理性があるかを確かめるためであり、特に求めたのはCDCが米国中毒情報センター協会(AAPCC)から得たデータの開示だった。この協会には、各州から毒物に関する情報が送られてくる。(AAPCCは私たちにそのデータを開示することを拒んでいた)。

 情報公開法に基づく開示請求に対して、CDCはこう主張していた。これは非常に注意すべき主張である。「そのデータについては、当方は所持していませんし、データを入手するすべもありません」とのことであり、その理由は、CDCはAAPCCとの間に「許諾契約」を結んでいたからだということだった。CDCがこれらのデータを特定することはできただろう。例えば、人間用や、動物用のイベルメクチンに関してそれぞれ何本の電話がAAPCCに寄せられたかなどは、簡単に特定できただろう。それなのにCDCが出した警告は、すべての報告を十把一絡げにしてしまったので、家畜用のイベルメクチンがどれほど使用されたかについて調べることが困難になってしまった。

 CDCが或る文章で主張した内容によると、医療警告が全国に向けて発せられた原因となった数値については所持していないということだった。

 2021年に毒物管理センターに寄せられたイベルメクチンに関する問い合わせが急増したことは疑いのないことだ。というのも医師達がイベルメクチンを使用すれば、死者数が減り、入院期間も短縮でき、担任患者を増やすという研究を知ったからだ。通常、毒物管理センターへの電話の問い合わせが増えるのは、新薬が使用し始められて、その新薬に関する多くの問い合わせが寄せられるときだ。毒物管理センターに、昔からある、長年使用されてきた医薬品についての問い合わせが寄せられることもある。2019年には、鎮痛剤のアセトアミノフェンの副反応だけで47000件の報告があり、164件の副反応による死亡が報告されたとAAPCCは伝えている。

 もちろん、このアセトアミノフェンの件に関して、CDCから警告は発せられなかった。それなのにCDCの警告では、毒物管理センターへの動物用や、人間用のイベルメクチンに関する問い合わせは5~8倍増えており、「パンデミックの前期段階にあたる」という不気味な報告を行っていた。同時に、この警告はイベルメクチンの処方箋の数が24倍増えていることも伝えていた。これは医師たちが選んだ完全に合法的な潮流であったのに、CDCにとっては受け入れがたく、警戒すべき現象だったのだ。

 警告では、動物用と人間用で明確な区別が全くなされていなかった。その警告で散見されたのは、「イベルメクチンの誤使用と過剰使用」、「発作」「昏睡状態」「死」「羊用溶液」「深刻な症状」「急速な増加」といった言葉だった。つまりCDCが伝えたいメッセージは「動物用でも人間用でもイベルメクチンを使ってはいけません」ということだったのだ。5万180人の患者を対象にした71件の研究において、イベルメクチンを抗COVID薬として服用すれば、64%効果があったことが分かっているのに。

 CDCによる警告や、ニューメキシコ州からの不確かな事例報告があったにも関わらず、イベルメクチンが持つ毒性のために亡くなった人は誰もいない。これは2021年1月1日から12月14日までの間に、AAPCCに寄せられた2,112件の報告からわかったことだ。これらの報告のうち2%にあたる約42件において、「重大な副反応があった」と、AAPCCは広報に記載していた。そして寄せられた報告のうち7割は、「毒性は見いだせなかった」などという、何の悪影響もなかったという報告だった。

 これらの報告の一部分は、「反イベルメクチン・ヒステリー」による報告であると分類すべきだったかもしれない。例えばニューメキシコ州が市民に報告するよう迫っていたのは、「イベルメクチンを使用したのならどんなことでも毒物取扱センターに報告してください」ということだった。たとえ使用者が、「知り合いの人であっても」ということだった。

 私たちは、ポール・マリク博士に問い合わせた。同博士は「新型コロナ治療最前線救命医療医師の会(Front Line COVID-19 Critical Care Alliance)」の創設者である。博士は、イベルメクチンが危険な薬だと刷り込まされていることについて、こう語った。

 「イベルメクチンは、地球上で最も安全な医薬品の一つです。アスピリンや、アセトアミノフェンよりもずっと安全です。イベルメクチンは、おとぎ話のような薬なのです。ディズニー映画でさえ、こんな素敵なおとぎ話は作れないでしょう。」

 しかし先述の酪農家の遺族にとっては、その人が病気になったときは、おとぎ話などではなかった。政治色を帯びた医療体制のせいで、遺族は痛々しい経験をすることになってしまったのだ。

非常に困惑させられた一本の電話


 ニューメキシコ州でCOVIDが死因でなくなった酪農家が、動物用のイベルメクチンを服用していたことは秘密でも何でもない。この薬はこの酪農家がテキサス州の自分の家畜たちに定期的に与えていて、よく知っている薬だった。

 この人の家族もイボメックを愛用していた。イボメックとはイベルメクチンを液状にした家畜用のものだ。それはイベルメクチンが、抗COVID効果があるというニュースが広まっていたからだった。「ほとんど皆がイベルメクチンを服用していましたよ。」という話を、私たちはテキサス州に住む友人家族や、仕事仲間から聞かされていた。(その家族の希望により、名前は伏せる)。

 イベルメクチンは、FDAが安全性を承認しているたった167品の医薬品のうちのひとつだ。さらに人間用としても、動物用としても承認されている。それなのに抗COVID薬として、人間用や動物用いずれかのイベルメクチンを服用した人々は「反科学主義者」や「偽情報に踊らされている」などと決めつけられている。

 この酪農家が、ニューメキシコ州当局が何度も繰り返し伝えた「イベルメクチンの毒性のために」亡くなった二人のうちの一人だ。この二人の素性は医療当局からは明らかにされていないが、この症例とおぼしき事例が、調査の結果明らかになった。

 この酪農家の死について知っている人々についての記事や、インタビューからわかることは、実際の話はニューメキシコ州当局が伝えていた内容とは違った話だった、ということだ。

 この酪農家が9月2日の夜に、妻に付き添われ緊急治療室に搬送された直後の診断は、急性脱水症であり、COVID陽性ということだった。この人の娘が病院に到着したのは、数時間後だった。

 その娘の話によると、その1週間前に、父親の80歳の誕生日のサプライズパーティがあったそうで、11人の家族のうち8人がCOVIDに罹患したとのことだったが、皆軽症だったそうだ。

 ニューメキシコ州在住の父親の体調が優れないので、娘は治療を受けるよう父親に勧めたそうだ。「父は自分で水分補給をするのが得意ではありませんでした」と娘は語り、父は全く水分をとっていなかった、とも話した。

 この人が病院に着いた時には、脱水症状がひどく、じん臓が損傷していたと、医師は家族に説明したそうだ。リンカーン・カントリー医療センター(Lincoln County Medical Center)には、適切な水分補給器具が不足していたため、家族が病院から告げられたのは、別の病院に父を搬送しようとしているという説明だった。残念ながら、父はニューメキシコ州ルイドソ市から出ることはできず、9月3日に亡くなった。

 この人の妻と娘が集中治療室の外で心配そうに待っていたときに、或るとんでもないことが起こっていた。それは病院から父がまもなく亡くなってしまうということを告げられた直後だった。そんなときにその奇異な出来事が発生したのだ。

 それは一件の電話だった。娘は母が受けたその電話を「とても困惑させられる」電話だったと振り返っている。全く空気をよまない電話で、「母親から電話をとりあげたくなったくらいです」とのことだった。

 見知らぬ男からの電話で、その内容は、父がイベルメクチンを服用したかどうかを聞くものだった。娘がその薬の名前を耳にしたのは病院に来て初めてのことだったそうだ。「私は母親に強引に認めさせようとしているように思いました。本当にいらいらしました。お医者さんでも、看護師さんでもありませんでした。でも母はそれが誰で、いったい何の目的なのか覚えていないといっています」と娘は語っている。

 娘の話によると、電話をかけてきた人たちが一番関心をもっていたのは、父がイボメックを服用していた言質を母親からとることだったという。

 まさにその直後の記者会見において、スクレース長官が発表したのは、「信頼できる情報源からの情報」として、その州でイベルメクチンを服用したことが原因となる「初めての死者」が出た、ということだった。死因が、イベルメクチンであるか、それともCOVID治療が遅れたためであるかの二つの可能性を残しながら、同長官が繰り返し伝えたのは、その男性の死も、もう一人の死もイベルメクチンが引き起こしたものだという決めつけだった。

 しかし9月下旬に提出されたこの酪農家の死亡証明書によると、真実は違っていた。その死亡証明書によると、死因は「自然死」によるものであるとのことだった。「再調査」が必要な死ではない、とされたのだ。さらに検死官の報告が明らかにしたところによると、解剖や毒物検査が行われた報告はなかったという。

 しかしスクレース長官の当初の話はメディアでもてはやされたのだ。USA Today紙に至っては、シリーズものとして数回連載さえしていた。「イベルメクチンの毒性により2名が死亡」という見出しの記事が、死亡証明書が提出された同日に発表された。その5日後、ヒル誌は以下のような見出しを躍らせた。「ニューメキシコ州でイベルメクチンによる2名の死者が発生

 ニューメキシコ州の保健省は或る質問に対する解答をまだ出していない。それは「イベルメクチンが死因であると間違って判断された死に対する訂正を、なぜマスコミにすぐに伝えなかったのか?」という質問だ。さらにまだ明らかになっていないことは、なぜ保健省がマスコミに対して行っている最近の報告会においても、この間違いを正そうとしていないかだ。すでにこの件については真実ではなかったことを当局は認めているのに、その記録を直そうともしていない。さらに、もうひとつのイベルメクチンが死因とされた死についても、なぜ何の証拠も出さずに、そのまま放置しているのだろうか?

 イベルメクチンが死因とされた2件目の死亡については、ナバホ族の血を引くキューバ出身のニューメキシコ州在住の38歳の女性の死亡だった。検死が行われたが、その結果はまだ公表されていない。

 スクレース長官はこの2名の死因が、イベルメクチンではなく、COVIDであることを知った上で、それでも12月1日の記者会見で、「三人目の」イベルメクチンによる死者が出たと発表した。

 スクレース長官によると、この新しい死亡事案は、「馬用のイベルメクチンを服用した60歳の男性です。この方は150ミリグラムのイベルメクチンを服用し、肝不全や腎不全に苦しみ、COVIDに罹患していなかったのに、イベルメクチンが死因でなくなったのです」という。

 最初の2例と同様、死因についてはまだ明らかになっていない。

 マリク博士によると、イベルメクチンを150 ミリグラム服用しても危険な状況にはならないだろう、とのことだ。「イベルメクチンが原因で肝不全や肝臓の器官に障害がでた話は聞いたことがありません」と、マリク博士はメールで回答している。

 CDCもニューメキシコ州保健省も、この記事に対する質問の回答を拒否している。


 ニューメキシコ州保健省が、イベルメクチンを使用した事象について報告するよう人々に要請しているが、12月1日の記者会見で示された上記のグラフを見ればわかるように、ニューメキシコ州の毒物管理センターに寄せられた報告は、たった29件しかなかった。さらに上のグラフから分かることは、イベルメクチンが同州で3名の死者を出したとされているが、そのことが伝えられたまさにその記者会見において、最初の2名の死因はCOVIDであって、イベルメクチンではなかったという事実が報告されたのだ。(しかも3件目の死亡事例については何の証拠も示されていなかった)。

 CDCのメールが示唆しているのは、CDCが全国に向けてイベルメクチンの危険性について警告を発する理由となるものはほとんどないという事実だ。これら3件の死亡事例についての詳細ははっきりしないことが、メールを読めば分かる。

 イベルメクチンの投与量についての情報も書かれていないし、或る事例においては、「濃度は不明」だったと書かれていた。「一人の女性」が病院に搬送されたが、その女性の精神状態についてははっきりと書かれていなかった。別の女性は、病院での治療を断った後、事後観察が行われることになっている、とのことだったが、実際にその事後観察が行われたどうかの記述はない。

 これら裏付けに乏しい情報は、「イベルメクチンには毒性がある」という神話のような言説が縫い込まれた衣装を縫い合わせる糸のようなものだ。こんな神話を目にしようと思えば、ネット上のサイトから簡単に見つかる。

 例えば:

 1) 8月19日のミシシッピ州の保健省が出した警告によると、毒物管理センターに寄せられる電話の7割が家畜用のイベルメクチンを服用したことについてのものだ、という記事が出た。実際はたったの2%だったのに、訂正記事が出されるまで56日もかかった。

 2) FDAの去年3月の主張によれば、家畜用のイベルメクチンを服用して障害が出たり、入院に至ったりした「複数の事例の報告」を受けたという。しかし実際のところは、FDAがその根拠にしていたのはたった4件の報告だったことを報道官がメールで明らかにしている。CDC当局はFDAのこの主張が、「イベルメクチンを服用することへの警告」であるとし、CDCも「イベルメクチンは有害だ」という神話を広めることに貢献した。

 3) ミシシッピ州の間違った数値が訂正されたことはほとんど記事にならなかった。(それは私たちが要請してやっと記事にされたのだ)。ニューヨーク・タイムズ紙で2度ワシントンポスト紙で1度記事になっただけだった。それよりもずっと大きく取り上げられたのは、「恐怖拡大の嵐」だ。それに拍車をかけたのが、ニューメキシコ州であり、ミシシッピ州であり、FDAであり、CDCだった。さらにメディアもけしかけたのだ。そうやってイベルメクチンの本当の姿を見えなくしてしまったのだ。

 では、ワクチン接種計画が失敗に終わり、症例数が増加しつつある今、私たちはどうすればいいのだろうか?

 10月28日に、サイトWisPolitics.comが報じた記事によると、或る家族が、FDA承認薬であるイベルメクチンを、瀕死の状態にあった愛する家族に処方できることを認めてもらう裁判を起こしたが、敗訴したという。

 「国中で複数の報告が出されている」と同サイトは報じている。「人々がCOVID-19対策用に、動物用に処方されたイベルメクチンを服用し、病気になってしまった」という報告である。

 イベルメクチンに対する間違ったイメージのせいで、医師たちは「処方量を間違えばいのちを奪うことになる薬かもしれない」と思わされている。そんな間違ったイメージは、医療文献では支持されていない。

 イベルメクチンに対して作り上げられた恐怖が、国中のメディアで刷り込まれ、米国民の意識が変えられている。

 これが、いま起こっていることだ。

米国医師メリル・ナスの訴え。「私の言い分。合衆国憲法により守られていたと思っていた権利が、“偽情報による魔女狩り”によって剥奪されてしまった」

<記事原文 寺島先生推薦>
Dr. Meryl Nass: My Side of the Story, and the Constitutional protections that I believe are being abridged by the Misinformation Witch Hunt
筆者:メリル・ナス(Meryl Nass)医師
出典:Global Research  2022年1月18日
<記事翻訳寺島メソッド翻訳グループ>  2022年1月25日




<訳注>
 以下は、イベルメクチンの使用を理由に、米国メイン州の医療委員会によって医師免許を30日間も停止され、なおかつ精神鑑定まで要求された医師メリ・ナスが、自分のブログで、その不当性を訴えたものです。彼女のブログは以下を参照ください。

https://anthraxvaccine.blogspot.com/2022/01/my-side-of-story-and-constitutional_13.html



 このブログの最後に、私は米国憲法修正条項をいくつか抜粋しています。この条項は我が国の最高法規です。

 州政府も、州機関もこれらの条項が保障している権利を軽視することは許されていません。これらの権利はすべての米国市民に保障されているからです。

 しかし、私の州の医療当局はこれらの権利を剥奪しようと躍起になっているのです。州の医療当局は、私を説得させる証拠を何一つ持っていないことを認識しているようです。だからこそ医療当局は私を法的尋問にかけようとし、私がここ6ヶ月に診察したすべての患者のリストの提出や、それ以上のことを求めています。

 私の話がこんなにもメディアを賑わせたのは、州医療当局が私に精神鑑定を受けるよう命じたからです。そのことが、国が所持する医師記録に強制的に記載されてしまい、その結果、私のことがメディアに知られることになりました。

 メイン州の医療当局が私を公的立場から「排除」しようとしているのですから、私は自分の言い分を公的に明らかにすることに何のためらいも感じていませんし、私は自分の気持ちを公表することをやめません。

 「火のないところに煙はたたない」というから、私が本当に患者にとって危険な医師かもしれないと考えている人に、私のこれまでの経歴や、私が患者をどう診察してきたかにを知っていただきたい。私はおそらくメイン州で最も安全で、最も患者を大切にする医師の一人でした。(その理由を今から述べます)。

1.   この件に関して患者から州の医療当局に苦情の報告は一つもありません。何ひとつ。

2. 私は今まで誤診を行ったことで責められたり起訴されたりしたことはありません。41年間の医師生活で一度もありません。

3. 私が州の医療当局から注意を受けたのは一度きりです。それは15年ほど前のことでした。しかし告発した人は私に謝罪しました。詳しい調査を行ったところ、その告発者は私の治療法が素晴らしいことが分かったからでした。そのときは、州の医療当局は私を支持しました。

4. 私は、慢性的な病気や、病名がはっきりしない症状の病気など、難病の治療に取り組んで成功してきた医師としてよく知られています。

5. 私は有名な人名録「Who’s who in America」「Who’s Who in the World」に載せられたことがあります。それは私の業績が認められたからです。具体的には、伝染病が生物兵器によって引き起こされたことを示す最初の科学的分析を行ったことです。

6. 私は医師としての経歴のほとんどの時間を、これまでの治療法では「見捨てられてきた」患者たちの治療にあてるよう努力してきました。

 そのような患者の中には、危険な炭疽菌ワクチンを打つよう強制された兵士たち、そのワクチンにより障害を受けた兵士たち、湾岸戦争後のストレスに苦しんでいた退役軍人たち、慢性疲労症候群の患者たち、ライム病患者たち、さらには他の医師たちが診断や治療できない奇病に罹った患者たちがいました。

 私はこれまでの実践をCOVID患者の最善の治療法に活かすことに力を入れていました。それは他の医師たちが治療法を見いだせず、患者の多くを院外に出してしまうことしか出来ていなかったからです。 

7. 私はCOVID治療の治療費は1回60ドルを請求していました。この治療費には他の不必要な費用は含まれていません。私がびっくり仰天したのは、州の医療当局が、私が患者に送った手紙や、メールや、かけた電話の多くを、「遠隔治療だ」と批判していたことです。まるでそのメールや電話がすべて治療関係のものだったかのように。他の医師達は、診察室から外に出た患者とは、その後、少しもやりとりをしないのでしょうか?

 私は夜や週末でも患者たちと会話してきました。そして多くの患者たちとのやり取りの内容を記録していました。他の医師たちも同じことをやっていると思います。

 しかし州の医療当局は、そのような患者たちに対する褒められるべき行為と、私がたった一度電話をかけ損ねたことを(その電話に対しては、私は掛け直したのですが、その時相手の医師が病院を出たあとでした)、過失の罪に変えようとしました。挙句の果ては、認知力の低下、精神的疾患の罪に。

 ファイザー社やビオンテック社のCEOでさえ効果がないと考えているワクチン接種を支持せず、イベルメクチンやヒドロキシクロロキンのような安定した効果が期待でき法的に認可された医薬品を使って患者の治療にあたろうとすると、そのような医師を、彼らはどんなことがあっても阻止せねばならないようです。

 COVIDの治療法として、従来の治療法以外の治療法を望んでいる患者たちはどうなるのでしょうか?従来の治療法とは、アンソニー・ファウチや、フランシス・コリンズや、ローレンス・タバクなどが中心となっている米国保健省が決めている治療法です。

 そしてこれら3名は結託して、COVIDが研究室で人工的につくられた可能性を隠そうとしていますし、「グレート・バーリントン宣言」(*)を執筆した名誉ある医師たちを「引きずり降ろ」そうとしています。

[* 米国の3名の医学博士が出した、COVIDを難病扱いしないことを求める提言]

 言い換えれば、政府公認のCOVID治療には、まだ告訴されていない犯罪者が関わっているのです。 

 いったい州医療当局は、このような新しい治療を求める患者たちにどう対処するつもりなのでしょうか?

 州医療当局は、これらの患者が安価で安全かつ効果的なCOVID医薬品を入手することを断ち切り、いかなる選択肢も否定しようとしています。 さらには、そのような治療情報へのアクセスさえも断ち切ろうとしているのです。

 州の医療当局が合衆国憲法修正第一条の条項を反故にし、政府が決めた治療法を患者たちに押し付け、患者たちと医師たちの間の侵すべからざる絆(きずな)を破壊しつづけているかぎり、黙っているつもりはありません。

メリル・ナス



参考資料

* トニー・ファウチは米国アレルギー・感染症研究所所長です。
 フランシス・コリンズは、米国保健省長官を最近退官したばかりです。
 ローレンス・タバックは、米国保健省の所長代理をつとめています。

 この3名は、多くのメールが明らかにしているのですが、武漢の研究所に米国保健省が或る機関を通じて資金を投じていたことを隠そうとしてきました。

 さらに嘘の科学論文を書き上げ、COVIDが研究室でつくられた可能性をかき消そうとしてきました(しかも自分たちの関わりが分からないようにこっそりと、です)。

 また、グレート・バーリントン宣言や、その執筆者の3名を破壊するための論文を発表することもおこなっています。さらにファウチは、連邦議会で複数回、嘘の証言をしています。

合衆国憲法の修正条項

修正第1条[信教・言論・出版・集会の自由、請願権][1791 年成立]

 連邦議会は、国教を定めまたは自由な宗教活動を禁止する法律、言論または出版の自由を制限する法律、 ならびに国民が平穏に集会する権利および苦痛の救済を求めて政府に請願する権利を制限する法律は、これを制定してはならない。

修正第4条[不合理な捜索・押収・抑留の禁止] [1791 年成立]

 国民が、不合理な捜索および押収または抑留から身体、家屋、書類および所持品の安全を保障される権利は、これを侵してはならない。いかなる令状も、宣誓または宣誓に代る確約にもとづいて、相当な理由が示され、かつ、捜索する場所および抑留する人または押収する物品が個別に明示されていない限り、これを発給してはならない。

修正第14 条[市民権、法の適正な過程、平等権] [1868 年成立]

 第1項 合衆国内で生まれ、または合衆国に帰化し、かつ、合衆国の管轄に服する者は、合衆国の市民であり、かつ、その居住する州の市民である。いかなる州も、合衆国市民の特権または免除を制約する法律を制定し、または実施してはならない。いかなる州も、法の適正な過程によらずに、何人からもその生命、自由または財産を奪ってはならない。いかなる州も、その管轄内にある者に対し法の平等な保護を否定してはならない。

注。1866年6月13日に議会を通過。1868年に7月9日成立。憲法第一条第2項は第14条第2項に移動された。

訳注:上記「憲法修正条項」の和訳はアメリカ大使館HPに載せられているものを転載した。

 https://americancenterjapan.com/aboutusa/laws/2569/

COVID患者をイベルメクチンとヒドロキシクロロキンで治療した医師が、医師免許を保留され、精神鑑定を受けるよう命じられた。その理由は、「偽情報を拡散したから」。

COVID患者をイベルメクチンとヒドロキシクロロキンで治療した医師が、医師免許を保留され、精神鑑定を受けるよう命じられた。その理由は、「偽情報を拡散したから」。

<記事原文 寺島先生推薦>

Medical Doctor Who Treated COVID Patients with Ivermectin and Hydroxychloroquine: License Suspended, Ordered to Undergo Psychiatric Evaluation ‘for Spreading Misinformation’

Global Research
2022年1月18日

スネジャナ・ファーベロフ(Snejana Farberov)
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2022年1月25日

 メリル・ナス医師は、立派な医師だ。

 ナス医師は当サイトのグローバルリサーチに定期的に記事を発表されている。ナス医師による記事はこちらをクリック。

 以下の記事は、ロンドンのデイリー・メール紙の記事だが、中立な立場から書かれた記事ではない。
(証拠の欠片も示さずに)メリル・ナス医師が、COVID-19に関して、間違った治療法や、間違った情報に取り憑かれていたことを示唆するような内容だった。

 しかし本当のナス医師とは、巨大製薬産業や、ワクチン強制接種に果敢に立ち向かってきた医師だ。

州医療当局に対するナス医師からの反論はこちら

以下の3段落は、デイリー・メイル紙の記事から抜粋したものだ。

***
 メイン州の医療当局は、MIT卒の医師の医師免許を保留し、精神鑑定を受けるよう命じた。それはその医師が患者たちにイベルメクチンや、ヒドロキシクロロキンを使った治療をしたことと、COVID-19に関する偽情報を拡散したことを受けてのことだった。

 メイン州の医師免許担当部署は先週採決を行いメリル・ナス医師についてより詳しい調査を行うことを決めた。さらに同部署は、ナス医師の医師免許を30日間保留にし、ナス医師に精神鑑定を受けるよう命じた。

 メイン州の医療当局が1月12日に述べたところによると、ナス医師にこのまま医療行為を行わせることを許せば、ナス医師から治療を受けることになるかもしれない人々の健康や身体の安全が保証できない、とのことだった。

 70歳の内科医であるナス医師は「Children’s Health Defense」という団体の一員として活動している。この団体は、ワクチンや、ワクチン接種の強制に反対する声を扇動している団体だ。

 この記事の全文はこちら






日本はイベルメクチンによる治療を認可し、ワクチン接種が引き起こすパンデミックにサヨナラ

日本はイベルメクチンによる治療を認可し、ワクチン接種が引き起こすパンデミックにサヨナラ

<記事原文   寺島先生推薦>



Japan ends vaccine-induced pandemic by legalizing IVERMECTIN, while pharma-controlled media pretends
masks and vaccines were the savior

Global Research  2021年10月29日

ランス・D   ジョンソン(Lance D Johnson)

<記事翻訳  寺島メソッド翻訳グループ>

2021年11月16日



 日本はこれまでで最高だったコロナ感染を抑え込んだばかりだ。それが可能になったのは、イベルメクチンが公式に承認され、治療に使われたためだ。ほとんどすべての国々では、感染者数と一日における死亡者数が、新しい感染の波とともに増加している。これらの国々の医療行政当局は、ロックダウン措置や、隔離や、マスクの強制着用や、大規模なワクチン接種計画を続けるよう薦めているが、患者数や入院者数を増やす原因にしかなっていない。実行可能な治療法を使わせないという、人類に対する罪深い行為のせいで、人間が本来持っている呼吸器系の感染に対応し、回復する力を台無しにしているだけだ。しかし、日本には希望がある。イベルメクチンがCOVID-19の治療法として採用されてきたからだ。そのおかげで日本の人々は、長続きが効く免疫を手にできているのだ。


 日本はワクチン製造業者を警戒し、ワクチンが人間の命に害を与えることを他国よりも深く理解している。

 ワクチン製造業者への信頼感についていえば、日本は世界で最も慎重な態度を見せている国のひとつだ。最初のCOVID-19ワクチンが現れた時も、日本は2ヶ月という期間を置いた後に、ファイザー・ビオンテック社のワクチンを市場に解放した。歴史的に見ても、日本の人々はワクチンによる損傷を認識するのが他国と比べて素早く、有害な予防接種から人々を守るような措置はすぐ取られて来た。

 その一例を挙げると、日本は一歳以下の乳児に対するワクチン接種はほとんど推奨していない。このことは、日本が発展国の中で乳幼児死亡率が3番目に低い国であるという事実と無関係ではないだろう。これは偶然の産物ではない。実際、発展国34カ国についての研究によると、乳幼児死亡率は、ワクチン接種を日常的に行っている国ほど逆に高くなっていることがわかっている。

ワクチンではパンデミックを無くせない

 ファイザー社のCOVIDワクチンが市場に出るまでは、まだ日本では有効な治療法を見い出す努力を行っている途中であって、1月上旬には一日の新規感染者数が9千人を超えていた。2月4日には、一日の死者数が百人を突破し、政府はワクチン接種計画を実施するよう圧力をかけ始めた。ワクチン接種が開始されると1~2ヶ月ほどはCOVID感染は無くなったように見えた。しかし5月2日には、感染は再びピークを迎え、一日の新規感染者数は7千人以上を記録した。5月25日には、一日の死者数が百人を超えた。

 7月になる頃には、一日のワクチン接種者数が一日約150万人に達した。8月の下旬までには、ワクチン接種を行った人々は、7割近くに達した。しかし、高いワクチン接種率が、望ましい結果にはつながらなかった。ワクチン接種を行っていなかった2020年8月20日には、一日の新規感染者数は823件だった。ほとんどの人々がワクチン接種を行っていたその一年後の2021年8月20日、その数は2万2301件だった! 2021年の8月の一日の平均死者数は、前年度と比べて5倍高かった。前年度の同時期にはまだワクチン接種はしていなかったのに、だ。

イベルメクチンのおかげで、日本の過去最高規模の感染が収まった。

 ワクチン接種が引き起こしたパンデミックが収拾のつかない状況を巻き起こす可能性もあったのだが、日本は、米国などのような対策を誤った国々とは違う手法を選んだ。これらの国々は、ワクチンとマスクに頼るだけの対策しか打てていなかった。しかし、日本は9月にイベルメクチンを治療法として採用し、この薬品の使用にこれまでよりも重きをおいて、患者の治療に当たるようにしたのだ。症例者数は急減した。東京では8月中旬には一日の6千件近い症例者数を記録していた。9月下旬には、一日の症例者数は11ヶ月ぶりに百件以下に落ちた。AP通信の報道では、突然このように快方に向かった要因としてワクチンとマスクを高く評価していたが、マスクやワクチンが日本にとって効果のないものだったことは、これまで一年以上もの間で統計的に明らかになっていたことだ。マスクやワクチンは、COVIDなどの疾病の感染の波を大きくすることにしかならなかったのだから。

 ますます多くの日本の人々が、適切な治療を受け、快復していくにつれ、COVIDと診断された件数は3分の1にまで減少した。陽性と診断される確率も、8月下旬には25%だったものが、10月の中旬には1%にまで減少した。イベルメクチンのおかげで、快復の速度は急速に上がり、感染は抑え込まれ、より長続きのする免疫力が人々に付与された。イベルメクチンの使用を開始して以来、日本の感染状況は急激に変化し、過去最悪だった感染状況を一気に脱することになった。だからといって、この先日本での感染が完全に収まったという訳ではない。というのも、ワクチンの効果が弱まることは避けられないことであり、数ヶ月先COVID感染の波が再び起こるだろうからだ。しかし次の感染の波が来た時、日本は今までとはちがう姿を見せるだろう。日本は希望の持てるより良い治療法を採用したのだから。

ファイザー社はCOVID治療薬の臨床実験の最終段階に入ったが、その治療薬はあの「馬用の薬」と同じようなものらしい


ファイザー社はCOVID治療薬の臨床実験の最終段階に入ったが、その治療薬はあの「馬用の薬」と同じようなものらしい

Global Research 2021年10月2日
<記事原文 寺島先生推薦>
Pfizer Launches Final Study for COVID Drug that’s Suspiciously Similar to ‘Horse Paste’

ゼロ・ヘッジ(Zero Hedge)

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2021年10月12日


 米国で、またもや、イベルメクチン反対の混乱のもとになるような事象が起こっている。9月下旬のファイザー社からの発表によれば、ファイザー社はCOVID予防薬の錠剤について、第三相で完了予定の臨床実験の第二相に突入した、とのことだ。この錠剤は、COVIDに感染した可能性のある人々に、COVIDの発病を防ぐために製造された錠剤だ。

 偶然にも(いや、偶然ではないかもしれないが)、ファイザー社のこの錠剤は、イベルメクチンが持つ効果と同じ効果を少なくとも一つ持っている。イベルメクチンとは、抗寄生虫薬として何十年間も人間に対して使用されてきた薬品だ。そのイベルメクチンには、COVID-19ウイルスを体内で増殖させる働きのある、タンパク質分解酵素プロテアーゼを抑える機能がある。研究者たちによれば、イベルメクチンのもつこの性質が、「ウイルスを抑える効果の生物物理学的な基盤になっているのだろう」とのことだ。 

 驚くべきことに、ファイザー社の新薬(「ファイザーメクチン」というおどけたあだ名で呼ばれることもあるが)は、巨大製薬会社のファイザー社から、「プロテアーゼを抑える効果が見込まれる」と発表されている。

 ゼロ・ヘッジの読者ならばお気付きのことかもしれないが、この効果こそまさにイベルメクチンが持つ効果と同じ効果なのだ。イベルメクチンは、人間に対しても、動物に対しても、病気の予防薬として使われるのには多くの理由がある良薬である。さらにファイザー社の新薬とは違い、すでにインドやブラジルなど世界中で何万もの人々の生命を救ってきた 薬品である。 

 ファイザー社の新薬とイベルメクチンの間に共通点があることに気付いているのは私たちだけではない。多くのツイッター利用者たちが、この両者の共通点についてツイートしている。しかもこの新薬について発表された時期に問題があるのだ。イベルメクチンを、「馬用の薬だ」と蔑むキャンペーンが張られているこのタイミングで行うとは。馬鹿げた話だ。

 ファイザー社のもうすぐ臨床実験が終わる新薬と、イベルメクチンの間の共通点に、皆が気付かずにすむことなどありえない。


In other news, Pfizer is testing Ivermectin, now renamed PF-07321332, to help with Covid. They have done this so they can make this drug more expensive than Ivermectin, despite the fact, they are the same drug.....

/sarcasm. https://t.co/D1besDEJ2d

— Krena (@WGrrrl) September 27, 2021

After a crafted "horse dewormer" smear campaigns on a 35yr old safe, effective, off-label drug, i.e. Ivermectin, media brazenly started to praise unproven pills for which Pfizer & Merck are pushing EUA following that of experimental vaccines. https://t.co/fhopikcPVP

— Kwanghoon Seok (@khoonseok) September 25, 2021

 しかし、ファイザー社も、モデルナ社も、両社の重役も、彼らにとってはこのCOVID禍を「天からの授かりもの」(米国の伝説的な弁護士であったジョニー・ コクランの言葉を借りれば)だと考えて動いていることは、世界中の人々が分かっていることだ。まさに新しい「金蔓」だ。この金蔓があれば、株主たちにアイスクリームのように甘い夢を見させ続けることができる。ファイザー社がこっそりとワクチンの値段を吊り上げたことも、株主たちにとっては美味しい話だ。

 しかし米国市場においてワクチンを拒否している人々が相当数存在しているため、ファイザー社はその人々たちに対して売りつけるワクチン以外の薬品も必要としているのだ。(そうしないと米国市場のほぼ3分の1を手放すことになるからだ)。

 ロイター通信の報道によると、ファイザー社は9月26日、「COVID-19の予防薬となる経口医薬品の大規模な臨床実験を開始しました。これはCOVIDウイルスに曝された人々の感染予防のための薬品です」という発表を行った、とのことだ。


 ファイザー社だけが、COVIDの感染予防をの開発を考えている製薬会社ではない。(特に変異種のせいで、ワクチン接種だけでは十分な予防ができない可能性が高まっている現状ではなおさらのことだ)。
ドイツのメルク社と、ライバル社であるスイスのロシュ社は競い合って、自社製の管理しやすい抗ウイルス薬の開発を行っている。従ってファイザー社にとっても、時間に余裕はないのだ。

 ロイター通信の報道によれば、ファイザー社の新薬は臨床実験の中盤から最終段階に突入する、とのことだ。この新薬は、「PF-07321332」という名で知られており、COVIDの症状を予防できるかどうか、同居家族がCOVIDに感染し、症状が出ていることが確認された、最大2660人の健康な18歳以上の成人に参加してもらう臨床実験を行う、とのことだ。

 この新薬は、コロナウイルスが人体内で増殖するのに必要な鍵となる酵素の活動を遮る働きのある新薬であり、少量のリトナビルと共に服用されることになる。このリトナビルとは、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に対する併用療法として広く使われてきた歴史のある薬品だ。

 現在、米国のギリアド社が力を入れているが、それほど効果のないCOVIDの後期症状に使用されているレムデシビルという薬品が、米国でCOVIDウイルスの治療薬として唯一承認された薬品だ。さらに、
幾つかの薬を組み合わせた「カクテル抗体治療」の試験や臨床実験も広く行われている。その中には、メルク社と提携社であるリッジバック・バイオセラピューティック社のCOVID予防薬のモルヌピラビルという薬もある。この薬は最近臨床実験の最終段階に入ったそうだ。

 貴殿が意識の高い市民であろうとされるのであれば、当面イベルメクチンについての新情報を見逃さないようにしておいた方がいい。ただしその情報を見つけられない可能性も高いのだが。

イベルメクチン戦争:ヘクトル・カルヴァロ博士vs.アルゼンチン医学界

イベルメクチン戦争:ヘクトル・カルヴァロ博士vs.アルゼンチン医学界

<記事原文 寺島先生推薦>

Ivermectin Wars: Dr. Hector Carvallo Versus the Medical Establishment

Global Research,2021年9月24日

Ivermectin Wars: Dr. Hector Carvallo Versus the Medical Establishment

TrialSiteNews,2021年9月19日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2021年10月10日


 
 アルゼンチンのヘクトル・カルヴァロ博士の新しいプロフィールは、「ブエノスアイレスからのライフライン」と題されており、COVID-19の治療にイベルメクチンを使用し、それを唱道していることに焦点が当てられている。博士は医学部教授であり、ブエノスアイレス大学を退職して、ある大病院の院長をしていた。TrialSiteは彼のイベルメクチン研究を追ってきた。2020年2月には、私たちを取り巻くこのパンデミックはすでに世界にとって危険な様相を呈していた。そしてその月の終わり、ヘクトル・カルヴァロの妻であるミルタ・カルヴァロ医学博士は、「オーストラリアでイベルメクチンに何かが起こっている」と聞き、夫にそのことを伝えた。オーストラリアのモナッシュ大学の科学者たちが、イベルメクチンが試験管内でSARS-CoV-2に対抗できることを示したのだ。ヘクトル・カルヴァロは興味をそそられた。この抗寄生虫薬は、すでに南半球の何百万人もの人々を河川盲目症(オンコセルカ症)から救っていたからだ。夫妻は疥癬や酒皶(しゅさ)などの病気にも、この薬を処方することが多かったが、ヘクトル・カルヴァロは「今まで使った薬の中で最も安全な薬の一つ」だと言っている。イベルメクチンは20世紀で最も重要な薬の一つと考えられ、その生みの親たちは、この薬が果たした働きに対して、2015年にノーベル賞を受賞している。この記事の重要なソースはこちら

うれし泣き、そして悔し泣き

 それからわずか数週間後、オーストラリアでの調査結果が公式に報告される前に、ヘクトル・カルヴァロと同僚はイベルメクチンをCOVID-19の予防薬として初めてヒトに投与する試験を行った。「結果が出たときは、恥ずかしながら泣いてしまいました」とヘクトル・カルヴァロは振り返る。しかし、その数ヵ月後、彼はまったく別の理由で「また泣いてしまった」と報告している。今度は、アルゼンチンの医療当局が、イベルメクチンの安全性と有効性に関する知識を封じ込め、彼の出した結果を疑問視し、彼の評判までも貶めようとし始めたためである。ヘクトル・カルヴァロは、メディアが伝えるところによれば、物腰が柔らかく気品がある人柄だそうだ。彼は完璧な英語を話す。それは幼少期にテレビの医療ドラマに夢中になったせいである。その影響で彼は医師を志すようになった。カルヴァロ博士は、妻がイベルメクチンの噂を聞いてから数日後、感染症の第一人者であるロベルト・ヒルシュ(Roberto Hirsch)博士と会い、イベルメクチンについて話し合った。

この薬は動物だけに使われるわけではない

 イベルメクチンは、欧米では、だいたいはシラミや疥癬などの動物用薬としてしか知られていなかった。ただし、デング熱、ジカ熱、黄熱病などのRNAウイルスを試験管内で阻害することは知られてはいた。この薬は、ウイルスが「水を含んだ細胞質から核へと移動する」能力を阻害すると考えられている。2020年3月初旬、ヘクトル・カルヴァロと同僚はJournal of the American Medical Association(JAMA)にメッセージを書き送った。その中で、イベルメクチンの「殺ウイルス作用」を指摘し、「安全で、強力で、広く利用でき、コビッドに対する安価な予防薬であり、早急な調査が必要である」と述べている。「また、イベルメクチンはCOVID-19の活動期の症例にも有効であり、治療薬であると同時に予防薬にもなり得るとしている。「しかし、JAMAの編集者は興味がないと言った。その理由は一切言わなかった」とカルヴァロは言っている。「私は驚きました。驚いて、『可能性の一つとして考えてください』と手紙を出したのですが、返事はありませんでした。そこで、私たちは独自の試みを行うことにしたのです。オーストラリア人が試験管内で行ったことを再現し、それを生体内で行うのです」。

種々の観察研究を通して、その有望性が明らかに

 それから医師たちはエウルネキアン(Eurnekian)病院の倫理委員会に対して、ある実験を提案した。この実験とは、COVID-19の患者と接する機会の多い病院の職員約100人に、毎週イベルメクチンを投与するというものだった。イベルメクチンを服用しないことを選択した別の100人を対照群とした。カルヴァロとヒルシュは、長期にわたるRCT(無作為化比較試験)は倫理的に問題があると感じていた。「もし、自分の仮説を死体の山の上に掲示しなければならないとしたら、それは犯罪です」と彼は言った。彼らのアプローチは、観察研究という「古典的」なタイプの研究だった。この研究の提案に「興奮した」病院関係者は、このアイデアにイエスと答え、政府の保健所もすぐにそのプロトコルを承認した。試験は4月に開始されたが、資金も、RCTの決まった手順もなく、寄付された薬を利用した。131人がイベルメクチンを使用し、98人は使用しなかった。結果は驚くべきものだった。イベルメクチンを使用しなかった98人のうち11人がウイルスに感染し、イベルメクチンを投与された131人ではCOVID-19の感染者はゼロだった。「噂は瞬く間に病院内に広まりました」。医療従事者を代表する組合は、予防薬を希望するスタッフ全員に投与するよう要求した。この大規模な「ボランティア・プール」を利用して、医師たちは2回目の拡張版試験を開始した。無料の薬がなくなってしまったため、この拡大試験は2020年8月に終了。調査結果:対照群の407人のうち、58.2人がSARS-CoV-2に感染していたが、イベルメクチン(とカラギーナン)で治療を受けた788人のうち、ウイルスに感染した人はゼロだった。

「イベルメクチンの調査継続は不可」

 この時点で、医師たちはすでにCOVID-19に罹患している人々を対象とした新たな研究を開始していた。軽度の症状の外来患者135人と、中等度から重度の症状の入院患者32人を対象にした。全員にイベルメクチンを週1回投与した。入院中の患者には、症状に応じてステロイドと抗凝血剤が投与された。4週間後には、135人の外来患者は1人も病院に行く必要がなくなった。しかし、「重度の合併症」を持つ82歳の入院患者1名が死亡。医師たちは、アルゼンチンの入院患者の死亡率が23.5%であるのに対し、彼らのプロトコルを使用した患者の死亡率は3.2%であることを確認した。数日後、カルヴァロの自宅に電話があった。電話をかけてきたのは厚生大臣の秘書だった。カルヴァロの言葉:

 「イベルメクチンの調査を続けることは許されない、さもなければ私の仕事が危うくなると言われました。私は困惑しました。悔しくて、また泣いてしまいました。泣いたことを恥ずかしいとは思っていません。泣いたのは事実なのですから。」

 それから1年半後の現在、

 「イベルメクチンを、抗コビド剤として公式に認めてもらおうと苦闘しています。それを支持する大きな研究母体はあるのですがね。」

真理の三層

 例えば、Antibiotics Reviewの2021年5月号では、イベルメクチンのメタ分析を出しており、36編の予防と早期治療の研究のうち100%が肯定的な結果を示し、26編の研究では「統計的に有意な改善」が見られたとしている。しかし2021年8月、FDA(《米》医薬品局)は「オーストラリアの研究者が調査結果を発表した2020年6月に最初に叩いたドラムをまだ叩いている」。FDAは、「COVID-19の予防や治療のために馬や牛用の薬を服用することは危険であり、致命的になる可能性がある」と警告した。カルヴァロにとって、この嘲笑と質の悪い情報は「腹に据えかねる」 ものだった。次に、9月2日には、BuzzFeed(アメリカ合衆国のオンラインメディア、及び同サイトを運営する企業_ウィキペディア)が、カルヴァロの研究を長々と批判的に紹介した。BuzzFeedは、「(カルヴァロの)研究データがどのように収集され、分析されたかについて疑問
を呈されている」と報道した。カルヴァロは、イベルメクチンへの反発は 「無知だからという問題ではない」と言っている。彼は、NIH(国立衛生研究所)、CDC(アメリカ疾病管理予防センター)、FDAが関連する研究を読んでいることを指摘している。彼は、ダブルスタンダードの存在を感じている。「化合物が高価であればあるほど、承認を得るために必要な証拠の量は少なくなります。しかし、安価で入手可能な化合物の場合、それは別の問題である」と彼は考えている。彼は、いずれイベルメクチンがCOVID-19に対して広く使用されるようになると確信している。「すべての真実は3つの層を通り抜けるのです」と彼はBuzzFeedに語った。「最初に嘲笑され、次に激しく反論され、そして自明のこととして受け入れられます。私たちは今、その第2層にいます。」

*

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27 May 2021



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22 July 2021


 

イベルメクチンは内服薬だけでなく外用薬としても、すべての人に劇的効果

<記事原文 寺島先生推薦>Topical Ivermectin Anyone?
ジャスタス・R・ホープ(Justus R. Hope), MD
The Desert Review
2021年7月28日(9月8日更新)

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>



 往年のコメディアン故W.C.フィールズ(Fields)は、イベルメクチンを手放せなかっただろう。フィールズの大きな赤い鼻を見てすぐにわかった。その鼻は飲酒のせいではなく、「酒皶(しゅさ)」という病気が原因だったのだ。この状態が続くと、顔はますます赤らみ、血流が増加し、苦痛を伴った皮膚の炎症を引き起こす。この病気を放置すると、鼻が大きくなり、フィールズが苦しんでいた典型的な「鼻瘤(こぶ)」になってしまう。



W. C.フィールズ*(1880-1946)・・・アメリカのコメディアン、俳優、ジャグラー、そして作家。(ウィキペディア)

 ありがたいことに、今日では多くの効果的な治療法により、「酒皶」の進行を遅らせ、「鼻瘤」の発生を防ぐことができる。最良の治療法の1つは、Soolantra(スーラントラ)というブランド名で販売されている、イベルメクチンが1%配合された塗り薬だ。小さなチューブを588ドルで購入できる。しかし、スーラントラは「酒皶」用ならば、FDA(米国食品医薬品局)が承認しているので、多くの場合、保険で支払われる。

 スーラントラは「適応外処方(オフラベル)」としても重宝され、「尋常性座瘡」など他の皮膚疾患にも使用され、優れた効果を発揮している。「適応外処方(オフラベル)」とは、製造時に設定された効用以外の効果のために、ある医薬品を使用することを意味する。つまり製造当初には含まれていなかったし、承認もされていなかったある効用が、後に科学的根拠に基づいて認められたケースを指す。

https://www.amazon.com/Surviving-Cancer-COVID-19-Disease-Repurposed/dp/0998055425

 私が自分の患者に処方する薬のほぼ50%が適応外処方だ。これは普通に行われ、標準的な治療法と考えられている。医師は治療者であり、科学的に見て患者に役立つ可能性が高く、害を及ぼすリスクが低いものを処方するのが私たち医師の仕事だ。例えば、レチノイン酸のようなFDA承認の治療法がうまくいかなかった重度のニキビ患者に対して、イベルメクチン1%配合塗り薬がよく処方される。

 イベルメクチンは、過去40年以上、何十億の人々に対して処方された実績のある安全な薬だ。

 FDAがスーラントラを認可した直後に、シャーロッツビルで家庭医をしているジョン・D・ゲイズウッド(John D.Gazewood)博士は2016年の「New Drug Reviews」にイベルメクチンの安全性について次のように書いた。

 「イベルメクチン塗り薬は重篤な副作用がなく安全であることが研究でわかっている。無作為化試験では、副作用の発生率はビヒクル、メトロニダゾールゲル、アゼライン酸(Azelex)と同様であり、全身性の副作用はなかった。707名の患者を最長1年間調査した2つの治験において、安全性に関する懸念はなかった。」

https://www.aafp.org/afp/2016/0915/p512.html

 現在発行されているいくつかの論文を読んでも、今日、ケイズウッドが言っていたように「イベルメクチンは安全である」ことは絶対わからないだろう。

 明らかな偽情報を含んだ一篇(2021年7月23日発行)に次のような記述がある(ジョン・D・ゲイズウッド博士が言っていることとは食い違っている):

 「イベルメクチンのヒトでの副作用は、吐き気、嘔吐、下痢、低血圧、痙攣、平衡感覚の障害、昏睡、死などだ。」

 と 医療ジャーナリストでもないスティーブ・ポキン(Steve Pokin)が書いている。

 これはウソ。

https://www.news-leader.com/story/news/local/2021/07/23/why-some-people-taking-drug-cattle-deworming-covid-19-ivermectin-ozarks-medicine/8056251002/

 当然のことながら、医師が書いた記事は正しく、医師でないこの人物が書いた記事は正しくない。イベルメクチンは、河川盲目症の治療に何十年にもわたって何十億回も使用されていることから、非常に安全であることが知られている。もし、イベルメクチンで昏睡状態や死亡した人がいたならば、データで確認できたはず。だが、それはない。

 薬剤の外用的な調製は一般的だ。例えば、ジクロフェナクとして知られる非ステロイド性抗炎症薬(NSAID:Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drug) のボルタレンは、経口摂取することもできるし、ジェルとして塗布することもできる。どちらも手や膝の関節炎に高い効果を発揮する。また、内服薬を服用できない患者でも、外用薬としては容易に使えることが多い。

 一方、イベルメクチンは、外用薬としても内服薬としても区別なく使える。シラミや疥癬の治療のために体に塗れば、高い効果が期待できる。イベルメクチンは、寄生虫を効果的に殺すだけでなく、優れた抗ウイルス作用や抗炎症作用など、他の作用も持っている。試験管の中のSARS-CoV-2を根絶やしにする効果が高いことは、FDAすら認めている。

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0166354220302011

 この研究では、イベルメクチンの1回の使用で、ウイルスの複製を5000分の1に抑えることが証明された。これはウイルスを99.98%消滅させることになる。

 だれが、一体、イベルメクチンは抗ウイルスではないと言っているのか?

 その通り。そんなことを言っているのは、医師でも何でもないコラムニストのスティーブ・ポキンだ。彼は、上記の研究とは正反対のことを、次のように書いている:

 「イベルメクチンは寄生虫を駆除するために使われる。抗ウイルス薬ではない。」

 これはウソ。

 イベルメクチン外用薬のスーランドラが「酒皶」に効果的なのは、「酒皶」の患者に15~18倍多く見られるニキビダニを退治するから。さらに、イベルメクチンには強力な抗炎症作用があり、これが、「酒皶」だけでなく、COVID-19、特に炎症が激しくなるサイトカインストーム時に効果を発揮するもう一つの理由だ。

 フランスの有名な老人ホームのケースでは、イベルメクチンの強力な抗COVID効果が偶然にも明らかになったが、これは中央値90歳の69人の患者に疥癬の治療を行ったときのことだ。この老人ホームでの死者はゼロ、COVID重篤患者もゼロだった。他方、対照群である45の老人ホームの3,062人の入居者は、あまり良い結果ではなかった。これらの対照群は、年齢と社会経済レベルでつり合いが取れている。COVID-19症例が22.6%、死亡例が5%であった。

https://c19ivermectin.com/bernigaud.html

 ジャッキー・ストーン(Jackie Stone)博士は、イギリスで教育を受けた医学博士であり、生化学者でもある。彼女はジンバブエで治療活動をする伝説的人物だ。幸運にも彼女の患者であれば、おそらくCOVID-19を生き延びることになるだろう。

 2020年8月、ストーン博士は、病院が患者で溢れかえり、COVID-19のために患者たちが駐車場で死んでいく状況に直面させられた。彼女は患者を見殺しにするか、あるいは、とにかく何かその場で対応するしかなかった。彼女は、FLCCC(COVID-19緊急治療最前線医師の会)が発表したCOVID-19に関する処方手順を見たと報告したが、その時はまだ処方手順にイベルメクチンは含まれていなかった。

 「8月にはFLCCCの基本的処方手順が発表され、軽症、ステージ1、2A、2B、そしてステージ3とはっきり症状の段階を区別していたと思います。私たちはそれに従ったのですが、如何せん医療システムが持ちませんでした。」

 ストーン博士は、マーティン・ギル(Martin Gill)博士のイベルメクチンの成功をきっかけに、イベルメクチンを追加した経緯を報告している。この追加により、ジンバブエはCOVID-19パンデミックから救われたのだ。

 「7月の最後の数日から8月の最初の週にかけては、まさに修羅場でした。転院先の病院がなくて転院できない患者がいたり、駐車場で亡くなる人がたくさんいたり、本当にひどい状態でした。だからこそ、患者の命を救うためにできることをしなければなりませんでした。

 そして、8月8日、すべてがうまくゆきました。そして、最初の患者たちにイベルメクチンを投与しました。前述したマーティン(ギル)の老人ホームは22床の病院がありましたが、6日後には全員快癒しました。そのうち5人は重篤患者でした。私たちの病院では、その段階で2人の重篤患者の命が助かりました・・・8月8日から12月24日まで、私の病院では死者ゼロです。そして、私たちの患者グループを見てみると、患者のうち入院した人が全体の26%で、入院者による病人のベッドの占有率は常に80%以下でした。」

 ストーン博士のイベルメクチンの成功の噂は広まり、やがてジンバブエ中がイベルメクチンを採用し、大成功を収めた。以下の動画2分57秒参照

 「それはソーシャルメディアで野火のように広がりました。誰もがイベルメクチンに注目し、何が騒がれているのかを確認し始めました。そして、そこから国中がイベルメクチンを知るようになったのです。ジンバブエ公式認定は1月26日に行われました。死亡率は1月25日のピーク時には1日あたり70人でしたが、2月26日には1日あたり0人になりました」。

 ストーン博士は、2020年12月から2021年1月、2月、3月の間に、「50万回分の液体イベルメクチンが使用された」と指摘している。

 ストーン博士とギル博士の初期のイベルメクチン投与の成功があり、一連の臨床試験がプラスの実績を積み重ねていることが確認されるとともに、それはFLCCCに影響を与え、彼らのプロトコル(処方手順)を洗練させ、2020年10月にCOVID-19の予防と治療に使用する中核薬として追加された。FLCCCは、多くの論文を発表し、世界的に著名な救命救急診療の医師たちのグループ。パンデミック下の命を救うためのプロトコルを開発する目的でFLCCC(COVID-19緊急治療最前線医師の会)を結成した。ポール・マリク(Paul Marik)医師とピエール・コリイ(Pierre Kory)医師が率いるFLCCCは、イベルメクチンをベースとしたプロトコルを一番の目玉としている。

 ジャッキー・ストーン博士は、イベルメクチンのプロトコルを使用することで、死亡率が10分の1、約90%減少したと報告している。イベルメクチンを使用していない国立病院では重症患者の死亡率が35%であるのに対し、ストーン博士のイベルメクチン使用患者の死亡率はたった3.8%だった。下の動画24分05秒参照

https://www.bitchute.com/video/K5g2Ik429MgS/

 このような安全で安価な再利用薬が成功すれば、世界中の人々がこの薬を採用してパンデミックを終わらせることができると思うかもしれない。もし、40年前の巨大タバコ産業のように、強欲で強力で腐敗した組織がなければ、今回のパンデミックは終了していただろう。もし、2021年2月にジャッキー・ストーン博士が成功した直後に世界がイベルメクチンを採用していたら、今頃はSARS-CoV-2は絶滅し、パンデミックも、亜種も、ロックダウンもなくなっていただろう。

https://www.amazon.com/Ivermectin-World-Justus-R-Hope/dp/1737415909

 しかし、タバコ産業と同じように、今日のビッグ・ファーマはこれを許せなかった。なぜなら、彼らの損失はあまりにも大きすぎるから。巨大タバコ産業と同じように、一般市民に対してメディアを利用し、ワクチンを美化する一方で、イベルメクチンを非難したのだ。

https://trialsitenews.com/is-the-ivermectin-situation-rigged-in-favor-of-industry-is-the-big-tobacco-analogy-appropriate/

 現在、複数の巨大規制当局やメディアによる揺り戻しがあり、イベルメクチンを使わないようにとの意見が広められている。それが契機となりジンバブエではイベルメクチンの使用に関して大きな意見の対立が生じている。

 ストーン博士を最も批判しているのは、ロンドン在住で大手製薬会社と強いつながりのあるラシダ・フェランド(Rashida Ferrand)医師だ。フェランドは、ジンバブエの医療・歯科医師評議会(MDPCZ)に苦情の手紙を書いた。

 「私たちは、彼女(ストーン博士)が、医療従事者が守るべき厳格な行動規範に違反し、患者を危険にさらしている可能性があると強く信じています」とフェランドは書いている。

https://www.newsday.co.zw/2021/07/is-ivermectin-the-game-changer-or-just-another-fad/

 フェランド博士は、ストーン博士が、多くの患者を駐車場で見殺しにしたり、イベルメクチンを使って彼らを救う彼女なりの処方をする時間で(本来医者として)することをやらないことはどうなのか、と私たちに問いかけている。ここで考えなければならないのは、ストーン博士が自分の担当する瀕死の患者に負わせたかもしれない「危害」とは何なのかだ。患者らが直面していた確実な死より酷い「危害」なんてあるのか。

 しかしフェランド博士は、どんな理由があってストーン博士を大っぴらに批判するのだろうか?

 おそらくその理由はラシダ・フェランド博士がウェルカム・トラスト*の上級研究員だからだ。

ウェルカム・トラスト*・・・イギリスに本拠地を持つ医学研究支援等を目的とする公益信託団体。アメリカ出身の製薬長者のサー・ヘンリー・ウェルカムの財産を管理するため、1936年に設立された。その収入は、かつてバロウス・ウェルカム社と名乗り、のちにイギリスでウェルカム財団と改称した団体から醵出されている。(ウィキペディア)

https://www.lshtm.ac.uk/aboutus/people/ferrand.rashida

 ウェルカム社は慈善団体と称しているが、実際には大手製薬会社との金銭的な利益相反にどっぷり浸かっている。

https://www.bmj.com/content/372/bmj.n556

 ウェルカム社はワクチンや大手製薬会社から多大な利益を得ており、イベルメクチンがCOVID-19の治療薬として承認されれば、数十億ドルの損失を被る可能性がある。フェランド博士は、自分の飼い主の手を噛んではならず、ウェルカム社を喜ばせることは、彼女のフェローシップ(大学の特別研究員の地位)を得ることにつながる。それゆえ、彼女は、医師としてあるべき姿、つまりパンデミック・ヒーローとみなされるべき人物を批判する手紙を書いたのだ。

 もし、イベルメクチンがCOVID-19の有効な治療法として認められれば、実験用ワクチンの緊急使用承認(EUA)は取り消される可能性が高い。EUAは、他に効果的な手段がない場合にのみ認められる。EUAを失った場合、このプログラムは中止となり、通常のプロセスである2年間の臨床安全性試験に戻ることになる。そうなれば、1,000億ドル規模のワクチン産業と、そのスポンサーであるウェルカム社にとっては最悪の事態となるのだ。

 このインタビューの時点で、ストーン博士はすべての患者を外来患者として早期に治療し、一様に優れた結果を出している。

 「6時間後には劇的に回復し、酸素吸入をして家族と一緒に帰宅してもらう。それは素晴らしいことです。急速な改善を目の当たりにして、とても満足しています。」動画21分33秒以降参照

 現地の老人ホームで致死性のCOVID-19が発生したとき、ストーン博士はイベルメクチンを投与しなければならないと考えた。しかし、老人ホームの管理者は、イベルメクチンを持ち込むことも、投与することなど、なおさら許可しなかった。アメリカの病院と事情は似通っている。

 しかし、ストーン博士は、透明なイベルメクチンの外用薬を知っていた。突然、イベルメクチン液の入った「ベビーオイル」の瓶が裏庭の塀を乗り越え、老人ホームにたどり着くことになった。老人ホームの住人がそれを回収し、やがて老人たちが皆、肌に潤いを与えている姿が見られるようになった。

 介護施設で発生したCOVID-19は一夜にして消え去った。彼らの命を救ったのはジャッキー・ストーン博士ということになる。

 このことから私たちは何を学べるのか?

 まず「酒皶」やニキビに悩まされている方は、塗付用イベルメクチンについて医師と相談してみてはどうか。次に、「酒皶」のためにイベルメクチンクリームを定期的に使用していると、不思議なことにCOVID-19や疥癬から守られていることに気づくかもしれない。

 第三に、イベルメクチンのような安価な再利用薬は、嘘やメディアによる誹謗中傷で悪者にされてしまうのだ、というメッセージを常に念頭に置いておくことだ。大手製薬会社がFDA、NIH、WHOなどの規制当局を支配している限り、大手製薬会社が医師たちに、その長く伸びる触手で力を振るったり、影響を与えたりする限りそうしたほうがいい。

 そして最後。牛とか馬の写真を特集したような論文には警戒の目を向けること。


「馬用の寄生虫駆除剤:イベルメクチン」を過剰服用して大混乱に陥った、というニュースは嘘だった

「馬用の寄生虫駆除剤:イベルメクチン」を過剰服用して大混乱に陥った、というニュースは嘘だった。

<記事原文 寺島先生推薦>‘Horse dewormer’ overdose story debunked: We have no such doctor & treat people as normal, hospital says

Russia Today 全米ニュース

2021年9月5日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>



 オクラホマ州の或る病院で、銃で撃たれた被害者たちを追い返さないといけない羽目に陥ったのは、非常に多くの人々が、COVID-19の治療として、「馬用の寄生虫駆除剤」を過剰服用したからだ、という驚くべきニュースが飛び込んできた。 しかしこの驚くべきニュースは、後に、証拠不十分で偽ニュースの烙印を押された。

  判明した事実によると、このニュースは初めから終わりまで、「馬糞」のようなとんでもない話だったことがわかった。発端は、ネット上で音声や映像を発信するサイトであるボッドキャストの司会者ジョー・ローガン(Joe Rogan)氏が放送の中で、自身がCOVID-19に感染した際、医薬品を組み合わせた「カクテル療法」による治療を受けたことについて触れたことだった。その医薬品には、イベルメクチンも含まれていた、とのことだった。 支配層寄りのコメンテーターであるローガン氏が熱を込めて語り出したのは、ノーベル賞を受賞した抗寄生虫薬であり、世界中で使用されているこのイベルメクチンは、家畜の治療に使われる危険な物質である、という話だった。

 ローガン氏が(イベルメクチンを服用して)たった3日でCOVID-19から快復したというのに、イベルメクチンに対するメディアからの激しい攻撃が止むことはなかったし、専門家たちはイベルメクチンのことを、「馬用の寄生虫駆除剤」だという言い方をし続けた。ローリング・ストーン誌や、インディペンデント紙や、ガーディアン紙などの報道機関は、9月3日にオクラホマ州の或る病院において、緊急治療室がイベルメクチンを過剰服用した人々で溢れかえり、銃で撃たれた被害者たちが追い返された、というニュースを報じた。

ALSO ON RT.COM

Joe Rogan tests negative for Covid-19 after media storm over medication he used

 その数日前に地元メディアが報じていた記事に基づいて、これらの報道機関は、オクラホマ州サリソー市のジェイソン・マクイア(Jason McElyea)医師の話を報じていた。この医師の話によると、病院に殺到していた患者たちは、実に様々な症状を示していた、とのことだった。吐き気、嘔吐、筋肉痛、さらには「視角を喪失」した患者までいた。

 しかしどれひとつ、本当の話はなかった。マクイア医師が勤務していたとされたセコイヤ総合病院は、9月4日に、マコイア医師の話を否定する声明を出している。

 声明によると、「マコイア医師が当院の勤務をやめてからもう2ヶ月以上経っています」とのことだった。「当院はイベルメクチンを服用したことによる合併症を患った患者の治療に当たった事実はありません。イベルメクチンを過剰服用した患者の治療に当たったこともありません」

 「当院の緊急治療室に来院した患者たちに対しては適切な医療措置を施しています。当院が、緊急治療を求めている患者たちを追い返さければならないような状況に陥ったことはありません」

 病院が真実を明らかにした時には、すでにリベラル派の多数の政治専門家たちが、マクイア医師の話を真実としてツイートしてしまっていた。



“Dr. McElyea said patients are packing … eastern and southeastern Oklahoma hospitals …. ‘The ERs are so backed up that gunshot victims were having hard times getting to facilities where they can get definitive care and be treated,’ he said.” https://t.co/eUxJNBJbUF

— George Conway (@gtconway3d) September 4, 2021

(上記のツイートは既に削除されています。訳者)

 イベルメクチンは家畜の抗寄生虫薬として使用されるが、人間にも使われるが、家畜に使用する場合は、人間に使用する場合よりも大量の投与が必要となる。多くの研究や、事例証拠によれば、イベルメクチンはCOVID-19の治療薬として効果があると考えられている。しかし、コロナウイルス治療薬としては、まだFDAから承認を受けていない。

FDAは先月(2021年8月)、米国民に対して、動物用に製造されたイベルメクチンを医師の指導なしに服用することを警告するツイートをしていた。このような動物用のイベルメクチンは、獣医師や、飼料店で簡単に手に入るものだ。「お前は馬じゃない!牛でもない。みんな、しっかりしろよ。やめとけって」。FDAは、馴れ馴れしいこんなツイートをしていた。

 イベルメクチンがこのウイルスに対して効果があることを褒めちぎる論文も相当数出てきているが、イベルメクチンを治療の選択肢の一つとして論じることは、いくつかのソーシャルメディア上では完全に禁止されている。例えば、YouTubeは、現職の上院議員が、イベルメクチンやヒドロキシクロロキンを治療薬として使用することについて話す映像を載せることを保留した。さらにツイッター社は、査読を受けた論文だけを載せる或る医学誌を、イベルメクチンの効果を証明する論文を載せたことを理由に、ブラックリスト入りにした。

イベルメクチンへの打ち砕かれた中傷戦術:それはメルク社の欠陥薬品「バイオックス」販売戦略の完全なる再演だ ――FDA(アメリカ食品医薬品局)によって承認され、ノーベル賞まで受賞したイベルメクチン

イベルメクチンへの打ち砕かれた中傷戦術:それはメルク社の欠陥薬品「バイオックス」販売戦略の完全なる再演だ

――FDA(アメリカ食品医薬品局)によって承認され、ノーベル賞まで受賞したイベルメクチン
Merck’s Deadly Vioxx Playbook, Redux: A Debunked Smear Campaign Against Its Competing Drug—the FDA-approved, Nobel prize-honored Ivermectin

By Dr. David E. Scheim

Global Research, September 09, 2021、TrialSiteNews 7 September 2021

<訳注> 

 この論考は『翻訳NEWS』に掲載されている次の記事と併せて読んでいただけると理解がいっそう深まると思います。

*‘Horse dewormer’ overdose story debunked: We have no such doctor & treat people as normal, hospital says  (イベルメクチンの効果を否定するニュースの捏造)

RT, 5 Sep, 2021

「馬用の寄生虫駆除剤:イベルメクチン」を過剰服用して大混乱に陥った、というニュースは嘘だった

 <オクラホマ州でイベルメクチンの過剰摂取が多発しているという最新のニュース報道は、病院側によって否定された。そのようなケースは一件もない、と。その話を捏造した医師は2ヶ月間、そこで働いていなかった。>





 2021年2月4日、COVID-19治療薬であるモルヌピラビル(molnupiravirインフルエンザ治療のために開発された経口活性がある実験的な抗ウイルス薬)の発売を控えたメルク社は、その新薬の競合薬であるイベルメクチンについて報道発表し、それを中傷した[1]。メルク社自身は、イベルメクチンを、ヒト用に開発し、1987年にFDAの承認を得て、それ以来37億回分の投与量のほとんどを安全に世界中に配布してきたにもかかわらずである[2-4]。それは現在、特許切れとなっている薬だ。

 最近、多くのニュース報道[5-8]がメルク社のイベルメクチンを取り上げ、騙されやすい消費者が「危険な馬の駆虫薬」を使用していると非難した。最近では、BBC[9]、Rolling Stone誌[10]、The Guardian[11]、MSN[12]などが、「オクラホマ州の病院施設がイベルメクチンの過剰投与で逼迫し、他の救急医療を遅らせている」と報じた。問題となった病院は、「イベルメクチンの過剰摂取の事例は一件もなく、その嘘を捏造した医師は2ヶ月間この病院に勤務していなかった」と述べ、この嘘話を否定した[13,14]。

 イベルメクチンの安全性に関するこれらの偽の警告は、メルク社によるイベルメクチンへの中傷を口写しにしたもので、科学的には無意味である。イベルメクチンはヒトへの使用がFDA(米国食品医薬品局)から承認されており[4]、その発見は「数百万人の健康と福祉を向上させた」として2015年のノーベル医学賞を受賞し、「副作用はほとんどない」。イベルメクチンは、分子生物学上の妙により、SARS-CoV-2のスパイクタンパクに結合し、ウイルスの感染を妨ぐ[16-18]。だからこそ、COVIDワクチン市場への新規参入によってメルク社が期待する数十億円の収益も妨害する。メルク社が過去におこなった、他社製品を中傷し自社製品を防御する手口については、2004年に発売中止となった致死性医薬品バイオックス(Vioxx)[19]について、4億1000万ドルを投じて行った偽情報キャンペーンを考えてみるだけでよいだろう。

「ドッジボール・バイオックス(Vioxx)」

 ランセット誌の編集長であるリチャード・ホートンは、メルク社が「ドッジボール・バイオックス(Vioxx)」[21]という販売説明を用意し、医師からの厄介な問い合わせを避けるための指示を出したことを紹介している。

 「バイオックス(Vioxx)すなわちシクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)という選択的阻害薬の心臓血管への影響を心配しているのですが」という質問に対して、メルク社が指示した答えはこうだった。「曖昧なことを言って巧妙に言い逃れせよ」
 (註:2004 年 9 月 30 日,米国メルク社は,シクロオキシゲナーゼ-2選択的阻害薬 Vioxxの長期使用による心血管リスクの増加が確認されたとして、同薬を全世界の市場から全面的に自主撤収することを発表した。史上先例を見ない規模の医薬品撤収事件だった)


「無力化せよ)」「信用失墜させろ」「破滅させろ」

 メルク社は早くからバイオックスVioxxの心臓血管への影響を知っていた。その結果、13万9000件もの心臓発作や脳卒中が発生し、そのうち30~40%は致命的なものだった [22,23]。メルク社はそのような死亡例を隠しただけでなく[22,24]、これらの致命的なリスクを警告した人々を組織的に攻撃した

 メルク社は、バイオックスVioxxの副作用を警告する人物の一覧表とそれぞれの人物に対する「排除せよ」「無力化せよ」「信用失墜させろ」などという計画を作成した[25,26]。また、それらの人物に対応すべく割り当てられた人員のリストも作成した。2001年10月15日、メルク社のある幹部は別の幹部にメールを送った。「私たちは彼らを探し出し、彼らが住んでいる場所で破滅させる(殺す)必要があるかもしれません」[1,26]。

規制当局の捕獲[27]

 ランセット誌の編集者であるホートンは、メルク社のVioxxスキャンダルを可能にしたFDA(アメリカ食品医薬品局)の役割を指摘している。

 FDAは、アメリカ国民ではなく「製薬業界を顧客」と見なしていた[20]。

 FDAの副長官であるデビッド・グラハム医学博士がバイオックスVioxxの致命的な記録を内部告発したとき、彼はFDAの上層部が仕組んだ脅迫、虐待、嘘にさらされた[28]。 しかし、バイオックスVioxxを承認したFDA長官は辞任し、その後メルク社のPR会社の上級顧問となった[28]。

 ホートンは、「バイオックスVioxx問題において、メルク社とFDAは冷酷で、近視眼的で、無責任な自己利益のために行動した」とまとめている[20]。

 優秀なジャーナリストは、自分が騙されたときには非常に怒るものだ。

 大手メディアは、一般的には、科学的なナンセンスを垂れ流すことはない。ワシントン・ポスト紙のポール・ウォルドマン[29]やMSNBCのレイチェル・マッダウ[30]のような鋭く尊敬されるジャーナリストが、メルク社の2月に発表した「イベルメクチンは安全ではない」という宣伝文句に騙されるようになるには、メルク社が過去に行ったバイオックスVioxxの宣伝[19]にかかった4億1000万ドル程度の予算が必要だろう。しかし、優秀なジャーナリストは騙されたときには非常に怒るものだ。

 イベルメクチンはFDA(米国食品医薬品局)からヒトへの使用が認可されており、ノーベル賞を受賞しており、今はそれを開発した「モルヌピラビル」の競合相手となっている。だが、イベルメクチンが極めて安全であることは、ニュース編集室であれば誰でも事実確認できる。「イベルメクチンは安全ではない」とメルク社が2月に発表したような、このような恥知らずの大胆な行動は、逆にメルク社が過去に行った医薬品の偽情報キャンペーンに焦点を当てることになり、簡単に裏目に出てしまう。

 新薬の発表を控えているメルク社は、致死的な薬であるバイオックスVioxxを宣伝した過去の戦術の、身を焦がすような再検討を急ぎ、稀に見る輝かしい広報活動が必要である。

 イベルメクチンとCOVID-19の背景にある科学については、臨床、動物、分子レベルでの研究を含めて、最近出版された次の論考を参照してほしい[18]。共著者の二人(Thomas Borody、八木澤守正)は、ストレプトマイシンに関してノーベル生理学医学賞が授与されて以来(Selman A. Waksman、1952年)の感染症治療の大発見として、ノーベル賞を受賞した人物と協力している二人だ。

 特筆すべきは、共著者のThomas Borody氏が1990年に発表した、ピロリ菌(消化性潰瘍)の治療法に関する最初の臨床試験である[31]。その治療法は、2種類の抗生物質とビスマスという3種類の安価な薬剤を再利用したものだった[18]。1990年にオーストラリアですぐに採用され、推定18000人の命が救われた[32]。10年後、10億円の緩和薬であるタガメットとザンタックの特許が切れた後、その治療法は世界中で消化性潰瘍の標準治療となった[18]。                                                  

イベルメクチンの安全性

 イベルメクチンは、標準用量の10倍である200μg/kg 33,34、特にCOVID-19治療のための高用量であっても忍容性が高い[35,36]。

  過酷な追加薬剤を用いた実験的プロトコールにおいて、標準用量の5倍のイベルメクチンを毎日最大180日連続で服用した癌患者は、イベルメクチンによっても重篤な副作用を受けなかった[37]。

 イベルメクチンまたはその近縁種であるアバメクチンを標準用量の1000倍まで極端に過剰摂取した19名の患者(いずれも動物用医薬品を使用)のうち、死亡したのは標準用量の440倍を摂取した72歳の男性1名のみ[38]。

 前述のように、イベルメクチンはヒトへの使用がFDAによって承認されているが[4]、現在のCOVID-19治療薬の一つを除くすべての薬剤と同様に、COVID治療には適応外で使用されている[39,40]。

 多くの報道で、イベルメクチンのヒト用と動物用が絶望的ほど混同されているため、このような説明は特に有用である。イベルメクチンのヒト用医薬品形態のみがヒトへの使用を推奨できる。

 動物用の外用剤には、一般的に人間の消費に適さない成分が含まれている。その注射液には一般的にグリセロールホルマールが含まれており、味は悪いが毒性はない。これらは慎重に調剤しないと過剰摂取になる可能性がある。

 COVID-19の患者で、人間用の薬が手に入らずに生死の判断に迫られているひとのほとんどは、動物の経口摂取用の絞り出しチューブに入った1.87%の馬用ペーストを使用している。

害がない

 アメリカでは、COVIDの初期段階における標準的な治療法として、タイレノール(解熱鎮痛薬の一つ)を服用することが緩和的に推奨されていることに留意すべきである[41]。

(ちなみにアメリカでは、アセトアミノフェン(タイレノール)の過剰摂取により、毎年10万件以上の毒物管理センターへの通報、5万6000件の救急外来受診、急性肝不全による推定458人の死亡が発生している)[42]。

 したがって、ヒポクラテスの「患者に危害・不正を加えない」という誓いに従い、イベルメクチンの安全性とCOVID-19に対する臨床効果が確実に示されていることを考えると[18]、そのような臨床使用を妨害することは非良心的である。

 メルク社のバイオックスVioxxや、10億円もする二つの薬の特許が切れるまで消化性潰瘍の治療法の開発が10年も遅れたことなど、これまでに、利益を追求するあまり公衆衛生が損なわれることがあったのは明らかである。

 すべての関係者は、科学を学び、イベルメクチンに関する誤解を招くような否定的な報道を控え、是正することが望まれる。



 以下に、上記に関連するメルク社の内部資料や主要科学誌の出版物など、重要な文書へのリンクを掲載する。

1.    2000年4月28日付メルク社プレスリリース。カリフォルニア大学サンフランシスコ校、Industry Documents Library, qqqw0217. 「投機的なニュース報道に対応して メルク社は本日、バイオックスの良好な心血管安全性プロファイルを確認しました」[1]。

2.    Seife, Oct 1, 2016. サイエンティフィック・アメリカン How the FDA Manipulates the Media. 「米国食品医薬品局は、報道の独立性を放棄するようにジャーナリストを腕でねじ伏せていたことが、我々の調査で明らかになった。」 [43]

3.    Moynihan 2009. 法廷では、製薬大手のメルク社がバイオックスに批判的な医師を「無力化」し、「信用を失墜」させようとした経緯が語られている[26]。

4.    Horton 2004, Lancet. Vioxx、メルクの崩壊、FDAの余震[20]。

5.    メルク社のセールスプレゼンテーション「Dodge Ball Vioxx」[21] カリフォルニア大学サンフランシスコ校、Industry Documents Library, nghw0217, 2007.

6.    FDA医薬品安全性局科学・医学担当副部長、デビッド・J・グラハムMDの証言22

7.    カーフマンら、2000年。懸念の表明:Bombardierら、「関節リウマチ患者におけるロフェコキシブとナプロキセンの上部消化管毒性の比較」[24]

8.    Gotzsche, 2017, 序文:Richard Smith, The British Medical Journal, past editor-in-chief, and Drummond Rennie, deputy editor, JAMA. Deadly Medicines and Organized Crime.28 第19章からの抜粋。

9.   医師のリスト、Neutralize/discredit。カリフォルニア大学サンフランシスコ校、産業文書図書館、pmhw0217、2007.25

10.    2001年10月14日、Douglas Alan GreeneからBarry J. Gertzへの電子メール。University of California, San Francisco, Industry Documents Library, khpd0217.44

11.    Topol, 2004, New England Journal of Medicine. Failing the Public Health - Rofecoxib, Merck, and the FDA.45」。

12.    Eric Topol loses provost/chief academic officer titles at Cleveland Clinic and Lerner College, Medscape, December 11, 2005.46「Dr Eric Topolは、組織の「再編成」の結果、自らが設立に携わった医科大学の学長ではなくなり、クリーブランド・クリニックの最高学術責任者の肩書きも失ったと、著名な心臓病学者は1週間前の今日、知らされた。評議員会の投票が今日行われるにもかかわらず、トポルはこの変更が「即時有効」であることを知らされたのである。トポル氏が権限を失ったと思われているのは、バイオックス訴訟で連邦陪審員がトポル氏のビデオ宣誓を聞いた数日後のことである。その中でトポルは、メルク社の「科学的不正行為」を非難し、メルク社の前会長であるレイモンド・ギルマーティンが、過去にハーバード大学MBAの同窓生で、クリニックの理事長であるマラチ・ミクソンに電話して、トポルの声高な反バイオックスの姿勢について苦情を言ったことを証言した。」

13.    2001年バイオックスの利益計画。University of California, San Francisco, Industry Documents Library, mxpd0217, September 1, 2000.19

14.    Grant, The Scientist, April 29, 2009. メルクは、偽の医学雑誌を発行していた47 。それは、査読付きの雑誌のように見えたが、そうではなくマーケティングツールだった。

15.    スタンフォード大学のジェームズ・フリース医学博士がメルクのCEOに宛てた手紙にあるように、メルクの従業員は、メルクのスタッフが批判的な意見だと感じたことを表明した研究者や講演者を組織的に攻撃しました」。フリース氏は、8人の科学者が学術的な地位を危うくされたり、講演を中止されたりした個別のケースを挙げている。

16.    NPR, November 10, 2007. Timeline: The Rise and Fall of Vioxx.49.

*

参考:イベルメクチンに関するさらなる朗報

https://www.globalresearch.ca/more-good-news-ivermectin/5745881?utm_campaign=magnet&utm_source=article_page&utm_medium=related_articles


David E. Scheim, PhD, US Public Health Service, Commissioned Corps, Inactive Reserve Blacksburg, VA, dscheim@alum.mit.edu


註に関しては、記事原文をご覧ください。(訳者)

一錠1ドル以下で購入できるイベルメクチンを服用すれば、COVID-19からの早い回復と、感染力の減退の効果があることが二重盲検法で確認された

一錠1ドル以下で購入できるイベルメクチンを服用すれば、COVID-19からの早い回復と、感染力の減退の効果があることが二重盲検法で確認された

<記事原文 寺島先生推薦>'For $1/Day'... Double-Blind Ivermectin Study Reveals COVID Patients Recover More Quickly, Are Less Infectious

 
タイラー・ダーデン(TYLER DURDEN)
ゼロ・ヘッジス2021年8月4日

 <記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2021年9月28日

 エルサレム・ポスト紙の報道によると、イスラエルで行われた二重盲検法(訳注:医師にも患者にも、その薬品の性質を不明にしたままで行う検査のこと)の結論によれば、1981年以来広く使われている廉価の半寄生虫医薬品であるイベルメクチンは、COVID-19の闘病期間と感染力を減らす効果があるということだった



 テル・ハショマー地区のシバ医療センターの「渡航医学および熱帯病部」の創設者であるエリ・シュオルツ(Eli Schwartz)教授が行ったこの研究では、コロナウイルス検査で陽性結果が出て、国が準備したCOVID-19患者用宿泊所に滞在していた、18歳以上の89名程度のボランティアを対象にしたものであった。この人々を二つの集団にわけたのち、50%にはイベルメクチンを与え、残りの50%にはプラセボ薬(訳注:偽薬のこと)を与えた。いずれの患者たちも3日連続で医薬品が与えられ、食前1時間に服用した。

 研究当初、患者のうち83%には症状が出ていた。患者のうち13.5%が心血管疾患や、糖尿病や、慢性的な呼吸疾患や、高血圧や、がんといった併存疾患を持っていた。患者の年齢の中央値は35 歳であり、年齢層は20歳から71歳だった。

研究結果

 治療は3日目で中断され、その後二日おきに患者たちの症状を確認した。6日後までには、イベルメクチンを服用した集団の中の72%がウイルスに対して陰性を示した。一方プラセボ薬を服用した集団の中の50%が陰性を示した。6日後で、イベルメクチンを服用した患者のうちたった13%が、他人に感染をうつす力を持っていた。一方プラセボ薬を服用した集団のほうは50% が他人に感染をうつす力を持っていた。ほぼ4倍だ。

入院について

 プラセボ薬を服用した集団のうちの3人が、呼吸器系の異常が出たため病院に運ばれた。一方イベルメクチンを服用した集団では、検査開始初日に呼吸困難のため1名が入院したが、その患者は翌日状態がよくなり、退院して宿泊所に戻ったことが、研究の結果分かった。

 「研究から分かったことは、イベルメクチンはすぐにウイルスを撃退する効果があるということです」、とシュオルツ教授は語り、さらにこう付け加えた。「さらにわかったことは、イベルメクチンを服用した人々は、4~6日間、他の人に病気を感染させる力が100%ない、ということです。つまり、患者が隔離される期間を少なくすることができる、ということです。これは、経済や社会面において大きな影響を与える結果になるでしょう」

 サイトMedRxiv preprint server上で閲覧可能なこの研究は、また査読は受けていない。そうはいっても、シュオルツ教授は同様の論文が出ていることを指摘し、「これらすべての論文が我々のような二重盲検法や、プラセボグループを使っているわけではありませんが」、イベルメクチンの良好な効用を証明する内容になっている、と語っている。

 イベルメクチンは信じられないくらい安価である。その理由は、イベルメクチンが、マラリア、疥癬や、ノミなどの寄生虫感染症の治療薬として世界中で広く使用されているからだ。記事によれば、バングラデシュでは、イベルメクチンの価格は、5日間セットで60セントから1ドル80セントだそうだ。イスラエルでは、一日10ドルだ。

 シュオルツ教授の論文により、すでに陽性結果が出ている患者にもイベルメクチンの効果があることが分かっているが、この論文では、イベルメクチンにはCOVID-19に感染している患者から感染を防ぐ効果があるとは断定していないし、イベルメクチンを服用すれば入院が少なくなることも断定していない。しかしシュオルツ教授は、そのような証拠は他の複数の論文で明らかにされていると記述してる。

 <以下はシュオルツ教授の記述からの抜粋>

 例えば、今年初旬に『 American Journal of Therapeutics(米国治療学)』誌に掲載された論文は、以下のことを強調していました。すなわち「“Front Line COVID-19 Critical Care Alliance(COVID-19最前線治療医師の会)”が発表した論文には、COVID-19感染の治療や予防にイベルメクチンの効果があると証明した27件の研究結果が載せられており、その結論によればイベルメクチンは、COVID-19に対して“大きな治療効果がある”」とのことでした。

 また最近の研究結果によれば、“イベルメクチンは死者数を75%減少させる”」と同誌は報じていました。

(情報元、エルサレム・ポスト

 <シュオルツ教授の記述からの抜粋はここまで>

 エルサレム・ポスト紙の報道の通り、イベルメクチンはCOVID治療用に使用しないよう、WHOや、FDAや、製薬業界から厳しく反対されている。同紙の記事によれば、「FDAはイベルメクチンをCOVID-19の治療薬や予防薬として使用することは承認していない」とのことだ。

 <以下はエルサレム・ポスト紙の記事からの抜粋>

 「イベルメクチンの錠剤はいくつかの特定の寄生虫対策として承認されているものであり、アタマジラミや酒皶(訳注:顔にできる皮膚の異常)のような肌の異常の対策のために作られた(肌に対する)局所製剤である。イベルメクチンは、抗ウイルス薬(ウイルス対策の医薬品)ではない。この薬の大量服用は危険であり、重大な障害を生じる恐れがある」

 <記事からの抜粋はここまで>

 イベルメクチンについての議論を載せるだけで、最前線の専門家であっても、バイデン政権と手を組んだ巨大IT産業界から検閲を受け、アカウントを削除される。

 1980年代にイベルメクチンを製作したメルク社が、COVID-19の治療薬としてイベルメクチンを使うことに大きく反対する方向に乗り出している。2月、メルク社のホームページにこんなことが記載された。「我が社の研究者たちは、効用面や安全面においてCOVID-19の治療薬や予防薬としてイベルメクチンを使用することに効果があることを示した、入手可能な論文や、新しく発表されたすべての論文の研究結果を慎重に精査しているところです。お知りおきいただきたいのは、これまで私たちの分析によれば、前臨床試験からは、イベルメクチンがCOVID-19の治療薬として効果がある可能性について、何の科学的な証拠も出されていない、という事実です。実際のCOVID-19患者に対して効果や効用が証明された意味のある証拠は何もないのです。さらにはこれらの論文には、安全性に関するデータが非常に不足しているのです」

 エルサレム・ポスト紙に書かれている通り、メルク社は自社が製造したイベルメクチンについて何の研究にも取りかかっていない。

 <以下はエルサレム・ポスト紙の記事からの抜粋>

 「イベルメクチンがコロナ患者に効果があることが分かれば、メルク社は喜んで研究を始めるのでは、と考える人もいるかもしれない。しかし実際のところ、メルク社は“イベルメクチンを使用すべきではない”と大きな声で叫んでいる」とシュオルツ教授は語っていた。

 「これまで10億人がイベルメクチンを服用してきた。メルク社がそのイベルメクチンを配布したのだ。それなのになぜこんなことになっているのか」

 <記事からの抜粋はここまで>

 最後に、同研究チームはこう記している。「新薬の開発には時間がかかる。従ってCOVID-19に対して、別の目的で使用してきた既存の薬を使うことはやってみる価値のあることだ。その薬品イベルメクチンは何十年も使用されてきて、安全性が確立しているのだから。イベルメクチンは、SARS-CoV2ウイルスのパンデミックを抑え混む決定打となる可能性がある。いや、イベルメクチンが、パンデミックを終わらせることになるかもしれない」

 「他の目的に使われている薬品を使うことが非常に重要になるのは、世界の大多数の人々がワクチンを打つにはまだまだ何ヶ月、いや何年もかかる可能性があるからだ。収入が中程度、あるいは収入が少ない人々にとっては特にそうだ

 

インドでのイベルメクチンの効果が無視されている


インドでのイベルメクチンの効果が無視されている
<記事原文 寺島先生推薦>

India's Ivermectin Blackout


ゼロ・ヘッジ

2021年8月13日

ジャスタス・R・ホープ医学博士(Justus R Hope, MD)TheDesertReview.com

イベルメクチンがインドを席巻
インドがデルタ株を駆逐したというニュースは皆が知っておくべきニュースだ。目の前に証拠を突きつけられているくらい明らかな事実だ。インドのグラフを見れば、誰もその効果を否定できないことは明白だ。

 それなのに或る理由のせいで、この話をすることは許されていない。例えば、ウィキペディア上で、テス・ローリー博士や、ピエール・コリー博士が「米国治療学」誌に発表した高度な分析論文について記載することは許されていない。

 さらにウィキペディア上に、アンドリュー・ヒル博士が最近発表した高度な分析論文を記載することもできない。

 それだけではなく、ウィキペディア上でwww.ivmmeta.comのことについて記載することは許されていない。このサイトには、イベルメクチンを使用すれば、死を96%[予防として]減少させることができるという2万3千人の患者を対象にした61本の研究論文が掲載されている。

 ウィキペディアにどんな偏りがあるかを見るためには、ウィキペディアの項目ごとに設置されているトーク欄に行けばいい。そうすれば或るたくらみをもつ「上級編集者たち」が、個々の編集者たちに、事実や、越えてはならない一線をつけ加えようとしている激しい動きが見えるだろう。そしてかれらのこのたくらみは、人々の健康にとってよくない方向だ。

 ウィキペディアの項目ごとの「トーク」ページを閲覧するには、ウィキペディアのページ内の左上にある「トーク」ボタンをクリックすればよい。そこに行けば、誰でも編集者間の討論を閲覧することができる。

 インドでイベルメクチンがCOVID-19を駆逐したことについて話すことは統制されている。私は、インドが今年の初めにひどい苦境に置かれていて、1日41万4千の症例数、1日4千人を超す死者を出していた のに、イベルメクチンを導入したら、5週間以内でその状況が収まったことについて論じてきたが、その際によく出された質問は、「なぜそのことがニュースになっていないのですか?」というものだった。

 まさにそうだ。自問してほしい。なぜイベルメクチンを使用して、インドがデルタ株の駆逐に成功したことが、NIHやCDCによりこんなにも固く秘密にされているのかを。さらに自問してほしい。なぜ大手メディアがこの事実を報じないで、「インドでは実際の死者数は、報告された死者数の10倍多い」などという間違った情報を流して、人々を惑わそうとしているのかを。

 おそらく全米ラジオ局NPRがこんなにも努力しているのは、NPRは基本的には政府の代弁をするメディアだからだろう。米国政府はワクチンに関しては「一体」なのだ。これは17世紀にカトリック教会が、ガリレオが異議を唱えた地動説に対して「一体」で臨んだ熱意と同じようなものだ。インドの死者数が正しくないと主張することは、イベルメクチンの驚くべき効果に水を差すことになる可能性があるからだ。

 しかし最後に真実は勝利する。1616年もそうだったし、2021年もそうなる。



 上記のグラフやデータはジョンズ・ホプキンズ大学のCSSE(システム科学技術センター)のデータベースによるものだから、間違いはない。

 それどころか、これらのグラフやデータは、NIHやCDCやFDAやWHOでも異論をはさめない説得力のある真実を伝えるものだ。

 1616年にガリレオが自身の望遠鏡を使って「地球は宇宙の中心にはない」ことを証明したのと同じように、インドのデータが示しているのは、「イベルメクチンは、種々のワクチンよりもずっと効果がある」という事実だ。イベルメクチンは死を防ぐだけではなく、COVID感染の予防にも、デルタ株に対しても効果があることがわかる。

 1616年には、望遠鏡から見た木星の姿や、木星の周りをまわる衛星の姿を頭に描くことなどできなかったし、金星や火星が三日月の形になることは間違いではないと主張することもできなかった。これらは「地球が宇宙の中心にない」ことを証明する事実であり、カトリック教会には受け入れることが許されていなかった真実だった。

 同様に、イベルメクチンを導入したのち、インドで症例数や死者数がほとんどゼロになったという事実は、イベルメクチンの効果を証明するものだ。これはNIHや CDCやFDAが許せない事実なのだ。というのも、「ワクチン政策」を危機に陥れる事実だからだ。

 彼らにとっては、イベルメクチンが、危険性も少なく、費用も少なくてすみ、より多くの命を救い、パンデミックを迅速に終わらせることなど、どうでもいいのだ。

 赤紫色のグラフのウッタル・ブラデシュ州の様子を見てみよう。まずは、ケンブリッジ大学に拠点を置くデータ分析家ジュアン・チャミ-氏に感謝の意を伝えたい。チャミ-氏はJHU CSSE(ジョンソンズ・ホプキンス大学システム科学技術センター)のデータをもとにこのグラフを作成してくれた。ウッタル・プラデシュ州は、インド国内の州で人口は2億4100万人だ。米国の人口は3億3100万人なので、人口規模からいくと同州は米国の3分の2にあたる。

 このデータにより、イベルメクチンがCOVID-19の症例数と死者数をどう駆逐したかが明らかになる。(なお、COVID-19とはすなわちデルタ株であることが今は分かっている)。具体的には、数週間のうちでほとんどゼロにおさえ込んだのだ。米国の人口に置き換えれば、1日3万5千の症例者数と350人の死者数が、イベルメクチンを治療に使用した後には、ほとんどゼロになったということだ。

 一方、下のグラフは米国の現状を表している。8月5日には、栄光のワクチンをひっさげた古き良き米国において、1日の新規症例数が12万7108件で、死亡者は574名になっている。

 米国の3分の2の人口を持つウッタル・プラデシュ州の8月5日の数値を見てみよう。イベルメクチンを導入した同州においては、新規症例数は26件で、死者数はたったの3名だ。イベルメクチンを使用していない米国は、1日の症例数がイベルメクチンを導入したウッタル・プラデシュ州の4889倍で、死者数は191倍多い。

 この数字でもまだ正確ではない。イベルメクチンを導入した地域では、効果が一桁違う。移動手段に、自動車を使うか、馬や馬車を使うか位の違いがあると言っていいだろう。

 イベルメクチンを導入したウッタル・プラデシュ州:人口は2億4千万人。[ワクチンの完全接種率は4.9%]

1日のCOVID症例数: 26

1日のCOVID死者数: 3

イベルメクチンを導入していない米国:人口は3億3千百万人 [ワクチンの完全接種率は50.5%]

1日のCOVID症例数: 12万7108

1日のCOVID死者数: 574

イベルメクチンを導入しているインドの他の地域の2021年8月5日の数値を、JHU CSSEの報告から見てみよう。

イベルメクチンを導入したデリー州: 人口は3千百万人 [ワクチンの完全接種率は15%]

1日のCOVID症例数: 61

1日のCOVID死者数:: 2

イベルメクチンを導入したウッタラーカンド州:人口は1140万人 [ワクチンの完全接種率は15%]

1日のCOVID症例数: 24

1日のCOVID死者数: 0

 次にインドでイベルメクチンを導入していない地域の例を見てみよう。

 タミル・ナードゥ州は、イベルメクチンは使わず、効果に疑問が持たれているレムデシビルを使った米国式の治療指針を取っている。そうとなれば、この州の症例数や死者数は、米国と近い高い値になるとお考えになられるかもしれない。その見立ては正しい。こちらを参照。「タミル・ナードゥ州はCOVID-19の症例数でインドのトップを走っている」

 タミル・ナードゥ州は今でもイベルメクチンを使わないという選択肢を選んだことで苦しめられている。その結果、デルタ株が市民を襲い続けている。イベルメクチンを使用している他の州では、事実上壊滅に成功しているというのに。同様にイベルメクチンを使用していない米国においても、ワクチン接種した人々も、接種していない人々も、デルタ株を山火事のように広げ続けている。

 イベルメクチンを使用していないタミル・ナードゥ州:人口は7880万人[ワクチンの完全接種者は6.9%]

1日のCOVID症例数: 1,997

1日のCOVID死者数: 33

 JHU CSSEのデータと同様に、ガリレオの望遠鏡も嘘をつかなかった。真実はいつもはっきりと見えるものだ。イベルメクチンに効果はある。しかも恐るべきほどに。ハーバード大学で研修した疫学者であるジョージ・ファリード博士と彼の弟子のカリフォルニア・バレー病院ブライアン・タイソン医師は、イベルメクチンを使ったCOVIDカクテル治療薬を使って患者の99.9%の命を救った。両名はサイト「デザート・レビュー」上の記事で見解を明らかにしている。すべての人が読むべき文章だ。

 私がイベルメクチンを処方したすべての患者が急激に快復した話もできる。イベルメクチンを処方した48時間以内で病状が9割快復した最近の話もできる。でも止めておこう。ウィキペディアがソ連共産党の機関誌プラウダよりも厳しい検閲を行っていたり、すべてのウィキペディアの項目に付けられた「トーク欄」に常に目を通し、裏で何が行われているかを見て、ウィキペディアの編集者たちがどんな話を人々に知らせてはいけないのかという話もできるが、その話は繰り返さないでおこう。

 VAERS(ウイルス有害事象報告システム)のことについて触れ、OPEN VAERSというサイトを見れば簡単にデータを閲覧できることや、ウィキペディアが、世界で最も鋭く、最も信頼の置ける医師であるピーター・マックロ-博士についてどれだけ不当な書き方をしているかについても話すことができる。その話もここではしないでおこう。

 イベルメクチンを含めた既製薬の再開発を利用してCOVID-19の初期患者の治療法の歴史についての文書を詳細に列挙し、なぜこの命を救う情報が検閲の対象となってきたのかを正確に述べることもできるが、しないでおこう。それは、これらの問題について、読者一人一人のみなさんが自分で研究して欲しいからだ。

 ただ指をくわえてメディアが垂れ流す情報に従っているだけならどうなるかはもうおわかりのはず。政府が言っていることに対して、自分が疑問を持たなければならない。自分の目で確かめなければならない。

 1616年のガリレオ裁判の後、教皇は地球ではなく太陽が宇宙の中心だという説を唱える本や手紙をすべて禁じた。

 同様に、現在はFDAWHOが、臨床実験を除いて、COVIDの治療法としてイベルメクチンを使うことを禁じている。

 ユーチューブも、ウィキペディアも、COVID治療にイベルメクチンを使うのは異端だとしている。

 「ユーチューブは、COVID-19に関して各国の医療政策や、WHOの医療情報と食い違う誤った医療情報を広める内容のものは許可していません。それは、間違った治療法であるイベルメクチンをCOVID-19の効果的な治療法であると主張することです」

 ウィキペディアは「異端」を以下のように定義している。

 「世間一般に通用している信念や風習と大きく食い違う信念や理念を指す。特に教会や宗教団体において受け入れられている信念と食い違うものを指す。この用語は通常、宗教上の重要な教義に反するものを指すものとして使用されるが、世間一般に広く定着した考えに反する見方を指す場合にも使用される。異端者とは、異端を主張している人のことを指す」

 異端とは、政府や医療当局の考えと相容れないものを指す。たとえ政府や医療当局の考え方が完全な間違いであったり、人々に害をなすものであっても、だ。今は「異端」という言葉は使わない。「偽情報」と呼ばれている。

 ガリレオは異端の罪に問われ、1633年6月22日に無期刑が言い渡された。しかしこの刑は後に自宅軟禁に減刑された。自宅軟禁のまま、ガリレオは残りの人生を過ごした。



 8月7日に 2021 Medpage Todayは新しいクイズを掲載した。「COVID偽情報を信じれば医師免許が剥奪される!?」

イベルメクチン:アジアはシュワブやゲイツのワクチン計画と袂を分かった

イベルメクチン:アジアはシュワブやゲイツのワクチン計画と袂を分かった

<記事原文 寺島先生推薦>
Ivermectin: Asia Departs from the Gates/Schwab Agenda of Vaccinating the World

Global Research 2021年7月18日

Martin Armstrong(マーティン・アームストロング)著

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2021年7月30日


 イベルメクチンという薬は、人間に対する寄生虫の感染対策に使われているが、普通は動物用として使われている薬だ。そのイベルメクチンが、今アジアで大きな潮流を起こし、爆発的な反応を得ている。インドでもそうなっている。インドネシアでは、アジア中で販路を展開している薬剤販売業者が、この薬の売上が急激に上がっていることを伝えており、ブカラパクやショッピーといったネット販売サイトでは売り切れ状態になっている。「イベルメクチンを買おうと人々は行列をなしています」と、北スマトラ州のメダン市内の「ペナン島薬局」に務める或る薬剤師(この人は匿名を希望している)は語っている。アジアの人々は死につながる道を選ぶつもりはなく、ビル・ゲイツに「俺の言った通りだったろ?」と豪語させないつもりのようだ。



  WHOの英国代表であるディビッド・ナバーロ博士は、WHOや自国のボリス・ジョンソン首相に反旗を翻している。ナバーロ博士は、コロナウイルス対策として大規模なロックダウンを激しく非難しており、「世界を恐ろしい壊滅状態に導く」措置であり、世界経済を前例のないほど破壊させるものだ、と語っている。

 ナバーロ博士は世界各国の指導者たちに対してコロナウイルスの対処法として、「ロックダウンを主要な対策として採用しない」よう呼びかけている。ナバーロ博士は、「ロックダウンがもたらす唯一の効果は、貧困を増加させることだけであって、人々の命を救うことにはならない」という正しい指摘を行っている。

 勇敢なナバーロ博士は、WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長のことを、「Tedros the Terrible(厄介者のテドロス)」と揶揄している。それはテドロス事務局長が、既に2020年4月の時点で、ロックダウンに対する絶大な支持を表明し、ロックダウンを早く切り上げ過ぎないようにと警告さえしていたからだ。このことがほとんどの大手メディアの記事になったのは2020年4月10日のことだった。 5月にはWHOがしゃしゃり出てきて、ロックダウンを正当化し、「ウイルスが飛躍的に流行したのはロックダウンを早く切り上げ過ぎたからだ」と表明していた。

 ここには或る悪巧みがある。ワクチン製造業者はきっと多額の賄賂を使って、この企みを前進させようとしてきたはずだ。具体的には、「ワクチン以外の治療法は危険である」と言わせることにより、人々がワクチン以外のCOVIDの治療法の研究を行おうとすることを妨げてきたのだ。ワクチン製造業者は、ワクチンを1人に1本打つごとに19ドル50セントを手にしている。そして既に公表していることだが、来年は1本125ドルに値上げするそうだ。こんなことをすれば、世界をズタズタに分断し、「ワクチン接種済みの人々」と「未接種の人々」の間の格差を作ることになる。

 ユナイテッド航空会社は私の仕事を奪ってしまった。同航空会社は、「the United Sweepstakes Gives Vaccinated Customers a Shot to Win Free Flights, a Year of Travel」というワクチンを打った人だけが応募できる1年間の航空料金が無料になる抽選キャンペーンを始めたのだ。「ワクチン非接種者のための」航空会社を作らないといけないのだろうか?ワクチンを打てない臆病者は飛行機にさえ乗せてもらえないのだろうか?

 「人々にワクチンを打つこと」だけを目的にした大掛かりな企みが横行してきたのだ。そしてワクチン以外の有効な治療法の開発は遮られてきたのだ。本当に市民の立場に立って政治を行う政府ならば、今何がおこっているかをきっちりと調べ、罪人たちを引っ張り出し、人類に対する犯罪を行ったとして、奴らを裁判にかけようとするだろうに。

イベルメクチン。COVIDを駆逐した医薬品。

 
<記事原文 寺島先生推薦>
The Drug that Cracked COVID
By Michael Capuzzo 、Mountain Home Magazine 2021年5月1日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2021年7月20日

 

 2020年12月18日の朝、ニュースキャスターが、ニューヨークのCOVID-19による悲惨な死者数を伝え、お天気キャスターがバッファロー市ではホワイトクリスマスになるだろうという予報を伝えていた。その時、ジュディ・スマントケビッチは家の清掃の仕事を終え、車で家に帰るところだった。もうすぐ来るクリスマス休暇にワクワクしながら。しかし、彼女の背中がひどく痛み始め、とんでもない疲労感に襲われた。「80歳という歳でも働き詰めの毎日ののせいかと思っていました」と彼女は後に語った。「まさかCOVIDにかかっていたなんて・・・」

 バッファロー市のすぐ東のニューヨーク州チークタワーガ町にある彼女の小さな家は、クリスマスの準備がしっかり整えられていた。数マイル離れたところに住んでいる娘のミッシェルは、1日に5回も母親の家に話をしに来ている。そのミッシェルがジュディの孫娘と共に、おばあちゃん家の前の芝生に、クリスマスツリーや、雪だるまを用意していた。まるで、1945年の映画「素晴らしき哉、人生」のワンシーンと見まがうまでにせっせと準備していた。息子のマイケルがフロリダから妻のハリーと共に帰省し、姉がクリスマスのご馳走を作るのを手伝った。例年は25日が家族で集まる日だったのだが、マイケルによれば、「コビドのせいで急にこの日になりました」とのこと。57歳のマイケルはもう30年近く、バッファローから離れたところに住んでおり、帰省を楽しみにしている。

 しかしその年に限っては、彼は心配でいっぱいだった。母親が1日に12時間も眠っている。食べることもできない。電話を持ち上げることも。「私は大丈夫だから。ちょっと疲れただけ」とだけ言い続けて。でも元気な時の母は、日が昇れば必ず起床するような人だった。シングルマザーとして、2人の子どもを育て上げ、メトロポリタン生命保険会社で所長として35年間勤め上げた後、今は週に5日間、午前中に女性の友人たちとともに家の清掃の仕事を続けていた。「忙しくしておかないと落ち着かないのよ」という理由で。12月22日、クリスマスの3日前に、ジュディはCOVID-19陽性と診断された。

 

 「私たちは疲れ切っていました」とマイケルは言った。家族で囲むクリスマスの夕食会は、取りやめになってしまった。ジュディは自宅で監禁状態のなかクリスマスを過ごした。そしてクリスマスの4日後、ジュディは救急車でミラード・フィルモア・サバーバン病院に搬送された。そして大晦日に、マイケルとミッシェルのもとに、病院から電話がかかり、母がICUに運ばれていることを知らされた。あっという間の出来事だった。「私たちは母と一緒に居られない」とマイケルは語った。「母の手を握り、母と同じ部屋で寝ることもできない」。マイケルはすべてを覚えておくためにメモを残すことにした。「“人工呼吸器をつけることに同意したよ”と語る、電話口から聞こえてくる母のかすれた声を聞いたときは、本当に心が痛んだ」と彼はメモに書き残していた。

 まるで昏睡状態にでも陥っているかのように、マイケルの母は元気がなく、返答もなかった。人工呼吸器が機械的に母親に変わって呼吸をしている状態だった。医師たちは、「自分たちができることはもうほとんどない」と語り、ジュディが生き残る可能性は風前の灯火だった。ジュディが受けた治療法は、世界保健機関(WHO)や米国国立衛生研究所(NIH)などの主要な公的医療機関が推奨しているCOVID-19に対する世界標準の治療法だった。その治療法とは、「支持療法」と呼ばれているものだった。ジュディは家にとどまるように言われた。それは医者が彼女に対してできることが何もなかったからだった。患者たちを医師などその他の人々から遠ざけることが最善の方法だったのだ。しかし2週目にジュディの呼吸に問題が起きたのだ。それは病気がいのちに関わる段階まで進んだという兆候であり、そうなれば病院に行っても、医師たちが支持治療を行うことしかできない。つまり、ジュディは自分のいのちを自分で救うしかなくなったのだ。「このウイルスに対して効果があると証明された抗ウイルス剤はない」。この記事は2020年3月17日にニューヨーク・タイムズ紙が出したものだ。その記事の見出しは、「何百人もの医師たちがコロナウイルスの治療法を求めて奮闘している」というものだった。この記事が出たのは、パンデミックが始まってたった7日後のことだった。その当時世界の死者数の合計は7138人だった。ニューヨーク・タイムズ紙によれば、「感染した人々に対して、医師がとれる最善の治療法は、支持治療だ。支持治療とは、必要に応じて、患者に十分な酸素を与え、高熱を抑え、人工呼吸器を使って肺に空気を送るという治療法だ。そうやって体内の免疫系が感染と戦うための時間を稼ぐのだ」。この記事が出版される頃には、世界の死者数の合計は330万人に上っていた。それでもまだ、科学者たちの格闘は続いている。2021年になっても、NIHや WHOはいまだに「解熱剤のタイレノールと水」を服用するよう推薦しているだけだ。COVID-19のすべての段階に有効だと承認された治療法はいまだにない。

 ワクチンの導入が始まってはいるが、それが「すべてに対する答え」にはなっていない、とNIHのフランシス・コリンズ局長は、最近60 Minutesという番組で語った。裕福な国々で、ワクチンを打ち破る恐れのある変異種が出回っているからだ。そしてその変異種というのは、世界人口79億人の中の大多数を占める貧しい人々の中から生み出されているのだ。さらにそれらの貧しい人々は、大手製薬会社が作ったワクチンを近い将来打つ予定はない。「ウオールストリートジャーナル」誌によれば、2021年の世界の死者数は、まもなく2020年の死者数を超えるとのことだ。さらに何百万もの人々が亡くなると考えられている。「この先も人々が病気になることは続くでしょう。そのような人々を治療する必要があるのです」とコリンズ局長は語っている。

 マイケルは医師や看護師たちに頻繁に電話をかけていたが、「悪いニュースしか聞き出すことはできませんでした。ママはまったく快方には向かっていませんでした。“長い入院になりそうです、体調はよくありません。心の準備をしておいてください”などと言われました」。医師や看護師たちの話では、できる治療法はすべて試したとのことで、他の多くの人々と同様に、ジュディが亡くなる可能性は非常に高かった。医師たちの話では、80歳のCOVID-19の患者が人工呼吸器につながれるということは、死刑宣告をうけたも同然だ、とのことだった。そうなってしまえば生き残れない確率が80%だ、と。深刻な病状がだいたい1か月続き、病状に変化がまったくない、あるいはほとんどない場合は、最後には何もできない医師や看護師に囲まれて、愛するものがzoomの画面から泣き叫ぶ別れの声が飛び交う中で、顔面蒼白になって、呼吸が止まり、死を迎えることになるのだ。

 しかし、ジュディがバッファロー市から北東に8マイル離れた小さな病院の病室で死の床で臥せっていた時、そこからほぼ600マイル南にあるバージニア州ノーフォーク市に63歳のポール・マリク医師がいた。彼は、東バージニア医科大学の素晴らしい教授であり、世界でも著名な臨床試験を行う教授だ。その彼はまだその時点では自身がCOVID-19を駆逐する「魔法の薬」でジュディのいのちを救うことになる作業に取りかかっていたとはつゆとも知らなかった。その薬を発見しただけでは意味がなかった。その薬が、手遅れになる前にジュディの主治医のもとに届かなければ意味がなかった。ジュディだけではなく、その薬を必要としている何千もの患者に届けなければならなかったのだ。しかしそのことは1925年に、カート・ウエルチ博士が、675マイル離れたアラスカのノーム地方の患者たちに、氷と雪をかき分けて、ジフテリアの流行を食い止める薬を犬橇に乗せて届けた時と匹敵するくらい困難なことだったのだ。しかしその事件と比べても今回の「善意のための大レース」には成功の可能性がほとんどなかった。その理由は、障害物が大自然ではなくて、人間たちの精神と心だったからだ。

 マリク医師は逆境に打ち勝つことには慣れっこだった。身長は180cmを超え、体重は約100Kg、胸板は厚く、クマのような風貌をしている人物で、南部で30年過ごしたせいで、ちゃきちゃきの南部なまりをしている。そのマリク医師は、救命緊急治療に関する出版物の多さでは医学史上2番目を誇る医師だ。査読済みの論文や著書を500以上出しており、マリク医師の論文からの引用件数は約4万3千件あり、研究者として“H”レベルにランク付けされている。これはノーベル賞受賞者を凌ぐランクだ。マリク医師は、「マリク・カクテル(訳注:カクテルとは複数の薬を併用する治療法のこと)」の生みの親として、世界中で名が知られている。この治療法は安価で、安全で、包括的で、FDAに承認されている治療法であり、世界の敗血症を20~50%減少させた治療法だ。チューリッヒでも、ジンバブエでも、シカゴでも、成都でも、世界のどこの土地の病院に入院していても、病院がそのカクテルの説明を聞けばすぐに、敗血症の患者はほとんどゼロになる。マリク医師は、自身が「HAT治療法(ヒドロコルチゾン、アスコルビン酸[静脈内のビタミンCのこと]、チアミンの頭文字を取った)」と呼んでいる論文を2016年に発表し、この分野において最も厳しい査読審査が行われる科学誌に掲載されて以来、マリク医師は、世界中から高い評価を得ている。ネットでは、ジェームス・ポンドの決めぜりふの「カクテルはステア(かき回して作るやり方)じゃなく、シェイク(シェイカーで振って作るやり方)で」ということばと関連づけられて、この「マリク・カクテル」のことは話題になった。また世界中の集中治療室で、マリク医師は、敗血症の治療法を改善させた歴史的な人物とみなされている。敗血症は、ランセット誌によれば、がんや心臓関連の病気を押しのけて、昨年世界の人々の死因の一番になった病気だ。マリク医師は一風変わった天才として、また例を見ないほど優しい心をもった医師として知られている。(彼と同じく、医学論文の年報誌に最も多く論文を出している人は、患者の診察を行っていないが、マリク医師は診察の傍ら論文も出しているくらい優しい人物だ)。そんなマリク医師は、COVID-19が問題になって以来ずっと効果的な治療法を模索し続けてきた。

  ジュディの主治医が治療をためらってぐずぐずしていたとき、マリク医師は、セントラ・ノートフォーク総合病院で、昼も夜も関係なしに動き回っていた。その総合病院は病床を563台有する、東バージニア医科大学の付属病院だ。そこでマリク医師は、呼吸器系と救命緊急治療部の長をつとめ、深刻な病状にあるCOVID-19患者たちの治療に当たっていた。マリク医師は、180万を超える人口を持つハンプトンロード地方の人々から治療の依頼を受けていた。

 パンデミックのせいでマリク医師は、夜までずっとZoomでの医学の授業を重ねることになっていた。そして、COVID-19治療に当たっている世界中の医師や病院に東バージニア大学病院のCOVID-19対策治療法を毎日オンラインで世界中に伝え、「不思議な薬」に関する文献を探していた。その「不思議な薬」こそ、ジュディ・スマントケビッチの命を救い、パンデミックを終わらせる薬なのだ。

 こんなことができるなどとは多くの人が考えてはいなかった。しかし、まるでマイケル・クライトンがSFホラー小説で描いた悪病に襲われた終末世界のようなCOVID-19のパンデミックの悪夢に世界が覆われている中で、何百万もの人々が亡くなり、医師たちはなす術もなく、ただ優秀な薬学者たちが競ってワクチン開発に取り組んでいるのだ。そんな中、最終段階にある世界を救うために、ポール・マリク医師は別の映像を頭の中に描いていた。マリク医師が仰天し、愕然としたのは、全米や国外すべての公的医療機関が、史上最もよく訓練されて、最も広い知識を身につけた医師たちに、巨大製薬産業の研究者たちに跪き、後塵を拝すよう勧めていることだった。100年に一度規模のパンデミックが世界を襲っているというのに、だ。 「医師たちが“何もできない”と言ってしまうことは、ただの治療的ニヒリズム(therapeutic nihilism:何も治療しないことが患者にとって最善であるときめつけてしまうこと)です」とマリク医師は語った。「支持治療なんて、治療でも何でもありません」。マリクが行ったのは、4名の親友を招集したことだった。その4名も、偶然にも世界の救命緊急治療のトップにいる医師たちだった。マリク医師はその4名の医師たちの意欲をかき立て、自分が行っていた専門家会議に参加してもらった。その専門家会議では、COVID-19患者の治療の傍ら、持続的に医学文献の研究を行い、治療手順を開発していた。その手順とは、安価なジェネリック薬を使った治療法であり、世界中の無数の黒人や、有色人種や、貧しい人々が必要とする治療法だった。マリク医師は当初から、黒人や、有色人種や、貧しい人々に、治療法やワクチンがなければ大変なことになることを分かっていた。

 

 これらの5名の医師たちが世界を救おうと立ち上がったのだ。そして他のほとんどの医師たちと比べて、この5人が世界を救う可能性はずっとあった。というのも、呼吸に関する救命緊急治療の専門医たちというのは、病院が危機的状況に陥ったとき、病院全体において主導的な役割を果たすことがよくあるからだ。「肺は体内の器官の中で、緊急治療室で最もよく機能停止する器官であり、多くの疾病の原因となる器官です」。こう語ったのは、マリク医師の弟子のピエール・コリー医師だ。さらにコリー医師は「呼吸器系の救命緊急治療に関わる医師たちは、すべての病気に関して、もっとも腕が立ち、知識も豊富で、経験も豊かで、ほかのどの分野の医師たちも太刀打ちできない深い能力をもっています」と語っている。緊急治療室というのは、世界中からの新型の呼吸器系の感染症に何度もぶつかってきたところだ。マリク医師が招集したのは、集中治療専門医たちのチームであり、チームのメンバーは、あわせて2000件近い査読済みの論文や著書を出している。さらに彼らは、緊急治療室で培われてきた、複数の器官にわたる損傷や、肺関係の重い症状の治療に取り組んできた100年を超える臨床実験の成果を基盤に持っている。生きた人間からコロナウイルスを取り出せる人々がいるとしたら、それはこの5人だろう。

 マリク医師が声をかけたのは、ヒューストン在住で、マリク医師が最も信頼をおいている薬学の研究仲間で、教授でもあり医師でもあるヨセフ・バロン医師だった。バロン医師は、メキシコ系アメリカ人で両国の大学で仕事をしていた。具体的には、テキサス健康科学センター大学での勤務や、クリオヘルメット(訳注:頭部を冷やす装置)などの開発研究に携わっていた。そのクリオヘルメットは、自身が脳卒中に襲われた際に、自分の命を救ったこともあった装置だ。その後、敗血症治療に取り組んできた戦友であったフランコ・ウンベルト・メドゥリ博士にも一緒に働こうと声をかけた。メドゥリ博士は、イタリア人であり、メンフィスのテネシー健康科学センター大学の教授であり、非侵襲的治療(訳注:挿管、気管切開などの侵襲的な気道確保を行わずに、人工換気を行う療法)の生みの親であり、急性呼吸窮迫症候群やCOVID-19のステロイドを使った治療における、世界的な権威である。彼が訪れたのは、長年世話になってきた研究仲間であり、元彼の研修医であったホセ・イグレシアス医師のもとだった。イグレシアス医師は、キューバ出身で、論文も多く執筆している医師であり、ニュージャージー州のシートン・ホール大学ハッケンサック・メリディアン医科大学の客員教授をつとめている。さらに彼はニュージャージー州最大の透析センターの一つでセンター長をつとめている。5人の中で最年少の50歳であるピエール・コリー医師は、マリク医師と同様に、大柄で、情熱的な医師でもあり科学者でもある人物で、マリク医師の弟子でもある。コリー医師は、多数の論文を発表しており、ウイスコンシン大学マディソン校の元客員教授で、救命緊急サービス部長もつとめていた。さらに大学病院の外傷および救命サポートセンター長もつとめている。このセンターは世界でも有数の医療研究センターの一つである。突破口を開くような研究や、臨床によってどうやって命が救われたかについて少しでも知識のある人なら、マリク医師、メドゥリ医師、バロン医師、イグレシアス医師、コリー医師の5人(うち4名は、南アフリカと、イタリアと、メキシコと、キューバからの移民で、一人は陽気なニューヨーカー)がCOVID-19のバンでミックの臨床研究にもっともふさわしい人々だということが分かるだろう。

 5人が最初に大きな突破口を開いたのは、2020年3月のことだった。当時はパンデミックが始まってまだ3週目で、米国内の死者数は3800人に過ぎなかった。その治療法は、「COVID-19には大きな弱点が一つある」という考え方に基づいていた。すなわち、「コロナウイルス自体で死ぬ人はいない」という弱点だ。そのひどい状況に関して、マリク医師はこう考えている。「人間はなぜこんなことが起こるのかが分かるほど賢くはありません」と。宿主を強力に苦しめ、病気にする何兆もの数のコロナウイルスも、人間を殺すことはないのだ。しかし病気になって2週目に、すべてのコロナウイルスが死滅してから、まるでトロイの木馬から自爆弾が吹き出すかのように、体中が「巨大なウイルスの墓場」であふれ、それが友軍であるかのような高度免疫反応を引き起こすのだ。そうなると、医師たちがこれまで目にしたことのないような激しい炎症反応と血栓の発生が複数の器官にまたがって起こる。COVID-19で亡くなった死体は、複雑で恐ろしい姿をしている。しかし、COVIDの弱点は簡単だ。「呼吸器系の救命緊急治療を行ってきた医師として、私たちはコルチコステロイドや抗凝固剤を使った炎症や血栓の治療法を理解しています」とマリク医師は語った。「そんなものは医学の初級知識ですよ」

 

 パンデミックが始まって最初から、マリク医師やバロン医師が率いていた病院はCOVID-19を撃退してきた。二人の業績は素晴らしく、その病院における生存率は当時非常に高かった。その頃は、米国や欧州の患者たちの致死率は40~80%だった。二人の成功を支えたのは、今は有名となったCOVID-19の入院患者に対する「MATH+」という治療法だった。

 「MATH」とは、(1)メチルプレドニゾロン、(2)アスコルビン酸(ビタミンCのこと)、(3)チアミン(ビタミンB1のこと)(4)抗凝結剤のヘパリンという、安全で、安価で、FDA承認の4つのジェネリック薬の合成剤である。この療法は、COVID-19による死者をなくすための初めての包括的な療法であり、攻撃性の強いコルチコステロイドと、抗凝固剤を使ったものだ。コルチコステロイドも、抗凝固剤も新しい治療法であったが、国内外の医療業者からはすべて使うことが反対されていた治療法であった。しかしその後の研究で、この治療法は世界の病院で取り入れられる標準的な治療法となった。さらにコリー医師やマリク医師たちは、COVID-19に対する最初の包括的な予防法についての論文を発表した(最終的にこの治療法は、I-MASK法と名付けられた)。 この治療法の中心となっていた医薬品が、イベルメクチンだったのだ。このイベルメクチンは、トランプ大統領がウォルター・リード病院で使った医薬品だったが、メディアはそのことは報じなかった。しかしイベルメクチンが実は大統領の命を救うことになっていたのかもしれない。トランプ自身は、巨大製薬産業の薬を売り込もうとしていたのだが。

 この医師たちは自分たちの突破口的な治療法をウェブ上の非営利の研究サイトでリアルタイムに公表していた。そのサイト名は、COVID-19緊急治療最前線の医師の会(www.flccc.net)であり、世界中のどんな医師でも新しい治療法を見つけることができ、すぐに取り入れることができていた。マリク医師、コリー医師、バロン医師、メドゥリ医師、イグレシアス医師の5名は、世界中の緊急救命医たちにとって、パンデミック時の英雄となった。緊急救命医たちは、5名の治療法を使って、何千もの人の命を救った。また、米国中の多くの病院の開業医たちにとっても5名は英雄だった。一例を挙げれば、具体的にはニュージャージー州トレントン市の聖フランシス・メディカル・センターだ。そのセンターのエリック・オスグッド医師がMATH+の治療法を自身のフェースブックに投稿し、その投稿を何千もの緊急治療室の医師たちが見たのだ。投稿内容は、その治療法によってオスグッド医師が自身の病院の患者の死を食い止め、その話をオスグッド医師は国中の同業者に宣伝した、という内容だった。マリク医師たちは、1日に500通を超えるメールを受け取った。それはCOVID-19を撃退するための助けをもとめた医師や患者たちからのものだった。マリク医師たちは、すべてのメールに返事を書き、患者や家族たちを安心させ、医師たちに助言を行い、命を救ってきた。以下はそんなメールの一例だ

 親愛なるマリク医師。私ははるかインドのビハール州ムザッファルプル市のものです。この地域の人々は裕福ではなく、高価な治療法は受けられません。とても安いお金で何百もの人々のいのちを救おうと、私はみなさんのMATH+という治療法を全面的に採用しました。政府から与えられた施設は限られたものなので、私が患者のためになんとか用意できたのは、自家製の酸素製機を使ってなんとか酸素飽和量72%を維持できる部屋と、うつぶせさせることと、そしてMATH+という治療法だけでした。皆さんには感謝の言葉もありません。みなさんが考えられた治療法は、ノーベル賞ものです。ほんとうに言葉にはできないくらい感謝しています。ありがとうございました。 ビモハン・クマル医師
(原文ママ)

 世界中の多くの著名な医師や科学者たちは、マリク医師、コリー医師、メドゥリ医師、バロン医師、イグレシアス医師の5名の活躍はノーベル医学賞に値すると考えている。ニューヨークシティのマジソン通りにあるバランス・ヘルス・センター病院のキース・バーコウィッツ医師や、ロバート・アトキンス元医長や、カリフォルニア州マリン郡のリカバリー・ウィズアウト・ウォール病院創設者のハワード・コーンフィルド医師が、マリク医師のことを見いだしたのは、自身のCOVID-19患者の治療法の文献を探しているときで、彼らがマリク医師に非営利団体であるFLCCCを立ち上げ、世界に治療のことを伝え、人類を救うよう勧めたのだ。

 シンシナティ市在住のエミー賞受賞記者のジョイス・カルメン記者と、元CBSニュースの特派員だったニューヨーク在住のベッツィ・アシュトン記者は5名の医師たちの活動に迫り、その話を伝えようと精力的に動き始めた。彼ら2名は、テレビのニュース関係者たちや、科学者たちや、公共医療の専門家たちに当たった。よく知られている人々にも、あまり知られていない何百もの人々にもだ。具体的には、ピューリッツァー賞を取った何名かの科学記者たち、受賞はしていないがニュース記事を書く5000人の科学記者たち、CNNやNBCやアトランティック・マガジン誌の科学記事担当者たち。すべての州知事、すべての国会議員、トランプ大統領、アンソニー・ファウチ博士、そして大統領選後はバイデン。しかしどこからも返事は返ってこなかった。

 マリク医師は、ほとんどすべての患者の命を救える治療法を使って実際に患者の命を救った医師たちが演台に上がって、世界に向けて数分間その知識を披露するのはいい考えかもしれないと考えた。それを、トランプやファウチやデボラ・バークス(訳注:米国の官僚で医師でもある女性)が、COVID19の感染者数の移り変わりについて語ったり、何百万もの死者が出なくて済むように、都市封鎖措置に従うようべらべら話した後で行えばいい、というのだ。マリク医師はこう語った。「人々は無駄に命を落としています。私たちはコロナウイルス撃退の暗号を解読したのです」。しかしそのことに耳を傾けようとしている人は誰もいないようだった。

 コリー医師は、2020年6月に上院で証言さえしている。それはまだ、米国のCOVID対策委員会がCOVID-19の治療法を追求する前のことだったのだ。コリー医師は、そのステロイドが、人々のいのちを救う「決定的な」薬であると訴えたのだが、返ってきたのは無言と冷笑だけだった。その6週間後、オックスフォード大学が無作為化評価(訳注:重篤なCOVID-19感染で入院した英国の人々に対して行われた可能な治療法の大規模な登録臨床試験のこと)が発表され、その結果FLCCCの医師たちが正しかったことが証明され、副腎皮質ホルモンを使った治療法が世界標準として受け入れられ、パンデミックの方向性を変えるものとして期待されることになった。その後、何百万人もの死者が出たが、ステロイドを使った治療法は、今でもCOVID-19の治療において救命効果があることが「証明された唯一の治療法」であると、コリー医師は語っており、「この治療法のみが、重症患者の症状を和らげることができる」とも語っている。

 病状を重症化したり、病床の逼迫をおさえることができる治療法は一つも承認されていない。いっぽう患者たちが死の危険に直面している状況は変わっていない。巨大製薬産業が製造したワクチンを使わないCOVID-19の治療法は、致死率を下げるという観点から見ればすべて大変な失敗に終わっている、とコリー医師は話している。その中には、レムデシビルという薬品を使った治療法や、モノクローナル抗体(訳注:単一の抗体産生細胞をクローニングして作られた抗体のこと)を使った治療法もある。しかしCOVID-19に対して太鼓判が押せる治療法はいまだ見つかっていない。2020年11月11日に、ファウチ博士は科学雑誌のJAMA(米国医学協会誌)にある論文を共著で発表した。題名は「COVID-19の初期治療法が本当に求められている」。その論文中でファウチは初期治療法について、「病状の進行や長期にわたって複雑化することを妨げるために、喫緊の課題である」と記している。

 その論文が発表された1ヶ月前に、マリク医師は、ファウチ博士が求めていたまさにそのものを発見していた。その発見にマリク医師は驚愕した。.

 マリク医師は、「最新の文献」に常々目を通し続けていたのだが、その中である驚くべき「数値」が目にとまったのだ。10月のことで、ラテンアメリカの論文からだった。その薬品の名はイベルメクチン。安全で、安価で、FDA承認薬で、抗寄生虫薬品だった。その薬が抗ウイルス、抗炎症反応においてすぐれた効果を示していたのだ。その薬は既存薬再開発の対象となっている薬品だった。このイベルメクチンこそ、科学の中で最もCOVID-19撃退力をもつ薬品なのだ。

 マリク医師は、以前からイベルメクチンのことは気になっていが、自分の治療法には採用してこなかった。マリク医師は、その薬はWHOが必須医薬品としてリストアップしているものであることを知っており、医学文献に「魔法の薬」としてよく登場する薬であることも知っていた。この薬を発見した日本の微生物学者大村智氏は2015年にノーベル賞を受賞している。イベルメクチンは、歴史上「もっとも恐ろしく、ひどい病気」として知られていた二つの病気をほぼ絶滅させた。それは河川盲目症と象皮病だ。これらの病気はアフリカ諸国の何百万もの人々を苦しめてきた病気であり、イベルメクチンの発見は医学史上最も素晴らしい業績の一つだといえる。さらにこの薬は、幼児からお年寄りまでのどの年代においても効果的な、疥癬やシラミに対する標準的な治療薬としても知られている。動物用としても試用され、何百万もの飼い犬や飼い猫、家畜、牛を、虫媒介の病気や寄生虫病から守る働きもある。フランスでは処方箋なしで買える薬だ。イベルメクチンは解熱剤のタイレノールよりも安全で、「人類史上もっとも安全な薬の一つ」だとマリク医師も言っている。「40年間で37億利用された薬であり、何十億人もの人のための安価な薬であり、しかも副反応がでることはきわめてまれです」

 以前「抗ウイルス研究」誌に掲載されたオーストラリアの論文によれば、イベルメクチンはデング熱や、黄熱病や、ジカ熱ウイルスや、ウエスト・ナイル・ウイルスや、インフルエンザや、鳥インフルエンザや、実験上のHIVA/エイズにも効果があり、実験上のコロナウイルスを撲滅し、「48時間以内にすべてのウイルス物質」を基本的に払拭する力がある」とのことだ。しかし人間に対しては、さらなる臨床研究が必要とされていた。

 しかし10月までに、マリク医師の心配には答えがでた。イベルメクチンの研究は、大学でよく設定された実験で行われ、寄生虫対策として使われる通常の投与で、COVID-19に対しても驚くべき効果があることが分かった。西側諸国の巨大製薬産業が採用しているのは、総じて変数を少し、しかも終わることなく変えながら行う「ワンパターン」なランダム化比較実験(訳注:研究の対象となる人を、複数のグループにランダムに分ける研究の手法)なのだが、イベルメクチンの臨床研究は、世界中の何百人もの科学者たちと、何千万もの患者たちが織りなすモザイク画のように行われた。そしてどこでも同じ、COVID-19のどの段階の病状においても驚くべき効果があることが分かる結果が出ている。投与量や、対象者の年齢や、病気の重症度は関係なく、だ。マリク医師はこう語っている。「ペニシリンは、効果が出る際にある程度傾向がありました。しかし、本当にこの薬は効果的なのです。イベルメクチンに効果があることは明らかです」

  マリク医師は驚愕した。以下はマリク医師の発言だ。「“COVID-19の治療薬として完璧な薬とはどんな薬か”と問われたら何と答えますか? たぶん“安全で、安価で、すでに普及していて、抗ウイルスの働きがあり、抗炎症反応の特質を持っている薬”と答えるでしょう。すると”そんな馬鹿な。そんないいところばっかりの薬なんてあり得ないさ。無理だよ“といわれるでしょう。しかしそんな薬があるのです。それがイベルメクチンです」

  「インドで一錠10米セント、米国でもマクドナルドのビッグマックが買える値段で売られている薬が世界で分配されたらどうなるでしょう?」とマリク医師は聞いた。「イベルメクチンは無数の命を救い、変異種も駆逐し、巨大製薬産業が押し売りしている予防接種もいらなくなり、世界中からパンデミックがなくなるでしょう」

 パンデミックが始まってから今までずっと、効果的で、救命効果があると承認された治療法は出てこなかった。この間医師たちは、コロナウイルスの流行をおさえ、とめるための治療法をいくつか採用してきてはいたのだが。しかも、病気のどの段階でも効果のあるものはでてこなかったのだ。例外は一つだけ。コルチコステロイドだけだった。それは、マリク医師と提携していた企業が見つけた薬だった。

 今医師たちは別の治療法を発見したのだ。もっと効果があり、世界を救う可能性のある治療法を。

 マリク医師は、「今度こそ、きっと世界は耳を傾けてくれる」と考えていた。

 ミラード・フィルモア病院で横たわっていたジュディの主治医は、イベルメクチンを常備していなかった。常備していたのは、レムデシビルであり、それをジュディに投与していた。世界有数の製薬会社であるギリアド・サイエンシズ社製造のその薬は、1錠3000ドルだ。しかしその薬が、COVID-19入院患者に対する抗ウイルス剤としてNIH(米国国立衛生研究所)のCOVID-19治療対策委員会が承認している唯一の薬だった。そしてその結果多くの病院でこのレムデシビルがCOVID-19治療の標準的な治療薬になっている。ただし多くの医師たちは、この薬に効果はないと語っており、WHOもこの薬を使用しないことを推奨している。レムデシビルがCOVID-19患者の致死率を下げる効果がないことは立証されている。(偶然にも、NIHのCOVID-19治療指針委員会の中の7名の委員が資産公開によりギリアド社から研究資金の支援や、顧問料を得ていることを認めている。さらに資本金60億ドルのギリアド社から、顧問委員会の椅子を与えられていることも分かっている)。 ワシントン・ポストの報道の通り、「レムデシビルはコロナには効かないかもしれないが、ギリアド社の何億ドルもの利益につながる」のだ。

 レムデシビルは、母の病状に「全く効果がありませんでした」とマイケル・スマントケビッチは語った。しかしマイケルは、何も手の打ちようがないという現実を受け入れなかった。「僕はしつこくて、頑固で、思ったことは黙っておれない性格なんです」とマイケルは語った。 病院の中に入って母親がに会い、慰めることが出来ないことに怒ったマイケルと、ミッシェルと、2人の家族と、友人たち、総勢8名は、大晦日に病院の外に立ち、母親の病室の下にあるレンガの壁に腕をつけ、母親の回復を祈って過ごした。彼らは腕を組み合って、歌い、暗闇の中、母親の名を階上の四角い窓に向かって叫んだ。 「私たちはそこにいる必要があると感じていました。そしてそこで母に対して祈り、医師たちに対しても祈りました」とマイケルは語った。「妻が言ったのは人間というのは愛のために生きている、ってことでした。その気持ちはきっと伝わるのです」

 元旦になって、カレンダーは新しくなったが、ジュディの病状は変わらなかった。元旦の朝、マイケルは一人病院の駐車場に向かい、冷たい灰色の空から母親の病室の窓に向かって叫んだ。「みんなママのためにここにいるよ!!」「まだ逝っちゃダメだ。ここでみんな闘ってるんだから!!ママが退院するまでずっとこの街で待ってるから」

 その時点で、スマントケビッチ一家の皆は奇跡を待つしかないことが分かっていた。それでマイケルは、もっと広く世界に向けて呼びかけることにしたのだ。国中の「母が助かることを共に祈ってくれていた」彼の50人ほどの同志に呼びかけたのだ。その人たちからの祈りと思いが、ニューヨークのウィリアムズビルにある小さな病院の病室に集まってきたのだ。

 元旦の午前11時35分、2020年という酷い一年が遂に終わりを迎えた時、マイケルのもとに宇宙が答えを届けたのだ。それはマイケルの義母のジャンからのモーニングコールだった。その時、ジュディの命のために祈っていた一人であったアトランタ在住のマイケルの義母ジャンが、電話を手にしたのだった。マイケルはこう語っている。「人生に神が降りてくるってこういことなんだなと思いました。電話で義母が伝えてくれたのは、この動画と、“イベルメクチン“と、“COVID-19“ということばでした」

 ジャンはリンク先をクリックした。そこに映っていたのは、大柄で、強烈な内科医で、身長185センチ、ラインマン社のワイド版の靴をはき、禿頭に角縁メガネをかけた人物だった。その人が、アリゾナ州フェニックスの、KSAZ-TVというテレビ局の「フォックス10ニュースナウ」という番組でインタビューを受けていた。その人物こそピエール、コリーだったのだ。コリーは、FLCCCの代表及びの医療担当長をつとめていた。そのケリー医師がその朝の番組で、ワシントンの「米国上院国土安全保障常設小委員会」に対して或る証言を行っていたのだ。その証言とは、自身と研究仲間が世界的流行を迅速に終わらせ、世界を通常な形に戻すことができるであろう薬品を発見したということについてだった。

 コリー医師は、COVID患者の治療にあたってきた人物だ。コリー医師は、流行が激しさを増している間に、COVID-19で押しつぶされそうな病院を訪問した。そこでは、患者たちが生命を失い、病院はてんやわんやになっていた。そんな病院に赴いて、コリー医師は死を止め、緊急治療室の秩序を取り戻そうとした。パンデミックに襲われた時、コリー医師はマジソン州の大学病院がこれから先訪れるであろう患者の急増への備えの手助けを行った。 その後コリー医師は東に向かい、ニューヨーク・シティの混乱の救助に入った。 その時ニューヨーク・シティの致死率は、中世のペストの致死率を凌駕していた。そのニューヨーク・シティで、コリー医師はマウント・シナイ・ベス・イスラエル医療センターのCOVID治療の中心となっていた緊急治療室の室長としての役職を前任者から引き継いだ。

 「私は肺の専門医であり、緊急治療室の医師です。私の生まれ育った市が百年に一度起こるか起こらないかの最悪のパンデミックに襲われています。その病気は肺の病気です。私の全ての友人たちと、私を育てくれた緊急治療室長も、私が育てた緊急治療室長もいます。そんな人々が自分を見失うくらい憔悴しています。人々が死んでいるのです。そんな時に私が黙って見ているだけなんて、冗談ではありません。私は命を救うためにニューヨークに赴いたのです」

 コリー医師の両親はいずれもニューヨーク在住の知識人だった。ひとりはホロコーストを生き抜いたユダヤ人の放射能技師で、もうひとりはフランス人の言語学博士だった。 コリー医師は、ニューヨーク出身のリベラルな考え方を持つ、肺が専門の緊急治療専門医で、受賞体験もある著名な教授であり、研究者だ。さらにコリー医師は、大柄で、賑やかで、喋り方はぶっきらぼうで、理想の高い内科医であり、 コリー医師の講演は、立て板に水を流すような調子で話すことで有名だ。ただし時に彼の話は感情が昂って止まってしまうのだが。そしてその後に、科学的データの話が堰を切ったように繰り出されるのだ。その標的は、腐敗しきった医療機関に向けられている。連中は人々の苦しみに背を向け続けている。「私はニューヨーカーです。だからこんな話し方になるのです」とコリー医師は語った。

 9分間の情熱溢れる証言の中で、コリー医師が上院とNIHに懇願したのは、コリー医師が書いた科学論文に目を通して欲しい、ということだった。その論文は、後に「米国治療学」誌上で発表されたもので、その内容は、イベルメクチンが、COVID-19のどの段階の病状も止めることができたという「山のようなデータ」を示したものだった。その論文の査読に当たった人々の中には、3人の高度な経歴を持つ科学者も含まれており、うち2人は米国食品医薬品局に所属していた。彼らはコリー医師の以下の結論 を支持していた。その結論とは、「イベルメクチンは世界中で組織的に採用されるべき薬である。COVID-19の予防薬品としても、治療薬としても有効である」というものであった。

 12月8日の火曜日、そのニュースが世界を暗くした。CNNの番組で、ファウチ医師が米国民に依頼したのは、クリスマスやハヌカー(訳注:ユダヤ教の祭典)で集まらないようにすることだった。それは感謝祭の際に見られたような、「感染の拡大に次ぐ拡大」を防ぐため、とのことだった。死者数の総計は28万1619人で、新規感染者数や死者数は「驚くべき頂点」に達していて、その速度はかってないほどに上がっていることをABCのニュースは伝えていた。以下はファウチの発言だ。「パンデミックの終わりは見えています。ワクチンがパンデミックを終わらせてくれて、私たちを通常に近い生活、あるいは可能な限り通常の生活も戻してくれるでしょう。でも今は、今すべきことを果たしていかなければならないのです」

 その時、大柄な内科医が発した明るくて自信に溢れた声が、ミッドウェストから聞こえてきたのだ。その声の中身は、科学がついに学童たちを学校に、労働者たちを職場に戻せる方法を見つけ出した、というものだった。家族がクリスマスツリーに星の飾りを、ユダヤ教の燭台にキャンドルを取り付けられるようになるという新しい希望が生まれたのだ。

 「私たちにはこの危機を乗り越える解決策があるんです」とコリー医師は言った。「奇跡のような効力を持つことが証明された医薬品があるんです」と。「私は奇跡という言葉を軽々しくは使いません。その言葉で感情を煽るつもりもありません。ここ3ヶ月間の山のようなデータに基づいた科学的に推薦できる医薬品なのです。そのデータは、世界中の多くの医療センターや国々から出されています。それがイベルメクチンの奇跡のような効力を示しているのてす。イベルメクチンは、このウイルスの伝播を基本的に防ぎます。服用すれば、病気にかからない薬品なのです」

 「科学的な証拠は驚くべきものでした」とコリー医師は語った。26件の論文のうち16件がランダム化比較試験を受けており、統計学的に高い有意を示し、効果があることは驚くべきほど疑いのないものであり、安定した効果が示され、再現性も高く、COVID-19に罹った患者たちは、イベルメクチンを服用すれば、入院するよりも自宅にいる方が急速に回復が見込まれることが示されていた。病院へは行っていなかった。 COVID-19になった人と同じ家族がイベルメクチンを服用すれば、感染しなかった。比較的軽症で病室にいた人々が服用すれば、緊急治療室に行かなくてすんだ。というのも直ぐに回復して自宅に戻れたからだ。病院が患者で飽和状態になることもなかった。この薬は、お年寄りの重症患者たちの命も救った。服用していない人々は亡くなってしまうのが常だったのだが。予防に関する6件の論文によれば、イベルメクチンはCOVID-19に罹患する割合を92.5%減少させる、とのことだった。この数値は多くのワクチンの効果を凌ぐものだ。ブエノスアイレス大学医学部教授のヘクター・カルバロ博士は、3つの医療センターにつとめる788名の医師などの医療従事者たちに対して、週単位でイベルメクチンを予防薬として服用させた。そして服用しない407名の医師などの医療従事者の群も用意していた。すると服用しなかった群では236人、つまり58%が、COVID-19に罹患した。イベルメクチンを服用した788名のうち、COVID-19に感染した人は誰も報告されなかった。

 コリー医師は、高度な知識を持つデータ分析学者であるボストン在住のジュアン・チャーミーという科学者と共に研究をしていた。チャーミー氏が発見したのは、イベルメクチンは世界中の無数の地域で、 感染者数と致死率を劇的に減少させたという事実だった。2億3200万の人口を持つウッタル・プラデーシュ州(もし国だとしたら世界第5位の人口を持つ国になる)という大きな州で、昨年秋にイベルメクチンの大量分配が2億人に対して行われ、その結果冬には、同州の死者数は極わずかになった。インドではいま厳しい危機的状況にあるが、近隣の州とは違い、この州はCOVID-19に苦しんではいない。 ペルーでは、8つの州の何万もの地方在住者たちが、動物用のイベルメクチンを服用した。その中には馬用の寄生虫対策薬品も含まれていた。 その分配は大規模に各戸を回るという人道主義的な手法で行われた。というのも、首都リマの医師たちや保健行政員たちは、「田舎者」に人間の薬を処方することを拒んでいたからだ。しかしその田舎の8つの州で、奨励者数と死者数はパンデミック以前の水準にまで激減し、イベルメクチンの純正品により障害が出たという報告はなかった。一方リマでは奨励者数も、死者数も上昇していた。リマでは医薬品を司る象牙の塔の連中により阻止され、イベルメクチンは分配されなかった。

 さらに、イベルメクチンの利点を訴えている人々がいる。例えば、リバプール大学の著名な薬理学者であり、医学の独立研究者であり、世界保健機関や、医療組織であるユニットエイドの重役を務め、COVID-19の治療法の可能性を研究しているアンドリュー・ヒル医師だ。ヒル医師が率いている23カ国の研究者で構成されている研究チームの報告によれば、COVID-19の治療法を9ヶ月間調査してきたが、医薬品のレムデシベルのようなうまくいかない薬品しか見つからなかった、とのことだ。ヒル医師は、「まがい物をいくつもつかまされた」が、その中でイベルメクチンだけが、COVID-19の治療薬として効果があり、イベルメクチンの安全性と効用は驚くべきもので、「素晴らしい効果で」、「斬新だった」と述べている。WHOの研究者であるヒル医師の結論によれば、「イベルメクチンはCOVID-19の致死率を81%軽減する」ということである。

 コリー医師が土下座するかの勢いでNIHに懇願したのは、「今イベルメクチンを採用するしかないことを示す本当に大量のデータ」を精査することだった。そして8月27日に出されたイベルメクチンの使用に反対する表明を取り消すことだった。その時には、イベルメクチンの使用に反対する根拠は全く示されていなかったのだ。

 「今私たちの病院には、死にそうな患者たちが10万人います」とコリー医師は委員会に訴えた。「私は肺の専門医で、緊急治療室の専門医でもあります。今まで誰も想像できない位の数の死にそうなCOVIDの患者たちの治療にあたってきました。死にそうになっている理由は、息が出来ないからです。息が出来ないのです。毎日毎日、私は患者たちが亡くなっているのを目にしています。もうこんなことが続くのに耐えられません。 私の原稿を読んで、事を起こしてくれれば、私は来週から仕事に戻った時に、無駄な死をこれ以上見なくても済むようになるのです。 もうこれ以上、私の心が苦しまなくて済むのです。その薬で初期治療を行っておけば、命を救えたかもしれないことを知りながら、患者の治療にあたるなんて、もうこれ以上耐えられません。この薬は入院を防げるのです。その薬がイベルメクチンなのです」

 コリー医師の「もうこれ以上耐えられない」というタイトルの動画はYouTubeに上げられ、急速に広まり、800万回再生に届いた。しかしこの動画は、YouTube社から「偽情報である」と判断され、削除された。これはまるで映画「ネットワーク」のホワード・ビールの演説が現在に生まれ変わったようなものだった。しかし映画の中の架空のアナウンサーが、何千もの人々に1970年代の不安という窓を開けさせ、「私は地獄と同じくらい気が触れている。こんなことにはもう耐えられない!」と叫んでいたのとは訳が違う。コリー医師のこの預言は現実のものであり、多くの命と、多くの国々の運命が危機に瀕していた時に発せられた言葉だった。

 コリー医師の行為に対する反応は、爆発的なものであり、希望に溢れるものであった。世界中の医師や、看護師や、科学者や、人権活動家たちから、自分の愛する人がCOVID-19のせいで瀕死の状態に置かれるのを目にし、助けを求めている人々から。

 ノーベル賞受賞者である85歳の日本の伝説的な微生物学者である大村智氏は、 自身の研究チームに依頼して、自分の研究サイトにコリー医師の論文の翻訳版を掲載してもらっていた。 何千ものネットユーザーたちが、コリー医師の勇気と、医師としての大志に感動し、患者のことを1番に考えるコリー医師を巨大製薬産業や、大手メディアや、大きな権力を持つ政府や、とにかくビッグなものに立ち向かう「ナイト」として褒めちぎっていた。 「諦めないでピエール・コリー医師!!」。日本の或る若い女性が懇願していた。一夜にして、米国の医師コリーは、国民的英雄になった。というのも、大多数の一般市民たちは死や、都市封鎖措置にうんざりしていたからだ。そして、彼らには忘れることができない大事なことがあった。静まり返った劇場、先生が授業を始める前に教室で椅子がガチャガチャなる音、人と人が触れ合う素晴らしさ、そしてヒポクラテスの誓いを目にした医師たちに対する預言。

 さらに人々がうんざりしていたのは、ヒポクラテスの誓いを目にしてきたはずの医師たちへの預言の書なのだ。医師たちは、規制当局や、政治家たちや、記者たちに取り込まれて、COVID-19の治療薬を選択してきたのだ。まるで医師たちはウォール街や政府のために働いているかのように。医師が考えるべきことは自分たちは患者のために働いているかどうか、のはずなのに。

 南アフリカでは、イベルメクチンの使用は犯罪とされていたのだが、これに対して市民の権利のために戦う活動家たちが、コリー医師の数値を掲げて抗議活動を行い、政府に反対する行動を起こし、内科医たちからなる或る一団が、2021年1月27日に、ジンバブエの医療行政当局からCOVID-19治療としてイベルメクチンを使用する或る許可をとりつけた。すると、感染により亡くなった人の数は1ヶ月で、1日70件から1日2件に減少した。「私たちの病院はまったく空になりました」と語ったのはジャッキー・ストーン博士だ。彼女は日がたつにつれ、問題の多い薬品を使用していることに疑問を抱くようになっていたのだ。 カンボジアのブノンペンでは、ウイスコンシン州のミルウォーキーで訓練を受けた或る医師がコリー医師のデータを使って、医療行政当局にイベルメクチンの効力を伝え、カンボジア王にも個人的に話をした。「あなたの素晴らしい努力と、人類愛に感謝します」とその医師は書いていた。「あなたはヒポクラテスの誓いを地で行く本当の医師です。すべての医師があなたが示してくれたモデルに従わないといけません」

 イングランドのバースでは、著名な独立科学者であるテス・ローリー博士が声を上げた。彼女は、世界保健機関や、国民保健サービス庁のために医薬品の効果や安全性を評価し、国際的な臨床治療指針を打ち立てる立場にある博士だ。「コーリー医師が引用した27本のイベルメクチンについての論文をすべて読みました。その結果得られた証拠は、首尾一貫しており、明らかなものです」とローリー医師は語っており、あるメタ分析結果を送った。メタ分析とは、複数の疫学統計結果を統合した評価検査であり、医学における証拠を記載する最も信頼度の高い検査のことである。そのメタ分析結果をローリー医師は英国保健センター長や、国会議員に送り、さらにはボリス・ジョンソン首相にも動画を送った。その動画には、「素晴らしいニュースです。COVID-19に対する効果的な治療薬について確実な証拠が得られたのです」というコメントもつけられていた。さらに、イベルメクチンは、COVID-19の予防や治療として、即座に「世界中で組織的に採用されるべきです」というコメントも書かれていた。

 英国の指導者やメディアから無視されたローリー医師は、BIRD会(British Ivermectin Recommendation Development)の1日間行われたネット会議でこの内容を伝えた。そのネット会議には、米国、カナダ、メキシコ、英国、アイルランド、ベルギー、アルゼンチン、南アフリカ、ボツワナ、ナイジェリア、オーストラリア、日本から60人以上の研究者たちが参加していた。参加者たちの評価によれば、イベルメクチンは、世界保健機関が使用している「臨床診療指針を開発するための絶対的基準」である「使用許可を決定する証拠条件」をすべて満たしているとのことで、「イベルメクチンの使用を世界中に広げるべきだ」という結論を出している。

 ローリー医師はジョンソン首相にこう語っていた。「ほとんどの皆さんには、私が言っていることを信頼していただけると思います。というのも、私も医学博士だからです。なによりもまず、私たちには、人々を助け、命を救う、害を与えないという道徳的な義務があります。どうか人命救助が始まりますように」。しかしローリー医師のもとには何の返事もなかった。

 バージニア州シャーロットビル市在住で、40年間内科医として高齢者の治療を担当してきたディビッド・チェスラー博士は、6つの老人ホームで何百人ものCOVID-19患者の治療に当たってきた。彼はファウチ博士に書簡を送り、ファウチがずっと探し求めていた初期治療法を本当に見つけたことを彼に伝えた。 チェスラー医師は、高齢のCOVID-19患者に関して或る選択を迫られることについて説明した。その選択とは、「(1)応急措置における標準的な治療法とされているタイレノールという解熱薬を処方し、酸素供給を行い、患者の観察を続け、病状が悪化すれば病院に送致するという治療法をとるか、(2)患者たちの病状が悪化しないことを期待してもっと積極的な治療法に挑戦して患者を死なせてしまうか、の2択でした」とチェスラー医師は語った。しかしそんな中で、イベルメクチンを採用してからは200人以上の「高いリスクをもつCOVID患者たち」に対する治療が成功している、とのことだった。さらにチェスラー医師は、、100歳以上の患者も多数いたが、だれも亡くなったり、「大がかりな」酸素供給装置も必要なかった、と書いていた。しかしファウチからの返事は全くなかった。

 「どこでも問題は同じことでした」とコリー医師は語った。世界保健機関も、米国国立衛生研究所などの公的医療機関も突然一つしかないCOVID-19の治療法を推奨して、「これが”絶対的基準”だと証明された治療法だ」と言い張っていた。いわく、その治療法は、治療治験者とプラセボ治験者を分けた大規模なランダム化比較実験を経ているからということだった。もちろんそのような臨床実験は強力ではあるが、いくつかの欠点はある。例えばこのような臨床実験を行うには何ヶ月も時間がかかり、1千万ドルから1千200万ドルの費用もかかる。こんな実験ができるのは、巨大製薬会社だけだろう。巨大製薬会社は、それ以外のすべての時間がかかる臨床の医科学調査をすべて取りやめてきたのだ。そのような医学調査は、未だにすべての医大で教えられていることであるのに、だ。例えば、観察実験(この実験のおかげで、赤ちゃんの突然死の広がりを阻止することができた)や、患者の病歴の調査や、患者に関する治療記録の調査などが取りやめになったのだ。さらに巨大製薬産業は、効果が見込まれる特許の切れたジェネリック薬の使用も制限してきた。その手口は、大規模な偽情報を使ったきキャンペーンを使ったものだった。コリー医師はこのような手口から、かつて巨大たばこ産業が喫煙の危険性を隠すために行ってきた努力を思い起こしていた。その結果、公的医療機関の権威者たちは、非常に効果のある科学的な手法や医薬品を使用することを阻止することになったのだ。そのような手法や医薬品は現場の医師たちが日常的に使用してきたものだ。具体的には、COVID-19に対する初期の患者に対する治療や、予防や、末期段階の症状の治療に、最も効果的な手法や医薬品も含まれる。そのような手法や医薬品は、製薬会社ではなく、前線の医師たちにより採用されたものだ。

 コリー医師は決して或る戒めを忘れることを怠ることはなかった。それは、現代のヒポクラテスの誓い、すなわち世界医師会(WMA)によるヘルシンキ宣言が完全にはっきりと示している戒めだ。その内容は、すべての医学研究は、現場のその時点の医師の臨床上の決断に準じるものだという内容だ。つまり、現場の医師が患者をCOVID-19で死なしてしまうか、生かすかの決断は、医学研究よりも優先されるということだ。医師は道徳上、その時点で臨床上の最前の決断を行うことが求められ、さらにその時点で「普及している最前の証拠」をもとに決断すべきなのだ。より多くのデータが出るから、明日や来年まで待ってから決断するという訳ではないのだ。WMAが示しているように、「自分の患者の健康を常に1番に考慮すべし」ということだ。「明らかに医療機関は現在、古代に普及していた誓いから背くような行為を行っています」とコリー医師は語っており、その結果、コリー医師は「大多数の同僚から疎遠になっています。もちろんすべての同僚ではないですが」

 コリー医師は「COVID時代における新しい医薬品の世界においては、巨大製薬産業や大規模な医療センターによって大規模に行われるランダム化比較実験だけが、大手科学雑誌に取り上げられています。それ以外の実験は掲載されないのです」と語った。大手科学雑誌に掲載された論文のみが、医薬品の推薦をする際、大規模な公共医療機関で検討され、 大規模な公共医療機関が推奨する医薬品のみがメデイアや社会メディアからの検閲から免れることができているのです」

 「こうなってしまえば、十分な証拠や、証明された効果だと捉えられるのは、巨大製薬会社が製造した薬だけになってしまう体制になってしまうのです」とコリー医師は付け足した。「そんなてっぺんから来る薬以外は存在しないことになっています」とコリーは語った。「医療現場にいる医師として、科学的に信頼できる治療法を取ることができないのです。私たちは問題の多い、効果が証明されていない治療法をすすめている医師として、フェイスブックからは削除され、ツイッターのアカウントは凍結され、You Tubeにアップした動画は消され、悪者扱いされています。今の社会は、ほぼ全体主義の社会といっていいでしょう。私たちは善意のもとで患者たちにとって適切だと思うことを行っているただの科学者です」

 コリー医師が12月のある朝に、イベルメクチンについての話を終え、上院の公聴会室を立ち去る時、コリー医師の顔は嫌悪感のせいで暗かった。公聴会は始まる前から終わっていた。ウイスコンシン州選出のロン・ジョンソン共和党上院議員(彼に対してコリー医師は完全に政治的共感を感じられないでいた)は、COVID-19の初期治療についての公聴会を要求していた。ニューヨーク・タイムズ紙は、その指摘を受ける記事を出し、 コリー医師の会見を、科学者ではない変わった人の話であり、「疑似科学的な話」であり、「トランプ大統領が推し進めていたヒドロキシクロロキンと同様に、疑わしい理論や、疑問の多い治療法を大きくしたしような話だ」と批判した。 その公聴会には、7名すべての民主党議員は参加しなかった。(なお、その7名は、ファイザー社、アストロゼネカ社、ジョンソン&ジョンソン社、メルク社、ギリアド社などから合計130万ドルを受け取っていた)。そして7名の共和党員のうち4名も参加しなかった。その中にはユタ州選出のミット・ロムニー上院議員(巨大製薬会社から300万ドル以上を受け取っている)や、オハイオ州選出のロブ・ポートマン上院議員(54万2,400ドルを受け取っている)と、フロリダ州選出のリック・スコット上院議員(レムデシビルの製造社であるギリアド・サイエンス社から 100万ドルの株を受け取っている)の3名がいる。
 
 ミシガン州選出の民主党議長ゲリー・ピーター上院議員が公聴会室から立ち去ったのは、公聴会のはじめの挨拶で、「この公聴会は公共医療を政争の具に使っているものだ」と発言したのちのことだった。コリー医師は憤慨していた。「重要な地位にある議員から、はじめの挨拶でこんな侮辱を受けたこと、生涯記憶しておきます」とコリー医師は語った。「政治家としての私の評判をおとしめたつもりでしょうが、私は内科医であり、科学界の人間です。私はなにもしていません。ただ科学の真実に身を捧げ、自分の患者たちの治療に当たっているだけの人間です」

 しかし翌日になっても侮辱は止まなかった。マリク医師が「科学と医学を司るすべての神のような人々」と呼んだ連中が、ノーベル賞を受賞したそのちいさな薬品を粉砕しようとしていた。ニューヨーク・タイムズ紙は以下のような見出しの記事を掲載した。「上院公聴会でコロナウイルスに対する未承認の薬品が推奨され、疑わしい主張が展開された」。この記事はイベルメクチンを、効果が証明されていない薬品であると批判していたが、コリー医師のことや、コリー医師の証言については何も触れていなかった。その後、世界保健機関の治療指針委員会が、数ヶ月かけて徹底的な調査を行うことを確認した後に、 何の投票も行わない中でイベルメクチンをもみけそうとしていた。というのも、より小規模な助言委員会がイベルメクチンの効力を示す最も強力な証拠をもみ消していたからだ 。さらに、世界保健機関の顧問による報告も、もみ消す役割を果たしていた。「前もって行われた助言委員会で、ほとんどの証拠がもみ消されていた上で、治療指針委員会は辛うじて残っていた証拠を、信頼性が非常に低いものとして片付けていたのです」とコリー医師は語った。

 イベルメクチンというのは、メルク社のストロメクトール錠がジェネリック薬になったときについた名前だ。この薬品は1981年に製造されたものだ。1996年にこの薬品の特許がきれた後も、メルク社は今でも、毎年何百万錠ものイベルメクチンをアフリカで無料配布している。おかげでこの薬品と、難病の根絶に努力してきた同社の名誉をたたえる銅像もあり、その銅像の一体がジュネーブの世界保健機関本部にも置かれている。しかし最近、メルク社は厳しい警告を発したのだ。しかもその警告は、市場原理に基づいて発せられたものだった。コリー医師は語っている。「その結論を裏付けする科学的なデータは示されないまま」イベルメクチンが突然「危険な薬」扱いされたのだ。他の製薬会社の或る代表取締役は私的な文章の中でこう書いていた。「メルク社は自社が言っていることが正しいとわかって発言している。というのもこの会社がイベルメクチンを作った会社なのだから」と。しかしメルク社には、イベルメクチンというジェネリック薬についていい評価を行えない「重大な事由が」あったのだ。というのも同社はすでに何百万ドルも費やして、COVID-19治療薬となる経口薬 の開発を行っていたからだ。その経口薬から見れば、イベルメクチンはライバルとなる。そしてその経口薬は一錠3千ドル程度になるようだ。

 世界の主たるメディアからこのニュースは排除されていて、イベルメクチンの周りには鉄のカーテンが降ろされているようだ。インドやブラジルでCOVID-19の恐怖を大声で知らせる記者たちも、イベルメクチンが、ブラジルの熱帯雨林で蔓延しているP-1変異種を撲滅し、インドでもCOVID-19やすべての変異種を壊滅させていることは報じなかった。イベルメクチンが南米で何十万もの人命を救った事実はニュースにはならず、南米の小作農たちが、馬の寄生虫対策用のイベルメクチン入りの薬を服用していたニュースが、嘲笑の対象として報じられていた。コーリー医師は、「記者たちは、世界的流行のさなか、もっとも効果的な救命措置として世界が手にしている知識を否定している」と語りさらに、「お年寄りの人たちや、有色人種の人たちや、貧しい人たちに特に有効なこの医薬品のことは報じず、南米の絶望的な致死率のことを嘆いているだけだ」とも語っている。

 コリー医師の証言から3日後に、 AP通信社の「事実確認記者」が、コリー医師にインタビューを行った。そのインタビューに関して、コリー医師は、「20分間かけてイベルメクチンの臨床実験で得られた証拠を説明しました(15件以上の無作為で複数の観察臨床実験の結果についてです)。そのすべてでイベルメクチンの劇的な効果が見受けられた、と伝えました」と語っている。しかしAP通信の記者の評価によれば、「この情報は誤情報です。イベルメクチンがCOVID-19の治療薬として安全で効果のある治療法であるという証拠は示されていません」とのことだった。イベルメクチンに対する多くの批判記事と同様に、この記者はイベルメクチンのデータや証拠を詳細に調べてはおらず、ただ「証拠不十分」としてイベルメクチンの効果を否定しているだけだ。そしてその根拠として、NIH(米国国立衛生研究所)やWHO(世界保健機関)の推薦を受けていないことをあげている。その理由は、イベルメクチンの真の効果を詳細に論じれば、AP通信社や公共医療機関が、発展途上国の何千人もの貧しい人々の生命が、現状軽んじられている事実の説明をする際に、立場が危くなるからだ。

 メディアだけではなくSNSにおいても、イベルメクチンに対しては、西側や製薬業界の帝国主義者たちが奇妙な体制を作って対抗している。2021年1月12日、ブラジルの保健大臣が、120万人のフォロワーに対して以下のようなツイートを残した。「COVID-19対策を保留するのではなく、医療機関に行き、早期治療を受けることを求めてください」と。しかしツイッター社は世界で5番目の人口をもつ主権国家であるブラジルの公共医療機関の公式発表のツイートを削除したのだ。その理由は、「人々を惑わせ、人々に害を与える可能性のある情報を広めた」からだとのことだった。(なお、“早期治療”という言葉は、“イベルメクチン”の暗号だ)。1月31日に、スロバキアの保健大臣は、「イベルメクチンの使用を承認する」という内容をフェイスブックに投稿したところ、フェイスブック社はその投稿を削除し、その投稿が掲載されたページを完全に削除した。そのページとは「医学博士ためのイベルメクチンのページ」であり、100以上の国々から1万200人の登録者がいるページだった。

 アルゼンチンでは、予防学の研究で、他の研究者たちからの名声が高いヘクター・カルバロ教授(医師でもある)によれば、イベルメクチンに関する同教授の科学文書はすべてネット上から排除された、とのことだ。カルバロ教授は、マリク医師(先述の5名の医師の一人)や、同僚にこんな書簡を送っていた。「私たちの主張が、人体の中でもっとも敏感な器官に影響を与えることになったようです。それは”お金“です」と。コリー医師の証言の動画の視聴回数が900万回に達しようとしていたとき、グーグル社が所有しているYouTubeは、コリー医師が上院で行ったその公的証言の動画を削除した。こうやってコリー氏の最も大きな声が消されてしまったのだ。

 しかしジャンの耳にはコリー医師の声が届いたのだ。元日の朝にコリー医師のインタビュー動画を数分間見たジャンには、コリー医師の声が十分届いたのだ。ジャンの指が、スマホの画面上を動き、娘のハリーにメールを送った。「これが、マイケルのお母さんが服用すべき薬だわ。さあ!!!ノニス社の薬品部門に連絡を取って!」

 ハリーはそのメールを夫に見せた。しかしマイケル・スマントケビッチは興味を示さなかった。彼は疑っていた。ネット上で、COVIDの「魔法の薬」を売っている医師なんて全く信用できなかったのだ。「この動画で分かることは、’イベルメクチンを飲みなさい’ってことだけど、まるでQアノンの陰謀論者のようだ。どんな薬を飲めって指図してくるなんて」とマイケルは言った。彼も姉のミッシェルも病院の駐車場に戻って祈り、母親の病室の窓に向けて、風船の塊を飛ばした。その中にはハートの形をしたピンクの風船もあった。しかし何をしても無駄だった。ついにマイケルはその動画を見て、コリー医師が高い資格を持つ「信じられないほど素晴らしい人物」であり、「コリー医師は、とんでもなく熱い情熱をもった医師だ」ということが分かった。数分後には、「私は緊急治療室に電話をかけ、宿直中の内科医にこう伝えました。’母にこの薬を使った治療法を施して欲しいです’と」

 その医師は拒絶した。イベルメクチンはm←とる、COVID-19の治療薬として承認されていなかったからだ。その医師は、「患者に試用品を処方することはできない」と言った。しかしマイケルはさらに強く申し出た。「私はまるで雄牛です」と彼は言った。何回かのやりとりの後で、病院の管理者が1錠15ミリグラムのイベルメクチンの服用を認めた。 24時間もしないうちに、「ママは人工呼吸器から外されました」

 看護師たちはびっくりしていた。マイケルは歓声を上げた。翌日、マイケルの母はイスに座ってマイケルとズーム上で会話していた。しかしジュディの病状は再び悪化した。ジュディは心臓病棟に移され、ジュディの心臓は高鳴り、「体調が悪くなっていったんです」とマイケルは語った。それでマイケルは医師にもう一錠イベルメクチンを処方してもらうよう頼んだ。しかし今回は医師や病院の管理者から最終的な「ノー」が告げられた。その日、一家はバファロー在住の弁護士ラルフ・ロリーゴ氏を雇った。ロリーゴ氏はコリーの動画やFLCCCのサイトを研究したのち、ジュディにイベルメクチンをさらに処方するよう、病院を相手取って訴訟を起こした。

 ニューヨーク州高等裁判所のヘンリー・ノワック裁判官は、この件は「生死に関わる問題」として、緊急措置がとられるべきだと判断した。ノワック裁判官の判決は、ジュディはパンデミックのさなかに瀕死の状態に置かれ、COVID-19の治療薬としては知られていない治療法により、安全で長期間効果のある薬品の成果により「奇跡的な回復」を見せたとし、ミラード・フィルモア・サバーバン病院に、ジュディス・スマントケビッチ氏に対して、主治医の処方箋に基づいて、もう4錠のイベルメクチンを即刻処方するよう命令した。

 病院は裁判官の判決を実行することを不服とした。その理由として、病院側の弁護士は、患者には自身が服用する薬を選ぶ権利はないということを根拠としていた。この裁判は、ジュディが病床で苦しんでいる中で行われたのだ。「世の中がおかしくなっていたのです」とコリー医師は語った。世界中で、人々が自分の命をかけて戦っている相手は、COVIDだけではなく、自国の公共医療機関だったのだ。国民が一番信頼していた病院や、長年信頼を深めてきた医師たちに対して、COVID-19を粉砕するこのちっぽけなジェネリック薬を使用してもらう闘いをしなければならなかったのだ。

 マニー・エスピノザ医師が、自身が経営するテキサス州の病院で、COVID-19により瀕死の状態に置かれていた。そのとき妻のエリカ・エスピノザ医師が医師たちに最後のお願いとしてイベルメクチンを処方してもらうよう依頼したが、断られた。エリカ医師は 救急医療用ヘリコプターをチャーターし、FLCCCの共同設立者の一人であるヨセフ・バロン医師がつとめる病院に夫を輸送し、安価でちょっとした薬であるイベルメクチンを処方してもらったところ、4日で夫はイスに座れるようになり、ほほえみながら子どもたちに自分の命を救った「奇跡」について語っていた。「こんなことを毎日目にしているのです」とバロン医師は言っている。「みんなこれを奇跡だと言いますが、私に言わせれば、これは科学であり、真実なのです」。ジョージア州アトランタ市では、 「愛と青春の旅立ち」という映画でオスカー賞を受賞した黒人俳優である85歳のルイス・ゴセット・ジュニアさんが COVID-19により重症となり、呼吸不全になったのだが、その3日後に退院した。医師の話によると、ルイスさんの息子がフロリダ州のFLCCCに加盟している医師と連絡を取り、その医師がイベルメクチンを出してくれたそうだ。ゴセットさんは急速に回復し、FLCCCの医師たちのための短編映画を製作した。そのラストシーンは「みなさん、本当に私の命を救ってくださってありがとうございました」という台詞で終わっている。

 オクラホマ州クッシング市(人口7826人)では、ランディ・グレルナー医師がコリー医師の証言の映像を見て、自分の患者たちにイベルメクチンを処方し始めた。グレルナー医師はこれまで何十年間も自分の患者に寄生虫病対策としてイベルメクチンを安全に使用してきた。それをCOVID-19患者にも処方したのだ。グレルナー医師は、「頭痛に苦しんだり、惨めな光景を見ることにはうんざりしました。人が死ぬところや絶望に陥っているのをみるのはもうたくさんでした」と語っていた。数週間もすれば、1日に25人の新しいCOVID-19患者でごった返していた病院だったのに、1日2件くらいの新規感染者数しかでなくなった。「私が一番驚いたのは、75歳や85歳のお年寄りが急速に回復したことです」とグレルナー医師は語った。「いろいろと議論があることは分かっています。私には政治的動機はなにもありません。私の望みは、夫婦が再びともに過ごすことだけです。もし自分が働いている機関に問題があり、「この薬を使うな」などと指図してくるのであれば、そんな機関には疑念を抱きます。私たち医師が患者の最善のために働いていないのであれば、別の仕事を探すべきなのです」

 バッファロー市では、ジュディ・スマントケビッチに関する45分の答弁の後、ミラード・フィルモア・病院の弁護士が同意したのは、ジュディのかかりつけ医が処方箋をだしたのであれば、イベルメクチンを服用できるということだった。その後も何度ももめ事はあった(その中には、病院の係員が他の病院からイベルメクチンをもらってくることも含まれていた)が、「その夜11時にジュディは2錠目のイベルメクチンを処方されました」とロリーゴ弁護士は語った。ジュディの病状はすぐに快方に向かった。ロリーゴ弁護士の話では、さらにもう3錠イベルメクチンを服用したのち「ジュディは心臓病棟から出てCOVID病棟に戻り、COVIDの症状もなくなって、退院しました」とのことだった。

 その1週間後のナタリー・キングダラーさんという女性の話だ。彼女には、65歳のグレナ・ディクソンという名の母がいるが、その母は、ロチェスター総合病院で、COVID-19で瀕死の状態に置かれ、人工呼吸器を付けられていた。担当医たちは、すべての治療法に当たったが、手詰まりとなっていた。ナタリーさんは、ジュディが回復したというバッファロー・ニュース紙に掲載されていた、メディアからの検閲を受け人目につかないようにされていた救命医師についての記事を読み、緊急治療室の医師たちに、母親にイベルメクチンを処方するよう依頼した。娘がドラッグストアのウォルグリーンで85セントで勝ってきた1錠12ミリのイベルメクチンを服用した12時間後、グレナさんの病状は劇的に回復した。グレナさんの病状は、「完全に安定し、ずっとよくなった」とロリーゴ弁護士は語った。人工呼吸器からの酸素供給量は半分に減らされ、もっと酸素が得られるようにおなかと背中を「ひっくり返す」必要ももうなくなり、グレナさんは「緊急治療室から出られる」状態にまで回復した。

 イベルメクチンを処方したグレナさんの主治医は、トーマス・ マディスキー医師であった。彼はメディナ・メモリアル病院の内科医で内科部長であり、ニューヨーク州医師会の元代表で、バッファロー大学の薬学・薬局部の 臨床指導者でもあり、 米国医師会取締役会で老年医学の専門医としての役割を担っている。或る老人ホームの医長として、マディスキー医師は、「ニューヨーク州の3つの郡で、お年寄りのCOVID-19患者にイベルメクチンを採用してうまくいきました」と語っている。

 14年間、グレナさんの治療に当たってきたマディスキー医師は、イベルメクチンをフルコースで処方し、治療を終わらせようとしたのだが、その手法は拒絶された。緊急治療室の医師たちや、ロチェスター総合病院はイベルメクチンを使用することを認めなかった。その理由は、イベルメクチンが米国食品医薬品局からCOVID-19の治療薬として承認されていないからだった。(なお、米国食品医薬品局は予算の75%をたまたま巨大製薬産業からの資金提供でまかなっている)。別の州立高等裁判所では、ピエール・コーリー医師とFLCCCが 提示した科学的証拠を鑑み、主治医の処方箋に基づき、病院にイベルメクチンをもう少量だけ配布するよう命じた。そしてグレナさんは人工呼吸器から外され、今は自宅にいる。COVID-19から立ち直って。

 ジュディが退院する数日前、本記事筆者はジュディの息子マイケルからジュディが帰宅できる方向に向かっているという嬉しいニュースについて話を聞いていた。しかしマイケルの話では、医師たちはもう数日待っているとのことだった。というのもまだジュディは少し「息が荒い」状態があったからだ。その話を聞いたとき、私の頭の中で警鐘が鳴った音が聞こえた。というのも私はそれまでに何度もピエール・コーリー医師にインタビュー取材を行っていたからだ。私はコリー医師に話をし、コリー医師はマイケル・スマントケビッチに電話をしてくれ、マイケルはコリー医師の声を聞いて感極まった。そして、「あの人だよ。あの方だよ!」と言って、マイケルは電話のスピーカーを聞こえるように家族の方に向けた。「コリー医師の声を聞いてくれ」。「これまでリハビリセンターで、お年寄りのCOVID-19患者のためのコルチコステロイドをだんだんと減らしていく複雑な治療法を極めてきた。その治療法の方が、政府が指導しているワンパターンの治療法よりも断然効くのだ。医師が治療法を決める際に、そんな政府のやり方を踏襲したせいで、死ななくてもいい人がたくさん亡くなってしまったのだ」とコリー医師は語った。コリー医師の助言もあって、ジュディは1ヶ月後には退院して明るく、元気に家に戻った。そう、子どもたちや孫たちが待つ我が家に。

  ジュディが非常にびっくりしたのは、子どもたちから、自分が病床で意識もない状態で、今にもCOVID-19で命を落とそうとしていたときに、自分のことがバッファロー・ニュース紙の一面を飾っていた話を聞いたことだ。自分が、イベルメクチン服用を勝ち取る法的闘争を勝ち取った一人のおばあちゃんとして、現在の革命におけるジャンヌダルクのような扱いを受けていたことだ。この闘争は前例のない市民権のための闘いだった。この闘いに参加していたのは、ヨーロッパや、アジアや、南米や、アフリカや、カナダや、米国の医師、看護師、科学者、ノーベル賞受賞歴のある微生物学者、億万長者の医療慈善家、市民権活動家、そして一般市民たちだった。彼らが世界規模で大がかりなデータを駆使している医療機関と戦ってきたのだ。彼らの闘いの目的は、失われた些細なことや、些細なデータを取り戻すためだった。具体的には、医師と患者の間の神聖な関係や、ヒポクラテスの誓いを絶やさないこと、そして最も大事な人権である「生きる権利」を取り戻す闘いだったのだ。

 コリー医師は時に、自分に対して向けられる権力に対して絶望感を持っている。コリー医師は語っている。「私たちのかわいいイベルメクチンには本当にたくさんの敵がいるのです。ダビデ王が一人で10人の巨人と戦っているようなものです」。しかしいろいろなところから声が上がっている。世界20カ国以上の国々で、世界人口のだいたい20%にあたる人々が、イベルメクチンを使用している。その多くの国が国が認めた治療法としてイベルメクチンを採用しているのだ。毎日のように、コリー医師の耳にはトロントの医師や、ブルガリア人などからの声が届く。その人たちはコリー医師が伝えたデータを使って、自国の医療関係省庁の大臣にイベルメクチンを認める署名をするよう説得している。コリー医師は毎日ツイッターで、数がどんどん増えている1万7千人のフォロワーたちに向かって発信している。 さらに査読を受けたイベルメクチンについての彼の論文はネット上で爆発的な反応を受けており、論文の影響力を調査する指標であるオルトメトリクスによると、投稿された7千万の学術論文の中でもっとも議論をよんだ論文の一つとされている。

 毎週水曜日の夜、コリー医師はFLCCCのウェブ会議に出演している。この会議の主催者は元CBS局特派員であったベッツィー・アシュトン氏だ。アシュトン氏はイベルメクチンを特集した「60 Minutes」にコリー医師とともに出演し、視聴者たちから質問を受け、それに答えるということも行っている。最近彼が報告したところによると、「世界にとっての光であり、モデルでもある」メキシコは、インドと同様にCOVID-19による危機を、昨年秋に行った市民に対するイベルメクチンの臨床実験や、治療法で乗り切ったとのことだ。そして今では、世界で最も低い症例数や致死率を誇る国の一つになっている。コリー医師は、著名な外科医であり、インドのヴィシャーカパトナム市の病院のオーナーでもある人物とのインタビューをアップした。この外科医は「COVID津波」に襲われた厳しい現状の中で多くのCOVID-19患者の治療に当たっており、希望を持てるようなニュースを紹介してくれた。そのニュースとは、ニューデリーにある全インド医科学協会が、最近、初期および家庭での治療薬としてイベルメクチンを承認したというニュースだった。「これがインド、さらには世界の潮流を変える動きになりました」とその外科医は語っていた。イベルメクチンは、「8月にウッタル・プラデーシュ州 で正式にイベルメクチンの使用が認められて以来、イベルメクチンはインドを救ってきました。その後も多くの州が続いています」とその外科医は書いていた。ただし、1月の初旬に政界で大きな変動があったため、「巨大製薬産業や、声の大きい科学者たちから悪いプロパガンダが流されるようになって」おり、多くの医師たちはイベルメクチンの使用を止めているとのことだ。そうなると予防や家庭での治療が崩壊し、病床数は逼迫し、死ななくてもいい命がたくさん失われることになる。

 そのインドの医師はこう書いていた。「私たちが他国の医療機関や大手メディアに心からお願いしたいのは、イベルメクチンを悪く言うプロパガンダをそのまま受け取らないで欲しい、ということです。イベルメクチンは、インドやアフリカの人々を救っているのですから」

 コリー医師が、その夜このニュースを伝えたとき、彼が嫌悪感を伝えた相手は「象牙の塔や、公的医療機関にいる医学者たち」だった。そのような医学者たちは「イベルメクチンを理解しようともしないのです」。今人々のいのちを救えるかどうかは、現場の医師たちにかかっているのだ。というのも、科学者たちは「この病気の治療法についての正しい情報が与えられず、どうしていいか途方に暮れている」からだ。コリー医師の助言者であるマリク医師は、もっと長期的な展望を持っている。「私たちにとって最も悲しいことは、私たちは別のやり方で命を救うことができるということを知っていることです」とマリク医師は語った。「そして誰も私たちの言うことを気にしようとせず、耳を傾けようともしていないようなのです」とのことだ。しかし「私たちは黙っておられないと感じています。本当にそんなことはできないのです。最後には真実が勝利することを知っているからです」

 

 「こうやって科学は常に進歩してきたのです」とバーコウィッツ博士は語った。彼はジュディ・スマントケビッチの回復から希望を見いだしたのだ。「これこそ医師が医師としてあるべき姿です」と彼は語った。「モーゼが伝えたユダヤ教の律法「タルムード」にはこんな一節があります。’一人の命を救うということは、全人類を救うということだ’と」

 



 

ワクチン強奪騒動中の最大の犯罪。イベルメクチンへの抑圧

ワクチン強奪騒動中の最大の犯罪。イベルメクチンへの抑圧

<記事原文 寺島先生推薦>

The Biggest Crime Committed During Vaccine Heist. The Suppression of Ivermectin

The Biggest Crime Committed During Vaccine Heist. The Suppression of Ivermectin - Global ResearchGlobal Research - Centre for Research on Globalization

Global Research

ジョゼフ・マコーラ(Joseph Mercola)

2021年7月2日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2021年7月15日



 COVID-19パンデミックで当局が犯した犯罪は枚挙にいとまがないが、おそらく最大の犯罪は、イベルメクチンをはじめとする安全で効果的な治療法を意図的に抑圧したことであろう。これは、COVID「ワクチン」プログラムを守るために行われたと思われる。

 COVID注射は、他に安全で有効な代替手段がない場合にのみ取得できる緊急使用許可(EUA)を得て市場に出された。

 組織的な再検討と研究のメタ分析(1976年Glassにより提唱された言葉で、「研究の統合と研究の評価の実施」のこと<英辞郎>)の結果、COVID-19感染症の予防と治療のためのイベルメクチンが視野に入ってきた。2021年1月3日、米国のFront Line COVID-19 Critical Care Alliance(FLCCCアライアンス)の意向を受け緊急に行われた再検討作業で分かったのは、イベルベクチンが 「イベルメクチンを使わない治療と比較して、おそらく平均83%死亡率を下げる」ということだ。

 さらに最近の再検討とメタ分析によると、イベルメクチンを予防的に使用した場合、COVID-19の感染を平均86%下げた、とのことだ。

 もうひとつ最近発表された科学的再検討によると、イベルメクチンが死亡率、臨床的回復までの時間、ウイルス除去までの時間を統計的に有意に減少させると結論づけられている。

*
こちらの動画を参照

 COVID-19パンデミックで当局が犯した罪は枚挙にいとまがないが、おそらく最大の罪は、安全で効果的な治療法を意図的に抑圧したことだろう。現時点で言えることは、「COVID ワクチン接種」を展開させんがために抑圧したことは否定しようもなさそうだ。

 COVIDのワクチン接種は、他に代替手段がない場合にのみ認められる緊急使用承認(EUA)を得て市場に投入された。安全で効果的な治療法がいくつもあるため、COVID遺伝子治療がEUAを取得することは、正気の世界であれば、なかっただろう。

 他の治療法と比べて際立っているのは、イベルメクチンだ。イベルメクチンは数十年の歴史を持つ抗寄生虫薬で、世界保健機関の必須医薬品リストにも掲載されている。

 COVID-19でイベルメクチンを特に有用なものにしているのは、抗ウイルス剤が必要な初期のウイルス期と、ウイルス量が減少して抗炎症剤が必要になる炎症期の両方に作用するからだ。イベルメクチンがSARS-CoV-2の複製を試験管内では著しく妨げ、ウイルスの排出を促進し、死亡リスクを劇的に減少させることがはっきりしている。

絶対的基準分析はイベルメクチンの使用をよしとしている

 英国の「エビデンスに基礎を置く医学コンサルタント社」(Evidence-Based Medicine Consultancy Ltd)(上の動画)の研究者であり社主である医学博士のテス・ローリー(Tess Lawrie)博士は、イベルメクチンについての情報発信の努力を継続している。その目的に沿って、彼女は英国のイベルメクチン推奨開発(BIRD)パネルと、2021年4月24日にオンラインで開催されたCOVID対策国際イベルメクチン会議の開催に協力した。

 この会議では、世界中から集まった12人の医学専門家が、次の4点の分析を行い、知識を共有した。

①     作用機序(訳注:薬理学用語。ある薬剤が薬学的な効果を発揮する特定の分子科学的な反応_ウィキペディア)
②     予防と治療のための処方
③     「ロングホーラー(症状が長引く人)症候群」
④     研究結果と実際のデータ

 Zoomを通して録画されたすべての講演は、Bird-Group.org.で見ることができる。

 ローリーは、COVID-19感染症の予防と治療のためのイベルメクチンを視野に入れた研究の、組織的な分析とメタ分析をいくつか発表している。2021年1月3日、米国FLCCCアライアンスが行った迅速な分析では、イベルメクチンが「イベルメクチン治療を行わない場合と比較して、おそらく平均83%の死亡率を減少させる」との結論を出した。

 彼女が2021年2月に行った13件の研究をベースにしたメタ分析では、死亡者数が68%減少していることが分かっている。この数値は低めに出したものだ。なぜなら13件の研究のひとつは対照群にヒドロキシクロロキン(HCQ)を使用しているからだ。HCQは治療薬として使われるものであり、治療結果がプラスに働くことも、この間明らかになっている。この研究においてイベルメクチンが対照治療(HCQ)よりも優れていると評価されなかったことは驚くべきことではない。

  その2カ月後の2021年3月31日、ローリーはさらに2つの無作為比較試験を加えた最新の分析結果を発表した。今度は、死亡率の減少率は62%だった。その後の感度分析でバイアスのリスクが高い4つの研究を削除したところ、最終的には死亡率が72%減少したという。
 (感度分析は、結果をダブルチェックして検証するために行われる。感度分析ではさらに良い結果が出たので、最初の発見が確かだということになる。つまり、イベルメクチンが死亡率を低下させる割合はどう低く見積もっても62%以下ということはない。)

 ローリーは、「イベルメクチンについての朗報続々と」で特集されたジョン・キャンベル(John Campbell)博士とのインタビューの中で、2月と3月の分析結果やその他のメタ分析について検討している。ローリーは今回、3つ目の組織的分析を発表した。2021年6月17日に「アメリカン治療学ジャーナル」(American Journal of Therapeutics)に掲載されたこの論文によると:
 「15の臨床試験のメタ分析でわかったことは、イベルメクチンはイベルメクチンを使用しない場合に比べて死亡リスクを減少させることだ(*平均リスク比0.38・・・)・・・確実性の低いエビデンスでは、イベルメクチンの予防投与によりCOVID-19感染が平均86%減少したことがわかった・・・副次的評価項目では確実性の低いエビデンスが得られた。

*平均リスク比・・・相対危険(relative risk, risk ratio, RR)は、危険因子に曝露した群の罹患リスク(危険)の、曝露していない群の罹患リスクに対する比で示される。リスク比ともいう。すなわち、「危険因子に曝露した場合、それに曝露しなかった場合に比べて何倍疾病に罹りやすくなるか(疾病罹患と危険因子曝露との関連の強さ)」を示す。疫学の要因分析で重要な指標である。(日本疫学学会HPより)

 確実性の低いエビデンスによると、「人工呼吸の必要性」についてはイベルメクチンの有用性はゼロかもしれないが、「改善」と「悪化」についての効果推定値を見れば明らかにイベルメクチンは使用したほうがいい。重篤な有害事象は臨床治療試験ではほとんどなかった・・・」

世界保健機関(WHO)はイベルメクチンを推奨せず

 ほとんどの証拠がイベルメクチンを支持しているにもかかわらず、WHOが2021年3月末にようやくイベルメクチンの指標を更新したとき、同機関はもっとデータが必要だとして、イベルメクチンを大筋として推奨しないことにした。同機関は、臨床試験に登録されている患者に限ってのみ推奨している。

 しかし、WHOは、わずか5つの研究を含む分析に基づいて否定的な勧告を行っており、その結果も、死亡率は72%減少となっている。さらに、WHOの調査結果の要約では、突然、7つの研究のデータを取り込み、それらを合計すると81%の死亡率の減少となっている。*信頼区間も驚くほど高く、低い方で64%、高い方で91%の死亡率の減少となっている。
*信頼区間・・・信頼区間とは、統計学で母集団の真の値が含まれることが、かなり確信 できる数値範囲のことである。例えば95%CIとは、繰り返し信頼区間を求めたときに95%の確率でこの範囲に真値が存在することを意味する_ウィキペディア

 さらに注目すべきは、標準治療の絶対的効果推定値が1,000人当たり70人の死亡であるのに対し、イベルメクチンを用いた治療では1,000人当たり14人しか死亡しなかったことだ。これは、イベルメクチンを使用した場合、1,000人あたり56人の死亡が減少したことになる。信頼区間は、1,000人あたりの死亡数が44~63人のマイナスだ。

 にもかかわらず、WHOはイベルメクチンをCOVID-19対策に推奨しない。WHOのフィリピン代表であるラビンドラ・アビヤシンゲ(Rabindra Abeyasinghe)は、「強力な」証拠がないのにイベルメクチンを使用することは、一般市民に「誤った自信」を与えることになり、「有害」であるとコメントしている。

イベルメクチンが検閲されてきた理由

 イベルメクチンについての朗報を拡散しようとしても、それは信じられないほど難しい作業になることを気づかされることは確実だ。多くのソーシャルメディア企業は、そのような投稿を即禁止してしまうからだ。

 YouTubeでイベルメクチンを宣伝することはもちろん、発表された研究でイベルメクチンのプラス面を議論することも、YouTube投稿規定に違反することになる。ポッドキャスト「DarkHorse」のホストであるブレット・ワインシュタイン(Bret Weinstein)博士は、この検閲規定の犠牲者の一人だ。

 ウィスコンシン州ミルウォーキーにある聖路加オーロラ医療センターの元教授であり、FLCCCアライアンスの代表兼最高医療責任者12である肺とICUの専門家ピエール・コーリー(Pierre Kory)博士や、mRNAおよびDNAを使ったワクチンのコアプラットフォーム技術の発明者であるロバート・マローン(Robert Malone)博士など、医学・科学の専門家とのインタビューがネット上から削除された。マローンへのインタビューは、YouTubeから消去されるまでに587,330回以上の再生回数があった。

 でも、なぜ?治療法が手近にあること、COVID-19は死刑宣告ではない(そう信じ込まされてきたが)ことを、なぜ人々に確信してもらおうとしないのか?簡単に言えば、イベルメクチンがワクチン拡散計画の脅威だからだ。アンドリュー・バニスター(Andrew Bannister)が2021年5月12日付のBiz Newsの記事で説明している:
 「特許が切れた古い薬で、安全性が高く、WHOの必須医薬品や子供用医薬品のリストに掲載されていて、大量の医薬品投与に使われている安価な薬があったらどうなるだろうか?

 もし、COVIDの症状が出始めたときに自宅で服用し、身近な人にも投与することで、COVIDの病気の進行や症例を大幅に減らし、入院が必要な人もはるかに少なくなるとしたら?

  緊急使用許可(EUA)に基づく国際的なワクチンの投入は、法的には中止しなければならなくなる。EUAが法的に認められるためには、「病気や症状の診断、予防、治療のために、候補製品に代わる適切で承認された利用可能な代替品がないこと」が必要だからだ。

 ワクチンはレベル4の治験に合格して初めて合法となるが、2021年にそれが実現することはないだろう・・・治験が終了していないワクチンの市場投入は違法となるだろう。

 ワクチンメーカーは、パンデミック時に何億ドルもかけてワクチンの開発・治験を行ない、2021年にはと皮算用していた1、000億ドルは皮算用に終わるだろう・・・現時点で出回っているどのワクチンも、ステージ3の治験は済んでいるが、ワクチンのEUA(緊急使用許可)を支える法的根拠に異を唱えること簡単ではないだろう。」

WHOと製薬会社は厳しい妥協を迫られている

 WHOがイベルメクチンを拒否するのを頷けるのは、次の二つの場合のみだ。
a)EUAの提示している条件を考慮した場合
b)WHOがその資金のかなりの部分をワクチン利権に絡む民間の業者から受け取っていることを忘れていない場合

 ビル&メリンダ・ゲイツ財団は、米国に次いでWHOに 対する第2位の資金提供者であり、同じくゲイツが所有するGAVIアライアンスは第4位の資金提供者だ。GAVIアライアンスは、ワクチンの普及と利益を 得ることのみを目的としており、数年前からWHOのテ ドロス・アダノム・ゲブレヨサス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長がGAVIの理事 を務めている。

 バニスターの報告によると、イベルメクチンのオリジナル特許を持つメルク社にも重大な利益相反があり、それがイベルメクチンを拒絶することに一役買っているようだ。以下は彼の文章:
 「イベルメクチンは、35年前から人間に使用されており、40億回以上投与されている。原特許を所有しているメルク社は、37億回分の投与量を開発途上国に寄付している・・・その安全性は、通常の20倍の投与量でも証明されている・・・

 メルク社は1996年にイベルメクチンの特許が切れ、その生産量は世界の供給量の5%に満たない。2020年には、ナイジェリアと日本での治験への協力を要請されたが、いずれも断っている。

 2021年、メルク社は、イベルメクチンはCovid-19に対する有効な治療法ではないとする声明を発表し、イベルメクチンは「大半の研究において安全性に関するデータの不足が気がかり」と珍妙な主張をしている。同社はイベルメクチンを寄付し、開発途上国で大量に出回るように、初期治療関係者によって、大々的なキャンペーンを張りながら、何百万という人々に行き渡るようにしたのだ。

 メディアはこのメルク社の声明を利益相反に目をつむる目くらましの真実と報道した。数日後メルク社はアメリカ政府から3億5600万ドルを受け取って治験薬を開発していたのだ。

 WHOは、イベルメクチンの使用を控えるよう勧告する際に、効果がないという証拠としてメルク社の言葉を引用している。企業の市場戦略が公衆衛生政策を決定するというのは危険だ。

FLCCCアライアンスはイベルメクチンを広範囲に、早期に使用することを求めている

 米国では、FLCCCが予防薬として、またCOVID-19の全相の治療にイベルメクチンを広く採用することを求めており、コーリーは2020年12月の上院国土安全保障・政府問題委員会、2021年1月の米国国立衛生研究所COVID-19治療ガイドラインパネルなど、多くのCOVID-19パネルでイベルメクチンの有用性を証言している。

 18の無作為比較試験のメタ分析によると、イベルメクチンが、死亡率、臨床的回復までの時間、およびウイルス除去までの時間を減少させるのは統計的に有意だ。

 以下はFLCCCアライアンスの指摘:
 「このデータは、イベルメクチンという薬がCOVID-19を予防し、初期症状のある人が炎症亢進期に進行しないようにし、さらには重篤な患者の回復にも役立つことを示している。

 専門家による無作為試験を含む数多くの臨床研究により、予防、早期治療、そしてその末期においてイベルメクチンの大きな効果が示された。現在、世界中から報告されている何十もの臨床試験を総合すると、臨床効果を確実に評価するのに十分な内容である。」

 FLCCCアライアンスは3つの異なったCOVID-19の処方例を発表した。いずれもイベルメクチンを使うものだ。       

§  I-MASK+24 — 予防と初期段階における家庭療法
§  I-MATH+25 — 入院療法。この療法の理論的根拠は査読を経た上で、「集中治療医学誌」(2020年12月中旬号)で発表された。
§  I-RECOVER27 — 「ロングホール症候群」への長期にわたる処方管理

 FLCCCアライアンスは、「アメリカン治療学ジャーナル」に掲載されたローリーのメタ分析に加え、同誌に科学的分析を発表している。

 2021年5月/6月号に掲載されたこの論文「Review of Emerging Evidence Demonstrating of Ivermectin in Prophylaxis and Treatment of COVID-19(COVID-19の予防と治療において示されるイベルメクチンの数々の証拠の分析」では、18の無作為対照試験のメタ分析に基づき、イベルメクチンが 「死亡率、臨床的回復までの時間、ウイルスクリアランスまでの時間において、統計的に有意な大きな減少」をもたらすことがわかった。

イベルメクチンは感染リスクと感染死を著しく減少させる

 また、FLCCCアライアンスは、イベルメクチンを予防薬として使用した場合、「COVID-19に感染するリスクを有意に減少させる 」としている。ある研究では、1日目に1キロあたり0.4mgを投与し、7日目に2回目の投与を行った人のうち、SARS-CoV-2の陽性反応が出たのはわずか2%で、薬を投与しなかった対照群では10%だった。

 また、陽性反応が出た患者の家族に、0.25mg/kgを72時間間隔で2回投与した。2週間後の追跡調査では、イベルメクチンを服用した陽性患者の家族では7.4%しか陽性にならなかったのに対し、イベルメクチンを服用しなかった家族では58.4%が陽性だった。

 残念ながら混合均等グループではなかったが、3つ目の治験では、2つのグループの差はさらに大きくなった。イベルメクチン投与群では6.7%しか陽性にならなかったのに対し、対照群では73.3%が陽性だった。FLCCCアライアンスによると、「2群間の差は非常に大きく、他の予防試験の結果と同様であったため、交絡因子(訳注:混合均等グループでないがゆえに結果に誤差を生じさせる可能性のある因子)だけではこのような結果を説明することはできない」としている。
 
 FLCCCアライアンスはまた、イベルメクチンの配布キャンペーンが「人口全体の罹患率と死亡率の急速な低下」をもたらしたことを指摘しており、これはイベルメクチンが「COVID-19のすべてのフェーズで有効である」ことを示している。例えば、ブラジルでは、3つの地域でイベルメクチンを住民に配布したが、少なくとも6つの地域では配布していない。週当たりの平均死亡者数の差は歴然としている。

 サンタ カタリーナ(Santa Catarina)では、イベルメクチンを2週間配布した後、週平均死亡数が36%減少したが、南部の2つの近隣地域では3%と5%しか減少しなかった。北部のアマパ(Amapa)では75%の減少、アマゾナス(Amazonas)では42%の減少、パラ(Para)では13%の増加となった。

 特筆すべきは、イベルメクチンの効果は変異体の影響をほとんど受けないということ。つまり、これまでに世界中で発生したすべての変異体に効果があったということだ。イベルメクチンの有効性追加証拠は、2021年6月23日に開始された英国のPRINCIPLE(訳注:オクスフォード大学に拠点を置く全英医療研究団体。家庭でCOVID-19を快癒させる治療法の発見を目指す)の臨床試験29から得られることが期待されている。この臨床試験では、イベルメクチンが外来治療として評価され、これまでで最大規模の臨床試験となる予定だ。

「ロングホール症候群」の治療におけるイベルメクチン




 FLCCCアライアンスは、イベルメクチンが「COVIDロングホール症候群」の重要な治療補助薬にもなるかもしれないと考えている。2021年6月16日にアップデートした映像で、FFLCCCアライアンスは新たに発表されたI-RECOVER治療法を分析した。

 イベルメクチンは単独で使用してはいけないことを忘れてはならない。例えば、コルチコステロイドは、組織的な肺炎に関連する肺の損傷がある場合には、しばしば重要な併用治療となる。また、炎症に対抗するためには、ビタミンCも重要だ。自分に合った薬やサプリメントの組み合わせを必ず主治医に相談すること。

 最後になったが、この映像でコーリーが指摘しているように、「ロングホール症候群」は完全に予防可能であることを認識することが本当に重要だ。大切なのは、COVID-19の症状が出たときは早めに治療することだ。

 イベルメクチンは、予防や早期治療に関しては実績があるが、地域や主治医によっては入手が困難な場合がある。

 誰もがどこでも使える非常に効果的な代替手段として、霧状にした過酸化水素がある。これは非常に安全で、非常に安価。最大のコストは、優れた卓上噴霧器を購入すること、それも一回。詳しくは、トマス・レヴィ(Thomas Levy)博士の無料電子書籍「Rapid Virus Recovery」をダウンロードのこと。

 「全国ワクチン情報センター」(NVIC)はこのほど、2020年10月16日から18日にオンラインで開催された有料の「第5回ワクチン接種に関する国際公開会議」から50本以上のビデオ映像を投稿し、誰でも無料で見ることができるようにした。

 会議のテーマは「Protecting Health and Autonomy in 21st Century(21世紀における健康と自律性の保護)」で、医師、科学者などの医療関係者、人権活動家、宗教界のリーダー、憲法・市民権擁護派弁護士、作家、ワクチンで負傷した子供の親などが、ワクチンの科学、政策、法律、倫理、そして感染症、さらにはコロナウイルスやCOVID-19ワクチンなどについて語り合った。

 2020年12月、ある英国の企業がNVICとその会議について虚偽の誤解を招くような情報を掲載したため、NVICは会議全体を無料で視聴できるように公開した。この会議には、健康に関する教育、個人の自由と解放を守るために必要なものがすべて揃っている。

 この素晴らしい機会をお見逃しなく!私はこの力が出る会議における発言者だった。テクノクラート・エリートによって検閲され、削除される前に、ぜひこれらのビデオプレゼンをご覧あれ!

イベルメクチンは新しいペニシリンなのか?


<記事原文 寺島先生推薦>Is Ivermectin the New Penicillin?

The Desert Review 2021年5月25日

ジャスタス・R・ホープ(Justus R. Hope)医学博士著

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2021年7月2日


 イベルメクチンを利用しているインド国内の州では、イベルメクチンの使用を禁止している州と比べて、症例者数や死者数の低下が見られている。そのような結果を見れば、自然とイベルメクチンが持つ効力の大きさがわかる。

 イベルメクチンの使用が4月20日から開始されたデリー市では、28,395名あった症例者数が5月22日には、2,260名に減少した。これはなんと92%低下したことになる。同様にウッタル・プラデーシュ州でも4月24日には37,944件だった症例者数は、5月22日には5,964件にまで減少した。これは84%の減少だ。

 デリーやウッタル・プラデーシュ州は、全インド医科大学(AIIMS)が、2021年4月20日に出した指針に従っていたのであるが、その指針によれば、患者の体重1Kgにつき2mgのイベルメクチンを、2回1セットで、三日間処方するとのことだった。これは体重が150ポンド(約68Kg)の人は1日に15mg、体重が200ポンド(約90Kg)の人なら1日に18mgのイベルメクチンを接種することになる。

 イベルメクチンを使用した、他のインドの三つの州においても同様の減少が見られる。ゴア州では4,195件から1,647件に、ウッタラーカンド州では9,642件から2,903件に、カルナータカ州では50,112件から31,183件に減少した。ゴア州は、イベルメクチンを大規模な予防策に採用し、18歳以上のすべての成年に1日1回12mgの接種を五日間行わせた。今のところ、タミル・ナードゥ州の5月14日の発表によれば、レムデシビルという薬品の使用を政治的に認めたため、4月22日から5月22日まではイベルメクチンの使用は法律違反としていた、とのことだ。その結果、4月20日から5月22日までの間で症例者数は10,986人から35,873まで三倍以上増加した。

 巨大製薬産業や、大手メディアは打ち消そうとしているが、このような自然に起こった臨床実験の結果について説明できなくなっている。私が5月12日の時点で予見していたとおり、連中は「それは都市封鎖措置が功を奏したからだ」という主張をしていた。その主張のおかしなところは、タミル・ナードゥ州では何週間も厳しい都市封鎖措置を課してきたのに、症例数は減るどころか増える一方だったという事実とは相容れないところだ。つまり都市封鎖措置に効果はなかったということだ。

 連中が次に用意した主張は、「感染が、デリーやムンバイといった人口の多い地域からタミル・ナードゥ州のような内陸地に移動したからだ」というものだ。この主張の大きな問題点は、大都市に隣接したカルナータカ州も、タミル・ナードゥ州と同じくらい田舎なのに、イベルメクチンを使用したために症例者数が減少している、という点だ。

 ウッタル・プラデーシュ州は、ヒマラヤ山脈の近くにあり、都市地域とは全く違う北部に位置しているのだが、ここでもイベルメクチンの効力のおかげで、症例者数は84%減少した。ウッタラーカンド州は、ネパールに隣接するヒマラヤ山脈の中に位置するもっと田舎だ。そこでもイベルメクチンの効力により、感染者数は70%減少している。

 連中が用意した三つめの口実には証拠が欠けている。ほかの医薬品と関連づけて、イベルメクチンをおとしめたいだけの主張だった。その主張は、ヒドロキシクロロキンとイベルメクチンを無理矢理関連づけようというものだった。ヒドロキシクロロキンはメディアが繰り出す決まり文句のようになっているのだが、ジョージ・ファリード博士のような科学者たちは、ヒドロキシクロロキンがCovid-19に対する(特に初期においては)効果的な治療薬であると認識している。

 ファリード博士と、彼の研究者仲間のブライアン・タイソン博士は、6000人ほどの患者にヒドロキシクロロキンを処方し、ほぼ100%の治療に成功したとのことだ。彼らはヒドロキシクロロキンに、イベルメクチンやフルボキサミン、さらには亜鉛ビタミンDなどの栄養価の高い多様な薬を組み合わせて治療に当たっていた。 

https://www.thedesertreview.com/health/local-frontline-doctors-modify-covid-treatment-based-on-results/article_9cdded9e-962f-11eb-a59a-f3e1151e98c3.html

 しかし不幸にも、これらどのニュースも大手メディアの検閲をかいくぐることはできず、一般市民たちはCovid-19に対してヒドロキシクロロキンが有効であるという200件を超える研究結果のことを耳にすることはなかった。ヒドロキシクロロキンが、トランプ元大統領と関連づけられているという不利な条件もあって、イベルメクチンのような他の救命効果のある再利用薬品について悪い引き合いに出される薬品にされてしまっている。例えば、最近のフォーブズ誌に、レイ記者は以下のようなタイトルの記事を出した。「イベルメクチンは新しいヒドロキシクロロキンなのだろうか?」

https://www.forbes.com/sites/siladityaray/2021/05/19/is-ivermectin-the-new-hydroxychloroquine-online-interest-in-unproven-covid-drug-surges-as-experts-urge-caution/

 レイ記者はイベルメクチンについて自分で考えた説を述べていない。その代わりに、根拠のない話を繰り返すことで、イベルメクチンを中傷し、イベルメクチンの品位を落とし、卑下しようとしているだけだ。例えばレイ記者はメルク社がイベルメクチンの使用に反対していることを引き合いに出し、イベルメクチンが効果がない証拠に使っているが、メルク社は、イベルメクチンに効果がないことの何の証拠も提示できていない。さらにレイ記事は、米国食品医薬品局(FDA)がイベルメクチンの使用に反対していることに触れているが、FDAはその主張が正しいというデータは示せていないことを認めている。しかし、このことをレイ記者は、「FDAは、Covid-19の予防や治療にイベルメクチンを使用すれば効果があるというデータは示していない」と報じているのだ。

 周知の通り、メルク社はイベルメクチンと対抗する薬品の開発に携わっており、安価でもうけにならないイベルメクチンの効果をどこかに隠してしまいたがるのには、3億5600万ドル分の理由があるのだ。さらに米国政府も同様に、メルク社とは重要な利益相反関係にある。

https://trialsitenews.com/is-the-ivermectin-situation-rigged-in-favor-of-industry-is-the-big-tobacco-analogy-appropriate/

 イベルメクチンの話は、ヒドロキシクロロキンよりは、ペニシリンの話とかなり似通っている。ペニシリンは、ほぼ二億人の生命を救ってきた。さらに、1945年にはペニシリン発見を理由に三名の科学者がノーベル賞を受賞している。

 

 イベルメクチンを発明した人は2015年にノーベル医学賞を受賞し、特にアフリカの寄生虫病における救命薬品として効果が証明されている。ここ40年以上もの間、イベルメクチンは、糞線虫症や、オンコセルカ症(別名河川盲目症)などの寄生虫病から年間5億人もの人々を救済してきた。
<訳注: 著者は「何百万人」もの人々を救ってきたとしているが、これはウィキペディアを調べてみると、「年間5億人」の間違いである。>

 イベルメクチンは、すでに、イベルメクチンを使用したインド各地で、何万もの人をCovid-19から救済している。イベルメクチンは、メキシコや、スロバキアや、ジンバブエの症例者数を激減させている。私は自信をもって以下のことを言いたい。それはイベルメクチンが、このパンデミックを終結させる力があるということだ。イベルメクチンということばが、世界中で語られ、ますます多くの人々が「世界のためのイベルメクチン」という著書を目にするようになれば、だ。フォーブズ誌の記事にはもっとふさわしいタイトルがある。それは「イベルメクチンは、新しいペニシリンなのだろうか?」というタイトルだ。

<参考資料>



インドの州の名前

イベルメクチンについての朗報続く

<記事原文 寺島先生推薦>

More Good News on Ivermectin

2021年5月21日

ジョゼフ・メルコラ(Joseph Mercola)博士

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2021年6月30日

***
  イベルメクチンは抗寄生虫薬で、COVID-19に対してはヒドロキシクロロキン(HCQ)よりもはるかに有用であると考えられている。しかし、HCQと同様に、イベルメクチンは他の病気には何十年も安全に使用されてきたにもかかわらず、その使用については世界的に抑制されたり、意欲をそがれたり、使用するなとの警告さえ出されている。

 米国では、the Frontline COVID-19 Critical Care Alliance (FLCCC)が、予防とCOVID-19のすべての段階の治療の両方として、イベルメクチンの広範な採用を求めている。

 イベルメクチンがCOVID-19で特に有用なのは、抗ウイルス剤が必要な病気の初期のウイルス段階と、ウイルス量が減少して抗炎症剤が必要になる炎症段階の両方で機能するという事実があるからだ。

 WHOが資金提供したある科学的調査によると、イベルメクチンがCOVID-19による死亡を75%減少させている。 また、ウイルス排除作用も向上している。さらに多くの研究をメタ分析した結果、死亡者は68%減少していることが分かった。

 イベルメクチンに対する科学的に揺るぎない裏付けがあるにもかかわらず、WHO、米国FDA(食品医薬品局)、およびNIH(アメリカ国立衛生研究所)はすべて、証拠が不十分であるという理由でイベルメクチンを推奨しようとしない。

*
 COVID-19の治療に関しては、多くの西側諸国が医学の政治化で身動きが取れなくなっている。多くの開業医が、それを使えば患者を救えると賞賛している事実があるにもかかわらず、2020年の一年間、メディアと多くの公衆衛生の専門家はヒドロキシクロロキン(HCQ)の使用に異を唱える警告を発していた。大半はオンライン検閲によって沈黙させられた。この薬を使った成功例を公に共有した「罪」のために職を失った人さえいる。

 HCQよりもさらに有用であるかもしれない、もうひとつの10年前に作られた駆虫薬はイベルメクチンだ(1)。 HCQと同様に、イベルメクチンは世界保健機関の必須医薬品のリストに載っているが、その利点も公衆衛生当局によって無視され、主流メディアはそれを闇に葬ったままだ。

 イベルメクチンは、試験管内ではSARS-CoV-2複製を阻止することが分かっているフィラリア(犬糸状虫)用の薬だ1。米国では、FLCCCが、COVID-19.2,3のすべての段階における予防および治療としてイベルメクチンの広範な採用を求めている(2,3)



 上のビデオでは、ジョン・キャンベル(John Campbell)博士がテス・ローリー(Tess Lawrie)博士に、イベルメクチンとそのCOVID-19に対する効用についてインタビューしている。ローリーは医師であり、博士号を取得した研究者として南アフリカで多くの仕事をしている。

 彼女はまた、英国に本拠を置くEvidence-Based Medicine Consultancy Ltd.(エビデンスに基づく医学コンサルティング社)(4)の理事長でもあり、2021年4月24日に開催されたBritish Ivermectin Recommendation Development(英国イベルメクチン・推奨推進)(BIRD)パネル(5)とInternational Ivermectin for COVID Conference(COVIDにイベルメクチンを!国際会議)の組織化に力があった。

 皮肉なことに、彼女はWHOや他の多くの公衆衛生機関のコンサルタントをしているが、他ならぬその最大のクライアントが、このイベルメクチン使用を先頭になって抑圧している。

イベルメクチンはCOVIDのすべての段階の症状に有用

 イベルメクチンがCOVID-19で特に有用なのは、抗ウイルス剤が必要なこの病気の初期ウイルス段階と、ウイルス量が減少して抗炎症剤が必要になる炎症段階の両方で機能するという事実だ。

 イベルメクチンに関する白書(6)を書いたインドの医師であるスーリヤ・カント(Surya Kant)博士によると、イベルメクチンはSARS-CoV-2ウイルス(=COVID-19)複製を数千倍も(7)減らすとのことだ7。カントの論文により、インドのいくつかの州でイベルメクチンの使用が2020年夏(8)に開始された。COVID-19の予防薬として、そして治療薬として。

 上のビデオ映像においてローリーは、自分がイベルメクチンの使用を推奨する科学的根拠を説明している。その要約:

 §  WHOとUNITAID(ユニットエイド=国際医薬品購入ファシリティー)が資金提供し、2021年1月18日に公開されたリバプール大学のアンドリュー・ヒル(Andrew Hill)博士による科学的報告では、イベルメクチンがCOVID-19による死亡を75%減少させたことがわかった。 また、ウイルス排除作用も向上した。 この発見は、合計1,255人の患者を対象とした6件のランダム化比較試験結果に基づいている。

 §  2021年2月8日に公開されたローリーのメタ分析では、死亡者が68%減少したことがわかった。 この分析では、13の研究が引用されている。そのことでイベルメクチン効果のプラス面の過小評価につながったというのが彼女の説明だ。なぜなら作為治療群にHCQが与えられた研究が含まれていたからだ。

 HCQは積極的な治療法であり、結果にもプラスの影響を与えることが示されているため、この特定の研究でイベルメクチンが(HCQを与えた)作為療法よりも優れていると評価されなかったことは驚くべきことではない。

 死亡率に関するデータを含む2月の分析に2つの新しいランダム化比較試験を追加し、ローリーは2021年3月31日、死亡数が62%減少したことを示す最新の分析を発表した。

 バイアスのリスクが高い4つの研究がその後の感度分析で削除されると、死亡者数は最終的に72%マイナスとなった。感度分析は、結果を二重にチェックし、その信頼性を確認するために行われる。

WHOは未だにイベルメクチンを推奨していない

 奇妙なことに、WHOが2021年3月末(9,10)にイベルメクチンに関するガイダンスを最終的に更新したとき、彼らはより多くのデータが必要であると言って、それに拒否反応を示した。WHOは臨床試験に登録されている患者にのみそれを推奨している。が、WHOの拒否反応の基礎としているのはたった5編の研究論文を含んだ再調査である。その再調査も結果的には72%の死望者数減を呈示している。

 ローリーは、このWHO分析の矛盾点を指摘している。たとえば、ローリーがバイアス・リスクが高いと見なした2つの研究を、WHOチームはバイアス・リスクが低いランク付けにしている。 (インタビューで、彼女はなぜその2つの研究のバイアス・リスクが高いと考えるかを説明している。)

 さらに、WHOの調査結果の要約には、7つの研究からのデータが出し抜けに含まれており、これらを合わせると、死亡者が81%減少したことになる。信頼区間(統計学で母集団の真の値が含まれることが、かなり確信 できる数値範囲_ウィキペディア)も驚くほど高く、下限で64%、上限で91%の死亡者数が減少している。

 さらに、標準治療の絶対効果の推定値は、1,000人あたり70人が死亡。これと比較してイベルメクチンの治療を受けた場合はたった14人の死亡。イベルメクチンを使用した場合は1000人あたり56人の死亡者数減となる。信頼区間は、1,000人あたり下限で44%、上限で63%少ない。

 それにもかかわらず、WHOはCOVID-19用にこの薬を推奨しようとはしない。フィリピンのWHO代表であるラビンドラ・アベヤシンゲ(Rabindra Abeyasinghe)は、「強力な」証拠なしにイベルメクチンを使用することは、人々に「誤った信頼」を与える可能性があるため、「有害」であるとコメントした(11)。

 2021年4月1日のTheBlazeの記事12でダニエル・ホロビッツ(Daniel Horowitz)が指摘しているように、「それは、屋内でマスクを着用すればCOVIDに感染しない、と人々に言うのとあまり大差がないことは確実だ。悲劇的なことだが、人々がCOVIDに間違いなく感染した場合でも、世界の健康分野エリートたちは治療する手立てを何も持っていないのだ。」

医師たちは命を救うためにイベルメクチンを容認するよう強く要請

 先に述べたように、米国では、FLCCCは予防としても、治療としてもCOVID-19のすべての段階の治療薬としてイベルメクチンを広範囲に受け入れるよう要請している(13,14)。

 ウィスコンシン州ミルウォーキーのセントルークス・オーロラ・メディカルセンターの元医学教授であるFLCCC会長のピエール・コリー(Pierre Kory)博士は、たくさんのCOVID-19関連委員会でイベルメクチンは有益との証言を行っている。例えば、2020年12月の国土安全保障と政府問題に関する上院委員会(15)。2021年1月6日の国立衛生研究所COVID-19治療ガイドライン委員会(16)。FLCCCが記している通りだ(17)。


 「そこで示されたデータは、イベルメクチンがCOVID-19の予防にも、初期症状のある患者が高炎症期に進行するのを防ぐことにも、さらには重症患者の回復を助けることにも効果があることを示している」

 コリー博士は、イベルメクチンが事実上COVID-19に対する「奇跡の薬」であると証言し、政府の医療当局に…最新のデータを緊急に確認し、医師、看護士、および医師助手のためのCOVID-19用イベルメクチン処方ガイドラインを発行するよう求めた(18)。

 …査読されたランダム化比較試験を含む多くの臨床研究は、予防、早期治療、そして後期疾患においてもイベルメクチンは特大の利点があることを示した。まとめると…現在世界中から報告されている数十の臨床試験は、その臨床効果の評価に信頼が置けるほど十分な内容を備えている、ということになる。

 …2,100人以上の患者を対象とした18件のランダム化比較試験のデータは・・・イベルメクチンがより速いウイルス排除作用、より速い退院までの時間、より速い臨床回復までの時間、そして死亡率の75%の減少をもたらすことを示した(19)。」

 イベルメクチンの臨床試験エビデンスの1ページの要約(20)は、FLCCCのウェブサイトからダウンロードできる。試験データのより包括的な31ページの実験報告(21)がFrontiers of Pharmacology(「薬理学フロンティア」)誌に掲載されている。

 この記事の執筆時点で、イベルメクチンを含む試験の数は、28件のランダム化比較試験を含む55件に増加している。これまでに行われたすべてのイベルメクチン試験のリストと、公開された研究へのリンクは、c19Ivermectin.com.22にある。

 FLCCCのCOVID-19処方手順は当初MATH +(治療の主要成分に基づく頭字語)と呼ばれていたが、いくつかの調整と更新の後、予防と早期外来治療手順は、現在、I-MASK +23として知られ、病院での治療はI-MATH+24と名称が変わった。イベルメクチンが追加されたからだ。

 この2つの処方手順(25,26)は、FLCCCのウェブサイトから多言語でダウンロードできる。また、I-MATH+病院処方の臨床的・科学的根拠は査読を経て、2020年12月中旬にJournal of Intensive Care Medicine27に掲載された。

NIHは規制を緩め、FDAは予防的使用を認めないと警告

 2021年1月中旬、NIHは、主にコーリー(Kory)らによって提示されたデータのおかげで、イベルメクチンに関するガイドラインをやっと改訂した。しかし、NIHは使うなという警告はもう出していないものの、イベルメクチンを完全には推奨しておらず、その緊急時使用許可も与えてはいない。

 その結果、多くの医師が保健当局の推奨に反して承認適応症外処方することを望まないため、米国の多くの患者にとってイベルメクチンにアクセスするハードルは依然として高い。

 「それ故、この運命の岐路において、私たちは次の選択しなければならない。腐敗した組織、医療当局、大手製薬会社、そして反社会的人間である億万長者たちによって身代金を要求され続けるのか、あるいは私たちのケアを受けている人々に害を与えず、常に最善を尽くすという道徳的かつ専門的な義務を果たすのか。後者には、世界中の同僚と緊急に連絡を取り、我々が試した安全な旧来の医薬品のうち、どの薬がCOVIDに使用できるかを議論することが含まれる。」~ テス・ローリー(Tess Lawrie)博士~

 米食品医薬品局はさらに非好意的な立場を取り、2021年3月5日には出してあった消費者への警告を、2021年3月9日、予防薬としてイベルメクチンを使用しないようにした(28)。

 FDAはまた、イベルメクチンをCOVID-19の予防薬としても治療薬としても承認していない(29)。

「COVIDにイベルメクチンを!国際会議」
 2021年4月24日から25日にかけて、ローリーは第1回「COVIDにイベルメクチンを!」国際会議をオンラインで開催した(30)。この会議では、世界中から集まった12人の医療専門家(31)がそれぞれの知識を共有し、作用機序、予防、治療の処方手順、そしていわゆるロングハウラー症候群(訳注:予想以上に症状が長期化する事例)を含む予防と治療のための処方手順、研究結果、実地データを検討した。

  すべてのレクチャーはZoomを通して記録され、Bird-Group.org.(32)で見ることができる。閉会の挨拶でローリーは次のように述べた:(33)

 「イベルメクチンの話は、私たちが医学の歴史の中で異例の分岐点に立っていることに光を当てています。私たちが治療のために使用しているいろいろな手立てや、患者とのつながりが、企業の強欲に由来する容赦ない偽情報によって、組織的に毀損されているのです。

 イベルメクチンの話は、私たち国民が当局へ間違った信頼を寄せ、金と権力がどれほど腐敗するかを過小評価していたことを示しています。

 もし、2020年に世界中の医療関係者がイベルメクチンの有効性を当局に知らせた時に採用されていたら、何百万人もの命が救われ、それに伴う苦しみや損失を伴うパンデミックを迅速かつ時機を失せずに終わらせることができたかもしれません。

 それ以来、何億人もの人々が人類史上最大の医療実験に巻き込まれています。集団予防接種は、証明されていない新しい療法でした。何千億もの利益がビッグファーマ(巨大製薬業界)にもたらされ、その費用は国民によって支払われることになります。

 政治家や医療関係者ではない人たちが、私たち医師が病人に処方することを許されていることを私たちに指示しているため、私たち医師は、ヒポクラテスの誓い(訳注:米国の医療関係者が守るべきとされている倫理基準)を守ることができない状況に置かれています。

 この運命の岐路において、私たちは次の選択をしなければなりません。その選択とは、腐敗した組織、医療機関、大手製薬会社、そして反社会的人間である億万長者たちよって身代金を要求され続けるのか、それとも私たちのケアを受けている人々に害を与えず、常に最善を尽くすという道徳的かつ専門的な義務を果たすのか、という選択です。

 後者の選択には、世界中の同僚と緊急に連絡を取り、我々が試した安全な旧来の医薬品のうち、どの薬がCOVIDに使用できるかを議論することが含まれています。」

 今回の会議でローリーは、世界中の医師が協力して、人々を中心とした新しい世界保健機関を設立することを提案した。「これほどまでに医師としての役割が重要視されたことはありません。なぜならば、これほどまでに多くの害をもたらすことに加担したことはなかったからです」と彼女は語った。


- Sources and References

1, 7 Antiviral Research June 2020; 178: 104787

2, 13, 15, 18 FLCCC December 8, 2020

3, 14 Medpage Today January 6, 2021

4 Evidence-Based Medicine Consultancy Ltd

5 Trial Site News April 9, 2021

6 Indian Journal of Tuberculosis July 2020; 67(3): 448-451

8 Financial Express April 14, 2021

9 WHO Therapeutics and COVID-19: Living Guideline March 31, 2021

10 WHO March 31, 2021

11, 12 The Blaze April 1, 2021

16, 19 FLCCC January 7, 2021 Press Release (PDF)

17 Newswise December 8, 2020

20 FLCCC Summary of Clinical Trials Evidence for Ivermectin in COVID-19 (PDF)

21 Frontiers of Pharmacology 2020 DOI: 10.3389/fphar.2021.643369

22 c19Ivermectin.com

23, 25 FLCCC Alliance I-MASK+ Protocol

24, 26 FLCCC MATH+ Hospital Protocol

27 Journal of Intensive Care Medicine December 15, 2020 DOI: 10.1177/0885066620973585

28 U.S. FDA March 5, 2021

29 U.S. FDA December 16, 2020

30 Ivermectin for COVID Conference

31 Ivermectin for COVID Conference Speakers List

32 Bird-group.org Conference videos

33 The Desert Review May 6, 2021

イベルメクチンの大量分配後にデリーのCOVID症例者数は激減


<記事原文 寺島先生推薦>

Number of COVID Cases in Delhi Crashed after Mass Distribution of Icermectin

Asia-Pacific Research 2021年5月31日

トーマス・リフソン(Thomas Lifson)著

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2021年6月25日


 インドは最近COVIDに恐ろしいほどに苦しんでおり、死者の総数が不明のままである可能性が出ているほどだ。しかし首都デリーでは、イベルメクチンの大量分配が始まっており、その効果は驚くべきものだ。

 Climate Audit というブログを開設しているステファン・マッキンタイアは、以下のような驚くべきグラフを自身のツイッターに投稿した。



 この結果は、メキシコ・シティで行われたイベルメクチンの大量分配後の結果と一致している。以下は、2021年5月21日に、ジェームス・V・ディロングが投稿した記事の一部だ。

 それでもこの国(米国)のほとんどの医師たちは、イベルメクチンを処方することを拒んでおり、この国の多くの病院も、COVID重症患者に対してでさえ、イベルメクチンを治療薬として登録することを拒んでいる。その理由は、二重盲検法が不足しているためだ、とのことだ。二重盲検法は、高価で、時間もかかり、誰の得にもならないというのに、だ。イベルメクチンは、ジェネリック薬であり、特許保護もされていないのだ。

(訳注 二重盲検法)とは、暗示作用など心理的影響を避けて薬効を正しく評価するために、患者および医師の双方に治験用薬と偽薬の区別を知らせず、第三者である判定者だけがその区別を知っている薬効の検定法である。)

 ニューヨーク州バッファロー市在住のある女性が、入院中にイベルメクチンによる治療を受けるために、裁判費用を自己負担して裁判を起こす羽目になった。治療を受けても良いという判決が出た後に、その女性は治療を受け、病状が回復し、退院した

 ワクチンが高価すぎて大量購入することができないような、より貧しい国々では、イベルメクチンに頼らざるを得なくなっている。このような状況のために、逆に大規模な臨床実験が効果的に行えている。 (医療研究で必要な「鉄則」である二重盲検法や、無作為実験や、管理条件は満たされていないのだが)。そのような「鉄則」が守られていない状況が、イベルメクチンの効果を否定する人々が、「自分たちは正しい」という立場を崩さずにいられる理由になっている。

 気にとめておいて欲しいことは、承認された効果的な治療法がほかに存在するのであれば、試用段階にあるmRNAワクチンの大規模な接種の緊急使用が承認されなくなる、という点だ。そうなれば、ワクチン製造業者の懐に、何十億ドルもの儲けが転がり込むという事態は起こらなくなるであろう。

 おことわり:もちろん、私は医師ではないし、医療に関する助言を行える資格はない。この記事の目的は、情報を広めるためだけであり、読者に何らかの治療法を勧めるものでもない。

公的医療機関と医療業者による大量殺人はいつやむのだろうか


<記事原文 寺島先生推薦>

When Will the Mass Murder by Public Health Authorities and Health Care Providers Cease? 

ポール・クレイグ・ロバーツ(Paul Craig Roberts)博士著

Global Research 2021年6月11日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2021年6月20日

 Covid治療におけるヒドロキシクロロキンの効用についての305件のすべての論文はこちらを参照。初期に使用すれば、ヒドロキシクロロキンはCovid治療に非常に効果があり、致死率を下げる。世界の西側以外では、ヒドロキシクロロキンが採用されている。c19study.com を参照。

 Covid治療としてのイベルメクチンについての96件すべての論文については、こちらを参照。イベルメクチンはもっと効果的で、Covidの後期症状の治療にも有効である。

 これら2件の安全で効果的なCovid治療法については、効果があるという証明が完全に示されているにもかかわらず、巨大製薬産業や、ファウチ博士のような公的医療機関のトップたちや、医師会や、病院や、医療産業機関や、売女マスコミが手を組んで、Covid患者に対する効果的で、安全な治療法を否定してきたのだ。Covidによる死のほとんどすべては、効果的な治療法を否定してきたからこそ起こってしまった、というのが真実なのだ。

 よく知られている事実だがCovidワクチンは危険だ。多くの人々、特に若者たちにとって、このワクチンはCovidそのものよりも危険だ。その明らかな証拠が出されているのに、プロパガンダがまき散らされ、若者たちにワクチンを受けさせる雰囲気が煽られている。

 本当にとんでもないことなのだが、医療機関がこれだけ無能であるか、あるいはこれだけ腐敗しているので、医療機関は巨大製薬産業の利益を人間のいのちよりも優先しているのだ。これらの機関の多くは、Covid患者にヒドロキシクロロキンや、イベルメクチンを投与した医師をさらし者にして、医療機関の正当な手続きに従っていないと批判している。それでも何度も繰り返してそのような行為を行う医師たちに対しては、検閲の対象としたり、解雇したりしている。言い換えれば、そのような医師たちはCovid患者たちに効果的で安全な治療法を提供することを遮られている、ということだ。

 さらに言い換えれば、かけがえのない人々の命を救うことこそ、医師の役割のはずだ。それなのに、巨大製薬産業のワクチン利権を守る医師たちが、重宝されているのだ。

 最初から、Covidは医療と生命に対する陰謀だったのだ。Covidは利を得ようとするものたちの企みであり、独裁的な政権が民衆に対する権力を強めようという企みだったのだ。

 この企みに対して大規模な訴訟が起きて当然なのだ。そしてCovidに対する効果的な治療法を妨害して、こんな死のワクチンを打たせようとする者たちは大挙逮捕されて当然なのだ。



Dr. Paul Craig Roberts is a frequent contributor to Global Research. 



「ワクチン効果」を底上げするためのデータ操作 : アメリカ疾病管理予防センター(CDC)の手口

「ワクチン効果」を底上げするためのデータ操作 : アメリカ疾病管理予防センター(CDC)の手口

<新方針>①ワクチン接種者の「接種後感染」の数を人為的に減らすこと、②ワクチン未接種者には従来通りの規則を適用し感染者数を増やすこと。
<記事原文 寺島先生推薦>

How the CDC Is Manipulating Data to Prop-up “Vaccine Effectiveness”

New policies will artificially deflate “breakthrough infections” in the vaccinated, while the old rules continue to inflate case numbers in the unvaccinated.

How the CDC Is Manipulating Data to Prop-up “Vaccine Effectiveness” - Global ResearchGlobal Research - Centre for Research on Globalization


2021年5月20日

キッド・ナイトリー(Kit Knightly)

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2021年6月13日




 米国疾病管理センター(CDC)は、「Covid19」のデータ記録と検査のやり方を変えている。その目的は実験的な遺伝子治療「ワクチン」が、疑惑に包まれたこの病気の予防に効果があるように見せかけることだ。

 彼らはこのことを秘密にすることなく、4月下旬から5月上旬にかけてウェブサイトで方針の変更を発表した(当然ながら、変更の背景にある隠しようもない動機は認めていない)。

 彼らが何を考えているかは、これ「ブレイクスルー感染」と彼らが呼んでいるものについて報告している中にある。「ブレイクスルー感染」とは、Sars-Cov-2感染に対する完全な「予防接種」を受けたにもかかわらず、結果的に感染してしまった人たちのこと。

 基本的に、Covid19が、次の2つの重要な要素に基づいた完全なでっち上げパンデミックであることは、聴く耳を持つ人には、この間ずっと示されてきた。

 1. 擬陽性検査。全く当てにならないPCR検査もサイクルしきい値(CT値)を変えることで擬陽性者の数を多く報告できる。

 2.   膨れ上がった症例数。世界中で使用されている「Covid感染者」の信じられないほど広い定義では、たとえ全く症状がなくても、検査で陽性反応が出た人を「新型コロナウイルス感染者」としている。

 この2つの方針がなければ、誰にもはっきりわかるパンデミックは全く起こらなかっただろう。そして今、CDCは2つの方針を変更した。それはワクチン接種者には適用されない。

 第一に、「ブレイクスルー感染」が疑われるサンプル検査のCT値を下げる。

 「ブレイクスルー感染が疑われる場合」の対処について州保健当局へのCDCからの通達(4月下旬にCDCのサイトにアップされたもの):

 RT-PCRサイクルしきい値(Ct)がわかっている症例では、Ct値が28以下の検体のみをCDCにシーケンス(訳注:遺伝情報<DNAを構成するヌクレオチドの塩基配列>を解読すること)用に提出すること。(Ct値がそれより高い場合は、シーケンスは不可能)

 今回のパンデミックでは、CT値が35を超えることが当たり前になっており、世界中の実験室では40サイクル台のCT値を使っている。

 大事な点は、実験室では陽性の結果を出すために必要であればどんなサイクル数でも使っていたことだ。専門家はそんなことは無意味だと警告していた。(ファウチですら、35サイクル以上は無意味だと言っていた

 しかし、この期に及んで、完全にワクチンを接種した人に限り、CDCは28サイクル以下で出されたサンプルのみを受け入れるのだという。これは、公式に記録される「ブレイクスルー感染」の数を減らすための意図的な決定であるとしか考えられない。

 第二に、無症状ないし軽微な感染者は今後「新型コロナ感染者」としては記録しないことになる。

 
 その通り。CT値が28という低い値で採取されたサンプルから、Covid19の原因とされるウイルスの塩基配列が判明したとしても、CDCは入院や死亡に至らない「ブレイクスルー感染」の記録を今後残すことはない。

 CDCのサイトから:

 2021年5月1日より、CDCは報告されたすべての「ブレイクスルー感染」を監視するのではなく、原因を問わず入院した症例や死亡した症例のみを特定して調査することに注力するように移行しました。この移行により、臨床上および公衆衛生上最も重要な症例について収集されるデータの質を最大限に高めることができます。2021年4月26日に最終更新された以前の症例数は、参照用としてのみ利用でき、今後は更新されません。

 全く同様に、無症状であること、つまり軽い症状し か出ていないことは、「新型コロナ感染者」としてカウントされなくなる。ただしそれはワクチン接種した者のみ。

 CDCは新しい方針を打ち出し、実質的に重層的な診断システムを構築することになった。つまり、今後、ワクチンを接種していない人は、ワクチンを接種した人に比べて、容易にコロナ感染者と診断されてしまうということだ。

 こうなる。

 Aさんはワクチンを接種していない。40サイクルのPCR検査でコロナ陽性。無症状にもかかわらず、公式には「コロナ感染者」とされる。

 Bさんはワクチン接種済み。28サイクルのPCR検査でコロナ陽性。高熱で6週間寝たきり。入院して死亡しなかったということで「コロナ感染者」とされない。

 Cさんはワクチン接種したにもかかわらず死亡。高熱と呼吸器疾患で数週間入院したあとで死亡。ただ、コロナ陽性と判断されたPCR検査のCT値は29サイクル。故にこれも公式には「コロナ感染者」とはされない。

 CDCは、「病気」が測定の仕方によって現れたり、消失したりすることの妙技を誇示しているということだ。

 はっきりさせよう:もしこの二つの方針が2019年12月以降、「コロナ」への世界共通の接近法になっていたら、パンデミックは全く存在しなかっただろう

 この方針がワクチンを接種した人だけに適用され、ワクチンを接種していない人には従来のルールを適用した場合、唯一考えられる結果は、公式記録では「新型コロナ感染」はワクチン未接種者の方がワクチン接種者よりもはるかに広範囲になる、ということだ。

 これは、一方の数字を継続的に膨らませ、もう一方の数字を組織的に最小化するための方針だ。

 これを明らかな意図的詐欺行為と言わなくて何と言うのだろうか?

ニューヨーク・タイムズのベストセラー作家の嘆き。「今の世界でイベルメクチンほどの大ニュースを知らない。なぜそれが記事にならないのか?」

<記事原文 寺島先生推薦>

“I Don’t Know of a Bigger Story in the World” Right Now Than Ivermectin: NY Times Best-Selling Author

So why are journalists not covering it?


Global Research
2021年5月27日
ニック・コービシュリー(Nick Corbishley)著
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2021年6月15日

 ニューヨーク・タイムズの超売れっ子記者のマイケル・カパツォ記者が、最近「Covidを打ち砕く医薬品」という題名の記事を発表した。15ページのこの記事が追いかけているのは、すべての大陸の前線の医師たちが挑み続けている途方もない苦闘についてだ。彼らが望んでいるのは、イベルメクチンが、Covid-19の治療薬として承認されることだ。しかしそれと同時に、記者たちや、メディアや、SNS業界は、イベルメクチンの情報を排除しようと絶え間なく活動している。

 カプッツォ記者によれば、イベルメクチンのおかげで、「インドのウッタル・プラデーシュ州や、ペルーや、ブラジルなど、世界中で何十万人、いや何百万人もの人々が死なずに生きることができている」とのことだ。それなのにメディアは全力で、「イベルメクチンはCovid-19の治療薬として、効果的で、手に入りやすく、手ごろな価格である医薬品だ」という情報が「間違いだということを証明」しようとしてきたのだ。メディアは世界中の医療当局が主張している「イベルメクチンの使用を正当化できるような十分な根拠がない」ということを繰り返し伝えてきた。

 記者としての立場から、カプッツォ記者は、「自分の目で、もう一つの真実を目にした」と語っている。米国の多くの患者についての、そのもう一つの真実は、報道されることもない。その患者たちの命は、イベルメクチンのおかげで助かり、イベルメクチンは世界中の人々の生命を救う戦いの先陣を走ってきたというのに。さらに以下の5名の医師たちのことも報じられてこなかった。その医師とは、ポール・マリック医師、ウンベルト・メドゥーリ医師、ホセ・イグレシアス医師、ピエール・コーリー医師、ジョー・バロン医師だ。5名とも深く尊敬されている医師だ。彼らのリーダーシップのもとにあるFront Line COVID-19 Critical Care (FLCCC:COVID-19最前線緊急治療)協会を通じて、これらの医師たちはすでにCovid-19の治療法を強化しており、このウイルスに対しては副腎皮質ホルモンを使用することが効果的であることを発見し、その使用を促進していた。しかし、FLCCCがイベルメクチンも使用すべきだと要求したことに対しては、医療当局からは抵抗の壁が、メディアからは沈黙の壁が形成された。

 「私が心から望んでいるのは、世界に両面を見て欲しいということです」とカプッツォ記者は嘆いている。しかし不幸にも、ほとんどの記者はもう一方の真実を語ることには興味を示していない。もし興味があったとしても、出版社がそのような記事を出版することを拒むだろう。

 このような状況だからこそ、ピューリッツアー賞に6度ノミネートされた経歴を持ち、ニューヨーク・タイムズ社出版のノンフィクション、「Close to Shore」や「Murder Room」というベストセラー著書で知られているカプッツォ記者が、最終的にイベルメクチンに関する記事を出版できたのが「Mountain Home」という地方の月刊誌だったのだ。「Mountain Home」誌は、ペンシルベニア州の山間部やニューヨーク州のフィンガー湖地方の住民が購読者である雑誌であり、カプッツォ記者の妻が編集者をつとめている。このような事実も、私が今日、カプッツォ記者の記事に関するこの記事を書いた理由だ。簡単に言うと、できるだけ多くの人々(特に記者の人々)にカプッツォ記者の記事を読んでもらいたいからだ。

 カプッツォ記者自身が語っている通り、「世界でイベルメクチンの話よりも大きなニュースは知らない」という状況だ。

ニュースが全く報じられていない

 2020年12月8日、FLCCC(COVID-19最前線緊急治療協会)の会員であるピエール・コーリー医師は、米国国内安全委員会(US Homeland Security Committee Meeting)に対して、イベルメクチンが、ウイルス治療に効果的であり、炎症を抑える効果があるということについて、9分間の熱のこもった証言を行った。このYou Tube動画は(私も含めて)合計900万人が視聴したが、その後You Tubeの所有者であるグーグル社により削除された。カプッツォ記者が徹底的に指摘していた通り、伝統的なメディアも、SNSも、これまで非常に長い間、人々にイベルメクチンのことを知らせないようにしてきていたのだ。この医薬品は非常に効果的であり、(メキシコやアルゼンチンなど)いくつかの国では、イベルメクチンを使った恩恵を受けている。それなのに、多くの人々は完全にイベルメクチンの存在を知らない。しかしそれは驚くことではないのだろう。というのも、この情報が世間に知らされることがほとんどないからだ。

 (以下はカプッツォ記者の記事からの抜粋)

 世界の主たるメディアからこのニュースは排除されていて、イベルメクチンの周りには鉄のカーテンが降ろされているようだ。インドやブラジルでCOVID-19の恐怖を大声で知らせる記者たちも、イベルメクチンが、ブラジルの熱帯雨林で蔓延しているP-1変異種を撲滅し、インドでもCOVID-19やすべての変異種を壊滅させていることは報じなかった。イベルメクチンが南米で何十万もの人命を救った事実はニュースにはならず、南米の小作農たちが(COVID対策に)馬肉を食べていたニュースが、嘲笑の対象として報じられていた。コーリー医師は、「記者たちは、世界的流行のさなか、もっとも効果的な救命措置として世界が手にしている知識を否定している」と語りさらに、「お年寄りの人たちや、有色人種の人たちや、貧しい人たちに特に有効なこの医薬品のことは報じず、南米の絶望的な致死率のことを嘆いているだけだ」とも語っている。

 コーリー医師の証言から3日後に、 AP通信社の「事実確認記者」が、コーリー医師にインタビューを行った。そのインタビューに関して、コーリー医師は、「20分間かけてイベルメクチンの臨床実験で得られた証拠を説明しました(15件以上の無作為で複数の観察臨床実験の結果についてです)。そのすべてでイベルメクチンの劇的な効果が見受けられた、と伝えました」と語っている。しかしAP通信の記者の評価によれば、「この情報は誤情報です。イベルメクチンがCOVID-19の治療薬として安全で効果のある治療法であるという証拠は示されていません」とのことだった。イベルメクチンに対する多くの批判記事と同様に、この記者はイベルメクチンのデータや証拠を詳細に調べてはおらず、ただ「証拠不十分」としてイベルメクチンの効果を否定しているだけだ。そしてその根拠として、NIH(米国国立衛生研究所)やWHO(世界保健機関)の推薦を受けていないことをあげている。その理由は、イベルメクチンの真の効果を詳細に論じれば、AP通信社や公共医療機関が、発展途上国の何千人もの貧しい人々の生命が、現状軽んじられている事実の説明をする際に、立場が危くなるからだ。

 メディアだけではなくSNSにおいても、イベルメクチンに対しては、西側や製薬業界の帝国主義者たちが奇妙な体制を作って対抗している。2021年1月12日、ブラジルの保健大臣が、120万人のフォロワーに対して以下のようなツイートを残した。「COVID-19対策を保留するのではなく、医療機関に行き、早期治療を受けることを求めてください」と。しかしツイッター社は世界で5番目の人口をもつ主権国家であるブラジルの公共医療機関の公式発表のツイートを削除したのだ。その理由は、「人々を惑わせ、人々に害を与える可能性のある情報を広めた」からだとのことだった。(なお、“早期治療”という言葉は、“イベルメクチン”の暗号だ)。1月31日に、スロバキアの保健大臣は、「イベルメクチンの使用を承認する」という内容をフェイスブックに投稿したところ、フェイスブック社はその投稿を削除し、その投稿が掲載されたページを完全に削除した。そのページとは「医学博士ためのイベルメクチンのページ」であり、100以上の国々から1万200人の登録者がいるページだった。

  アルゼンチンでは、予防学の研究で、他の研究者たちからの名声が高いヘクター・カルバロ教授(医師でもある)によれば、イベルメクチンに関する同教授の科学文書はすべてネット上から排除された、とのことだ。

 カルバロ教授は、マリク医師(先述の5名の医師の一人)や、同僚にこんな書簡を送っていた。「私たちの主張が、人体の中でもっとも敏感な器官に影響を与えることになったようです。それは”お金“です」と。コーリー医師の証言の動画の視聴回数が900万回に達しようとしていたとき、グーグル社が所有しているYouTubeは、コーリー医師が上院で行ったその公的証言の動画を削除した。こうやってコーリー氏の最も大きな声が消されてしまったのだ。

(カプッツォ記者の記事からの抜粋はここまで)

「地球上で最も力強い存在」

 マルコムXは、かつてメディアのことを「地球上で最も力強い存在である」と語っていた。マルコムによれば、メディアには「無実の人を有罪にする力や、有罪の人を無実にする力がある。それが権力だ。そうやってメディアが大衆の心を抑制しているのだ」とのことだった。こんにち、その力を牛耳っているのが、世界最大のIC産業や、ソーシャルメディア企業たちだ。ソーシャルメディアも、伝統的なメディアも、現在の世界的流行時に、何百万もの人々の命を救う可能性のある薬品の情報を人々の前から消す権力をもっているのだ。メディアがイベルメクチンのことを報じる際は、ほとんど常にその良くない面に光を当てた報じ方をしている。「イベルメクチン」という言葉を使う際は「問題が多い」という説明をつけることが、ニューヨーク・タイムズ紙を含めたかなりの数のメディアで見られる。この医薬品は、40年前に製造されたものであり、この医薬品を開発した人々は2015年にノーベル医学賞を受賞している、というのにだ。

 このような状況にもくじけず、前線の医師たちは各国の医療機関に対して、covidの治療薬として、イベルメクチンは、他とは比べものにならない効果や安全性があることについて説得しようと努力してきた。そのような医師たちの中には、著名な独立医学研究者であるテス・ローリー医師がいる。カプッツォ記者の記事の通り、ローリー医師は英国国民保険サービスや世界保健機関に対して、薬品の効果や安全性の評価を行い、臨床診療の国際的な指針を設定している人物である。

(以下はカプッツォ記者の記事からの抜粋)

 「コーリー医師が引用した27本のイベルメクチンについての論文をすべて読みました。その結果得られた証拠は、首尾一貫しており、明らかなものです」とローリー医師は語っており、あるメタ分析結果を送った。メタ分析とは、複数の疫学統計結果を統合した評価検査であり、医学における証拠を記載する最も信頼度の高い検査のことである。そのメタ分析結果をローリー医師は英国保健センター長や、国会議員に送り、さらにはボリス・ジョンソン首相にも動画を送った。その動画には、「素晴らしいニュースです。COVID-19に対する効果的な治療薬について確実な証拠が得られたのです」というコメントもつけられていた。さらに、イベルメクチンは、COVID-19の予防や治療として、即座に「世界中で組織的に採用されるべきです」というコメントも書かれていた。

 英国の指導者やメディアから無視されたローリー医師は、BIRD会(British Ivermectin Recommendation Development)の1日間行われたネット会議でこの内容を伝えた。そのネット会議には、米国、カナダ、メキシコ、英国、アイルランド、ベルギー、アルゼンチン、南アフリカ、ボツワナ、ナイジェリア、オーストラリア、日本から60人以上の研究者たちが参加していた。参加者たちの評価によれば、イベルメクチンは、世界保健機関が使用している「臨床診療指針を開発するための絶対的基準」である「使用許可を決定する証拠条件」をすべて満たしているとのことで、「イベルメクチンの使用を世界中に広げるべきだ」という結論を出している。

 ローリー医師はジョンソン首相にこう語っていた。「ほとんどの皆さんには、私が言っていることを信頼していただけると思います。というのも、私も医学博士だからです。なによりもまず、私たちには、人々を助け、命を救う、害を与えないという道徳的な義務があります。どうか人命救助が始まりますように」。しかしローリー医師のもとには何の返事もなかった。

 さらに、イベルメクチンの利点を訴えている人々はいる。例えば、リバプール大学の著名な薬理学者であり、医学の独立研究者であり、世界保健機関や、医療組織であるユニットエイドの重役を務め、COVID-19の治療法の可能性を研究しているアンドリュー・ヒル医師だ。ヒル医師が率いている23カ国の研究者で構成されている研究チームの報告によれば、COVID-19の治療法を9ヶ月間調査してきたが、医薬品のレムデシベルのようなうまくいかない薬品しか見つからなかった、とのことだ。ヒル医師は、「まがい物をいくつもつかまされた」が、その中でイベルメクチンだけが、COVID-19の治療薬として効果があり、イベルメクチンの安全性と効用は驚くべきもので、「素晴らしい効果で」、「斬新だった」と述べている。WHOの研究者であるヒル医師の結論によれば、「イベルメクチンはCOVID-19の致死率を81%軽減する」ということである。
(カプッツォ記者の記事からの抜粋終わり)

イベルメクチンが、なぜわざと足踏みさせられているのか?

 それでもほとんどの医療機関や政府は足踏みを続けている。彼らは「もっと証拠が必要だ」と言っている。この間ずっと、世界中のほとんどの国々の医師たちは、今世紀最悪のパンデミックとの闘いに利用できるCOVID19の初期症状に対処する医薬品を手にできていないままだ。カプッツォ記者は自身の経験を持ち出して、世界的危機にあるにもかかわらず、COVID19の治療法が全くないエピソードを紹介している。

(以下はカプッツォ記者の記事からの引用)

 ニューヨークの広告代理店の副店長である私の娘のグレースが、最近COVID-19に感染した。グレースは、野宿者たちや、隔離された旅行者たちとともに、タイムズ・スクエアの「COVIDホテル」に隔離された。グレースの部屋の鍵は取り外された。看護師たちは、グレースが部屋を出て行かないよう、ホールを巡回しており、生きていることを確認するため、毎晩グレースを起こしていた。治療のためではない。というのも、COVID-19の治療として承認された治療法がないからだ。グレースの体内酸素濃度が下がったときだけ、病院に搬送して、そこでCOVID-19の治療として唯一認められている治療が処方された。それは、肺機能の停止を防ぐと考えられているステロイド剤だった。

(カプッツォ記者の記事からの引用終わり)

 医療機関がイベルメクチンのような、非常に有望で、耐用性も良好で、非認可で安価な薬品の使用を拒んでいることとして、3つの理由が考えられる。

 ①ジェネリック医薬品であるイベルメクチンは、安価で、広く普及しているため、イベルメクチンが、covidの初期症状の主力の医薬品になれば、巨大製薬産業が得られるお金がグンと減ってしまうことになる。

 ②ほかの製薬会社も、Covid-19の新しい治療薬を開発中であり、それらの治療薬がイベルメクチンと販売面で競合せざるを得なくなる。そのような製薬会社の中には、イベルメクチンを作った会社であるメルク社も含まれており、同社は抗ウイルスの複合剤であるモルヌピラビルという医薬品について、COVID-19の臨床実験の第三相を行っている。このような状況下であるので、同社が最近以下のような声明を出したのであろう。「イベルメクチンが、COVID-19の治療に対して効果の可能性があるという科学的根拠は何ら得られていません」

 ③さらに、もしイベルメクチンがcovid-19の治療薬として承認されれば、「緊急使用許可」であると承認されているcovid-19ワクチンの使用許可が認められなくなる危険を生む。現在covid-19ワクチンの「緊急使用許可」が認められている基本的な理由のひとつに、この病気に対するワクチン以外の治療法が普及していない、という理由がある。 イベルメクチンや、フルボキサミンなどの有望な医薬品がCovid-19の初期症状の治療法として承認されれば、ワクチンの使用許可が取り消される可能性もある。

 これが、手頃な価格で手に入り、すぐに普及できる状態であり、毒性も少ないイベルメクチンという医薬品が、効用があることを示す証拠が山のように積み重ねられているのに、Covidに対する治療法として再利用されない理由の説明になるかもしれない。

 イベルメクチンは、既に20ヶ国以上で、covid-19の治療法として承認されている。その中にはメキシコも含まれており、メキシコシティのクラウディア・シェインバウム市長が最近語ったところによると、イベルメクチンは入院者の数を76%も減少させたそうだ。先週(5月第3週)の時点で、メキシコシティ在住者のうち13万5000人がイベルメクチンによる治療を受けた。世界で2番目に人口の多い国であり、世界で最も多くの医薬品を製造している国のひとつであるインドも、covid-19の初期症状の治療法としてイベルメクチンを推奨している。これは世界保健機関からの助言とは相容れない方向だ。

 エモリー医科大学学部長ビカス・P. スクトメ医師が最近「タイムズ・オブ・インディア」紙のコラムに書いた文書によると、インドでイベルメクチンやフルボキサミンなどの医薬品を採用すれば、「急激にCOVID-19の感染者数を減らし、さらに入院すべき患者数や、必要となる酸素補給具や、集中治療を減らし、入院中の患者たちの症状も改善する」見込みがある、とのことだ。

 インド政府がCOVID-19の初期症状の治療法としてイベルメクチンや、ブデソニドを認めてから4週間で、インドはここ40日で最も低い感染者数を記録した。


 インドの多くの地方では、感染者数のグラフは、ほぼ垂直方向に減少している。メキシコシティと同様に、首都デリーでも入院者数は激減している。10日間で、集中治療室の使用率は、99%から77%にまで減った。死者数も減っている。 陽性結果がでる割合も、たったここ1ヶ月で35%から、5%に激減している。

 この潮流に乗り遅れている地域のひとつが、タミル・ナードゥ州であり、感染者数が未だに激しく上昇している。この状況は、この州で新しく選ばれたMKスターリン知事が、レムデシビルという医薬品を好み、イベルメクチンをこの地域の治療法から外したという事実と関係がありそうだ。その結果は?感染者数はうなぎのぼりだ。先週(5月第3週)末には、スターリン知事は、再度方向修正して、イベルメクチンを再度採用した。

 今のところ、インドの死者数はかなり高止まりしている状態だ。さらに気になることは、死者数が低く報告されているという点だ。しかし、死者数はこの先低下し始めるかもしれない。イベルメクチンを広く採用している全ての国では、最後に低下するのが死者数であり、先に感染者数と入院者数が低下している。もちろん、このような数値の低下が起こっている原因が、イベルメクチンを使用したことであるということを決定的に証明することはできない。 これだけ首尾一貫した証拠があるとしても、それだけでは相関関係は認められない。厳しい都市封鎖措置や、移動の禁止措置も大きな効果を上げたと考えられるからだ。

 しかし、あちこちの国や地域で、イベルメクチンの効用を支持すると思われるはっきりとした証拠が出ている。そしてそのような効用が、3件のメタ分析により、詳しく分析されている。

 インドがイベルメクチンの採用を決めたこと(いくつかの州では病気の予防薬としても採用されている)は、世界の潮流を変える可能性がある。私が3週間前に書いた記事の通り、インドの感染者数や、入院者数や、死者数の減少が、イベルメクチンを採用している他の国々と同じくらいの速さで起こるのであれば、堰を切ったように流れは変わるだろう。しかしそうなるためには、イベルメクチンの効用を伝えるニュースが世界の人々の目や耳に届かないといけないのだ。そしてそうなるためには、カプッツォ記者の記事の通り、世界の記者たちは本来の仕事に取り掛かり、命に関わるこの話の両面を伝えないといけないのだ。

WHOの主任研究員にインド弁護士会が告訴状。イベルメクチンの虚偽情報を流し、その効果(エビデンス)の圧殺を図ったとして

<記事原文 寺島先生推薦>

The Campaign against Ivermectin: WHO’s Chief Scientist Served with Legal Notice for Disinformation and Suppression of Evidence


2021年6月3日

コリン・トッドハンター(Colin Todhunter)

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2021年6月12日


 2021年5月25日、インド弁護士会(IBA)は、世界保健機関(WHO)の主任研究員であるスミヤ・スワミナサン(Soumya Swaminathan)博士に対し、「自分の思惑を果たすために、虚偽情報を広め、インドの人々を惑わした行為」を理由に、51ページの法的通知を送達した。

 ムンバイを拠点とするIBAは、インドの司法制度に透明性と説明責任をもたらすために奮闘している弁護士の団体。法律知識の普及に積極的に取り組み、正義のために戦う弁護人や一般の人々に指導と支援を行っている。

 この法的通知によるとスワミナサン博士は:
 「イベルメクチンに関する虚偽情報キャンペーンを展開している。イベルメクチンがCOVID-19の予防薬、そして治療薬として効果があることを隠蔽してのことだ。大量の医学データが、高度な専門的資質を持ち、経験も豊富で、広く尊敬されている医師や科学者たちによって集積され、呈示されているという事実も彼女は完全に無視している。」

 さらには、
 「ソーシャルメディアや主流メディアで声明を発表し、イベルメクチンを人々が使用しないように仕向けたり、「COVID-19管理のための国家ガイドライン」に「イベルメクチン」を盛り込むことを行った、デリーに本拠があるICMR(Indian Council of Medical Researchインド医学研究評議会)やAIIMS(All India Institute of Medical Sciences全インド医学研究所)のような評価の高い機関・施設の信頼性を攻撃している。」

 IBA(インド弁護士会)は、スワミナサン博士がインド国民の生活にさらなる損害を与えることのないよう、法的措置を講じている、と述べている。

 この通知は、「Front Line COVID-19 Critical Care Alliance」(FLCCC)および英国イベルメクチン推奨開発(BIRD)委員会が実施した研究および臨床試験に基づいている。これらの組織は、COVID-19の予防と治療にイベルメクチンを推奨する論拠を補強する膨大なデータを提示している。

 IBAは、さらに、スワミナサン博士がこれらの研究や報告を無視し、インドの人々にイベルメクチンの使用を思いとどまらせる意図で、イベルメクチンの有効性に関するデータを意図的に隠蔽した、と述べている。

 しかし、デリーに本拠を置くインド医学研究評議会(ICMR)と全インド医学研究所(AIIMS)の2つの主要な医療機関は、彼女の立場を受け入れず、「COVID-19管理のための国家ガイドライン」に記載されているように、症状が軽い患者や自宅隔離中の患者に対して、「(投与)してもよい」のカテゴリーでイベルメクチンを推奨する姿勢を維持している。

 興味深いことに、スワミナサン博士への通告書に含まれるニュース記事やレポートへのいくつかのウェブリンクの内容は、通告以前には見られたが、今は削除ないし消去されたりしている。

 ワクチンメーカーや多くの政府は、自分たちのワクチン推進政策を守るために必死であり、イベルメクチンの有効性に関する情報やニュースを検閲しようとしているようだ

 法的通知の全文は「インド弁護士会」のサイトで読める。

 読者の方々には次の記事にもぜひ目を通していただきたい:「COVID死者数は、世界の主要都市でイベルメクチンを導入してから激減」。この記事は、ワールドネットデイリーニュースセンターのウェブサイトに最近掲載されたもの。

 OffGuardianのウェブサイトに掲載されている「COVIDワクチン:その不安定な構造」という記事もお勧め。この記事の筆者は、ファイザー社のワクチンの場合、1人の「COVID感染事例」を減らすためには119人にワクチン注射をしなければならず、残りの118人には何のメリットもなく、ワクチンを注射したこと自体で真の(潜在的な)リスクに晒されたことになると主張している。Lancet誌によると、119は相当控えめな数字である可能性がある、とのことだ。

Colin Todhunter is a frequent contributor to Global Research and Asia-Pacific Research.


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