fc2ブログ

プーチンは、タッカー・カールソンの好戦的な反中国喧伝を暴いた

<記事原文 寺島先生推薦>
Putin debunks Tucker Carlson’s warmongering anti-China propaganda, mocks his CIA ties
筆者:ベン・ノートン(Ben Norton)
出典:地政学的経済 (Geopolitical Economy)  2024年2月10日
<記事原文 寺島メソッド翻訳グループ>  2024年2月27日


2048-1.jpg


ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、トランプの盟友タッカー・カールソンがモスクワでのインタビューで吐き出した「幽霊的」反中国喧伝を非難し、この元フォックス・ニュースの司会者がCIAに応募した過去を冷やかした。

米国のテレビ司会者タッカー・カールソンは、今年2月、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領にインタビューするため、モスクワを訪れ、政治的な大騒動を引き起こした。

これは報道機関で議論を巻き起こした。これは党派心で動く米国の政治ではよくあることだが、この議論は、「木を見て森を見ず」と言わざるをえない。

ヒラリー・クリントンのようなリベラル派の戦争タカ派は、タッカー・カールソンを裏切り者で、プーチンにとっての「役に立つ愚者」呼ばわりした。

民主党は、ロシアに対する強迫観念的な憎悪に目がくらみ、地政学的に何が起きているのか全く理解できていない。



実のところは、カールソンなどの共和党内のドナルド・トランプ信奉者たちは、長年ロシアと中国のあいだに楔(くさび)を打ち込み、中国との戦争を狂信的に推進しようとしてきた。

トランプの主席顧問であったスティーブ・バノンは、この極右の指導者であるトランプの2016年の大統領選において、2018年にこう公言していた。「我が国は中国と戦争中です」と。

バノンが求めたのは、「西側諸国が団結して、全体主義中国の台頭に立ち向かう」ことである。そしてバノンはロシアを「西側」の一部だと考えている。

2048-2.jpg

この戦略は、フランスの極右指導者であるマリー・ヌ・ルペンも使ったことがある。ルペンは、2022年にロシアとの関係を改善したいとの考えを示し、その理由はロシアが中国と同盟を結ぶことを防ぐためだ、としていた。

トランプ主義の共和党員と、それと同類のヨーロッパの極右勢力は、ロシアを、白人で、ヨーロッパ人で、キリスト教徒で、資本主義者で、中国に対する潜在的な同盟国と見なしており、中国を、いわゆる「ユダヤ・キリスト教西洋文明」に対する、非白人で、アジア的で、無神論的で、共産主義の脅威として悪魔化している。

カールソンは、この対中国戦争挑発作戦で重要な役割を演じてきた。

フォックス・ニュースのゴールデンタイムの番組で、カールソンは「ロシアはアメリカの主要な敵ではありません。まともな人は誰もそうは思いません。私たちの主な敵は中国です。米国はロシアと関係を持ち、中国に対抗するべきだからです」と述べた。


カールソンが「反戦主義者である」という言説は全くの間違いだ。カールソンがウクライナでの対ロシア代理戦争に反対しているただひとつの理由は、すべての資源を中国との戦いに集中させたいからだ。

カールソンは、フォックス局での自分の番組でこう主張していた。「我が国にとっての最大の脅威はウラジーミル・プーチンではありません。それはまったくバカげた考えです。最大の脅威は、間違いなく中国です」と。

この極右テレビ司会者が懸念しているのは、中露同盟が地球上の米国覇権を終わらせることだ。この覇権こそ、トランプ派が守りたがっているものだ。

カールソンはこう嘆いていた。「ロシアが中国と軍事協力すれば、米国の世界覇権や世界に対して持っている権力は即座に終わるでしょう。ロシアと中国が連合することになれば、全く新しい世界になり、米国は大いに弱体化することになるでしょう。それがよくないことだと、ほとんどの米国民は同意するはずです」と。


2023年にフォックス・ニュースを解雇されて以来、カールソンは、米国は中国に対抗してロシアと同盟を組むべきだという、戦争挑発的な言説を相変わらず推進し続けている。

ところが、2月のインタビューで、このロシアの指導者(プーチン)は、カールソンが共和党とトランプのために行動する政治工作員であり、共和党とトランプが、ロシア政府と、その最も重要な同盟国との間の分裂を助長することを望んでいることをはっきりと見抜いていた。

プーチンは、カールソンの冷静さを欠く反中国言説に反発し、彼はこれを単なる「亡霊が話すような話」と呼んだ。

このロシア大統領は、中国は平和協力を望んでいると強調し、「中国の外交政策哲学は攻撃的ではありません」と述べた。

以下は、2月6日のやり取りの書き起こしだ。

タッカー・カールソン:問題は、次に何が起こるかということです。貴国は、ある植民地大国を別の植民地大国と交換するおつもりでしょうが、後者は、感傷的で寛容な国であるとはとてもいえません。私が言っているのは、例えばBRICSのことです。BRICSは、中国や中国経済に完全に支配される危険にさらされています。それはBRICS諸国の主権にとって良いことなのでしょうか? あなたはそれについて心配していますか?

ウラジーミル・プーチン:そんな亡霊がするような話を耳にしたことがあります。そうです、亡霊がするような話です。我が国と中国は隣国です。近親者を選べないのと同じように、隣国も選べません。我が国は中国と1000キロの国境を共有しています。これが1番の理由です。

二つ目の理由は、我が国と中国には何世紀にもわたる共存の歴史があります。両国はその状態に慣れています。

三つめの理由は、中国の外交政策哲学は侵略的ではありません。中国は、常に妥協点を探すことを考えています。それは見てのとおりだ、と思っています。

もう一つの理由は、以下のとおりです。私たちはいつも同じ亡霊のような話を聞かされてきました。いま、あなたは遠回しにおっしゃられましたが、それでも同じ亡霊のような話です。

中国との協力関係は増え続けています。中国と欧州の協力関係進展の速度は早まっています。それは、中国とロシアの協力関係の進展よりも早く、大きいものです。

ヨーロッパの人々に聞いてみてください。中国を恐れているのでしょうか? そうかもしれません。わかりません。しかし、欧州の人々はいまだに中国市場と何としても繋がろうとしています。経済問題に直面している今は、とくにそうです。

中国企業も欧州市場を開拓しています。

中国企業の米国での存在感は小さいですか? そうでしょうね。

政治的な決定により、中国との協力が制限されようとしているからです。

タッカーさん、あなたが中国との協力を制限しているのは、あなた自身の不利益になります。あなたは自分で自分を傷つけているのです。


プーチンがはっきり語ったように、共和党は中国をロシアから孤立させ、BRICSを分断することに失敗している。

皮肉なことに、ロシアゲート陰謀をめぐる民主党の冷静さを欠く行為が、ウクライナでの戦争と相まって、親トランプ派がこの戦略を実現するのを妨げたのだ。

(米国政府がロシアを中国から分断し損ねたことで、米国はインドの極右政権との同盟に重点を置き、インド政府と中国政府の間の紛争を誘発しようとしてきた。トランプもジョー・バイデンも、インドを口説こうとしている。)

カールソンの好戦的な反中国言説は、フォックス・ニュースを見ている典型的な保守層にだけ食いつかせるものではなかった。解雇された後も、カールソンは独立系放送局の司会者として、この漫画的な喧伝を拡散し続けている。

プーチン大統領にインタビューするわずか4日前の2月2日、カールソンは中国が「米国の侵略を煽っている」と主張する動画を公開した。その意味するところは、対中戦争は正当化できる、というのも中国共産党が「侵略」を支援しているのだから、というものだった。

2023年11月、カールソンはトランプとのインタビューを公開し、その中で2人とも中国政府を恐れていた。

「なぜ中国はわが国の半球で帝国主義を遂行することが許されるのでしょうか?」カールソンは尋ねた。

トランプはこう答えた。「そうです。キューバをはるかに凌ぐ脅威です。中国は、南米の至る所に顔を出しています」と。元アメリカ大統領のトランプは、一片の証拠も示さず、「中国はキューバに軍事施設を建設しています」と主張した。

カールソンはトランプの個人的な友人であり、この元大統領と共和党内のトランプ派の喧伝家として活動している。

しかし、彼らの関係は友情よりも深いものだ。実際、トランプは、カールソンが副大統領に立候補することを検討している、と公言している。

これは、トランプが今年の大統領選挙で勝利する可能性が非常に高いことを考えると、特に重要だ。ほとんどの世論調査は、重要な激戦州を含め、バイデンに勝っていることを示している。

トランプは大統領選に際し、極めて攻撃的な反中国政策の実施を公約に掲げている。ワシントン・ポスト紙は、トランプの顧問の発言として、「トランプは中国との大規模な新たな貿易戦争の準備をしている」と報じ、中国製品の米国への輸入に60%の関税を課そうとしている、と報じた。

フォックス・ニュースにこのことについて尋ねられたとき、トランプは関税を60%以上にするとし、「おそらくそれ以上になるでしょう」と述べた。

歴史的に見ても、この規模の経済戦争はしばしば軍事衝突につながる。つまり、トランプのタカ派的な反中国政策は、戦争に発展する可能性がある、ということだ。

カールソンは、トランプの親密な同盟者であることに加えて、カールソンはフォックス退社後に始めた、多くの人が見聞きする自身のSNS報道機関を利用して、共和党の大統領候補ヴィヴェック・ラマスワミの宣伝をおこなった。両者は共に中国を悪者扱いし、台湾をめぐる戦争の恐怖を煽った。

ラマスワミは、トランプ派とカールソン流の外交政策綱領で選挙運動を行ない、中国を孤立させるために、アメリカはロシアと同盟すべきだ、と主張している。

皮肉なことに、トランプやバノン、ラマスワミ、カールソンが提唱したこの戦略は、以前、ヘンリー・キッシンジャーによっても推進されていた。

1970年代のリチャード・ニクソン政権時代、キッシンジャーは「三角外交」を使って中国をソ連に対抗させた。当時の米国政府と中国政府とのあいだの同盟は、ソ連の不安定化をよび、最終的にはソ連崩壊につながる重要な要因となった。

2018年、キッシンジャーは、この三角外交への回帰を呼びかけたが、そのときは逆の方向だった。デイリー・ビースト紙は、「ヘンリー・キッシンジャーは、ドナルド・トランプ大統領に、米国は、台頭する中国を封じ込めるために、ロシアと協力すべきだと提案した」と報じた。


プーチンは、CIAへ応募したタッカー・カールソンを冷やかした

ドナルド・トランプと彼の極右勢力の台頭により、タッカー・カールソンは自分自身をいわゆるポピュリストとして再度売り出そうとした。

しかし、カールソンは、常に報道分野における名門家系だった。彼のミドルネームはスワンソンで、義母は同名の食品会社の相続人だった。

有力で、裕福で、政治的にコネのある一族の末裔であるカールソンは、ネオコンのタカ派として報道関係者としての経歴を始め、悪名高いネオコンの聖書である、ウィークリー・スタンダード誌に、筋金入りの戦争支持記事を大量に書いていた。

カールソンはすぐに出世し、2000年代にはCNNとMSNBCの番組の司会をつとめ、後にフォックス・ニュースに移った。

トランプ時代、カールソンは自らを超保守主義者として売り込み、ネオコンを非難し、「ポピュリスト」で得点を稼ごうとしていると語った。しかし、ジョージ・W・ブッシュ政権時代、カールソンは正真正銘のネオコンだった。

カールソンは、粗野で、新植民地主義的で、人種差別的な論点から、米国による違法なイラク侵略を熱心に支持した。

デイリー・ビースト紙は次のように書いている(強調は筆者)。

タッカー・カールソンは、ラジオ番組「ババ・ザ・ラブ・スポンジ」での過去の発言で、イラク人を「識字率が半分しかない原始的な猿」と表現した。このフォックス・ニュースの司会者は、イラク国民は「人間らしく振る舞わない」と主張し、2006年5月の人気ラジオ番組でのイラク戦争に関する討論で、イラク国民やイラク国民の文化に「全く同情しません」と述べた。カールソンは、「トイレットペーパーやフォークを使わない文化」であると述べ、イラク国民は「自分たちを統治できない」ので、米国に「黙って従うべきです」と付け加えた。2009年9月の放送で、カールソンは、アフガニスタンは決して「文明国にはならない。なぜなら、人々は文明化されていないからです」と宣言した。


実際、カールソンは熱心なレーガン主義者で冷戦戦士だったので、大学時代にCIAに応募したほどだ。

ジャーナリストのアラン・マクラウドは、1980年代に、カールソンがニカラグアに赴き、革命的なサンディニスタ政府に対するテロ戦争で、CIAの極右暗殺部隊、コントラを支援した経緯を明らかにした。

タッカーの父、リチャード・「ディック」・カールソンは、CIAや他の諜報機関と密接な関係にある米国政府の喧伝機関、ボイス・オブ・アメリカのディレクターだった。

2048-3.jpg

ロシアの諜報機関は、カールソンのCIAとのつながりをはっきりと知っていた。そこで、2月にプーチンにインタビューした際、プーチンは悪名高い米国の諜報機関に応募した経歴があることに触れ、カールソンをからかった。プーチンが強調したのは、この機関が、多くの軍事政変を組織し、無数の外国の内政に干渉してきた、という点だった

以下は、そのやり取りの書き起こしだ。

タッカー・カールソン:誰の支持を得て?

ウラジーミル・プーチン:もちろん、CIAの支援を受けてです。あなたが昔参加したかった組織だと聞いていますよ。
CIAがあなたを採用しなかったことを神に感謝すべきです。もちろんCIAが重要な組織であることは分かっていますが。
私は、ソビエト連邦の諜報機関である第一総局に勤務していたのですから。
CIAは常に我が国の敵でした。それが仕事だから仕方ありませんが。



タッカー・カールソンのラテンアメリカに対する新植民地主義的見解

現在カールソンはネオコンを批判しているが、中南米に関するカールソンの外交政策は、明らかにネオコン的で、新植民地主義的だ。

カールソンは、つねづね中南米を米国の「裏庭」扱いしており、中国が「我が国の半球」を「乗っ取り」、植民地化さえしようとしていると頻繁に文句を言っている。

2022年、まだフォックス・ニュースにいた頃、カールソンはブラジルを訪れ、親米・反中国を貫く極右指導者ジャイル・ボルソナロのプロパガンダ・ドキュメンタリーを制作した。

事実上、カールソンはブラジルの選挙に干渉し、左派のルラ・ダ・シルバ(2022年の選挙で勝利)の政権復帰を阻止しようとしていた。

カールソンがボルソナロのために制作したプロモーション動画で、彼が持ち出したのは200年前に生まれた、明らかに植民地主義にもとづいた考え方であるモンロー主義だった。その目的は、中国がラテンアメリカ諸国と、中国とラテンアメリカ諸国との合意に基づく二国間関係を構築することへの恐怖を煽ることにあり、さらにこの地域における米国による侵略的介入主義を正当化することにあった。

このフォックス・ニュースの司会者はこう宣言した(強調は筆者)。

1823年、ジェームズ・モンロー大統領は、過去200年間、アメリカの外交政策の中心となっている政策を発表しました。モンロー主義と呼ばれるこの教義は、西半球の国々を大国が支配することは許されないという、非常に単純な命題を掲げています。それは、米国の利益に対する直接的な脅威となるでしょう。そして200年もの間、私たちはそれを許さなかったのです。



バイデン政権下では、モンロー主義はもはや施行されていません。

政治思想的な懸念に縛られ、些細な政治的不満にとらわれ、そして何よりも、東欧での遠い戦争(つまり、ウクライナでのロシアに対する戦争)に気を取られて、バイデン政権はその責任を放棄したのです。

そして、米国が残した空白に、新たな超大国が入り込もうとしています。

我々は、中国の台頭と、中国政府が米国に取って代わり、我が国の半球で支配的な大国としてどのように振る舞っているかを自分の目で確かめるためにブラジルに来ました。


米国政府内の超党派帝国主義

この反中国、親植民地主義の非難は、カールソンが実際、米帝国主義の熱烈な擁護者であることをはっきりと思い起こさせるものだった。

カールソンは原則的に戦争に反対しているわけではない。米帝国の対中戦争に全注意を集中させたいがために、ロシアに対する米国代理戦争を批判しているだけだ。

カールソンは、ロシアとの戦争を望まない多くの善意の人々を取り込み、中国との戦争を望むように洗脳している。

ところが、ロシアゲート陰謀をめぐり冷静さを失った米リベラル派には、この現実が見えなくなっている。

もちろん、米国政府内では、中国に対する超党派の反発がある。しかし、民主党は今、「短期的な脅威」としてロシアに固執し、中国については「長期的な脅威」と考えている。

トランプとカールソンに率いられた共和党は、ロシアとの違いを脇に置いて、米帝国のあらゆる資源を、中国共産党を封じ込め、弱体化させ、究極的には打倒することに捧げたがっている。

米国を支配する両政党は、徹底した帝国主義者だ。両政党の戦いは米国が帝国であるべきかどうかをめぐってではない。むしろ、その議論は、米帝国を維持するための最良の戦略は何か、がテーマになっている。

カールソンとトランプは、ネオコンやリベラル介入主義のタカ派と政治的に多くの共通点がある。しかし、二人はこの勢力を「ポピュリスト」だと批判することもある。

彼ら全員を結びつけているのは、米帝国を強化し、この惑星上の米国による一極覇権を維持したい、という願望だ。

これこそまさに、タッカー・カールソンが、フォックス・ニュースの番組で、「ロシアが中国と手を組むことがあれば、米国の世界覇権と米国が有する権力は即座に終わるだろう」と恐怖の面持ちで警告した理由だ。
スポンサーサイト



ウクライナにさらに多くの資金を送るのは「狂気の沙汰」であり「残虐行為」 – タッカー・カールソン氏

<記事原文 寺島先生推薦>
Giving Kiev more money ‘insane’ and ‘cruel’ – Tucker Carlson
西側からの援助を継続しても、ウクライナ国民のさらなる死を産むだけで、ロシアには勝てない、とこのジャーナリストは予測
出典:RT 2024年2月13日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年2月19日


2027-1.jpg
2024年2月11日、米国上院で対外安全保障支援法案が審議される中、抗議するウクライナ支持者ら。© Roberto Schmidt / Getty Images


「ウクライナに600億ドルの追加援助を送ることに同意する米国上院議員らは、ウクライナ国民の虐殺の継続に手を貸すということになる。というのも、西側諸国の援助があってもウクライナはロシアに勝てないからだ」と米国ジャーナリストのタッカー・カールソン氏は月曜日(2月12日)に述べた。

上院は、イスラエルや台湾、ウクライナのための950億ドル規模の予算案について、早ければ水曜日(2月14日)にも採決にかけられる可能性があることを明らかにした。仮に可決されたとしても、ウクライナ当局への資金提供に対する共和党の反対が上院よりも強い下院では、法案の可決は難航する、と地元報道機関は予想している。

米国政府の対ウクライナ政策を、近視眼的で自己破壊的なものであると、長年、批判してきたカールソン氏は、提案されたこの予算案を非難し、これまで注意を払ってきた人ならば誰でもウクライナ政府がここ数ヶ月置かれている厳しい状況を分かっている、と主張した。

「ウクライナには産業力がありません。それはNATOや米国も同じことです。さらには人口も少ないです。ロシアの方がウクライナより、人口は1億人以上多いのです。つまり、ウクライナ軍に西側諸国がこれ以上の支援し続けることは、ウクライナ国民の死をさらに増やし、西側の経済をさらに悪化させることにしかならないのです」と同氏は主張した。

2027-2.jpg
関連記事:West’s ‘image, authority and unity’ at stake – Ukraine’s security chief

さらなる資金提供を推進することは、「狂気の沙汰」であり、「残虐行為」であり、道義的に弁護できない行為である、とカールソン氏は付け加えた。

この法案は、2024年以降の支出項目をも縛るものであり、11月の米国大統領選挙の勝者が誰になるかに関わらず、ウクライナへの軍事支援を継続させるものだ。

米国共和党J.D.ヴァンス上院議員は、この予算案の有効期間が次期政権まで拘束する狙いは、万一ドナルド・トランプ候補が大統領に選ばれたとしても、同候補の足元を台無しすることにある、と考えている。同上院議員がカールソン氏に語った内容によると、この予算案が成立すれば、トランプ大統領のさらなる弾劾を正当化するために使われる可能性がある、とのことだった。

ヴァンス上院議員もカールソン氏によるウクライナの戦況の見通しに同意し、民主党の上院議員にも 個人的にはこのような見通しに同意している人々もいる、と述べた。「このような人々が言っていることは、ウクライナ国民の最後の血が一滴も無くなるまで、ロシアと戦いたい、ということになるのです」と同上院議員は語った。

関連記事:Ukraine aid bill is a Trump impeachment ‘time bomb’ – US senator

「彼らを実際問い正してみれば、こんな方法がウクライナの国益にはならないことを認識すると思います。こんな予算案で利益を得るのは、軍の契約業者と米国にとって最も差し迫った課題はロシアに勝つことだ、考えている人たちだけです」と同上院議員は付け加え、彼自身はそのような人々には属さないことを強調した。

タッカー・カールソン、プーチン大統領とのインタビューを振り返り、何が自身の考え方を「劇的に変化」させたのかを明らかに

<記事原文 寺島先生推薦>
Tucker Carlson reviews Putin interview and reveals what ‘radicalized’ him
この米国人ジャーナリストが、今度はドバイでの世界政府サミットで質問の嵐を浴びせられる対象となった
出典:RT  2024年2月12日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年2月18日


2030-1.jpg
2024年2月12日にドバイで開催された世界政府サミット中の座団討論会で講演する米国のテレビ司会者のタッカー・カールソン氏© RYAN LIM / AFP


モスクワでのロシアのウラジーミル・プーチン大統領との2時間のインタビュー後、米国ジャーナリストのタッカー・カールソン氏がドバイでの世界政府サミットで、そのインタビューについて語った。

テレビ司会者のエマド・エルディン・アディーブ氏との1時間にわたるインタビューで、カールソン氏は、なぜプーチン大統領との会話が特定の話題に触れなかったのか、米国政治支配層がそれにどのように反応したのか、そしてなぜ米国政府がモスクワを理解できなかったのかなどについて語った。

外交官としてのプーチン大統領

カールソン氏は、プーチン大統領との面談後にオフレコで会話をしたと主張したが、内容については明らかにしなかった。

カールソン氏が明言したのは、プーチン大統領がウクライナ紛争の終結と世界の新たな勢力均衡の両方について西側諸国と交渉する用意があるようだ、という点だった。同氏によると、外交とは妥協の産物であり、「おそらく一極時代の米国を除く」ほぼだれもがこのことを理解している、とのことだ。しかしカールソン氏は、プーチン大統領は紛争の終結を望んでいるが、紛争が長引けば長引くほどプーチン大統領の態度は硬化するだろう、と付け加えた。

NATOとロシア

カールソン氏のインタビューで明らかになった主な事実の一つは、ロシアがNATOへの加盟を求めていたことだった。当時の米国大統領ビル・クリントンは好意的に見えたが、側近らがこの考えに反対したため、最終的には実現には至らなかった、という。

ドバイでのカールソン氏の発言によると、NATOの目的はソ連を西ヨーロッパから締め出すことだったため、「もしロシアが同盟への参加を求めてきたら、それは問題が解決したことになり、建設的な行動に移ることができただろうに。でも我が国はそれを拒んだのです」とのことだった。

「サウナに1時間入って、それが何を意味するか考えてみましょう」とカールソン氏は付け加えた。

西側の政治家の問題

カールソン氏は、西側の政治家たちは「達成可能な」目標を設定していないと主張した。

「米国政府関係者がクリミアをウクライナに返還すればいいだけだと言っているのを個人的に聞きました。核戦争が起こらない限り、そんなことは起こりません。そう考えるのは、まさに正気の沙汰ではありません」とカールソン氏は述べた。

こんな考えを持ち出すこと自体、「自分が子どもであり、その分野をまったく理解しておらず、何が可能なのかについての本当の感覚を持っていないことを示しています」とこのジャーナリストは結論づけた。

1938年のミュンヘン会議が全ての始まり

カールソン氏によれば、米国や西側諸国全般における最大の問題のひとつは、英国とフランスがナチス・ドイツにチェコスロバキアの一部を与えることで「宥和」しようとした1938年のミュンヘン会議にすべてを還元しようとする傾向だ、という。

「米国の政策立案者が繰り出せる戦略の種類はほとんどありません。正直たった1つしか存在しません。それが1930年代後半の2年間に取られた戦略で、その戦略が歴史認識と人間性の基盤とされているのです。本当に正気の沙汰とは思えません」とカールソン氏は語った。

モスクワ市がカールソン氏をどう「過激にさせた」か

カールソン氏が指摘したのは、齢54の彼が育った米国には、良好で安全で、美しい都市がたくさんあったが、「そんな都市はいまの我が国にはありません」という話だった。

カールソン氏は、米国の諸都市よりも、モスクワ市の方が、「きれいで、安全で、素敵」なことを目にして、「考え方が劇的に変わ」り、さらにドバイやアブダビについても同じように感じた、とも述べた。いっぽう米国に関しては、ニューヨーク市の地下鉄は危険で汚く、安全でないため乗れない、とも言った。

「どちらを選ぶかは自ずと答えがでるでしょう。実際、犯罪にあわなくてすむのですから」とカールソン氏は述べた。

批判に対する反撃

プーチン大統領との間である特定の主題について話をしなかった点について問われたカールソン氏は、自分がインタビューをしたかった理由は、ロシアの指導者が世界をどう見ているかについて興味があったからなので、プーチン大統領の話を遮りたくはなかったからだ、とした。

米国が嫌っている他国の指導者たちにインタビューをする記者のほとんどは、自分のことを話す傾向があるが、自分は、自分の妻と子どもたちに認めてもらうことだけ考えていて、「あの人はいいひと」などと思われる気はなかった、とカールソン氏は説明した。

ヒラリー・クリントン元米国大統領候補が、カールソン氏を「役に立つバカ」だと発言したことについて問われたカールソン氏は、そのことを笑い飛ばした。

「子どもじみてますね。そんな人の言うことなど耳を貸しません。リビアはうまくいっていますか?」とカールソン氏は述べた。

タッカー・カールソン氏は「危険だ」-プーチン大統領

<記事原文 寺島先生推薦>
Tucker Carlson ‘is dangerous’ – Putin
この米国人ジャーナリストはインタビューで予想外の戦術を選択した、とロシア大統領が語った
出典:RT 2024年2月14日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年2日18日


2029-1.jpg
© クレムリン.ru


ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は水曜日(2月14日)、「X」上の番組の司会者タッカー・カールソン氏により、先週のインタビュー中に不意を突かれた事を認めた。

最終インタビューは2時間に及び、何億人もの人々が視聴した。そのインタビュー以前には、カールソン氏はプーチン大統領と話をすること自体で批判されたが、インタビュー後は、ロシア大統領に特定のことを質問しなかったことで批判された。

プーチン大統領は、モスクワで開催された未来技術フォーラムの傍らでジャーナリストのパベル・ザルビン氏に対し、「あなた方のカールソン氏は――あなた方と同じ職業をしているので、私はあなたのカールソンだと言いますが――危険な人物だと思います」と語った。

「彼は攻撃的で、鋭い質問をしてくるだろうと思っていました。私はそのような質問に対する準備ができていただけでなく、そのような質問が来ることを望んでもいました。そうすれば、私も鋭い答えができたからです。しかし、カールソン氏は別の戦略で来たのです」とプーチン大統領は説明した。

カールソン氏は結局、プーチン大統領による歴史に関する長い脱線を辛抱強く聴くことに徹していたため、「準備してきたことを実行する機会を私に与えてくれませんでした。率直に言って、私はこのインタビューで完全な満足感を得ることができませんでした」とプーチン大統領は語った。

2029-2.jpg
関連記事:Tucker Carlson reviews Putin interview and reveals what ‘radicalized’ him

プーチン大統領は、西側諸国のインタビューに対する反応について発言し、現地の指導者たちが自身が発言しなければならなかった内容に耳を傾けてくれたのは良いことだったが、西側諸国がプーチン大統領の言葉をねじ曲げる必要があると感じたのは残念だ、と述べた。

カールソン氏が西側諸国で報復を受ける可能性があるかとの質問に対し、ロシア大統領はウィキリークス発行者のジュリアン・アサンジ氏が「今も英国の刑務所に座っている」点を指摘した。

アサンジ氏に関しては、米国は国家機密を暴露したとして非難しようとしてきたが、カールソン氏に同じような罪を負わせるのは難しいが、「今日の米国ではあらゆることが可能です」とプーチン大統領は語った。この種の迫害は確かにカールソン本人にとっては悪いことだが、世界にとっては良いことだ、というのも、米国の支配層が体現する「自由民主主義独裁」の真の姿を暴露することになるからだ、とプーチン大統領は述べた。


タッカーは主流メディアという恐竜を退治した

<記事原文 寺島先生推薦>
Tucker Slayed the Mainstream Media Dragon
筆者:ロン・ポール(Ron PAUL)
出典:Strategic Culture 2024年2月13日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年2月17日


2024.jpg


先週のタッカー・カールソンとロシアのプーチン大統領とのインタビューについては、多くのことが書かれ、語られてきた。この記事を書いている時点で、ツイッターの動画だけでも2億回近く再生されており、歴史上最も視聴されたニュースイベントとなりそうだ。

ロシアとウクライナの軍事衝突は、主要メディアが継続的に報道しているように2022年に始まったのではなく、実際には8年前に米国が支援したウクライナでのクーデターによって始まったのだということを、物語の裏側を知らなかった何百万人もの視聴者が知らされた。アメリカのメディアがこのことを報じないのは、アメリカ人に介入主義的な外交政策に疑問を抱かせたくないからだ。「カラー革命」であれ、制裁であれ、爆弾であれ、アメリカ政府が他国の問題に干渉することは、外交政策の受け手である国々に、現実的で致命的な結果をもたらすことを、アメリカ人には知られたくないのだ。

しかし、私にとって、タッカー・カールソンとプーチンのインタビューで最も興味深かったのは、アメリカの主要メディアの反応だった。インタビューの中でプーチン自身が言ったように、「プロパガンダの世界では、米国に勝つのは非常に難しい」。インタビュー前後のアメリカの主流メディアの報道を何気なく見ただけでも、彼がいかに正しいことを言っているかがわかるだろう。インタビューの数日前から数週間前にかけて、米メディアはタッカー・カールソンがロシア大統領にインタビューすることが、いかにとんでもないことかという記事で埋め尽くされた。プーチンが「偽情報」を広める危険性があると、彼らはみな言っていた。

プーチンが自国を有利にするようなことを言うかもしれない。だからプーチンにインタビューしてはならない、と彼らは言っていた。その論理では、なぜジャーナリズムが必要なのか?ジャーナリストのインタビューに応じる人たちは皆-確かに世界の指導者たちは皆-バラ色の絵を描こうとする。自由社会におけるジャーナリストの仕事は、報道を行い、人々に判断を委ねることであるべきだ。しかし、いつの間にかそれは失われてしまった。最近の主流メディアがわれわれに言うのは、①「何を考えるのか?」、そして②「それに異論は唱えるな、さもないと干されるぞ!」の2つだ。

米国の主要メディアが本当に心配していたのは、「もう一方の言い分」が一般大衆に真実味を帯び始めることだった。だから彼らはこの伝達者(カールソン)を攻撃したのだ。

タッカーのインタビューに関するCNNの報道は、米国の主要メディア全体の反応をほぼ要約している。「タッカー・カールソンはプーチンにインタビューするためにロシアにいる。彼はすでにクレムリンの言いなりになっている」。

かつては「ジャーナリズム」と呼ばれていたもの、つまり善悪を問わず、人や出来事についてインタビューや報道を行うだけで、人はインタビューや報道の対象の「言いなり」になっているのだろうか?

ジャーナリスト仲間のジュリアン・アサンジが何年も強制収容所に閉じ込められているのも無理はない。自由な社会では、権力者を不利な立場に追い込んででも、良いことも悪いことも醜いことも報道するのがジャーナリストだとアサンジはあえて見なすことにしたのだ。

結局のところ、タッカー・カールソンとウラジミール・プーチンのインタビューが大成功を収めたことは、アメリカ国民が主流メディアの宣伝マンや嘘つきにうんざりしていることがはっきり示されたということなのだ。彼らは政府のシナリオではなく、真実を求めている。それが、このインタビューに関する本当に良いニュースだ。

タッカー・カールソン、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領にインタビューするという「反逆罪」を犯した…そして世界はそれを愛した!

<記事原文 寺島先生推薦>
Tucker Carlson Committed ‘Treason’ to Interview Russian President Vladimir Putin… and the World Loved It!
出典:ストラテジック・カルチャー 2024年2月9日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年2月15日


2022-1.jpg


カールソンのインタビューの強力な効果は、これまで欧米の報道機関によって、残念ながらひどい誤った情報を伝えられてきた米国や欧米のより広い聴衆に、重要な視点をもたらすことに成功したことである。

欧米の報道機関や政治家たちが米国人ジャーナリストのタッカー・カールソン氏に浴びせた罵詈雑言の数々は、聞くに堪えないものだった。

カールソン氏はロシアのプーチン大統領とのインタビューのためにモスクワを訪れた。このインタビューは、数十の質問を含む完全ノーカットのやりとりで構成され、2時間以上続いた。この模様はカールソン氏のウェブサイトやその他のソーシャル・メディア・プラットフォームで放映された。

インタビューまでの数時間、この元Foxニュースの司会者は、米国と欧州の政界や報道機関の権威から叩かれた。彼らの反応は意地悪で冷静さを欠くものだった。カールソン氏は 「裏切り者」であり、「役に立つバカ」だと非難された。米国に帰国したカールソン氏を逮捕したり、欧州連合(EU)への渡航を禁止すべきだという声も上がった。

このインタビューが発表された後、欧米の報道機関や政治家たちは、この出来事をまるでなかったかのように無視する傾向があったことも、示唆に富む反応だった。

しかし、皮肉なことに、このインタビューを封じ込めようとする協調的な努力にもかかわらず、このインタビューは世界中で熱心に視聴され、その再生回数は爆発的な伸びを見せた。放映後数時間で、このインタビューは推定1億人に視聴された。今後数週間にわたり、さらに何百万人もの視聴者を集め続けるだろう。

面白い余談だが、その視聴者数は、プーチン大統領との対談をめぐってカールソン氏を中傷していた西側報道機関のそれをはるかに凌駕している。それでもまだ、これら末端の報道機関(視聴率が低下しているため、もはや 「主流」とは呼べない)は、おこがましくも多数の人が見るべきもの、見るべきでないものを判断しようとしている。それは、CNNやBBC、ニューヨーク・タイムズ、ガーディアンなどだ。米国の作家、ジェラルド・セレンテ氏がいみじくも名付けたとおり、これらの報道機関は皆、「売女メディア」なのだ。

結論はいくつかある。ひとつは、西側諸国とその報道機関による、意思伝達や見解、物語の陰湿な悪意ある支配、あるいは少なくとも支配の試みである。

異なる当事者や視点と関わることは報道従事者の義務であるはずだ。カールソン氏はそれをプーチン大統領と行なったが、その結果、西側体制はカールソン氏に批難の嵐を浴びせ、人々がそのインタビューを見て自分の考えを決める機会さえないうちに、その信用を失墜させようと精力的に動いた。これは、西側諸国が堅持しているふりをする言論の自由と独立した報道の欠如を如実に物語っている。

結論の第二は、プーチン大統領の発言に対する世界的な関心の高さは、西側諸国政府やメディアが独占してきた視点とは異なる視点を聞くことに一般市民が鋭い判断力を持っていることを示している、という点だ。特にウクライナ戦争に関してはそうだ。

カールソン氏のインタビューが、事前にそれを否定するような冷やかしがあったにもかかわらず、これほど多くの関心を集めたという事実は、西側の公的報道機関とその尊大さへの庶民の軽蔑がいかに大きいかをはっきりと示している。

もうひとつの教訓は、ウクライナ紛争の真実について、西側の体制側が必死になってそれを国民に分からせまいとしていることである:歴史的背景、戦争の原因、キエフ政権の本性とネオナチの構成、西側の覇権主義的野心を世界に示そうとする米国とその手下である欧州諸国の大きな地政学的意図などなど、だ。

これらの複雑な問題はすべて、歴史的事実に基づく深く長い議論を必要とする。西側の報道機関や政治家たちは、思いあがったうぬぼれだけはあるくせに、そのような情報を提供することができない。 彼らは公共の利益ではなく、権力と喧伝に奉仕しているのだ。

米国政府とその欧州の従属国、そして彼らの従順な報道機関は、「ウクライナ紛争はロシアの侵略のせいである」という安易なインチキ話を歪曲して伝えてきた。プーチン大統領は独裁者であり、「新しいヒトラー」であると中傷されている(なんと恥知らずでばかげたことだろう!)。もちろん、このような作り話は、米国資本主義を動かしている西側の軍国主義にとっては好都合だ。また、ロシア恐怖症で政治思想的に盲目になっている西側の政治家にとっては、いい儲け口になっている。それなのに西側報道機関は、ロシアの「ねじ曲がった主張」をあえて過小評価する。

プーチン大統領はカールソン氏とのインタビューで、ウクライナの国粋主義という概念がいかにロシアを不安定化させるために欧米列強によって冷笑的にでっち上げられたかについて、理路整然とした歴史的説明を詳細に行なった。

西側諸国が2022年2月に「ロシアの侵攻」によって始まったと主張する戦争は、実は、少なくとも2014年にCIAが支援したキエフでのクーデターによって始まったものだ。

西側の政治家や報道機関は、このような背景やロシア国境へのNATOの拡大の裏切りを完全に否定している。そのような報道機関が、現在の紛争についてどんな有益な視点を提供しようというのだろうか? 現実との認知的不協和には驚かされる。

米国を含む世界中の多くの人々は、プーチン大統領の見解に同意するか、あるいはさらに考えさせられることになるだろう。ウクライナ紛争の正しい歴史的背景を聞けば、米国とそのNATO同盟国が仕掛けた代理戦争の実態を理解する人が増えるだろう。それは、ウクライナの民主主義(そんなものは存在しない)を守るという表向きの目的ではなく、ロシアを戦略的に敗北させようというのだ。 第二次世界大戦後の冷戦に端を発し、1991年に冷戦が終結したとされるこの33年間、この大きな帝国主義的意図は、暗黙のうちにではあるが、数十年にわたって存在してきた。

西側諸国とその報道機関は、好きなだけロシアの見方を非難することができるが、歴史的真実というものが存在する。ジョン・ミアシャイマー氏のような情報通の米国人学者、ジャック・マトロック氏のような外交官、ジェフリー・サックス氏のような専門家を含め、世界中のほとんどの人々は、ウクライナの紛争が、西側の宣伝報道機関が喧伝しようとするよりもはるかに大きな次元にあることを知っている。

真実味というものがある。たいていの人は、たとえ誤報に惑わされてきた人であっても、事実と合理的な分析に合致した歴史の記述を高く評価するものだ。

西側の政治家や報道機関は、ウクライナ紛争の原因について、そしてより一般的には西側とロシアの関係について、組織的に嘘をつき、歪めてきたため、そのような啓発的な説明をすることはできない。

プーチン大統領は今週のタッカー・カールソン氏とのインタビューで、この記録を正すことに大いに貢献した。ロシアの指導者がそうするのは決して初めてではなかった。西側報道機関の喧伝の枠外でウクライナ紛争を追っている人々にとっては、プーチン大統領の発言内容はよく知られたものだっただろう。

カールソン氏のインタビューの強力な効果は、これまで欧米の報道機関によって、残念ながらひどく誤った情報を伝えられてきた米国や欧米のより広い聴衆に、重要な視点をもたらすことに成功したことである。

すでに米国や欧州の市民の間では、ウクライナでの無益な戦争や、キエフの腐敗した政権を支えるための執拗な公的資金の投入を警戒し、批判する声が高まっている。

ウクライナで血なまぐさい紛争が起きている理由だけでなく、西側諸国に蔓延している腐敗、すなわち政府から独立した報道機関、言論の自由、民主主義の推進という幻想に光を当てる視点を模索する勇気と誠実さを持ったカールソン氏は、絶大な称賛に値する。

米国とそのヨーロッパの属国が、帝国主義的犯罪を際限なく繰り返す、ならず者国家に過ぎないことに、人々は遅かれ早かれ、気づくだろう。欧米の企業報道機関は、ウクライナだけでなく、シリア、ガザ、イエメン、イラクなど、帝国主義的犯罪の隠蔽に重要な役割を果たしている。西側の専制政治に覆いをかぶせるような行為は、即座に封じられなければならない。だからこそ、カールソン氏のインタビューに対して猛烈な反応が起きているのだ。

だが、もう遅い。真実は明らかになった。この軛(くびき)を解かれた真実は、政治的にも歴史的にも避けられない結果をもたらすだろう。

ウクライナに限って言えば、米国主導のNATOによる代理戦争はもはや通用しない。一部の特権階級が牛耳っている西側政権は、この戦争を煽り、秘密主義的な帝国主義の利益を追求するために公金を浪費し、盗んできた責任を問われなければならない。

タッカー・カールソン氏がウラジーミル・プーチン大統領とのインタビューをストリーミング配信:ライブ最新情報

<記事原文 寺島先生推薦>
Tucker Carlson streams interview with Vladimir Putin: LIVE UPDATES
米国の保守派ジャーナリストがロシア指導者と話すためにモスクワを訪問
出典:RT  2024年2月8日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年2月11日


2011-1.jpg


米国の保守系ジャーナリスト、タッカー・カールソン氏は火曜日(2月6日)、クレムリンでロシアのウラジーミル・プーチン大統領と行なったインタビューを公開した。その模様は以下で視聴可能。



西側報道機関はロシアの立場を軽視しながらウクライナ当局の立場を宣伝することで「読者や視聴者に嘘をついている」とカールソン氏は主張した。「おかしな話です。米国民には、自分たちが巻き込まれた戦争についてできる限りのことを知る権利があります」と 同氏は火曜日(2月6日)にX上で公開した動画で述べた。

カールソン氏は、米国がウクライナの最大の軍事支援者であるからこそ、ウクライナ紛争に関しては「人々に知らせる義務」があるため、プーチン大統領と話し合いたいと付け加えた。

カールソン氏のモスクワ訪問のニュースは西側報道機関からの批判を引き起こし、一部の政治家はこの元FOXニュース司会者に制裁を与えるよう求めた。しかし、EU理事会関係者はロシアのタス通信に対し、カールソン氏に対する制裁は今のところ予定されていない、と語った。

(このライブ配信は現在は終了している)
2024 年 2 月 9 日
06:09 GMT(グリニッジ標準時間)


ゼレンスキー大統領は平和の綱領に基づいて大統領に選出されたが、就任後は「ネオナチや民族主義者」と同盟を結んだ、とプーチン大統領は言う。同大統領はこれには 2 つの理由があると考えている。

1つ目は、このような人々は「攻撃的で、…どんなことでもしてくれることが期待できる」ということであり、2つ目は、「米国主導の西側諸国はこれらの勢力を支援しており、ロシアと敵対する人々を常に支援するだろうから」ということである。ゼレンスキー大統領にとってそれは「有益で安全」だったが、明らかにウクライナの有権者との約束を裏切るものだった。

05:57 GMT

キエフが当時のボリス・ジョンソン英国首相の意見に耳を傾け、2022年の和平交渉で合意されたロシアとの休戦協定草案への署名を拒否したことは「ばかげており、非常に悲しいことだ」とプーチン大統領は考えている。戦争は続いているが、ジョンソン氏自身はすでに政権を離れている、とプーチン大統領は指摘した。

そもそもなぜジョンソン首相が介入するのかと問われ、プーチン大統領は「私自身も理解できない」と述べた。

「(西側諸国の)誰もがロシアが戦場で敗北する可能性があると幻想を抱いていた。傲慢さのせい、純粋な心のせいだが、偉大な心のせいではない。」

05:48 GMT

ロシアは、ポーランドやラトビアなどのNATO諸国が攻撃された場合にのみロシアは軍事行動にでるだろうとプーチン大統領は言う。それと正反対のことを西側諸国が主張するのは「単なる脅し文句」だとした。

ロシアがウクライナに対して核兵器を使用したり、何らかの紛争激化を引き起こしたりするのではないかという憶測は、「ロシアとの対立で米国の納税者や欧州の納税者から追加の金を巻き上げるための、街頭の人々にとっての単なる恐怖物語だ」とプーチン大統領は主張する。

05:44 GMT

インタビューから得られたその他の重要な点は以下のとおり。

米国とは異なり、ロシアは中国の台頭を恐れていない、とプーチン大統領は述べ、BRICSが「中国経済に完全に支配される」危険があるというカールソン氏の示唆には「悪い子どもをさらうというブギーマンのような実体のない話」であると応じた。

「我々は中国と隣国であり、近親者を選ぶことができないのと同じように、隣人も選ぶことはできない」とプーチン大統領は述べ、ロシアは中国と共存する術を学んだとも付け加えた。同大統領はさらに、中国の外交政策は侵略ではなく妥協点を見つけることを目的としていると述べた。

04:53 GMT

ロシアのドミトリー・メドベージェフ元大統領はテレグラムで、カールソン氏は「ビクつくことも、ひるむこともなかった」と書いた。

さらに、プーチン大統領は「なぜウクライナがこれまで存在しなかったのか、いまも存在しないのか、そしてこれからも存在しないのかを西側諸国に綿密かつ包括的に説明した」と付け加えた。

メドベージェフ氏は現在、ロシア安全保障理事会の副議長を務めており、軍事生産を監督している。

04:28 GMT

ワシントン・ポスト紙のロシア特派員フランチェスカ・エベル氏は、ロシア大統領がカールソン氏との会談に同意した理由の一つは「選挙の年に共和党のより多くのMAGA層(メーク・アメリカ・グレイト・アゲインを訴える層)に訴えるため」だったと書いた。

このインタビューは「ドナルド・トランプ氏の再選の可能性を高め、共和党に米国のウクライナへの軍事援助を阻止し続けるよう説得する可能性がある」とエベル氏は主張した。

03:50 GMT

ロシアの報道機関によると、プーチン大統領はカールソン氏にボグダン・フメリニツキーがロシア皇帝に宛てた手紙のコピーを渡したという。フメリニツキーは17世紀のコサックの首領で、ポーランドに対する反乱を率い、後にモスクワに保護を求めた人物だ。

プーチン大統領は、ロシアとウクライナの何世紀にもわたる共有の歴史について語る際、フメリニツキーの手紙について言及した。

03:30 GMT

米国の保守系トーク番組の司会者で映画監督のマット・ウォルシュ氏は、バイデン氏の最新の記者会見に対するプーチン氏の回答を比較した。

「今夜プーチン大統領がロシア千年の歴史を掘り下げた知的で学術的な回答をしている間、バイデン大統領はエジプト大統領がなぜか実際にはメキシコ大統領であることについて支離滅裂な話をしていた」とウォルシュ氏はXに投稿した。

バイデン氏は木曜日(2月6日)、ホワイトハウスで記者団と話した際、メキシコとエジプトの指導者らを当惑させていた。

03:16 GMT

カールソン氏によると、プーチン大統領は彼に「文書」が詰まった分厚い書類の束を渡したという。
「夜の読み物のネタを手に入れました」とこのジャーナリストはその書類の内容については触れなかった。

02:45 GMT

このインタビューはカールソン氏のXアカウントで3500万回、YouTubeで36万3800回の再生回数を記録した。カールソン氏の個人ウェブサイトでも放送された。

2024 年 2 月 9 日
01:50 GMT

カールソン氏はインタビュー後に撮影した動画で、ロシアがクリミアをウクライナに引き渡すと米国が期待するのは正気の沙汰ではないと述べた。

「そこにはロシア人が住んでいる。彼らは(2014年に)国民投票を行い、ロシアを選択したのだから。好むか好まないかは別として、クリミアに事が及んだ場合、プーチン大統領は核戦争に突入するだろうと考えるのが論理的だ」とこのジャーナリストは語った。

カールソン氏は「プーチン大統領がクリミアを放棄することが和平の条件だと本気で考える人は、頭がおかしい人だ」と述べた。

00:49 GMT

昨年ロシアでスパイ容疑で拘束された米国人ジャーナリスト、エヴァン・ゲルシコビッチ氏を善意のしるしとして釈放する用意があるかとの質問に対し、プーチン大統領は、自国は西側諸国と協力する用意があったが、この方針は報われなかったと回想した。しかし、プーチン大統領はゲルシュコビッチ氏の釈放を排除しておらず、これには西側諜報機関の柔軟性が必要になると付け加えた。

00:42 GMT

人間の脳にニューロチップを埋め込むなど技術進歩を推し進めている億万長者のイーロン・マスク氏の動きを「止めることはできない」とプーチン大統領は述べ、技術に関する何らかの合意や規制が合意されるべきだと付け加えた。

大統領は、人工知能と遺伝子学の最近の成果を20世紀の核兵器の開発に例え、世界中の国々が危険を感じ始めたとき、新技術を規制する協定を結び始めたことを指摘した。

00:34 GMT

BRICS経済フォーラムは速い速度で発展しているとプーチン大統領は信じている。同大統領は、1990年代初頭以降、現在この組織の一員となっている新興国は進歩を遂げ、現在では世界のGDPへの貢献という点でG7の役割を小さくしている、と付け加えた。

大統領によると、この発展はウクライナ紛争とは独立したものであり、一般的な世界経済の傾向を反映しており、止めることはできないという。

00:26 GMT

プーチン大統領は、ロシアと中国の貿易収支は均衡していると指摘し、それはハイテク製品、科学主導製品、そしてエネルギー製品の両方に支えられていると付け加えた。

00:21 GMT

プーチン大統領は、米国はドルを外交政策の手段として利用することで「明らかな戦略的間違い」を犯していると考えている。大統領によると、ワシントンが紙幣を増刷すると世界的にインフレが進行するという。

00:14 GMT

バルト海を通じてロシアとドイツを結ぶノルド・ストリーム・ガス・パイプラインを爆破したのは誰かとカールソン氏に尋ねられたプーチン大統領は、明らかに西側諸国を指して「あなた方だ」と答えた。米国やNATOの関与を示す何らかの証拠を持っているかと問われると、ロシア指導者は明言を避け、そのような場合にはまずそのような攻撃から利益を得る人たち、そして攻撃を実行する能力を持っていたのか誰かを探すべきだ、と指摘した。

00:06 GMT

プーチン大統領によれば、ロシアとウクライナは紛争初期に信じられないほど敵対関係の終結に近づいていたという。しかし、大統領によると、2022年春にモスクワがウクライナの首都近郊から軍隊を撤退させると、キエフは一切の外交を放棄し、最後までモスクワと戦うよう求めてきた西側の圧力に屈したという。これに加えて、ウクライナのウラジミール・ゼレンスキー大統領はロシアとのあらゆる交渉を禁止する法令に署名し、これ以上の関与は非常に困難になったとプーチン大統領は回想した。

米国がウクライナ紛争を止めたいなら、キエフへの武器送付を停止すべきだとプーチン大統領は言う。このロシアの指導者によると、もしこれが実現すれば、敵対行為は数週間以内に終わるだろうとのことだ。

2024 年 2 月 8 日
23:59 GMT


ソ連崩壊後、ウクライナは国家としてのアイデンティティを模索し続けたが、第二次世界大戦中にナチスに協力した「偽りの英雄」を奨励する以外に良い選択肢は見つからなかった、とプーチン大統領は言う。

23:58 GMT

プーチン大統領は、ドンバスでの敵対行為を阻止しようとした、今では失われている2014年と2015年のミンスク合意について言及し、もしドンバスの住民がウクライナに戻ることを納得し、そしてキエフが、社会福祉の公約を果たすことに同意していれば、この地域の危機は解決できたと心から信じていたと述べた。しかし、キエフの政策立案者らは武力で蜂起を鎮圧しようと思った、と彼は付け加えた。

2024 年 2 月 8 日
23:49 GMT


プーチン大統領は、ウクライナに対する西側の方策を巨大な政治的間違いだとの烙印を押した。同大統領は、ウクライナをNATOに受け入れるという2008年のNATOの約束と、西側諸国が支援した2014年のキエフでのクーデターについて話していることを明らかにした。クーデターに反対する人々を迫害するというウクライナ新政府の施策は、クリミアにとって脅威となり、ロシア政府はクリミアを保護下に置かざるを得なくなった、とプーチン大統領は付け加えた。

23:39 GMT

ロシアは当初、2000年代にウクライナがEUとの関係を強化しようとするのを容認する意向を持っていたが、EUとの連合協定に署名したいというキエフの意向が大きな問題を引き起こしたとプーチン大統領は言う。これが合意されれば、ウクライナの国境がEUに開かれることになり、キエフはモスクワと自由貿易協定を結んでいたため、ヨーロッパの製品がロシアに流入することになっただろう。

当時のウクライナのヴィクトル・ヤヌコビッチ大統領がEUとのそのような協定の(裏に隠された)知恵に疑問を抱き始めたとき、状況は西側諸国の支援を受けて大規模な抗議活動とクーデターに発展した、とプーチン大統領は付け加えた。

23:34 GMT

NATOは領土を東に拡大しないと約束したが、すぐにこの約束を破り、東ヨーロッパ全体とバルト三国を加盟させたとプーチン大統領は言う。米国主導の軍事ブロックであるNATOは現在、ウクライナを引きずり込むつもりさえある、と彼は付け加えた。

23:31 GMT

ロシアは極超音速兵器の開発において米国や他国を上回ることができており、この分野での能力を引き続き強化するつもりだとプーチン大統領は語った。

23:25 GMT

米国とその「衛星諸国」は、反政府勢力に政治的、情報的、財政的、軍事的支援を提供することで、1990年代に北コーカサスにおける分離主義とテロリズムを支援したとプーチン大統領は主張する。大統領によると、この問題について米国側と対峙したところ、米国側は告発を拒否したという。

しかしその後、米国はロシアの「野党」に協力していたことをモスクワに認め、米国はその政策は正しいと考えていたと付け加え、その後、ロシアはこの問題に関するいかなる対話も実を結ぶ可能性は低いと理解したとプーチン大統領は述べた。

23:17 GMT

プーチン大統領は、ビル・クリントン元米国大統領にロシアがNATOに加盟できるかどうか尋ねたが、クリントン元大統領はそれは不可能だと答えたと回想している。しかし、もし彼が当時「イエス」と言っていたなら、モスクワと軍事同盟との間に和解の時期が到来しただろうとプーチン大統領は示唆する。

23:14 GMT

ロシアはソ連の崩壊を受け入れたし、政治思想の違いがすべて解消されれば西側諸国と協力できると期待していた、とプーチン大統領は言う。

23:08 GMT

ウクライナは故ソ連指導者ヨシフ・スターリンの意志によって作られた「人工国家」である、とロシアのウラジーミル・プーチン大統領はカールソン氏に語った。ウクライナはハンガリーを含む近隣諸国から多くの領土を譲り受けているが、これらの国々には歴史的な土地の返還について話す権利がある、と語った。

しかし、ロシア指導者(プーチン)は、ハンガリーのヴィクトル・オルバン首相とこの問題について話し合ったことはないと否定している。

22:18 GMT

EUのトップ外交官ジョゼップ・ボレル氏の報道官ピーター・スタノ氏は記者団に対し、プーチン大統領との会見を巡りカールソン氏をブラックリストに載せる「議論はない」と語った。

「加盟国または友好諸国から誰かが制裁リストに加えられるよう提案されるかどうかを先回りしたり推測したりするのは我々の責任ではない」とスタノ氏は述べた。

ニューズウィーク紙は先に、欧州議会の現職および元議員数人がカールソン氏のEU域内入りを禁止されるべきだと述べた、と伝えていた。

2024 年 2 月 8 日
21:53 GMT


カールソン氏はこれまでにハンガリーのヴィクトル・オルバン首相やエルサルバドルのナイブ・ブケレ大統領など数人の国家元首と面談した。

2021年と2023年のオルバン首相との対談は、一部の米メディアからハンガリー首相の「PR」だと批判された。カールソン氏は、主流報道機関は反対意見に敵対的だと述べた。

21:40 GMT

国家安全保障会議のジョン・カービー報道官は、プーチン大統領との会見で米国民のウクライナ支持に対する見方が変わることはないと述べた。

カービー氏は記者の質問に答えて、「アメリカ国民が一度のインタビューで動揺するとは思えない」と語った。「覚えておいてください、あなたはウラジーミル・プーチン大統領の話を聞いているのですから、彼の発言を額面通りに受け取るべきではありません。」

21:31 GMT

カールソン氏は、ジョー・バイデン米国大統領と欧州および中東における米国の外交政策を声高に批判している。彼はキエフに対する米国の軍事援助に定期的に疑問を呈しており、ウクライナのウラジミール・ゼレンスキー大統領を批判している。

「ウクライナ大統領はストリップクラブのマネージャーのような格好でホワイトハウスに到着し、金銭を要求し始めた。驚くべきことに、誰も彼を追い出さなかった」とカールソン氏は2022年のFOXニュースの番組で語った。

21:21 GMT

ニュースウェブサイト「フェマフォー」によると、カールソン氏は木曜日(2月6日)、モスクワでNSAの内部告発者エドワード・スノーデン氏と会談した。スノーデン氏は2013年からロシアに住んでおり、2022年にロシア国民となった。

カールソン氏はまた、ジョー・バイデン大統領を性的暴行で告発した元上院補佐官タラ・リード氏とのインタビューも録音したと伝えられている。バイデン氏は彼女の申し立てを否定した。リード氏は身の安全を理由に、2023年にロシアに移住した。

21:19 GMT

プーチン大統領が外国報道機関との一対一のインタビューに応じることはめったにない。クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は、ロシア指導者は「完全に一方的な」意見を持ち、「うわべだけの公平性」さえ守ろうとしない西側メディアと「話す気はない」と説明した。

21:08 GMT

このアメリカ人ジャーナリストは、予告なしにモスクワを訪問した際にインタビューを記録した。地元メディアによると、ロシアの首都への旅行中、彼は国際博覧会とボリショイ劇場でのバレエ公演を見学した。
カールソン氏はファストフードレストランや大型小売店でも目撃された。同氏は木曜(2月6日)早朝にモスクワを出発したと伝えられている。

20:29 GMT


タッカー・カールソン氏は、ウラジーミル・プーチン大統領のインタビューは木曜(2月6日)ロシア東部標準時間午後6時(グリニッジ標準時午後11時)に公開される予定だと述べた。このジャーナリストは会話の最初の写真を自身のインスタグラムに投稿した。


タッカー・カールソン氏にはロシアの保護は必要ない – クレムリン

<記事原文 寺島先生推薦>
Tucker Carlson doesn’t need Russian protection – Kremlin
ロシアのドミトリー・ペスコフ報道官は、この米国人ジャーナリストは自分の身の回りのことは完璧にこなせると発言。
出典:RT 2024年2月8日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2024年2月11日


米国ジャーナリストのタッカー・カールソン氏© AFP / Joe Raedle

ロシア政府のドミトリー・ペスコフ報道官は木曜日(2月8日)、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領とのインタビューを録音した後で・米国ジャーナリストのタッカー・カールソン氏がロシア政府から保護を受けることは必要ない、と述べた。

カールソン氏が今週初めにプーチン大統領との会談のためモスクワを訪問したことは西側報道機関からの批判を引き起こしており、一部の政治家はこの元FOXニュース司会者に制裁を科すよう求めている。

「カールソン氏は我が国からの保護が必要でしょうか?私はそうは思いません。カールソン氏は自力で何とかできる力をお持ちだと思います」とペスコフ報道官は記者団に語った。

「米国からは完全に非常識な声も上がっていますが、理性のある声もあがっています」と同大統領報道官は付け加えた。

カールソン氏のプーチン大統領とのインタビューは、米国だけでなくロシアでも「途方もない興味」を引き起こしたとペスコフ氏は認め、この関心は「常軌を逸している場合もあります」と付け加えた。

しかし、同報道官はインタビューの重要性を認め、「この件は何日も読まれ、議論されることになるでしょう」という予想を示した。

ペスコフ報道官は、プーチン大統領とのあらゆる会見について、「特に外国の代表との会見は非常に重要な催しです。世界中のできるだけ多くの人々がロシアの国家指導者の考え方や視点を知ることが我が国にとって重要ですので」と付け加えた。


関連記事:EU rules out Tucker Carlson sanctions – TASS

カールソン氏は以前、ロシアの指導者と話したい理由を説明し、西側報道機関が視聴者に「嘘をついており」、ウクライナ紛争の報道が偏っている、と非難した。「おかしな話です。米国民には、自分たちが巻き込まれた戦争について、できる限りのことを知る権利があります」というのが同氏の主張だった。

いっぽう、ヒラリー・クリントン元米国務長官は、カールソン氏を「ウクライナに関するウラジーミル・プーチン大統領の一連の嘘をオウム返しにする」、「便利な愚か者」であると決め付けた。 CNNは、この元FOXニュース司会者がプーチン大統領にインタビューすることで「ロシアの権威主義者の命令に従った」と非難した。

ロナルド・レーガン政権の構成員であったビル・クリストル氏は、カールソン氏を「裏切り者」とまで呼び、モスクワ訪問の全容が明らかになるまでカールソン氏の再入国を禁止するよう米当局に求めていた。

ニューズ・ウィーク紙は数人の現職および元EU議員の話として、EUはカールソン氏のロシア訪問を理由に同氏のEU域内への入国を禁止する可能性がある、と報じたが、その主張は後にEU当局によって誤りであることが暴かれた。欧州委員会のピーター・スタノ外交・安全保障政策担当報道官は、「現在、モスクワにいる当該米国人についてEU関連機関での議論は行なわれていません」と述べた。

関連記事: White House denies ‘ridiculous’ Tucker Carlson claims

カールソン氏とプーチン氏のインタビューは木曜(2月8日)ロシア東部標準時間午後6時に放送される予定だ。ペスコフ報道官によると、金曜日(2月9日)の朝にはクレムリンのウェブサイトでも公開される予定だという。

タッカー・カールソンが、自身の新番組でウクライナの宣伝扇動を一刀両断

<記事原文 寺島先生推薦>
Tucker Carlson steamrolls Ukraine propaganda in new show
US corporate media outlets treat curiosity as the “gravest crime,” the former TV pundit has said
米国の企業報道機関は、好奇心を持つことを「最も邪悪な犯罪行為である」としている、とテレビ番組の元大物司会者は発言
出典:RT 2023年6月7日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2023年6月12日



© Twitter / TuckerCarlson


 フォクス・ニュースの元司会者であるタッカー・カールソンが、ツイッター上での自身の新番組の初回放送を発信し、西側のニュース諸会社は、ウクライナでの武力衝突について一方的な報道をすることを使命にしていると非難し、異論を唱える見方をあからさまに敵視している、と述べた。

 「ツイッター上のタッカー」という名前の10分間の新番組の初回放送が、ツイッター上で火曜日(6月6日)の夜に放映された。この番組の冒頭は、今週ロシアのヘルソン州でウクライナが行ったと言われている主要ダム爆破事件についてのカールソンの一人語りだった。その中でカールソンはこの行為を、「テロ行為である」とした。

 「ダムの爆破はウクライナにとって悪いことかもしれませんが、ロシアの方が大きな被害をうけています。まさにこの理由こそが、ウクライナ政府がダム破壊に踏み切った理由なのです」とカールソンは語った。さらにカールソンは、昨年12月のワシントン・ポスト紙の取材で、ウクライナの将軍が、カホウカダム攻撃の計画を認める発言をしていた事実にも触れた。

 カールソンは、自分自身はウクライナ政府がこの事件の裏にいることは間違いないと思っているが、いくつかの米国報道機関は、ロシア政府がこの攻撃を画策したことを示唆する記事を既に出していることに触れ、これらの報道機関は、ゼレンスキーのことを「テロ行為を行うには真っ当すぎる人物である」という見方しかできていない、とした。

 「世界の全ての人々の中で、運動着を身につけた、ずる賢く、虚ろな目をしたウクライナ国民であるあの友人だけは、ダムの破壊などしない、とでもいうのでしょうか。あのお方は生きた聖人なのでしょうか。罪を犯すことなどないのでしょうか」とカールソンは話を続け、この件に対する大手報道機関の一般的な報じ方に疑問を投げかけた。

 報道界のご意見番のカールソンは、ロシアからドイツに天然ガスを運ぶために作られたノルド・ストリーム・パイプラインに対して昨年行われた攻撃についても触れた。カールソンは、その攻撃はウクライナが行ったことは「明白」であるとしながら、米国報道機関は、この件を取材することに対してほとんど関心を示さず、そのため米国民は、「世界で最も情報を与えられていない国民」になってしまった、と評した。



関連記事:米国は「一党独裁国家」になってしまった、とタッカー・カールソンは発言

 「報道機関がこの件に全く関心を示していないだけではなく、関心を持っている人々を攻撃することさえしているのです。報道の世界では、好奇心を持つことが、最悪の罪だ、とされているのです」とカールソンは話を続け、報道機関は嘘をついており、「この件に関するほとんどのことは、無視されるだけになっています」と語った。

 カールソンは、4月にフォクス社と袂を分かったが、これはこの巨大報道機関にとっては大きな衝撃であった。というのも、「タッカー・カールソン・トゥナイト」という番組は、最も視聴率が取れる時間帯の有名な番組だったからだ。カールソンは後に、その番組の後継番組を自身のツイッター上で発信する、と発表した。カールソンはツイッター上で既に、以前のフォクス・ニュースの番組に似た内容の番組をいくつか単独で配信してきた。火曜日の放送の最後に、カールソンは、ツイッター社が、「門番的役割」を果たさないでほしいという希望を表明したが、万が一ツイッター社がそのような態度を取るのであれば、ツイッター上から離れる、と主張した。

タッカー・カールソンの降板で、Fox社5億ドルの市場価値を消失

<記事原文 寺島先生推薦>
Tucker Carlson’s departure wipes half a billion off Fox Corp’s market value
Fox社は、370万人の視聴者を集めていたゴールデンタイムのキャスターと決別した
出典:RT 2023年4月25日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2023年5月9日


2022年FOX国家愛国者賞でのタッカー・カールソン(2022年11月17日、フロリダ州ハリウッド)。

 Fox News のゴールデンタイムの司会者として最も人気のあったタッカー・カールソンの退社により、同チャンネルの親会社は、取引データによれば、5億ドル以上の市場価値を失った。

 FOX 社のA種株価は月曜日(4月24日)に5.4%も下落し、その後2.95%まで下げ幅を落とした。この下落は、同社が10年以上続いたカールソンと即刻決別する計画を発表した直後に起きた。

 カールソンの退社は、ドミニオン投票システム社が起こした名誉毀損訴訟の和解金として、Fox社が7億8700万ドルを支払うことに合意した数日後に行われた。ドミニオン投票システム社は以前、デラウェア州の裁判所で、カールソンを含むFoxの司会者が2020年の大統領選挙における不正の主張を「根拠なく」宣伝したと主張し、同放送局を名誉毀損で提訴していた。

 Foxもカールソンも今回の決別の理由を明らかにしなかった。同社は、毎晩370万人以上の視聴者を集めた「タッカー・カールソン・トゥナイト」の先週金曜日(4月21日)の放送が最後となり、月曜日(4月24日)の夕方からその時間帯にニュース番組が放送されるとだけ述べた。

関連記事:CNN、長年の司会者を突然に解雇

 カールソンが次に司会者を勤めるのではという観測から、ピーター・ティールが支援する保守系動画ネットワークのランブル(Rumble)と、トランプ・メディア社と合併する特別目的買収会社デジタル・ワールド・アクゥイジッション(Digital World Acquisition)社の株価は急上昇した。具体的には、ランブルは6%反騰し、デジタルワールドは2.9%上昇した。

タッカー・カールソン(Fox Newsのホスト)、ケネディ暗殺とニクソン大統領の辞任について語る。

<記事原文 寺島先生推薦>

Tucker Carlson: The Deep State Removed Nixon, The Most Popular President Ever, To Cover Up CIA's Murder Of JFK

タッカー・カールソン:闇の政府が史上最も人気の高かった大統領であるニクソンを排除し、CIAによるJFK暗殺を隠蔽

筆者:ティム・ヘインズ(Tim Hains)

出典:RealClear Politics

2023年1月20日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2023年2月17日


(映像は原文で見られます。)

Fox Newsホストのタッカー・カールソンがケネディの暗殺とリチャード・ニクソンの辞任について語ります。


 タッカー・カールソン: この犯罪はジョー・バイデン一人の責任です。彼は一人で機密文書を自宅に持ち帰ったのです。彼はそれをするのに人の助けは借りませんでした。アメリカが侵略されるのを許したのです。そんなことは、一人で出来る事ではありません。だから、もしバイデンが南国境を開いたことで取り押さえられたら、他の多くの人たちも一緒に取り押さえられるでしょう。彼には多くの共犯者がいたのです。恒久ワシントンはそれを望んでおらず、結局のところ、ここがポイントなのです。恒久ワシントンが支配しているのです。あなたが想像していたような民主主義ではないのです。私たちは今、それを目の当たりにしています。

 もしあなたが理解したいのなら、アメリカ政府が実際に最高レベルでどのように機能しているのかを本当に理解したいのなら、そしてなぜいま歴史を教えないのかを知りたいのなら、一つ知っておくべきことは、アメリカ史上最も人気のある大統領はリチャード・ニクソンだったということです。リチャード・ニクソンです。しかしどういうわけか アメリカの有権者が一票も投じないまま リチャード・ニクソンは大統領職を追われ アメリカ史上唯一選挙で選ばれなかった大統領に取って代わられたのです。つまり、私たちは最も人気のある大統領から、誰も投票しなかった大統領になったのです。ちょっと待って。なんで私がそんなこと知らなかったのか、と皆さんは質問するかもしれません。リチャード・ニクソンは犯罪者じゃなかったのか?

 まともな人間からは軽蔑されていたのでは? いや、そんなことはありません。実際、国民に選ばれたと言える大統領がいるとすれば、それはリチャード・ニクソンです。リチャード・ニクソンは1972年、後にも先にも記録されたことのない大差の票数を得て再選されました。ニクソンは対抗馬よりも1700万票多くの票を獲得しました。それから2年も経たないうちに、彼は姿を消したのです。彼は辞任に追い込まれ、代わりにジェラルド・フォードという連邦政府機関の従順な下僕がホワイトハウスを引き継ぎました。

 なぜ、そうなったのか? まあ、長い話になりますが、次のことがそのハイライトになる部分です。たくさんのことがわかります。リチャード・ニクソンが信じていたことですが、連邦政府の官僚機構のいろいろな集団がアメリカの政府システムを弱体化させるために働いており、かなり以前からその動きはありました。そのことを彼はよく口にしていました。彼の考えは100%正解だったのです。1972年6月23日、ニクソンは当時のCIA長官リチャード・ヘルムスとホワイトハウスで面会しました。幸いにもテープに録音されていますが、その会話の中でニクソンは、「誰がジョンを撃ったのか」を知っていると示唆したのです。ジョンとはJFKのことです。さらにニクソンは、CIAがケネディ暗殺に直接関与しているとほのめかしました。もっとも、そんなことは今では周知のことですが。ヘルムスの反応は? 完全な沈黙でした。しかし、ニクソンにとっては、それはどうでもいいことでした。もう終わったことだからです。その4日前の6月19日、ワシントン・ポスト紙がウォーターゲート・オフィス・ビルへの不法侵入に関する最初の記事を掲載していました。

 ニクソンは知らなかったし、ワシントン・ポスト紙も報じなかったのですが、5人の侵入犯うち4人はCIAに勤めていました。ウォーターゲート事件に関する、多くのいいかげんな記事の最初のものは、ボブ・ウッドワードという29歳の都市部担当記者が書いたものです。ボブ・ウッドワードとは誰なのか? 彼はジャーナリストではありませんでした。ボブ・ウッドワードは報道関係の経歴をまったく持っていません。ボブ・ウッドワードは連邦政府の機密部門から直接来たのです。ウォーターゲート事件の少し前、ウッドワードはペンタゴンの海軍士官でした。

 彼は最高機密を目にすることを許される立場にいました。情報機関とも定期的に仕事をしていました。時には、ニクソン・ホワイトハウスにも派遣され、リチャード・ニクソンの首席補佐官と交流しています。海軍を退役して間もなく、理由は定かではありませんが、ウッドワードはワシントンで最も強力な報道機関(ワシントン・ポスト)に雇われ、この国で最大の記事を任されることになりました。実際に何が起こっていたのかを明確にするために、ウッドワードがウォーターゲート事件シリーズのために得た主な情報源は、FBIの副長官であるマーク・フェルトでした。マーク・フェルトは、FBIのCOINTELPROプログラムを運営しており、これは連邦機関が潰したい政治家、リチャード・ニクソンなどの人物の信用を秘密裏に落とすためのプログラムでした。同時に、同じ機関が、ニクソンが選出した副大統領スピロ・アグニューの失脚も狙っていました。1973年秋、アグニューは脱税で起訴され、辞任を余儀なくされました。後任は、ジェラルド・フォードというグランドラピッズ出身の無色透明の下院議員でした。

 フォードが副大統領なるための資格は何だったのでしょうか? 彼は、ケネディ大統領殺害事件でCIAの責任を免責したウォーレン委員会の委員を務めていたのです。ニクソンは、議会の民主党議員からジェラルド・フォードを受け入れるように強く説得されました。「我々はニクソンにフォード以外の選択肢を与えなかった」とカール・アルバート下院議長は後に自慢げに語っています。8ヵ月後、ウォーレン委員会のジェラルド・フォードがアメリカ大統領になりました。どうですか? これが事実であり、憶測ではありません。すべて実際に起こったことなのです。どれも秘密ではありません。そのほとんどは実際にウィキペディアに載っているのですが、主流の報道機関はその話をしたことがありません。とても明白なのに、意図的に無視され、その結果、恒久ワシントンが政治を支配したままなのです。

 選挙で選ばれたわけでもない連邦機関の終身雇用者がアメリカ政府で最大の決定を下し、彼らを抑制しようとする者を潰し、その過程で我々の民主主義はジョークと化すのです。さて、トランプ政権時、各省庁が、その後を追ったのが、マイケル・フリン将軍だったことにお気づきだったかもしれません。なぜフリンなのか? なぜなら、マイク・フリンは国防情報局を運営する陸軍情報将校のキャリアだったからです。つまり、マイク・フリンはこのシステムの仕組みを熟知しており、その結果、反撃することが可能だったのです。ドナルド・トランプの就任式から4日後、FBIはマイク・フリンを弁護士抜きで会議に誘い出し、一連の偽の犯罪をでっち上げ、辞任に追い込みました。

 つまり、これがワシントンで実際に行われていることなのです。もう嘘はおしまいにしましょう。一方、ジョー・バイデンは、司法省がマイク・フリンを潰したとき、ハイエナのように(獲物捕獲の喜びを)大声で吠え立てました。だから、6年後にジョー・バイデン自身に非常に似たことが起こるのを見るのは、ある種の倒錯した正義と言わざるを得ません。ジョー・バイデンは私たちの同情に値しません。彼はいま嵌められていますが、彼のために泣くことはないのです。でも、私たちは、より良いシステム、つまり機能する民主主義に値するのです。誰も投票しなかった人間たちがすべてを動かしているとき、私たちは自由な国に住んでいるとは言えないからです。

タッカー・カールソンはなぜ、体制側メディアが引きずり下ろせない巨人であり続けるのか?


<記事原文 寺島先生推薦記事>
Why Tucker Carlson remains a giant that the establishment media can’t pull down
フォックス・ニュースのスターは、何百万人もの人々の懸念を代弁している。

出典:RT 
筆者:ロバート・ブリッジ
2022年12月19日

<記事翻訳 寺島メソッド飜訳グループ>
2023年1月8日  

ロバート・ブリッジ(@Robert_Bridge)

ロバート・ブリッジは米国の作家、ジャーナリスト。著書に「Midnight in the American Empire, How Corporations and Their Political Servants are Destroying the American Dream」(『暗闇のアメリカ帝国』)がある。



タッカー・カールソン © Janos Kummer / Getty Images

 米国メディア王国のジャングルは、しばしば主流メディアと呼ばれる体制側の巨大組織と、タッカー・カールソンという2つの強力な勢力に分かれているように見える。そして、予想に反して、カールソンが勝っているように見える。

 フォックス・ニュースの司会者タッカー・カールソンほど、既存メディアにとって嫌な存在で、恐ろしい存在(人による)を挙げるのは、暴れん坊のドナルド・J・トランプを除けば難しいだろう。この人物は、5月にニューヨーク・タイムズ紙が2万語も使った記事を出し、彼の人格を抹殺しようとしたほど脅威とみなされている。皮肉なことに、この記事は裏目に出て、アメリカ人がもはや「既成メディア」を信用しなくなった理由を暴露してしまったのである。

 グレイ・レディ(ニューヨーク・タイムズ紙の別名)のその記事には、はっきりこう書かれていた。「『タッカー・カールソン・トゥナイト』という番組で示されている支配的な話とは、アメリカの人種差別を書き直して、白人米国人は抑圧された階層である、というものだ。この番組に言わせれば、支配階級は、フェンタニル[鎮痛剤]などのオピオイド[アヘン樣合成麻薬剤]を使用して伝統的アメリカ人を中毒にして殺し、反白人人種主義を利用して伝統的アメリカ人を偏屈者と決めつけ、フェミニズムを使って伝統的アメリカ人の自尊心を傷つけ、移民を使って伝統的アメリカ人の政治力を低下させる、となるのである。さらに、共和党のエリートは、ありえないことだが、民主党が投票箱で必要とする有権者を輸入する手助けをしているとも主張している。カールソンは、アメリカは『支配する人々に対して長期的な義務を感じない傭兵によって支配されている』と視聴者に語っている。」

 こうした感情は、この記事では荒唐無稽な陰謀論として即座に否定されているが、ジャーナリストや政治家に対する信頼がいまや史上最低のレベルにある何千万人もの平均的アメリカ人に共有されているのだ。


<関連記事> メディアはタッカー・カールソンが米大統領選に出馬する兆しを見ている

 「タッカー・カールソン・トゥナイト」はケーブル・ニュースの中で2番目に視聴率の高い番組である。9月、この午後8時のニュース討論番組の平均視聴者数は309万人だった。彼の提起する懸念は、毎夜、多くのアメリカ人の共感を呼んでいる。彼の仕事を攻撃し、否定するならば、それは、共感する何百万人ものアメリカ人を攻撃することになるのだ。つまり、既成のメディアがこうした懸念を消し去りたいと望んでいるかのように見える中で、国民はそのようなメディアの動きに気付いている、という構図だ。

 ギャラップ社の最近の世論調査では、メディアが「完全に、正確に、公平に」報道していると信頼しているアメリカ人は、わずか34%であることが明らかになった。そして、民主党支持層の70%、共和党支持層の14%、無党派層の27%が第四の機関(ジャーナリズム)を信頼していると答えているのである。当然ながら、この70%の民主党支持層は、自分たちの大切な信念体系が毎晩カールソンによって暴露され、嘲笑されることを喜ばないし、彼らに忠実なメディアが民主党のために働く政治的プロパガンダ・マシンであることを暴露されることも望んでいないのである。

 例えば、最近の「ブラック・ライブズ・マター(BLM)」運動について考えてみよう。ジョージ・フロイドが白人警官に殺された事件後、全米がリベラルの狂気に包まれ、正気を失った。西海岸から東海岸まで暴動が発生し、アメリカ国民はこの暴力的な運動(その後、この組織を設立したのは豪邸を買うためだった黒人の人々は別にして、間違いなく一人の黒人も助けたことのない詐欺であることが明らかになった)に賛同するだけではなく、警察への資金削減を支持することが期待されたのである。しかし、カールソンは、それを全く信じていなかった。

 「この運動の目的はたくさんあるかも知れないし、その時、その時で目的が変わることもあるだろう。しかし、この運動の目的は、黒人の命を守ることでないことは間違いない。この運動が、あなたの側まできたときに、そのことを忘れないで。このままいけば、この運動は皆さんの近くに来ることになるだろうから」、とカールソンは言った。

 「暴徒の怒りにさらされたことのある人なら、誰でもその気持ちを知っている」、と彼は続けた。「スズメバチに群がられたようなものだ。頭が働かなくなる。誘惑に負けてパニックになる。でも、パニックになってはいけない。もし弱みを見せたなら、やつらはあなた方を潰すだろう。」。彼は自身の体験談も語っていた。2018年、アンティファのデモ隊が彼の家を包囲し、家族を脅し、財産を破壊したのだ。

 荒涼としたメディアにおけるカールソンの孤独な声は、大規模な反発を呼び、BLM運動にも数十億ドル規模で多額の投資をしている企業が彼の番組から広告を引き揚げ、既存メディアの襲撃部隊はすぐにFox Newsホストを冷血な差別主義者として描き出した。幸いなことに、カールソンには彼のメッセージに賛同する保守層が十分にあり、彼はその猛攻撃から生き延びることができた。

 最近では、カールソンは、現在ウクライナとの激しい紛争に巻き込まれているウラジーミル・プーチンを「支持」しているとして、リベラル派の非難を浴びている。チンギス・ハーン以来、政治の世界でこのロシア大統領ほど悪者にされてきた人物はいない中で、カールソンは視聴者に簡単なことを尋ねた。「プーチンがこれほど直感的な憎しみの対象となるようなことを、個人的に行ったかどうかを考えてみてください」、と。

 「この件は、かなり深刻になってきているので、自分自身に問いかけてみる価値はあるかもしれない。これは本当は何なのか?なぜ私はプーチンがそんなに嫌いなのか?プーチンは私を人種差別主義者と呼んだことがあるか?プーチンは私に人種差別主義者と言ったか?自分の住む町の中流階級の職をすべてロシアに移したか?彼は私のビジネスを破壊し、2年間私を屋内に閉じ込める世界的なパンデミックをでっち上げたのか?彼は私の子供たちに人種差別を受け入れるように教えているのだろうか?彼はフェンタニルを作っているのか?彼はキリスト教を消し去ろうとしているのだろうか?彼は犬を食べるのだろうか?いや、ウラジミール・プーチンはそんなことはしていない。」

 カールソンは、ウラジーミル・プーチンが世界的な悪役として提示されていることについてよく考えるようリスナーに求めただけでなく、アメリカ国民の真の敵は、他でもない、ウラジーミル・ゼレンスキー大統領であると示唆した。しかし同大統領は、あらゆるメディアからへつらいの賞賛を受けている。


<関連記事>タッカー・カールソンは、ゼレンスキーが金を要求していると非難している。


 米国とメキシコの国境が大きく開かれ、インフレが制御不能に陥っているときに、カールソンだけが、他の何百万ものアメリカ人も疑問に思っていることを、大胆にも問いかけた。「なぜ我々はまだその国に資金を提供しているのか?」 ロシアによるウクライナでの特別軍事作戦が始まって以来、アメリカとEUの同盟諸国はキエフに約1260億ドル相当の援助をしてきた。これはウクライナの2020年のGDP全体にほぼ等しい数字である。そして、日を追うごとに、ウクライナの指導者はさらなる要求を突きつけているようだ。ウクライナに送られる資金の多くは兵士の手に渡らないと報じられている中、無制限の支出によるインフレ圧力に対処しなければならないのはアメリカ国民である。このニュースに対して、ゼレンスキーはどう反応したのだろうか?カールソンは、このウクライナの指導者の言葉を引用した。「インフレなど何でもない。誰がインフレのことなど考えようか。そんなことは二の次だ」。二の次とは何の次のことなのだろう?自分の国からコートダジュール(南仏の保養地)に富を流出させることが先決だとでも言うのか?

 「ウクライナの指導者たちは、もうそれを隠すこともなく、我々を完全に軽蔑している」、とカールソンは言う。「彼らはただ私たちのお金が欲しいだけなのです。米国を少しも気にしていない。これは民主主義の連帯などではない。これは詐欺だ」。

 ところで、反ロシアの生々しいプロパガンダに汚染されていないという点で他にはないカールソンの仕事に対して、ロシアのテレビが賞賛の意を示したのは驚きではないだろうか?今週、ニューヨーク・タイムズ紙は、カールソンをはじめとする米国の保守派の声が、ロシアのさまざまなニュース放送で「内部ニュースのまとめ、原稿、放送の常連」になっているとする記事を掲載したばかりだ。どうやらこれは、クレムリンと共和党の間に存在するとされる邪悪な関係を改めて説明するためのものだったようだ。しかし実際にそれは、リベラル派がいかに必死になってカールソンとクレムリンを標的にし、民主党の政界進出を手助けしようとしているかを示しているに過ぎない。

 既成のメディアもタッカーのような報道をし始めれば、間違いなく視聴率は底ばい状態から上がるだろう。しかし、過去20年間、アメリカの戦争で気に入らないものを報道したことがない既成メディアが、この代理戦争を批判することは絶対にないだろう。この戦争で、アメリカは、少なくとも数十億ドルの税金を失うだけだというのに。結局のところ、戦争屋の多くが信じたがっているように、ウクライナはソ連を崩壊させたとされるロシアの「アフガニスタン戦争」にされているのかもしれないし、アメリカがベトナム戦争で受けた屈辱的な敗北に相当するのかもしれないのだ。いずれにせよ、防衛産業は莫大な利益を得ることができるのだから、そんなことはどうでもよいのだ。

 既成メディアが好むと好まざるとにかかわらず、タッカー・カールソンは、何百万人ものアメリカ人の真の懸念を代弁する、率直で正直な稀有な声であることに変わりはないが、既存のメディアはそれを記憶から消し去りたがっているのだ。

プロフィール

tmmethod

Author:tmmethod
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム
リンク
最新記事
カテゴリ
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

月別アーカイブ
最新コメント