新型コロナウイルスに「合成ウイルス」と思われる痕跡が見つかったという研究結果が発表された
<記事原文 寺島先生推薦>
New study claims to have determined origin of Covid-19
Covid-19の起源を特定したとする新たな研究結果
パンデミックの背景にあるウイルスは、「合成ウイルス」に典型的な遺伝子構造を持っている、と著者らは指摘する
出典:RT
2022年10月23日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2022年11月1日

ファイル写真。© Getty Images / Saul Loeb
Covid-19パンデミックを引き起こしたウイルスは、実験室でつくられた可能性が高いと、ドイツとアメリカの科学者が主張する研究結果が発表された。
3人の研究者からなるチームは、Sars-CoV-2の構造を 「野生」のものと実験室で作られた同等のものと比較した結果、遺伝子組み換えウイルスであると結論づけたのである。
ドイツのヴュルツブルク大学のヴァレンティン・ブルッテルと、米国のセルバ・アナリティクス研究所のアレックス・ウォッシュバーンと、同じく米国のデューク大学のアントニウス・ヴァンドンゲンが発表した前刷り論文によれば、Sars-CoV-2は文字通り遺伝子操作の「指紋」を持っているとのことであった。今週発表された論文では、3人の科学者が「制限部位」と呼ばれる遺伝子構造要素が、繰り返し現れるのを発見したと報告しており、彼らはこれをウイルスのゲノム(染色体上の遺伝情報)が「縫合」された痕跡であると述べている。
「研究室でウイルスを作る場合、研究者は通常、「制限部位」と呼ばれる縫合部位を追加したり削除したりするために、ウイルスゲノムを操作する。研究者がこれらの部位の変更する方法により、試験管内てゲノム合成を行った指紋のような役割を果たすことができる」と、この論文は主張している。
この論文によると、Sars-CoV-2の構造は、「野生のコロナウイルスでは異常」だが、「実験室で組み立てられたウイルスでは一般的」な構造をしており、さらに、制限部位が特定できる「※同義変異(別名サイレント変異)」が起こっている、という。このような変異が集中して見られることは、「無作為な進化によって生じたとは極めて考えにくい」と、査読前であるこの論文は述べている。
※サイレント変異(別名:同義変異)・・・遺伝子の塩基の文字が別のものに変わっても,指定するアミノ酸には変化がないタイプの変異のこと

<関連記事>米国の科学者が、致死的なCovidの新しい変種を作成
この研究結果は、「このウイルスは99.9%、の人工的で、おそらく操作された天然ウイルスの複製である」とブルッテル氏はドイツのニュースメディアntvテレビに語っている。この研究者は、自身の研究中に、自己免疫疾患のためのタンパク質ベースの薬を作るために日々行っているのと同様の操作の兆候を見つけたと語った。
ブルッテル氏は、免疫学分野の博士号を持ち、バイオテクノロジー業界の全国フォーラム「German Biotechnology Days」で今年のイノベーション賞を受賞しているが、ウイルスゲノムの異常に初めて気づいた2021年夏から、この研究に取り組んでいたとntvテレビに語った。
しかし、この研究は、カリフォルニア州ラ・ホーヤにあるスクリップス研究所のクリスティアン・アンダーソンを含む他の免疫学者から早速非難を浴びた。アンダーソンは、この論文を「ナンセンス」であり、「分子生物学の幼稚園程度の見識に合致しないほど深い欠陥がある」と烙印を押した。彼はまた、一連のツイートで自分なりのSars-CoV-2ゲノム解析の方法を提示した。
ギーセン大学ウイルス研究所を率いるドイツのウイルス学者フリーデマン・ウェーバーは、ブルッテルらが見つけた「指紋」は、この研究が指摘している縫合などの技術がなくても、ウイルスを遺伝子操作することは可能なので、必ずしも人工的な起源を指しているとは言えないと述べている。同時に、 遺伝子操作を行う際、そのようなやり方は、「必ずしも必要な方法ではなく、実際非常に複雑な手法である」、ともしている。
New study claims to have determined origin of Covid-19
Covid-19の起源を特定したとする新たな研究結果
パンデミックの背景にあるウイルスは、「合成ウイルス」に典型的な遺伝子構造を持っている、と著者らは指摘する
出典:RT
2022年10月23日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2022年11月1日

ファイル写真。© Getty Images / Saul Loeb
Covid-19パンデミックを引き起こしたウイルスは、実験室でつくられた可能性が高いと、ドイツとアメリカの科学者が主張する研究結果が発表された。
3人の研究者からなるチームは、Sars-CoV-2の構造を 「野生」のものと実験室で作られた同等のものと比較した結果、遺伝子組み換えウイルスであると結論づけたのである。
ドイツのヴュルツブルク大学のヴァレンティン・ブルッテルと、米国のセルバ・アナリティクス研究所のアレックス・ウォッシュバーンと、同じく米国のデューク大学のアントニウス・ヴァンドンゲンが発表した前刷り論文によれば、Sars-CoV-2は文字通り遺伝子操作の「指紋」を持っているとのことであった。今週発表された論文では、3人の科学者が「制限部位」と呼ばれる遺伝子構造要素が、繰り返し現れるのを発見したと報告しており、彼らはこれをウイルスのゲノム(染色体上の遺伝情報)が「縫合」された痕跡であると述べている。
「研究室でウイルスを作る場合、研究者は通常、「制限部位」と呼ばれる縫合部位を追加したり削除したりするために、ウイルスゲノムを操作する。研究者がこれらの部位の変更する方法により、試験管内てゲノム合成を行った指紋のような役割を果たすことができる」と、この論文は主張している。
この論文によると、Sars-CoV-2の構造は、「野生のコロナウイルスでは異常」だが、「実験室で組み立てられたウイルスでは一般的」な構造をしており、さらに、制限部位が特定できる「※同義変異(別名サイレント変異)」が起こっている、という。このような変異が集中して見られることは、「無作為な進化によって生じたとは極めて考えにくい」と、査読前であるこの論文は述べている。
※サイレント変異(別名:同義変異)・・・遺伝子の塩基の文字が別のものに変わっても,指定するアミノ酸には変化がないタイプの変異のこと

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この研究結果は、「このウイルスは99.9%、の人工的で、おそらく操作された天然ウイルスの複製である」とブルッテル氏はドイツのニュースメディアntvテレビに語っている。この研究者は、自身の研究中に、自己免疫疾患のためのタンパク質ベースの薬を作るために日々行っているのと同様の操作の兆候を見つけたと語った。
ブルッテル氏は、免疫学分野の博士号を持ち、バイオテクノロジー業界の全国フォーラム「German Biotechnology Days」で今年のイノベーション賞を受賞しているが、ウイルスゲノムの異常に初めて気づいた2021年夏から、この研究に取り組んでいたとntvテレビに語った。
しかし、この研究は、カリフォルニア州ラ・ホーヤにあるスクリップス研究所のクリスティアン・アンダーソンを含む他の免疫学者から早速非難を浴びた。アンダーソンは、この論文を「ナンセンス」であり、「分子生物学の幼稚園程度の見識に合致しないほど深い欠陥がある」と烙印を押した。彼はまた、一連のツイートで自分なりのSars-CoV-2ゲノム解析の方法を提示した。
ギーセン大学ウイルス研究所を率いるドイツのウイルス学者フリーデマン・ウェーバーは、ブルッテルらが見つけた「指紋」は、この研究が指摘している縫合などの技術がなくても、ウイルスを遺伝子操作することは可能なので、必ずしも人工的な起源を指しているとは言えないと述べている。同時に、 遺伝子操作を行う際、そのようなやり方は、「必ずしも必要な方法ではなく、実際非常に複雑な手法である」、ともしている。
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