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新たなBRICS参加国は多極化を促進するだろう-ロシア外相

<記事原文 寺島先生推薦>
New BRICS members will boost multipolarity – Russian FM
Sergey Lavrov has commented on several Arab countries applying to the bloc
セルゲイ・ラブロフは、アラブ数カ国がBRICSに加盟を申請したことについて意見を述べた。
出典:RT  2023年6月16日
<寺島メソッド翻訳グループ>   2023年7月1日



資料写真: ロシア外相セルゲイ・ラブロフが2023年6月1日に南アフリカのケープタウンで行われたBRICS外相会議に参加している様子©ロシア外務省/Sputnik


 BRICSの多極的な基盤は、アラブ数カ国の加盟によって豊かになる可能性があるが、BRICSはまだその申請について決定していない、とロシアの外務大臣セルゲイ・ラブロフは、金曜日(6月16日)、RTに語った。

 アルジェリア、エジプト、サウジアラビア、およびアラブ首長国連邦(UAE)は、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカから成る最大の発展途上国グループ(BRICS)との関係を一層強化することに興味を示している。

 「この4カ国はすべて非常に強力な国々です。そして、アラブ世界やイスラム世界においてある程度のリーダーシップを持っています。これは間違いなくBRICSを豊かにするでしょう」と、ラブロフは、サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)の合間に行われたインタビューで述べた。

 ラブロフは、これらの新加盟諸国の貢献は「明らか」であり、BRICSが世界の主要な文明の1つから代表を得ることを意味すると述べ、「疑いの余地もなく、これは自然かつ客観的に進化したBRICSの多極化の基盤に利益をもたらすでしょう」と彼は付言した。




関連記事:アフリカの主要諸国がBRICS加盟を申請


BRICSは合意によって意思決定を行うため、BRICSは拡大に関する加盟国の立場を調整する態勢を整えたことを、ロシアのラブロフ外相は明らかにした。専門家グループが現在報告書作成に取り組んでおり、その結果は8月の南アフリカでの首脳会議で発表され、その後、BRICSはそれに応じた動きをする予定だ。

 ロシアがBRICSの拡大を支持しているとラブロフ外相は述べたが、加盟の申請には一定の複雑さが伴うことをロシアは十分に理解している。

 「もちろん、これは非常に微妙な問題です。なぜなら、国の評判もここで問われるからです。もしある国が加入を申請しても回答を受け取れない場合、それはあまり芳しいことではありません」と、ラブロフ外相はRTに語った。

 これまでに申請を行った国々の中には、4つのアラブ諸国も含まれている。他の注目すべき候補国には、アルゼンチンとイランもある。過去1年半にわたり、西側が国際金融システムを利用してロシアに対する広範な経済戦を展開してきたことから、BRICSへの関心が高まっている。


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BRICS五カ国、独自の支払いシステム創設へ
――西側依存からの離脱

BRICS countries to create own payment system to cut dependence on West

RT / Home / Business News/ (2019年3月1日)

(翻訳:寺島メソッド翻訳グループ 2019年3月24日)

<記事原文>寺島先生推薦
https://www.rt.com/business/452737-brics-own-payment-system/

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BRICS countries to create own payment system to cut dependence on West
© Getty Images / Jasmin Merdan

経済的に大きく躍進している五カ国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)がブリックス・ペイと呼ばれる、新たな支払い共同システムを開発中、とロシアメディアのイズベスチャが報じている。 

BRICS五カ国は、各国の支払いシステムを統合する特別なオンライン決済サービスの創設を考えている、とイズベスチャは、金曜日、ロシア直接投資資金(RDIF)の例を挙げ、報じた。 イズベスチャの報道に依れば、RDIFは開発に必要なテクノロジーを持っている中国やインドからの協力者たちと共に、現在同様のプロジェクトに取り組んでいる。 

このオンライン決済サービスは現存するアップルペイやサムソンペイと同様のものであり、決済はスマートフォンのアプリを使って行う。 利用者の銀行口座はいかなる通貨でも構わない。 クラウド上に特別な共有サイトを設定する予定で、BRICS五カ国は自国の支払いシステムをそこにリンクさせる。  

この支払いシステムのパイロット版は四月南アフリカで試行される予定だ。 ちなみに南アフリカが2010年12月加盟したことで、BRICSという現在の呼称が出来上がった。

BRICSが自前の支払いシステムを持つことで、多国籍支払い組織への依存を大幅に軽減でき、それは地政学的緊張関係の中でとりわけ重要な意味を持つ、とRDIF副頭取はイズベスチャに語った。 また、ロシア商工会議所会長の言葉として、金融市場の乱高下とドル相場を考慮すれば、各国通貨システムを統合することはBRICSにとって最優先課題である、と伝えている。

BRICS五カ国の中央銀行は、上海協力機構やロシアが主導するユーラシア経済連合(EEU)と同じように支払いシステムの共同空間の開発に取り組んでいる。 しかし、ロシアの中央銀行は、ロシアの財務省と同様、オンライン決済サービスを創設するかどうかの議論を特にまだ始めているわけではない。 これはイズベスチャが報じているところだ。

南アフリカは別だが、その他のBRICSの国々はそれぞれ自国内の支払いシステムがある。中国はユニオンペイ、インドはルペイ、そしてブラジルはELOだ。 ロシアの支払いシステムミールペイは、西側の同国に対する経済制裁が発動された1年後の2015年、ロシア中央銀行によって立ち上げられた。 

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