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タッカー・カールソンが、自身の新番組でウクライナの宣伝扇動を一刀両断

<記事原文 寺島先生推薦>
Tucker Carlson steamrolls Ukraine propaganda in new show
US corporate media outlets treat curiosity as the “gravest crime,” the former TV pundit has said
米国の企業報道機関は、好奇心を持つことを「最も邪悪な犯罪行為である」としている、とテレビ番組の元大物司会者は発言
出典:RT 2023年6月7日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2023年6月12日



© Twitter / TuckerCarlson


 フォクス・ニュースの元司会者であるタッカー・カールソンが、ツイッター上での自身の新番組の初回放送を発信し、西側のニュース諸会社は、ウクライナでの武力衝突について一方的な報道をすることを使命にしていると非難し、異論を唱える見方をあからさまに敵視している、と述べた。

 「ツイッター上のタッカー」という名前の10分間の新番組の初回放送が、ツイッター上で火曜日(6月6日)の夜に放映された。この番組の冒頭は、今週ロシアのヘルソン州でウクライナが行ったと言われている主要ダム爆破事件についてのカールソンの一人語りだった。その中でカールソンはこの行為を、「テロ行為である」とした。

 「ダムの爆破はウクライナにとって悪いことかもしれませんが、ロシアの方が大きな被害をうけています。まさにこの理由こそが、ウクライナ政府がダム破壊に踏み切った理由なのです」とカールソンは語った。さらにカールソンは、昨年12月のワシントン・ポスト紙の取材で、ウクライナの将軍が、カホウカダム攻撃の計画を認める発言をしていた事実にも触れた。

 カールソンは、自分自身はウクライナ政府がこの事件の裏にいることは間違いないと思っているが、いくつかの米国報道機関は、ロシア政府がこの攻撃を画策したことを示唆する記事を既に出していることに触れ、これらの報道機関は、ゼレンスキーのことを「テロ行為を行うには真っ当すぎる人物である」という見方しかできていない、とした。

 「世界の全ての人々の中で、運動着を身につけた、ずる賢く、虚ろな目をしたウクライナ国民であるあの友人だけは、ダムの破壊などしない、とでもいうのでしょうか。あのお方は生きた聖人なのでしょうか。罪を犯すことなどないのでしょうか」とカールソンは話を続け、この件に対する大手報道機関の一般的な報じ方に疑問を投げかけた。

 報道界のご意見番のカールソンは、ロシアからドイツに天然ガスを運ぶために作られたノルド・ストリーム・パイプラインに対して昨年行われた攻撃についても触れた。カールソンは、その攻撃はウクライナが行ったことは「明白」であるとしながら、米国報道機関は、この件を取材することに対してほとんど関心を示さず、そのため米国民は、「世界で最も情報を与えられていない国民」になってしまった、と評した。



関連記事:米国は「一党独裁国家」になってしまった、とタッカー・カールソンは発言

 「報道機関がこの件に全く関心を示していないだけではなく、関心を持っている人々を攻撃することさえしているのです。報道の世界では、好奇心を持つことが、最悪の罪だ、とされているのです」とカールソンは話を続け、報道機関は嘘をついており、「この件に関するほとんどのことは、無視されるだけになっています」と語った。

 カールソンは、4月にフォクス社と袂を分かったが、これはこの巨大報道機関にとっては大きな衝撃であった。というのも、「タッカー・カールソン・トゥナイト」という番組は、最も視聴率が取れる時間帯の有名な番組だったからだ。カールソンは後に、その番組の後継番組を自身のツイッター上で発信する、と発表した。カールソンはツイッター上で既に、以前のフォクス・ニュースの番組に似た内容の番組をいくつか単独で配信してきた。火曜日の放送の最後に、カールソンは、ツイッター社が、「門番的役割」を果たさないでほしいという希望を表明したが、万が一ツイッター社がそのような態度を取るのであれば、ツイッター上から離れる、と主張した。
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タッカー・カールソンの降板で、Fox社5億ドルの市場価値を消失

<記事原文 寺島先生推薦>
Tucker Carlson’s departure wipes half a billion off Fox Corp’s market value
Fox社は、370万人の視聴者を集めていたゴールデンタイムのキャスターと決別した
出典:RT 2023年4月25日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2023年5月9日


2022年FOX国家愛国者賞でのタッカー・カールソン(2022年11月17日、フロリダ州ハリウッド)。

 Fox News のゴールデンタイムの司会者として最も人気のあったタッカー・カールソンの退社により、同チャンネルの親会社は、取引データによれば、5億ドル以上の市場価値を失った。

 FOX 社のA種株価は月曜日(4月24日)に5.4%も下落し、その後2.95%まで下げ幅を落とした。この下落は、同社が10年以上続いたカールソンと即刻決別する計画を発表した直後に起きた。

 カールソンの退社は、ドミニオン投票システム社が起こした名誉毀損訴訟の和解金として、Fox社が7億8700万ドルを支払うことに合意した数日後に行われた。ドミニオン投票システム社は以前、デラウェア州の裁判所で、カールソンを含むFoxの司会者が2020年の大統領選挙における不正の主張を「根拠なく」宣伝したと主張し、同放送局を名誉毀損で提訴していた。

 Foxもカールソンも今回の決別の理由を明らかにしなかった。同社は、毎晩370万人以上の視聴者を集めた「タッカー・カールソン・トゥナイト」の先週金曜日(4月21日)の放送が最後となり、月曜日(4月24日)の夕方からその時間帯にニュース番組が放送されるとだけ述べた。

関連記事:CNN、長年の司会者を突然に解雇

 カールソンが次に司会者を勤めるのではという観測から、ピーター・ティールが支援する保守系動画ネットワークのランブル(Rumble)と、トランプ・メディア社と合併する特別目的買収会社デジタル・ワールド・アクゥイジッション(Digital World Acquisition)社の株価は急上昇した。具体的には、ランブルは6%反騰し、デジタルワールドは2.9%上昇した。

タッカー・カールソン(Fox Newsのホスト)、ケネディ暗殺とニクソン大統領の辞任について語る。

<記事原文 寺島先生推薦>

Tucker Carlson: The Deep State Removed Nixon, The Most Popular President Ever, To Cover Up CIA's Murder Of JFK

タッカー・カールソン:闇の政府が史上最も人気の高かった大統領であるニクソンを排除し、CIAによるJFK暗殺を隠蔽

筆者:ティム・ヘインズ(Tim Hains)

出典:RealClear Politics

2023年1月20日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2023年2月17日


(映像は原文で見られます。)

Fox Newsホストのタッカー・カールソンがケネディの暗殺とリチャード・ニクソンの辞任について語ります。


 タッカー・カールソン: この犯罪はジョー・バイデン一人の責任です。彼は一人で機密文書を自宅に持ち帰ったのです。彼はそれをするのに人の助けは借りませんでした。アメリカが侵略されるのを許したのです。そんなことは、一人で出来る事ではありません。だから、もしバイデンが南国境を開いたことで取り押さえられたら、他の多くの人たちも一緒に取り押さえられるでしょう。彼には多くの共犯者がいたのです。恒久ワシントンはそれを望んでおらず、結局のところ、ここがポイントなのです。恒久ワシントンが支配しているのです。あなたが想像していたような民主主義ではないのです。私たちは今、それを目の当たりにしています。

 もしあなたが理解したいのなら、アメリカ政府が実際に最高レベルでどのように機能しているのかを本当に理解したいのなら、そしてなぜいま歴史を教えないのかを知りたいのなら、一つ知っておくべきことは、アメリカ史上最も人気のある大統領はリチャード・ニクソンだったということです。リチャード・ニクソンです。しかしどういうわけか アメリカの有権者が一票も投じないまま リチャード・ニクソンは大統領職を追われ アメリカ史上唯一選挙で選ばれなかった大統領に取って代わられたのです。つまり、私たちは最も人気のある大統領から、誰も投票しなかった大統領になったのです。ちょっと待って。なんで私がそんなこと知らなかったのか、と皆さんは質問するかもしれません。リチャード・ニクソンは犯罪者じゃなかったのか?

 まともな人間からは軽蔑されていたのでは? いや、そんなことはありません。実際、国民に選ばれたと言える大統領がいるとすれば、それはリチャード・ニクソンです。リチャード・ニクソンは1972年、後にも先にも記録されたことのない大差の票数を得て再選されました。ニクソンは対抗馬よりも1700万票多くの票を獲得しました。それから2年も経たないうちに、彼は姿を消したのです。彼は辞任に追い込まれ、代わりにジェラルド・フォードという連邦政府機関の従順な下僕がホワイトハウスを引き継ぎました。

 なぜ、そうなったのか? まあ、長い話になりますが、次のことがそのハイライトになる部分です。たくさんのことがわかります。リチャード・ニクソンが信じていたことですが、連邦政府の官僚機構のいろいろな集団がアメリカの政府システムを弱体化させるために働いており、かなり以前からその動きはありました。そのことを彼はよく口にしていました。彼の考えは100%正解だったのです。1972年6月23日、ニクソンは当時のCIA長官リチャード・ヘルムスとホワイトハウスで面会しました。幸いにもテープに録音されていますが、その会話の中でニクソンは、「誰がジョンを撃ったのか」を知っていると示唆したのです。ジョンとはJFKのことです。さらにニクソンは、CIAがケネディ暗殺に直接関与しているとほのめかしました。もっとも、そんなことは今では周知のことですが。ヘルムスの反応は? 完全な沈黙でした。しかし、ニクソンにとっては、それはどうでもいいことでした。もう終わったことだからです。その4日前の6月19日、ワシントン・ポスト紙がウォーターゲート・オフィス・ビルへの不法侵入に関する最初の記事を掲載していました。

 ニクソンは知らなかったし、ワシントン・ポスト紙も報じなかったのですが、5人の侵入犯うち4人はCIAに勤めていました。ウォーターゲート事件に関する、多くのいいかげんな記事の最初のものは、ボブ・ウッドワードという29歳の都市部担当記者が書いたものです。ボブ・ウッドワードとは誰なのか? 彼はジャーナリストではありませんでした。ボブ・ウッドワードは報道関係の経歴をまったく持っていません。ボブ・ウッドワードは連邦政府の機密部門から直接来たのです。ウォーターゲート事件の少し前、ウッドワードはペンタゴンの海軍士官でした。

 彼は最高機密を目にすることを許される立場にいました。情報機関とも定期的に仕事をしていました。時には、ニクソン・ホワイトハウスにも派遣され、リチャード・ニクソンの首席補佐官と交流しています。海軍を退役して間もなく、理由は定かではありませんが、ウッドワードはワシントンで最も強力な報道機関(ワシントン・ポスト)に雇われ、この国で最大の記事を任されることになりました。実際に何が起こっていたのかを明確にするために、ウッドワードがウォーターゲート事件シリーズのために得た主な情報源は、FBIの副長官であるマーク・フェルトでした。マーク・フェルトは、FBIのCOINTELPROプログラムを運営しており、これは連邦機関が潰したい政治家、リチャード・ニクソンなどの人物の信用を秘密裏に落とすためのプログラムでした。同時に、同じ機関が、ニクソンが選出した副大統領スピロ・アグニューの失脚も狙っていました。1973年秋、アグニューは脱税で起訴され、辞任を余儀なくされました。後任は、ジェラルド・フォードというグランドラピッズ出身の無色透明の下院議員でした。

 フォードが副大統領なるための資格は何だったのでしょうか? 彼は、ケネディ大統領殺害事件でCIAの責任を免責したウォーレン委員会の委員を務めていたのです。ニクソンは、議会の民主党議員からジェラルド・フォードを受け入れるように強く説得されました。「我々はニクソンにフォード以外の選択肢を与えなかった」とカール・アルバート下院議長は後に自慢げに語っています。8ヵ月後、ウォーレン委員会のジェラルド・フォードがアメリカ大統領になりました。どうですか? これが事実であり、憶測ではありません。すべて実際に起こったことなのです。どれも秘密ではありません。そのほとんどは実際にウィキペディアに載っているのですが、主流の報道機関はその話をしたことがありません。とても明白なのに、意図的に無視され、その結果、恒久ワシントンが政治を支配したままなのです。

 選挙で選ばれたわけでもない連邦機関の終身雇用者がアメリカ政府で最大の決定を下し、彼らを抑制しようとする者を潰し、その過程で我々の民主主義はジョークと化すのです。さて、トランプ政権時、各省庁が、その後を追ったのが、マイケル・フリン将軍だったことにお気づきだったかもしれません。なぜフリンなのか? なぜなら、マイク・フリンは国防情報局を運営する陸軍情報将校のキャリアだったからです。つまり、マイク・フリンはこのシステムの仕組みを熟知しており、その結果、反撃することが可能だったのです。ドナルド・トランプの就任式から4日後、FBIはマイク・フリンを弁護士抜きで会議に誘い出し、一連の偽の犯罪をでっち上げ、辞任に追い込みました。

 つまり、これがワシントンで実際に行われていることなのです。もう嘘はおしまいにしましょう。一方、ジョー・バイデンは、司法省がマイク・フリンを潰したとき、ハイエナのように(獲物捕獲の喜びを)大声で吠え立てました。だから、6年後にジョー・バイデン自身に非常に似たことが起こるのを見るのは、ある種の倒錯した正義と言わざるを得ません。ジョー・バイデンは私たちの同情に値しません。彼はいま嵌められていますが、彼のために泣くことはないのです。でも、私たちは、より良いシステム、つまり機能する民主主義に値するのです。誰も投票しなかった人間たちがすべてを動かしているとき、私たちは自由な国に住んでいるとは言えないからです。

タッカー・カールソンはなぜ、体制側メディアが引きずり下ろせない巨人であり続けるのか?


<記事原文 寺島先生推薦記事>
Why Tucker Carlson remains a giant that the establishment media can’t pull down
フォックス・ニュースのスターは、何百万人もの人々の懸念を代弁している。

出典:RT 
筆者:ロバート・ブリッジ
2022年12月19日

<記事翻訳 寺島メソッド飜訳グループ>
2023年1月8日  

ロバート・ブリッジ(@Robert_Bridge)

ロバート・ブリッジは米国の作家、ジャーナリスト。著書に「Midnight in the American Empire, How Corporations and Their Political Servants are Destroying the American Dream」(『暗闇のアメリカ帝国』)がある。



タッカー・カールソン © Janos Kummer / Getty Images

 米国メディア王国のジャングルは、しばしば主流メディアと呼ばれる体制側の巨大組織と、タッカー・カールソンという2つの強力な勢力に分かれているように見える。そして、予想に反して、カールソンが勝っているように見える。

 フォックス・ニュースの司会者タッカー・カールソンほど、既存メディアにとって嫌な存在で、恐ろしい存在(人による)を挙げるのは、暴れん坊のドナルド・J・トランプを除けば難しいだろう。この人物は、5月にニューヨーク・タイムズ紙が2万語も使った記事を出し、彼の人格を抹殺しようとしたほど脅威とみなされている。皮肉なことに、この記事は裏目に出て、アメリカ人がもはや「既成メディア」を信用しなくなった理由を暴露してしまったのである。

 グレイ・レディ(ニューヨーク・タイムズ紙の別名)のその記事には、はっきりこう書かれていた。「『タッカー・カールソン・トゥナイト』という番組で示されている支配的な話とは、アメリカの人種差別を書き直して、白人米国人は抑圧された階層である、というものだ。この番組に言わせれば、支配階級は、フェンタニル[鎮痛剤]などのオピオイド[アヘン樣合成麻薬剤]を使用して伝統的アメリカ人を中毒にして殺し、反白人人種主義を利用して伝統的アメリカ人を偏屈者と決めつけ、フェミニズムを使って伝統的アメリカ人の自尊心を傷つけ、移民を使って伝統的アメリカ人の政治力を低下させる、となるのである。さらに、共和党のエリートは、ありえないことだが、民主党が投票箱で必要とする有権者を輸入する手助けをしているとも主張している。カールソンは、アメリカは『支配する人々に対して長期的な義務を感じない傭兵によって支配されている』と視聴者に語っている。」

 こうした感情は、この記事では荒唐無稽な陰謀論として即座に否定されているが、ジャーナリストや政治家に対する信頼がいまや史上最低のレベルにある何千万人もの平均的アメリカ人に共有されているのだ。


<関連記事> メディアはタッカー・カールソンが米大統領選に出馬する兆しを見ている

 「タッカー・カールソン・トゥナイト」はケーブル・ニュースの中で2番目に視聴率の高い番組である。9月、この午後8時のニュース討論番組の平均視聴者数は309万人だった。彼の提起する懸念は、毎夜、多くのアメリカ人の共感を呼んでいる。彼の仕事を攻撃し、否定するならば、それは、共感する何百万人ものアメリカ人を攻撃することになるのだ。つまり、既成のメディアがこうした懸念を消し去りたいと望んでいるかのように見える中で、国民はそのようなメディアの動きに気付いている、という構図だ。

 ギャラップ社の最近の世論調査では、メディアが「完全に、正確に、公平に」報道していると信頼しているアメリカ人は、わずか34%であることが明らかになった。そして、民主党支持層の70%、共和党支持層の14%、無党派層の27%が第四の機関(ジャーナリズム)を信頼していると答えているのである。当然ながら、この70%の民主党支持層は、自分たちの大切な信念体系が毎晩カールソンによって暴露され、嘲笑されることを喜ばないし、彼らに忠実なメディアが民主党のために働く政治的プロパガンダ・マシンであることを暴露されることも望んでいないのである。

 例えば、最近の「ブラック・ライブズ・マター(BLM)」運動について考えてみよう。ジョージ・フロイドが白人警官に殺された事件後、全米がリベラルの狂気に包まれ、正気を失った。西海岸から東海岸まで暴動が発生し、アメリカ国民はこの暴力的な運動(その後、この組織を設立したのは豪邸を買うためだった黒人の人々は別にして、間違いなく一人の黒人も助けたことのない詐欺であることが明らかになった)に賛同するだけではなく、警察への資金削減を支持することが期待されたのである。しかし、カールソンは、それを全く信じていなかった。

 「この運動の目的はたくさんあるかも知れないし、その時、その時で目的が変わることもあるだろう。しかし、この運動の目的は、黒人の命を守ることでないことは間違いない。この運動が、あなたの側まできたときに、そのことを忘れないで。このままいけば、この運動は皆さんの近くに来ることになるだろうから」、とカールソンは言った。

 「暴徒の怒りにさらされたことのある人なら、誰でもその気持ちを知っている」、と彼は続けた。「スズメバチに群がられたようなものだ。頭が働かなくなる。誘惑に負けてパニックになる。でも、パニックになってはいけない。もし弱みを見せたなら、やつらはあなた方を潰すだろう。」。彼は自身の体験談も語っていた。2018年、アンティファのデモ隊が彼の家を包囲し、家族を脅し、財産を破壊したのだ。

 荒涼としたメディアにおけるカールソンの孤独な声は、大規模な反発を呼び、BLM運動にも数十億ドル規模で多額の投資をしている企業が彼の番組から広告を引き揚げ、既存メディアの襲撃部隊はすぐにFox Newsホストを冷血な差別主義者として描き出した。幸いなことに、カールソンには彼のメッセージに賛同する保守層が十分にあり、彼はその猛攻撃から生き延びることができた。

 最近では、カールソンは、現在ウクライナとの激しい紛争に巻き込まれているウラジーミル・プーチンを「支持」しているとして、リベラル派の非難を浴びている。チンギス・ハーン以来、政治の世界でこのロシア大統領ほど悪者にされてきた人物はいない中で、カールソンは視聴者に簡単なことを尋ねた。「プーチンがこれほど直感的な憎しみの対象となるようなことを、個人的に行ったかどうかを考えてみてください」、と。

 「この件は、かなり深刻になってきているので、自分自身に問いかけてみる価値はあるかもしれない。これは本当は何なのか?なぜ私はプーチンがそんなに嫌いなのか?プーチンは私を人種差別主義者と呼んだことがあるか?プーチンは私に人種差別主義者と言ったか?自分の住む町の中流階級の職をすべてロシアに移したか?彼は私のビジネスを破壊し、2年間私を屋内に閉じ込める世界的なパンデミックをでっち上げたのか?彼は私の子供たちに人種差別を受け入れるように教えているのだろうか?彼はフェンタニルを作っているのか?彼はキリスト教を消し去ろうとしているのだろうか?彼は犬を食べるのだろうか?いや、ウラジミール・プーチンはそんなことはしていない。」

 カールソンは、ウラジーミル・プーチンが世界的な悪役として提示されていることについてよく考えるようリスナーに求めただけでなく、アメリカ国民の真の敵は、他でもない、ウラジーミル・ゼレンスキー大統領であると示唆した。しかし同大統領は、あらゆるメディアからへつらいの賞賛を受けている。


<関連記事>タッカー・カールソンは、ゼレンスキーが金を要求していると非難している。


 米国とメキシコの国境が大きく開かれ、インフレが制御不能に陥っているときに、カールソンだけが、他の何百万ものアメリカ人も疑問に思っていることを、大胆にも問いかけた。「なぜ我々はまだその国に資金を提供しているのか?」 ロシアによるウクライナでの特別軍事作戦が始まって以来、アメリカとEUの同盟諸国はキエフに約1260億ドル相当の援助をしてきた。これはウクライナの2020年のGDP全体にほぼ等しい数字である。そして、日を追うごとに、ウクライナの指導者はさらなる要求を突きつけているようだ。ウクライナに送られる資金の多くは兵士の手に渡らないと報じられている中、無制限の支出によるインフレ圧力に対処しなければならないのはアメリカ国民である。このニュースに対して、ゼレンスキーはどう反応したのだろうか?カールソンは、このウクライナの指導者の言葉を引用した。「インフレなど何でもない。誰がインフレのことなど考えようか。そんなことは二の次だ」。二の次とは何の次のことなのだろう?自分の国からコートダジュール(南仏の保養地)に富を流出させることが先決だとでも言うのか?

 「ウクライナの指導者たちは、もうそれを隠すこともなく、我々を完全に軽蔑している」、とカールソンは言う。「彼らはただ私たちのお金が欲しいだけなのです。米国を少しも気にしていない。これは民主主義の連帯などではない。これは詐欺だ」。

 ところで、反ロシアの生々しいプロパガンダに汚染されていないという点で他にはないカールソンの仕事に対して、ロシアのテレビが賞賛の意を示したのは驚きではないだろうか?今週、ニューヨーク・タイムズ紙は、カールソンをはじめとする米国の保守派の声が、ロシアのさまざまなニュース放送で「内部ニュースのまとめ、原稿、放送の常連」になっているとする記事を掲載したばかりだ。どうやらこれは、クレムリンと共和党の間に存在するとされる邪悪な関係を改めて説明するためのものだったようだ。しかし実際にそれは、リベラル派がいかに必死になってカールソンとクレムリンを標的にし、民主党の政界進出を手助けしようとしているかを示しているに過ぎない。

 既成のメディアもタッカーのような報道をし始めれば、間違いなく視聴率は底ばい状態から上がるだろう。しかし、過去20年間、アメリカの戦争で気に入らないものを報道したことがない既成メディアが、この代理戦争を批判することは絶対にないだろう。この戦争で、アメリカは、少なくとも数十億ドルの税金を失うだけだというのに。結局のところ、戦争屋の多くが信じたがっているように、ウクライナはソ連を崩壊させたとされるロシアの「アフガニスタン戦争」にされているのかもしれないし、アメリカがベトナム戦争で受けた屈辱的な敗北に相当するのかもしれないのだ。いずれにせよ、防衛産業は莫大な利益を得ることができるのだから、そんなことはどうでもよいのだ。

 既成メディアが好むと好まざるとにかかわらず、タッカー・カールソンは、何百万人ものアメリカ人の真の懸念を代弁する、率直で正直な稀有な声であることに変わりはないが、既存のメディアはそれを記憶から消し去りたがっているのだ。

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